SVX日記
2004-10-03(Sun) X68kキーボード変換アダプタ基板製作
まずはパーツ集め、テーブルの上に部品を並べる。オリジナルの部品に準じて製作するものとするが、抵抗とかはピッタリのものがないので、近い値のものを利用することにする。なーに、オリジナルの製作記事の中にも「部屋の中に転がっていたパーツを利用して」とあるのだ。その心意気にも準じて製作するのである。330Ω→360Ω、12kΩ→10kΩ、47uF→100uF。結局、7pinDINジャックとケース以外はもとより手持ちのパーツで済んでしまった。むー、電子工作を始める前はキットの回路図を眺めては「なんでここでこーゆー抵抗が必要なのか」とか不思議に思っていたが「ここは適当でも大丈夫だモンね」とかいうセンスが身に付いてきたのが単純に嬉しい。
で、今回ちょっとコダわりたいのは、アダプタ本体の大きさ。極力小さくしてみたいのだ。昨日、千石電商で「これに入るかなぁ……いや、気合で入れたるッ!!」と買ってきたケース2種はどちらもかなり小さい。側面に7pinDINジャックを当ててみても、そのままでは物理的にナットが縦に入らない。しかし、ギリギリまで削ればなんとかなるかもしれん、とあえて小さいほうのケースをルータでゴリゴリと削り始める。
ケースの奥の肉厚を削り、なんとかナットがツライチまで入り、穴をナットの位置を揃えることができた。さらに、ケースのフタパーツの合わせの部分も削る……よし!! 奇跡的にジャックをケースにキッカリと固定することができそうだ。
次は部品のハンダ付け実装。以前に書いた実体配線図では実装できていたが、実際には部品の大きさが干渉する可能性があるため、ひとつひとつパーツを取り付けながらもドキドキものである。んが、なんとか実装完了。裏から見ると、ランドの使用率が異様に高くて、チト笑える。しかし、我ながら芸術的であると思う。
あ、そうそう。3日前の日記に「以下の部品は何でしょう?」などと書いてほってあったが、実は答えは「ICソケットのピン」の部品なのであった。ソケット部分とピンの部分が1パーツで、バネの役割もさせているというなかなか美しいデザインではないか。なんで、ここでそれが出てきたかというと、ソケットの18番ピンを抜いているからなのである。下を電源ラインを通すからなのである。よく考えたら、ハンダ付けしてしまってもよいような気もしてきたが、ま、いいや。
さて、基板ができたので後は外部への配線。X68kのキーボード端子のピンアサインは参考サイトの情報を拝借するが、これって表裏どっちから見た場合の図なんだろ。よくわからんので、X68kの実機を持ってきて確かめてみるのである。とりあえず、手前にあったX68kSuperHDを数年ぶりに引っ張り出してコンセント刺して電源を入れてみる……て、アレ? 電源が入らん。そーそー、裏にシーソースイッチのメイン電源があったんだよね……って、それ入っているし……どーも、いつのまにやら電源が死んでしまったようだ。ま、使ってなかったからなぁ。恐らく電源部の電解コンデンサのドライアップであろう。とりあえず、いつかPCケースとしてもう一度役立てようと思いつつ収納して、今度はX68030compactを出してくる。こっちはちゃんと電源が入った。テスタでVccとGND間の電圧を測ってみる。なるほど。正面からジャックを見たピンアサインであったか。ミラーな配置で試すが電圧は出ず。確認よし。