SVX日記
2006-01-16(Mon) tdiaryのコメントスパムを排除してみる
当ブログはtdiaryというブログシステムを利用しているが、このtdiaryというブログシステムには「ツッコミ」を入れられるという特徴がある。日記の1日のエントリごとに、小さな掲示板が付いているというようなモノなのであるが、掲示板であるから余計な書き込みをする輩が現れる。面倒なことはキライだし、アホな書き込みも「枯木も山の賑わい」と、基本的に放置の方向で運営してきたが、怪しげな薬品の広告スペースとかに使われたり、私信のチャットに使われたりしだすと、さすがに見苦しさに余る。
こーゆー時にはIPアドレスで制限したりするのが、基本的な対処であるが、IPアドレスでの制限は大抵はドロ沼になる。書き込む方は基本的に攻撃側であり、防御側が屈するまで、気の済むまで攻撃できるんだから当然である。IPを変えるなんざ、いとも簡単なことであり、そりゃ効き目があるわけがないのである。
基本的に、攻撃もしくはどちらかというとダークな行動をする輩はスキルが低いことが多い。以前にFOMAの端末のボタンに直に配線をつなぐ改造を加え、端末をPCから制御して迷惑メールを出しまくっていた業者が摘発されたというニュースを見たが、その改造のアホさには目を見張るものがあった。端末のボタンへの配線が2本ずつあったのである。どうやら彼らには「GND」という概念がないらしい。同様に推測すると、以前に悪いことするために「サリンちゃん」なんていう妙薬を作り出した団体があり、ニュースでは「高度な技術を持つエリートを擁している」などとして扱われていたが、パンピーからは高度な技術にみえても、きっとフツーの薬品エンジニアからはなんでもないことなんじゃねーかと思う。まっとーな人間なら、ハナっからあんな団体に属したりしませんって。
脱線したが、よーするに、そのようなダークな輩に正義のエンジニア(?)が負けるなどということはあってはならないコトなのである。ちゅーわけで、なんかいい方法はないかと考えていたのだが、あった。tdiaryの場合、うっとおしいコメントがあったら、管理画面でチェックボックスを外すことで非表示にできるのであるが、これをデフォルトにしてしまえばいいのである。そうすりゃ書き込まれた後に管理者が確認して、内容によって表示したり、放置したりすることができる。なんだ、簡単だ。いわゆる、オプトアウトでなく、オプトイン方式にすりゃいいのである。
通常であれば、簡単な変更ではあっても、そのような変更は不可能なところであるが、ウチは自宅サーバであり、tdiaryはRubyで書かれたオープンソースアプリであり、オイラはRubyプログラマである。チョイチョイと直してしまえばいい。
colinux:/home/mitsu/public_html/diary $ grep -r ツッコミ *
skel/update.rhtml: <input type="submit" tabindex="<%=2000+idx%>" name="comment" value="ツッコミ表示状態変更">
colinux:/home/mitsu/public_html/diary $ vi skel/update.rhtml
59 @diary.each_comment( 100 ) do |comment| %>
60 <div class="commentator">
61 <span class="checkbox">
62 <input class="checkbox" type="checkbox" tabindex="<%=2000+idx%>" name="<%= idx += 1 %>" value="true"<% if comment.visible? then %> checked<% end %>>
63 </span>
64 <span class="commentator"><%= CGI::escapeHTML( comment.name ) %><%= CGI::escapeHTML( " <#{comment.mail}>" ) unless comment.mail.empty? %></span>
65 <span class="commenttime"><%%=comment_date( Time::at( <%=comment.date.to_i%> ) )%></span>
66 </div>
67 <p><%= comment.body.make_link.gsub( /\n/, "<br>" ).gsub( /<br><br>\Z/, '' ) %></p><%
68 end
69 if idx > 0 then %>
70 <div class="button">
71 <input type="submit" tabindex="<%=2000+idx%>" name="comment" value="ツッコミ表示状態変更">
72 </div><%
73 end %>
colinux:/home/mitsu/public_html/diary $ grep -r "visible?" *
tdiary.rb: def visible?; @show; end
tdiary.rb: i += 1 if all or comment.visible?
tdiary.rb: if c.visible? then
tdiary.rb: next unless com.visible?
tdiary.rb: def visible?
tdiary.rb: break if @diary.visible?
tdiary.rb: lm = lmd if lm < lmd and diary.visible?
tdiary.rb: next unless diary.visible?
tdiary.rb: @diary = nil if @diary and not @diary.visible?
tdiary.rb: @diaries_size += 1 if diary.visible?
tdiary.rb: next unless diary.visible?
tdiary.rb: next unless com.visible?
colinux:/home/mitsu/public_html/diary $ vi tdiary.rb
93 #
94 # class Comment
95 # Management a comment.
