SVX日記

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2012-09-01(Sat) 愛着の過去未来

  朝からスバルに車を持って行く。オルタネータが完全に死んでいる場合を考慮して、なるたけブレーキを踏まないようにする。なんでって、一番電気を食うのも、電気が節約可能なのも、ブレーキランプだろうから。

  ただし、SVXの場合、無用にATをガチャガチャやることは「硝子のAT」にカンナをかけていることと同義だ。ハンドブレーキとアクセルワークを駆使して目的地に向かう。ある意味、限界走行だぜぇ……まったく笑えん。

  どうにか、スバルに到着。たぶんオルタネータだとコメントしつつ、引き渡して「歩き出す」……クソ。帰りが徒歩って、悲しすぎるわ。と、目の前を試乗車のBRZが横切る。こんな時だけに、ぜんぜん心躍らないどころか、絶対に買うかボケ、と思ってしまう。でも、どう考えたって、そう思ったって無理はない状況だ。

  さて、地下鉄の吹上まで歩いて、上前津へ。今日は、なんとなく、万年筆というものを使ってみたくなって、栗田商会に来たのだ。

  そもそも、いままで「ハイテックCコレト」を愛用していたのだが、どうにも軸が貧乏クサいのがイヤだった。ペンを胸に挿しておくこと自体がダサいという意見もあろうが、オイラの場合、利便の面から胸に挿しておくことは絶対条件なのだ。しかし、透明プラの軸のダサさったらない。

  一応、人気の高まりを受け、何種類か高級軸も出ているのだが、それはそれとしてダメなのだ。なんというか「色を選択するという押し出す機構」自体が高級感を演出をスポイルするのだと思う。おそらく、18金の高級軸をあてがったとしても、不釣り合いな印象から逃れられないような気がする。

  しかし、考えてみれば、ほとんど「ベビーピンク」しか使っていない自分に気づいたりする。ちょっと少女趣味なオイラは、赤とかピンクとかが好きなのだが、もしかして、ピンクのインクが出るのならば、別にどんなペンでもいいんじゃないか? と、思い始めた。

  高級なペンと言えば、万年筆だ。かなり雰囲気のある筆跡になるのもいい感じだ。果たして、ピンクのインクはあるのか? ちょっと調べたところ「色彩雫」なんていう製品が出ている。こりゃ、スゲェ。単に「様々な色を揃えました」ではなく「筆記に適した色系統を中心」に、ほとんど区別の付かないような類似色まで余すことなくラインナップされている。

  というような経緯で、栗田商会に来た。恐ろしいことに、文具屋のくせに、地上8階建てのビルヂングである。予期せず大バーゲンセールをやっているのはラッキーかもしれない。そそくさと、万年筆売り場に行く。一から十まで置いてあるような、過剰なラインナップではないが、期待通り、一通りの品揃えはある。「色彩雫」も、全色のサンプルがある。

  気になるのは大バーゲンの「4割引」だ。万年筆って、元が高いから、4割も引いたら、エラい額の値引きになってしまう。思わず、心配になって、店員さんに確認してしまう。はい、そうですか。申し訳ありませんか、一部は「3割引」になってしまいますか……って、十分だっつーの。

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  思わず、パイロットの「プレラ色彩逢い(赤、F:細字)」、プラチナの「プレジール(赤、M:中字)」と「プラチナ用コンバーター」、それに「色彩雫(秋桜:コスモス)」を衝動買いしてしまった。本当は、帰宅してから、ねっとりと考え直して、アマゾンで購入するつもりだったのに。だって、xxxx円も安く買えるのだものなぁ。フツーの大学ノートもオマケにもらえたし。プラチナムカツク……じゃなくて、プラチナうれしい……しかし、気がつくとダサいハズの透明プラ軸の筆記具を増やしただけのような気も……ま、いいか。

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  帰り道、ふと、真っ赤な軽自動車が目に入った。見ると「ココア」という車らしい。で、調べると「ミラジーノ」の後継らしい……うわ「ミラジーノ」って、以前に似たような状況で、やっぱり真っ赤な個体が目に入った時に、グッと来た車じゃないか。なんだろう、この心を見透かされたような感じは。さほどデザイン上の共通点があるわけでもないのに。つーか、思いっきり女の子向けの車なんだけどな。でも、ちょっと少女趣味なのだ、オイラは。

  もう、次は、思い切って軽でもいいか……なんてな。


2012-09-02(Sun) 鈴鹿に787Bを観に行く


2012-09-07(Fri) オルタネータ修理完了

  SVXのオルタネータの修理が完了した。税込み40320円ナリ。

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  が、店でSVXに乗り込み、ドアを引いたら、内張りがバリッと……。以前は、ヒザ上のカバーだったが、ドア灯に続き、あっちもこっちも、プラ部品がボロボロと逝きまくりである。とりあえず、ブワブワな手応えながら、ドアは閉まるが、不安なことこの上ない……。

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2012-09-15(Sat) リリエンタールに入門

  リリエンタールの末裔を読んだのをきっかけに、ずっと前からやりたかったことを始めてみた。

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  顔の正面に広がる樹海というのは、パラや航空機では味わえない。まさに、バーズアイビュー。鳥に一番近づけるのがハンググライダであることに間違いはない。


