SVX日記
2016-05-05(Thu) 勢い余って加湿機を完バラ清浄
2010年秋に購入して、かれこれ6シーズン目になる、我が家のパナソニックの気化式加湿機FE-KXF15だが、加湿性能は申し分なく、秋から春にかけて、ほぼ半年間、稼働しっぱなしで、家全体の湿度を50〜60%に保ってくれるスグレモノである。計測はできないが、彼が防いでくれた風邪もろもろの症状は少なくないハズである。なにしろ、毎日、10リットル近くの水をブン撒く計算なのだから。
しかし、そんな彼にも難点はあって、気化式というナチュラルな方法だけに、汚れが付きやすいのだ。掃除を怠ると、下部の水皿の水が黒ずんだり、ピンク色の水アカが発生したり、あまり気持ちいいことにならない。まぁ、ウチは掃除を怠りすぎだとは思うが。
で、この問題に拍車をかけるのが、彼の構造である。水皿と加湿用ローラしか取り外せない。ファンを含む空気の通り道はアンタッチャブルである。延べ3年間、ものスゴい量の空気を通し続けた道が、キレいなままのワケがない。つーか、上から覗きこむだけで、ちょっと黒いカビが生えているのが見える。でも、手が届かない。どーしよーもない。
まぁ、4万円ほどで6年も使ったのだから、新しいのを買っても悪くないのだが、どうせ買うことを考えるなら、古いのを壊したって構わないだろう。ここはバラして掃除することにチャレンジするべきではないか、とバラし始めてみた。
んが、ネジが多いし、どこをどう外せばいいのかわからない。左右のパネルを外したところで、ツメが全部飛んでしまったが、それでもシロッコファンの側面が見えるところまで来た。んが、そこからは配線をどうにかしないとバラしが進まない。うーむ、うーむ、横から綿棒で掃除してお茶を濁すか。
シロッコファンの隙間には黒いホコリがミッシリと詰まっている感じ。再度、組み立てて、試運転する時、送風口に濡れタオルを当てておいてよかった。綿棒で浮いた黒いホコリがブワッを舞い上がり、周囲がドエラいことに……ダメだ、掃除になっとらん。つーか、容易に取り外せない作りって、どうなの? プロダクトとして性能がいいだけに、納得できーんッ! これ、加湿機でなく、過失機だろッ!
翌日、改めて完全バラしにチャレンジ。モーターから、パネルから、センサから、躊躇せず、全部外す。ネジも全部。幸いなことに、加湿用ローラを回すローラを止めているネジ以外、全部、同じサイズのタッピングビスだ。しかし、ネジが多い。20本くらいあるのではないか。
送風用モータまで外して、ようやくシロッコファンを外すことができた。風呂場に持って行ってブラシでガシガシと洗う。出てくる出てくる。延べ1000日分のホコリが。ケースも全部水洗い。固着したカルキも、ドライバでコソゲ落とす。掃除ってのは、こうでないと。
2016-05-14(Sat) スピーカにツイータをプラス
なんとなくだが、長らく部品箱に放り込んであったツイータを生かしてみたくなり、既存のチープスピーカに追加し、2way化してみることにした。といっても、フルレンジはそのままに、ツイータを並列で追加するだけ。もちろん低音のカットはするが、コンデンサ一発のみ。
追加するツイータは「YAMAHA JA05R4」と書いてあるユニット。かなり前に大須のボントンで片側420円で購入したものっぽい。改めてググると、2.5cmドームツイータで、クロスオーバの目安は6KHzという情報も見つけた。インピーダンスは10Ωなので、並列で接続しても、アンプの容量に問題はない。低音カットのために使用したコンデンサは容量2.2uFのメタライズドフィルム。単に、手持ちの部品に、容量が見合う部品がそれしかなかったから、というだけで、別にコダワりのチョイスというワケではない。
ツイータなので、後ろを囲う必要はなく、固定できればいいだけなので、ティッシュの箱を半分にしたものに、ユニットをネジ止めし、両面テープでスピーカの上にチョコンと載せるというフザけた工事で済ませる。ほいほいのほい。
2016-05-21(Sat) ブロック塀スピーカ試作
例によって、素直じゃないエンクロージャを選択する。というか、出来合いではつまらないし、イチから作るのは難しいし、材料カットを頼んだら、出来合いみたいなもんだしね。今回は、ホームセンタにあった「ブロック塀に使うコンクリートブロック形状の発泡スチロールのブロック」を使うことにした。
スピーカユニットは秋月でペア500円の激安ユニットを選択。東京コーン紙製作所のF77G98-11の旧モデルみたいだ。
今回は試作なので、厚紙でエンクロージングし、ワニグチクリップでアンプにつないで試聴してみるが……うーむ、明らかに前に自作したヤツに及んでいない気がするな。
……って、よく見たら、これ、コーン紙が紙じゃないぞ。秋月で8Ω10Wで数百円だったから同じユニットだと思い込んでいたが、前に自作したヤツは北日本音響のF01908H0というモデルだったみたい。効率も違うし、周波数特性も低音側に顕著な違いがある。
2016-05-25(Wed) 観られないけど観えてしまった感じで4回目です!
先日、先々日に引き続いて、人生初の記録更新である4回目の鑑賞だ。まー、この映画に関しては、複数回鑑賞がまったく珍しくないようだが、一応、個人的には、立川の「極上爆音上映」ならばもう一度だけ観たい、という節度(?)の元で観に行ったことをイイワケしておく。
しかし、観に行く方も観に行く方だが、上映館のシネマシティもシネマシティだ。再延長、再延長と繰り返しているうちに、とうとう都内出張が入ってしまったではないか。まー、さすがに大きな声では言えないが、やはり「ガルパン」の「極上爆音上映」を観ないでおいたら、一生後悔するというのがじっちゃんの遺言だからしかたない。
早朝に出発し、中央線で立川まで。妙に広々とした駅前を抜け、これまた妙に広々としたモノレールの高架下沿いのシネマツーに向かう。意外や意外。シネマツーはかなり年季の入った建物のようだ。設備が古さを補うため、差別化のために「極上爆音上映」始めました、ということなのか。そうならば稀にみる大成功をしている気がするが。
劇場の中に入って目立つのが、座席のライトとスクリーン脇の派手な銀のスピーカ。アレが爆音の元か、と思えば、スクリーンの下にはこれまた派手なスピーカが。ウーハーの意味を考えれば爆音の元はこっちかな。なんにせよ、期待は高まる。
で、早速だが見終わってのインプレッション。ダライアスだ。これは。尻からではなく、前からくるボディソニック。至近距離で観る花火みたいだ。肺にくる。浮いた耳くそに響いたのか、耳がくすぐったくなったりもした。でも「うるさい」という印象を受けないのが不思議だ。たぶん「爆音」とかいいつつ「音量アップ」でなく「低音の追加」だからだろうと推測する。
■ 横須賀のアランプロスト [オイラは東山動物園のタヌキが見たいっす...]