96 #
97 class Comment
98 attr_reader :name, :mail, :body, :date
99
100 def initialize( name, mail, body, date = Time::now )
101 @name, @mail, @body, @date = name, mail, body, date
102 @show = true
103 end
104
105 def shorten( length = 120 )
106 matched = body.gsub( /\n/, ' ' ).scan( /^.{0,#{length - 2}}/ )[0]
107 unless $'.empty? then
108 matched + '..'
109 else
110 matched
111 end
112 end
113
114 def visible?; @show; end
115 def show=( s ); @show = s; end
116
117 def ==( c )
118 (@name == c.name) and (@mail == c.mail) and (@body == c.body)
119 end
120 end
ん? 114行目の「def visible?; @show; end」があって、102行目の「@show = true」があるっつーことは……これをfalseにするだけじゃん!! わー!! こんな1行ばっかの変更じゃ、ブログのネタにならないじゃねーかッ!!
……などといいつつも、ネッチリとソースコードを入れてネタにしてしまったが、結論から言うと「tdiary.rb」の以下の部分(Commentクラスのコンストラクタだ)を書き換えるだけで、所望する動作を行うことができた。
100 def initialize( name, mail, body, date = Time::now )
101 @name, @mail, @body, @date = name, mail, body, date
102 @show = true (※trueをfalseに書き換える)
103 end
あ、そうそう、この一連のツッコミには笑わせてもらった。オイラには書き込み元のIPが同じだってこと、わかっちゃってるんだよねぇ。
2006-01-17(Tue) 次期PC「Lavie A」レビュー
で、届いた。この機種はなんだ、NECのLaVie G type Aと表現すればいいのかな。メーカのページをみるとLaVie Aという表記も混在しているが。まずは大きさ……悪くない。確かに厚みはあるが、意外と気にするほどでもない感じ。そういうガタイが幸いするのか、持つと軽く感じる。1.6kgは以前に持ち歩いていたARMADAよりも重いはずなのだが、正直、サッパリ違いを感じない。これなら、別にDVDドライブを外さなくても構わない感じですらある。
意外だったのが、その液晶の美しさ。基本的にツルピカ液晶にはよい印象を抱いていなかったのだが、輝度が高めなこともあって、さして映り込みが気にならない。コントラストが異様に高くて美しい。でもって、下手すれば邪魔になるかと思っていた、自動輝度調整機能がスッげぇイイ仕事をするったらない。周りの明るさを感知して、かなり適正な輝度に常に調節してくれるのだ。時々、何もしていないのに一瞬、最低輝度まで落ちてビビることがあるが、基本的には常にONにしておいて邪魔にはならない機能である。
液晶のついでにワイド画面にも触れておこう。このPCは1280x768ピクセルと、1024x768ピクセルに比べ、横幅が256ドット多いが、これがまた悪くないのである。オイラはタスクバーにランチャ(クイック起動?)を置くし、タスクをグループ化するのがキライなので、異様に横幅を消費するのだが、ウィンドウを開きすぎるとタスクバーの上下切り替えが必要になってしまい、作業性がガクンと落ちてしまう。しかし、そこにこの256ドットが効くったらないのである。左端を空けておけば、デスクトップのアイコンにもアクセスしやすいし、すっかりワイド万歳なオイラである。