2012-09-21(Fri) 大いに普通じゃないハンバーガ

  ひさびさにカミさんと何を買うでもなく大須をブラつき、割と低い優先順位に割り付けてあった「DINER」という店に入った。

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  いつも、帰り道に横目でにらみつつも「雰囲気はそそるけど、たかがハンバーガーだし……」という程度に十数度となくスルーしていたのだが……スマン! 驚異的なほどにウマかった! こんなハンバーガ食べたことない! 食べさせてもらったぞ、真のハンバーガの実力とやらを! ……なにしろ、目からウロコが三億枚くらい落ちた。

  毎回は無理だけど、また行く。マクドナルド好きは行かない方がいい。マクドナルドなんて食えなくなるから。ホント。


2012-09-22(Sat) 鳥になれた日

  今日は4度目の教習。タンデムのハンググライダで教官と飛んだ。

  初めてソアリングの感覚を経験し、着陸まで30分ほど、割とゆっくり、操縦もさせてもらって、空を飛ぶ感覚を噛みしめることができた。どんな言葉でも表現しきれない経験だった。着陸後、かなり酔って憔悴したけど。

  以下は、腰に忍ばせておいたカーナビの軌跡。ぐるぐると上っている。

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  これは絶対に自分ひとりの力で飛ばなければ。なんでもっと早く始めなかったのだろうか、と思う反面、いま始められたことが心底うれしい。


2012-09-25(Tue) 風になれた日

  イッペイが自転車に乗れるようになった。

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  乗れるようになったばかりなのに「はや〜い!」と飛ばしまくっている。でも、わかる。「魂の駆動体」に著されているように、人の心は、魂は、速度を、疾走感を求めるものなのだ。

  しかし、妙にハンドルさばきがオーバーアクションだ。舵を切るのが遅く、当て舵も遅いから……って、これ、昨日、オイラがハングの教官に言われたことやんけ!

  よく考えると、ハングが無風もしくは風上に向かって勢いつけて飛び出すように、自転車も平地もしくは下り坂に向かって勢いつけて飛び出すように走り出すのが理想だ。初心者のうちは、操作がままならないゆえ、感覚をつかむための時間も細切れにならざるを得ず、最初の感覚をつかむためにやたら手間取るのも似ている。最初、見た感じよりも機体が重くて驚くが、コツをつかめば軽く感じられることも。

  むーん、先を越されたな。


2012-09-29(Sat) 夢の終わり、夢の続き

  10年に一度の個人的な大型連休。19日から密に通ったハンググライダの教習が終わった。計8日間。夢のような日々だった(一部、悪夢も含むが)。

  今日はゴルゴタ砂丘での駆け下り教習。ハングを担いでゼーハーいいながら砂丘を上がり、駆け下りて、ふわっと浮いて、数秒で着地する、の繰り返し。まぁ、ももんが程度の飛びなんだけども、それでもこれが結構むずかしいのだ。

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  いまだ残暑が厳しく、グライダを引っ張って歩き回っていると、汗だくになる。一日に水を2.5リットルほど飲んで、ほとんど全部が汗になるのだ。ロクにスポーツに打ち込んだ経験のないオイラに、こんな経験は初めてだ。

  ふと、頭の上をトンビが通り過ぎていく。ちょっと翼の角度を変えたことに気づく、で、すぃーっと。いままでなら、なにげない光景だったのだが、いまやトンビ様はオイラの大先輩なのである。そして、ここ数日、その辺を飛んでいる虫が憎らしいったらありゃしない。こんなちっぽけなヤツらですら、スイスイと飛んでいるのに、オイラと来たら墜落の繰り返しなのだ。ドガシャーン! ……と。

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  でも、続けられそうな感触はある。大型連休内に高々度飛行する(山から飛ぶ)ことは(最初から)無理だったが、まずはひとりで心ゆくまで飛べるようになることを目標としたい。

  肩を入れ、アタックアングルを調整、腰でグライダを持ち上げて、胸を張る、走り出して、肘でホールド、滑らせるようにやや上に持ち替え、やや引き気味を維持、視線は遠くに、歩幅を広げてさらに加速、少し押し出してテイクオフ、足を揃えて曲げる、やや引き気味に滑空、アップライトは軽く保持しグライダの応答を感じつつ、押し返すようにして直進保持、地面が近づいたらやや押し気味に減速、最後に強く押しだしフレア、足から着地……何度も言われ、頭では覚えているのだが、これを数秒の間で行うには、体が覚えないといけない。オイラの体は頭に比べて相当に頭が悪い(?)。

  あまり覚えのよい生徒ではないですが、これからもよろしくお願いします>教官


2012-09-30(Sun) レムウェイカー、ハードウェア完成

  しばらく前から、しこしこと工作にいそしんでいた。一応の完成を見たのは、もうしばらく前に完成したレムウォッチャーの子機にあたる目覚まし装置。名付けてレムウェイカー。

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  ガワは、以前に製作したuPC2002アンプと同じく、ダイソーのコレクションケース。100円のクセに妙な高級感を持ち合わせており、ドリルで穿孔しても割れにくく、加工がしやすい。

  唯一の弱点は透明の上蓋部分が固定できず、スカスカと外れてしまうことだが、横から2mmのネジを差し込んだらどうにか固定することができた。

  今回、基板に装着した、CdS、温度センサ、赤外線LEDが、ちょうどケース外に露出するように工夫したのだが、まさに思惑通りに加工することに成功した。とても気分がよい。

  さて、あとはファームウェアだ。