ワイドだから、横幅がある。横幅があるから、キーボードのキーピッチはフルサイズである19mmであり、幅にしわ寄せのきているキーは存在せず、大変に自然なタイプが可能である。昨日にも書いたが、Let'sは横幅がないくせに、無理矢理19mmを確保しているものだから、エスケープキーが上にオフセットされてしまっている。この点はvi&emacs使いのオイラにとって、ガマンのならないポイントだった。また本機は、ガタイが4cmもあるものだから、厚み方向の設計にも余裕があるのだろう。キーのストロークが3mmと他機種に比べて1mm近く深いのだが、それがこんなに打ちやすさに貢献するとは思わなかった。打ちやすいのである。ちょっと慣れも入っているかもしれないが、これほど打ちやすいノートPCのキーボードは初めてである。
USBコネクタの配置も気に入っているポイントだ。2ポートが背面にあるのである。最近のノートPCは側面にあることが多いのだが、最近のオイラはCVSのリポジトリをUSBメモリに配置しており、それを電車の中で使う場合に側面に挿すと、隣の人が立ち上がったときに「バキッ」とやられそうな不安があるのだ。その点、背面であれば、自分のヒザの先から出っ張らない程度で収まり、不安がないのである。ただ、3ポート目はマウス用なのだろうか、右の側面手前側に付いている。オイラの場合、ワイヤレスのボールマウスという微妙に珍しいデバイスをここに接続するので、ちょっと気にかかるところ。できれば、右の側面奥側についているとよかった。ここは残念。
でもって、DVDドライブ。スロットインでとても出し入れが楽。CDやDVDなんてそんなに使うものでもないだろうと思っていたのだが、電車の中で音楽でも聴こうと思い立って、なんとなくiTuneをインストール、手持ちのCDをリッピングし始めたら、このスロットインが恐ろしく有用なのであった。iTuneには「CDを入れたら、自動的に曲名を検索して、リッピングして、mp3化して、ライブラリに加えて、CDを吐き出す」という機能がある。こーなると、オイラのやることはひたすらCDを交換するだけ。似たような環境を、自宅サーバに構築していたこともあったのだが、トレイ式だったからか、10枚と続かなかった。そんなオイラが、この機種になってから、もう100枚近くもリッピングしている。というわけで、スロットイン万歳である。スロットインは故障しやすいというイメージがあり、実際にそのとおりだと思っているが、そこは例の保険のおかげでかなりの安心感に包まれつつ作業が行えるのもうれしい。
タッチパッドにも触れておこう。この機種は幅がワイドなのを生かしてフルキーボードを採用しているので、タッチパッドの位置が窮屈な印象を受ける。でもって、なぜかキーボードのホームポジションからすると、かなり右にオフセットされており、使いにくそうな印象を受ける。ところがどっこい、右手の人差し指でパッドを操作するにはここが絶好の場所であった。それよりも問題なのは、タッチパッドがパームレストと一体形成でフラットであること。一応、軽いデッパリが付けられているものの、上下スクロール機能を使おうと思うと、少しばかり指先の感覚が頼りない。もう少しシッカリと段差のある、通常タイプの方がよかったような気がする。段差にホコリがたまらないというのは利点ではあるが。あ、それから、一番重要な点だが、マウスカーソルの動きが若干ながら不自然。どうもオイラの感覚が合わない。この辺は個人のフィーリングではあるが。
この機種は独立して音量ボリュームつまみが付いている。といっても、いわゆる可変抵抗でなく、回転スイッチ(?)というヤツだ。上下に回すとテレビのボリュームよろしくメイン画面に棒グラフが出て、音量を調節できる。押すとミュートするという便利な機能もある。これは、ソフト的なボリュームと連動しているのだが、右下のボリュームアイコンと違って、音量調節コントロールダイアログが開くまでに3秒もかかったりしないのがいい。3秒どころか、素晴らしいレスポンスである。ついでに、Windowsの音量調節コントロールがいわゆる「可変抵抗のカーブ」を無視した仕様になっているのを、補正しているという素晴らしい小技も効いている。これを実装した人、最高にエラい。わかるオイラにはわかっているからなッ!!
メモリースロットも付いている。SDカード、メモリースティック、XDの3種類を同じ穴に突っ込めるようになっている。オイラはそんなに使わないので、あまり気にしていないが、これはバネのフタでなく、ダミーカード方式なのが惜しいトコロ。残念。
ちなみに装備されているHDDは通常の3.5インチ。試してはいないが、ネジを2本外すとすぐにアクセスできそう。イザという時にすぐ取り出せそうで安心感がある。これはガタイが大きいために設計が素直であるための利点であろう。おそらく、凝った設計のLet'sではこうはいくまい。本体を分解するのも、HDDを外すのも、死ぬほど面倒なことであろう。これは他の利点とのトレードオフではあるが。
最後に付属アプリについて軽く触れる。まずは大嫌いなウィルス対策系。たまたまだろうが、他のウィルス対策アプリを入れることを想定して、正しいアンインストール方法が記載された紙が入っていた。別にオイラは別途ウィルス対策アプリを入れるつもりはないが、ウィルス対策アプリというものが大嫌いなので即座にアンインストールしたい人なので助かった。また、一般にこのようなメーカ製PCでは不安定で余計なアプリがたんまりと載っているが、さほど気になるようなアプリはなかったので、そのまま使っている。特に特殊キーとの連動アプリは替えが効かないのでデキが気になるところだが、特に安定性に問題があるわけでもなく、不快なデキのモノもない。本機には「お出かけボタン」などという、思わず引いてしまうようなダサいネーミングのボタンがあるが、これは電源プロパティを変更するショートカットキーで、バッテリーメータとも連携しているというモノ。しかしこれがなかなかに快適なのだ。CPUパワーやオートスリープまでの時間、ディスプレイの輝度、ボリュームのミュートまでがワンキーで切り替えられ、現在のモードもボタンの下のLEDで確認できるため、意外なほど便利。電車の中で使う時は自動輝度、ミュートで、家でゲームするときは固定輝度、画面のオフなし、などという設定も軽くできる。最高である。
お出かけボタンの脇にはいわゆるメディアキーが並んでいる。本来は付属のヘンなiTuneモドキのプレイヤ用だが、このキーはフツーにキーコードを持っているので、私はmp3プレイヤとして、foobar2000というアプリをインストールし、グローバルホットキーに登録して、常に音楽の制御ができるようにしてみた。これもかなり快適である。iTuneにも同様の機能があるとよかったのだが。
ちゅーわけで、本機は想像以上に細かいところまで手の込んだPCであり、Let'sとは違った意味で、カタログスペックには現れない快適さを備えている。でもって、安い。我ながら、ベタ惚れのオイラであった。オイラと同じようなノートPCの評価関数を持つ諸兄には、大変にお勧めである。
あ……最後に本機の特徴である、ミュージックスタンドにも触れておかなければならないだろう。まぁ、それほど悪くもないのだが、別に要らない。あんな不安定な場所に常にノートPCを引っ掛けておくなんて、オイラはイヤだ。以上……といいつつも、スピーカーの出力が3倍になるので、昨晩、落語を聞くときに枕元で使ってたりするんだけどね。リモコンは使ったことない。うはは。
2006-01-18(Wed) FT232BM専用&FT245AM(FT245BM)汎用ピッチ変換基板、配布中
先日、ブルガリアのOLIMEX社に発注したプリント基板が手元に届いて、もう1ヶ月も経つが、多忙にかまけてぜんぜん手付かずである。あぁ、仕事は楽しいけれど、電子工作を嗜むまとまった時間なんてすっかり無くなってしまったなぁ。ソフトな作業なら電車の中でいくらでもできるのだが、ハードな作業は……電車の中でUSBを電源にハンダゴテを振り回す……ワケにもいかんしなぁ。まぁ、そのうちなんとか時間を見つけたいところではあるが。
さて、今回、発注したのは、過去に発注したFT232BM用変換基板の追加注文と、新規に設計したFT245AM対応変換基板……というよりは、単純なQFP-32のピッチ変換+αな基板である。+αなだけあって、若干、FT232BM、FT245AMに配慮したデザインとなっており、USB-Bコネクタをハンダ付けできるようになっているが、基本的にはすべてのピンを2.45mmピッチで引き出すための基板である。
デザイン的には、以前からちょっとやってみたかった「フラットパッケージのナナメ配置」を実現できたので、なんとなく気分がいい。なんか、カッコいいじゃん。で、例によって、最初に基板サイズを無理矢理に決めてしまい、思い切り押し込むコトに成功したのも気分がいい。このサイズを超えると、一気に面付けできる基板枚数が16枚から12枚になってしまうので、コスト的にもかなり必死だったのである。
先の理由から、実際にFT245AMを使って工作して動作確認をするのは先のことになりそうだが、なんとなくFT232BMの基板配布が好調なので、今回のこの基板も配布を開始してしまおうと思う。ホントに使えるのか気になる人は検証まで待っていただきたい。検証が終わったら、ここに「検証が終わった」旨を書き込むのでそーゆーことで……あ、検証終わりました。ちゃんと動きましたんで、控えていた人がいたら安心してご注文ください。
松林コース | FT232BM変換基板+FT232BM+部品一式+ピンヘッダ(オスメス)+送料 | \2,000 |
竹林コース | FT232BM変換基板+部品一式+ピンヘッダ(オスメス)+送料 | \1,000 |
梅林コース | FT232BM変換基板×2枚+送料 | \1,000 |
松原コース | FT245AM(BM)変換基板+FT245AM+部品一式+ピンヘッダ(オスメス)+送料 | \2,000 |
松原Bコース | FT245AM(BM)変換基板+FT245BM+部品一式+ピンヘッダ(オスメス)+送料 | \2,000 |
竹原コース | FT245AM(BM)変換基板+部品一式+ピンヘッダ(オスメス)+送料 | \1,000 |
梅原コース | FT245AM(BM)変換基板×2枚+送料 | \1,000 |
松、竹コースの部品一式には、周辺部品として必要な、抵抗6本(470, 27x2, 1.5k, 10k, 1M)、コンデンサ(10uF, 0.1uFx4)、USB-Bコネクタ、ピンヘッダ(オスメス)が含まれる。松コースは竹コースに加えてFT232BMまたはFT245AM(BM)と6MHzのセラロックが付く。値段は松コースが送料込みで2,000円、竹・梅コースが送料込みで1,000円である。例によって、大量に欲しい場合は別途ご相談である。
ドライバはFT232BM/FT245AM(BM)の製造メーカFTDI社のDriversページから、データシートはDocumentsページから、各自ダウンロードである。
希望する方は「希望コース」と「お届け先」を書いてココまで。各種お問い合わせにも応じます。なお、アマゾンギフト券による代金のお支払いも受け付けてます。手間もかからず、手数料もないので、よろしければご利用いただきたい。では。
※よろしければ、以前の配布ページもご参考にしていただきたい。
と、ここで突然であるが、本日('06/3/9)より手元に買いだめしてあるPICマイコンを消化するのを兼ねて、PICマイコンも合わせて注文できるコースを新設してしまうことにした。注文できるのは以下の3コースである。
花コース | PIC16F819+ICソケット+部品一式 | \500(+送料\100) |
鳥コース | PIC16F648A+ICソケット+部品一式 | \450(+送料\100) |
風コース | PIC12F675+ICソケット+部品一式 | \400(+送料\100) |
月オプション | ユニバーサル基板(15x25)+α | \100 |
ICソケットは各PICに合うモノ(18pinまたは8pin)。部品一式には、LED(色違い2個)、LED用抵抗(2本)、セラミックコンデンサ(0.1uF)、電解コンデンサ(10uF)が含まれる。なお、特に指定がなければ、PICにはサンプルプログラムを書き込んでお送りするので、配線して5V(単三電池3本でも可)を与えれば、すぐに2個のLEDを交互に点滅する動作を行わせることもできる。また、HEXファイルをメールで送っていただければ指定のプログラムを書き込んでお送りもしてしまう。
また、月オプションを同時に注文いただいた場合、半田ゴテだけあればどうにかなるように、すずメッキ線、リード線、糸ハンダを少々サービスしてしまう(希望者のみ)。なお、月オプションだけは単独注文は不可であるが、花、鳥、風コースを松、竹、梅コースの変換基板と同時に注文の場合は、送料の\100はサービスさせていただく。
<2006年10月11日追記>現在も基板の在庫は潤沢にありますが、上述した添付のピンヘッダ(メスのピンソケットの方「だけ」)は価格の上昇に伴い、在庫限りになる「かもしれません」ので注文の際にはご確認ください。また、基本的には「キット」ではなく「部品セット」であり、詳細な制作方法についてのサポートは致しかねますので、予めご了承ください(過去にゴネてコジれたお客さんがいらっしゃったワケではないですが、念のため)。
<2008年2月20日追記>現在、×林コースの変換基板が在庫払底しており、提供できません。×原コース用の変換基板を流用することもできますが、こちらも残りわずかです。しばらく前から、秋月で同等品を扱っているので、そちらでの購入をお勧めいたします。ただし、もしも「基板だけ大量に欲しいんじゃ!!」という人がいたら、別途、ご相談ください。
2006-01-19(Thu) イッツ、デジャヴ?
しかし、先日は「NECのLaVie A」を購入して、かなり気に入っちゃって「ベタ惚れのオイラである」なんてサラッと書いてしまったが、10代のオイラが今のオイラを見たら怒り狂うコトであろう……というのも、1983年4月。コンピュータというモノに興味を抱いて以来、オイラはかなりの長い間、アンチNECだったのである。NECのPCが大嫌いだったのである。圧倒的なSHARP党だったのである。
だが、気が付けば、自ら進んでNECの関連企業に属し、気がつけば自費でNECのPCを購入して喜んでしまっているではないか。そうなのだ!! このLavieはオイラが初めて購入したNECのパソコンなのである。我ながら、驚いたなぁ。
しかし、企業というのは変わるモノなのである。以前はSHARPといえば、SANYOと並ぶ三流家電メーカであった(と思う)。しかし、SHARPは当時からの他社にマネできない鋭い商品開発手腕を発展させ、今や特定の商品分野では超一流であり、総合的なブランドイメージもかなり高い(と思う)。SANYOはといえば、当時の安かろう悪かろうイメージをすっかり払拭しており、SHARPと似たような先駆的なイメージを持つまでに至っている(と思う)。片や、昔から圧倒的な存在感を持っていたSONYのブランド力にはカゲりが出ている(と思う)。少なくともWalkmanはiPodに駆逐されつつあり、猫も杓子もVAIOという風潮はすっかり収まってしまっている(と思う)。
NECはどうかなぁ……自ら属しているので多少のヒイキはあるけど、日本人っぽいダサさをひきずりつつ、日本人っぽい曖昧さ、親しみを、いい意味で持ち続けつつ、それでも特定の分野ではトップを維持するに十分な強い安心感を演出し、先駆的な部分も少なからず持ちつつ、高いブランド力を保っていると思う。自分が歳を取って好きになってきたのもあるかなぁ。属してみてわかったけど、会社風土もとってもイイ。正直、かなり好きだ。
まぁ、そんなことはともかく、そんなこんなでLavie Aを買って喜んでオイラなのだが、これ、なんとなくオイラの初めてのパソコンであるSHARPのX1の赤に似てるトコがあるんだよねぇ。確かに色はちょっと違うけど、似ていると思う。そこがまた、このLavieがオイラの心を捉えたトコロでもあるんだよね。ちょっと横に並べて比べてみたい……でも、どうやって?
実は、大変に惜しいことをしたのだが、いつの間にか、実家でX1が処分されてしまっていたのだ。テレビが映るという理由でディスプレイだけは残されていたが……あのX1の筐体でオリジナルPCを組み上げるという夢はホントの夢になってしまったなぁ。ステレオミニプラグで接続するキーボードなんてイカしてたし、今なら変換ボックスを作ってPS/2でつなぐなんてコトもできたかもしれないのに……それにしても、あの赤が好きだったんだけどなぁ……まてよ!? 以前にUSB対応化改造を行ったプロッタプリンタが手元にあるじゃないか!! あれはX1CのオプションでX1Cのローズレッドと元祖X1のローズレッドは同じ色のハズだ。「あの赤色」はオイラの手元にあるんじゃねぇか!! このLavieと並べてみよう!!
おぉ!! 完全に同じではないが、濃度や色の感じはとても近い。Lavieの方が、少し紫がかっているが、悪くない。Lavieがグロス、X1はマットカラーという違うはあるが。ちなみに、このLavieの赤は京ポンの赤とも非常に近い。京ポンの赤はシルバーとのツートンであるから横に並べると、初めからセット販売をされているかのようにピッタリくる(実は京ポンのほうが更にわずかに紫がかっているが)。
2006-01-20(Fri) デイトレーダ、ダウン
ここんトコ数日「ライブドア・ショック」やらなんやらで、エライ騒ぎになっている。個人的には、ホリエモンは独創的で面白いことをやる人だなぁ、と思っていたので、さしてライブドアには悪い印象は抱いていない。以前には余興でパブリックジャーナリスト研修なんて受けに行ってたりしたコトもあるくらいだ。だから、まだ罪も確定していないのに、あーだこーだと騒ぎ立てている外野には、非常な不快感を感じている。
どーも最近は、テレビに出ると雄弁になって自分が正義であるかのように振舞う輩が目に付く。最近のテレビの製作なんてのは、単にウケを狙って「お笑い」を求めてどこへでも繰り出すだけの団体だぞ。彼らが正しい目を持ってるなんて思っちゃいけない、正しい目を持っている奴らなら、もう少し報道することに責任を持っているハズである。だから、そんなヤツらに喜んでホイホイと受け答えをしたところで、社会的に認められたコトにはならないのだ。興味の対象にされているだけ。発言が意に沿わなければなんの断りもなく切られるのだ。芸人扱いされているだけ、なのである。
ちょっと脱線したが、まずはそもそも論だ。最近の株ブームについてオイラは大変な疑問を感じている。以前に、株式会社というシステムの生い立ちについて聞いた。なんでも「海の向こうの彼の地には上質の織物が売られているらしい、それを買い付けてきてこの辺で売れば絶対に儲かるに違いない……が、私には船がない。どうだ、私を信じて、私に出資しないか? そうすれば私は船を買って、織物を買い付け、必ずや大儲けする。その暁には出資してくれた皆に、織物と、儲けの一部を還元しようではないか」ということらしい。ホントかどうかは知らないが、大変にありそうな話ではある。で、出資の証明が「株券」だったのだろうな。
さて、そう考えると、今の株式市場の体裁はどうだ? 毎日、値が上がったの下がったのと、有象無象が大騒ぎしている。すでにそこには「経営者に対する信頼や期待」なんてものは、ほぼ存在していない。当初の形から現在の形まで、徐々に変化したのか、ある時期にガクッと変化したのか、そんなことは知らないが、少なくとも現在は、偶発的に下がった株を買って、偶発的に上がった株を売って、小銭を稼いでいる小物が群がっているということだ。
あるデイトレーダがテレビでこんなコトを発言していた「今回のライブドア株の下落で数百万損しましたよ、以前から宇宙開発だのなんだので、発言の度に株が下落するんで、いい加減、嫌気が差していたところにコレですよ、冗談じゃない」……いったいアンタは何様なんだ? これはホリエモンの「株主が一番エライ」発言を正直に受けての発言だろうか? まぁ、そんな発言をするホリエモンが経営するライブドア自体、マネーゲームに走りまくっている会社であることに間違いはなく、彼に踊らされているデイトレーダの発言としては妥当なのかもしれないが……しかし、一日に何度も買った売ったを繰り返している輩を「会社に投資している株主」と表現していいものか疑問でもある。まぁ、そんな似たような人種なのだから、一緒になって大損して、周囲から冷笑を浴びせられていればいいのだが。
だいたい、デイトレーダなどというとちょっとカッコいいが、やっているコトは、家で仕事をするワケでもなく、右から左へ金を動かして、一喜一憂しつつ、儲けたり損したり……無職で一日中競馬場で過ごしているおっさんと、人間的価値は1ミリも変わらないといえよう。オイラは何も生み出さない人間が大嫌いである。株で勝つために、企業価値がどうとか、世界情勢がどうとか、小難しいことを勉強してるのかどうか知らないが、そんなコトを勉強してA社とB社の今後の成長具合を占ったところで「何の生産性もないのである」。日本人全員がそうなってみろ、GDPがゼロになるんだぞ。その儲けた金は経済の歪から発生しているのだ。つまりマットーに働く国民の生産から出ているのだ。そこでボケっとしている銀行員の方々も同様である。景気のいいときは妙にエラそうにしているが、儲け元にしていた各企業の業績が悪くなれば、なすすべもなく簡単にボコボコと潰れる。そりゃ、金イジり以外になにもできないのだから当然である。できるコトといえば、突然に立って接客を始めて客に媚びてみたりするコトくらい。アホか。駅前で金を恵んでもらっている乞食が腹が減った時に、いつもより愛想をよくするのと同じではないか。
2006-01-21(Sat) 雪の秋葉で精神的にすっころぶ
今日は東京で、オイラの最初の職場で大変にお世話になった先輩方ふたりとの呑み会。いろいろと都合があって、久々の東京なので、そりゃ秋葉に寄るしかないってもんである。しかし、天候は雪!! かなりの雪!! それでも傘を片手に右往左往するのである。
で、秋葉には例によってツクバエクスプレスで行くのである。で、電車に乗るならなんとなくノートPCを持っていくのである。なんとなく、ボケーっとしてるのがイヤなんだよね。それに、せっかく破損保障に加入しているのだから、イジでも積極的に持ち歩くのである。しかし、ズタ袋に入れて持ち歩きつつ、地面は凍っているコトもあり、ちょっと緊張。すっころんだら、保障で元通りとは言ってもやっぱりイヤだ。妙に緊張して歩いて駅へ。電車に乗って一安心。何気に、FT232BMとFT245AMのデータシートPDFを読みはじめる。なんて勤勉なんでしょう、ボクって。
と、秋葉に着いても、たいして欲しいものがあるワケでもない。んが、毎日、電車の中でPCを使うたびに取り出す、インナーイヤーヘッドフォンのコードのカラみに人生を無駄にしているコトを思い出した。巻き取り式のステレオ延長コードが欲しいところなのだが……おッ!! イキナリ発見ッ!! ココは、ときどき掘り出し物を発見する浜田電機ではないか。だが、微妙なのが「巻き取り延長コード」でなく「巻き取りヘッドフォン」であること……しかし、値段は780円と手ごろだし、買っておくか。
……が、直後に、久々にスッゴい逆クリーンヒットをクラった。すぐとなりのあきばお〜に、そのものズバリの延長コードを発見してしまったのである。うー……さっき類似アイテムを買ったばかりだし……コイツをバラして既存の延長コードをハサんで自作すればブログのネタになるし……若干、不安材料もないではないが、泣く泣く見送る。値段は1000円以下だったが、明らかに無駄な支出をできるほど金に余裕はないのである。
オマケに、その辺のゲーム屋もノゾく。突然、カミさんがNDSを欲しいって言い出したんだよね。品薄って聞いていたけど……ホレ、やっぱり品切れだ。しかし、あれだねぇ。本体が売れないとソフトも売れないワケで、ソフトメーカは、任天堂を苦く思っているだろうなぁ。あっちもこっちも大変だよねぇ。
時間も近づいてきたので、東京駅へ向かう。東京駅といえば、さくらやがあったっけ。若干時間を余したので、適当に見て回る。最近は銀塩フィルムを触ってないなぁ。需要が減ったから値上がりしてるかな? ……というか、フツーのISO100の24枚撮りのフィルムって1本いくらが妥当だったっけ? ベルビアが700円くらいだったような記憶だけはあるけど……そういや、当時はバカみたいにリバーサルで撮りまくってたなぁ……今では考えられない贅沢だ。
……といいつつも、カメラ好きのオイラとしては、いま「GR-Digital」にとても興味がある。でも、高いんだよねぇ。以前、MINOLTAのTC-1とRICHOのGR-1Vと迷いに迷ってTC-1を選んだ経緯があるけど「TC-Digital」なんてのがあればなぁ。でも、無いとなると「GR-Digital」以外に欲しいデジカメは出てこないのである。店頭のをちょっとイジってみる……が、この「GR-Digital」で不満なのが、操作ボタンのクリック感のなさだ。高いんだから、もう少しなんとかならなかったかなぁ。あぁ、でも、本命は「TC-Digital」だよなぁ。出してくれ。15万でも買うぞ。つーか、15万を出すから、オイラのTC-1をデジタル化してくれ。無理か……しゅーん。
ついでに、なんとなく、USBメモリも物色する。以前から、ちょっと気になっているアイテムがあるんだよね。以前に買ったコレをcvsのリポジトリとして活躍させてるんだけど、やっぱりもう少しカッコいいのが欲しいんだよねぇ……cvsのリポジトリなんで、容量なんて全然いらないけど……迷った挙句にお買い上げ。ちょっと満足。ホントはもう少し、濃い赤のが似合うけど、いい感じである。容量は256Mも選べたけど、1000円安い128Mをチョイス。だって、絶対にそんなにいらんから。
2006-01-22(Sun) 巻き取り、先に立たず
昼過ぎに起き出して、早速、昨日の巻き取り式イヤフォンをイジってみる……んが、動きがシブい。伸張はともかく、巻き取りがスムーズにいかない。まぁ、値段と見た目から、過度の期待はしてなかったが、これは返品モノだな……だが、オイラはこれをバラして、手持ちのステレオ延長コードを挟み込み、改造する予定なのだからして……
……だーッ!! 昨日から、不安に思っていたのだが、やっぱり的中してしまった……こーゆーのって、バラすと、元には戻らないんだよねぇ。1時間くらい格闘してみたが、どうしても元に戻らない。バネを巻くだけでも大変なのに、同時にリールにコードを巻きつけつつ、さらに謎の玉をハサみ込まねばならないのだ……ム……ム……ムリィィィィィッ!! うまく改造できたら、ブログのネタにできたのに……どっちにしろブログのネタにはなったが……こんなことなら、あきばお〜で巻き取り式の延長コードも買っておけばよかった。後悔……とほほ。
2006-01-30(Mon) 久々に細々と開始
いろいろと、ホンットォ〜ッに、いろいろと、仕事から何から忙しくて、ココんとこ工作はすっかりご無沙汰なのだが、いつまでも何もしないのもちょっとサミしいので、できる範囲でポツポツと始めることにするのである。
とりあえず、昨日、新造基板にピンヘッダを2つ、40箇所ほどハンダ付けしてみた。あまりに久々だったので、ヘタになっているような、そうでもないような、微妙な仕上がり。でも、今日は、いきなりフラットパッケージをハンダ付けしてしまうのである。というか、この小さな「MQFPパッケージ」のハンダ付けは、2.54mmピッチのハンダ付けとは、まるで違う要領なんだよね。0.8mmピッチの足は、プリント基板にあらかじめ付着しているハンダを活用して押し付けるというか、そんな感じ?
ちゅーわけで、こんな感じに仕上がった。なんとなく、ちゃんとできてる気がする。一応、テスターで導通はチェックしたけど、こういうレベルになると、どうしてもテスターの先を上から押し当てる形になるので、ホントに安定してハンダ付けできているのかは自信がない。ルーペで目視したりもするのだが、写真用のルーペじゃ、うまく確認できない……うむむむ。