SVX日記

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2013-04-01(Mon) ゼツボー的にハマり中

  先日、筐体まで自作してしまったジャイロゼッターだが、親子でゼツボー的に絶賛ハマリ中である。

  近所のゲームセンターで「公式大会」が開かれると知ってから、珍しくガキが超ノリ気なので、大人の大人げなさをムキ出しに、手持ちの少ないカードからデッキを組みまくり、作戦を練りまくりで、前日には練習しに行ってしまうのであった。いやなに、遊びだからこそ、真剣に取り組まねばならない、という教育方針だからして。

  しかしながら、大会当日は「参加権利をかけたくじ引き」という名の関門に、まさかの予選落ち。勝負にすら参加できなかった。が、まぁ、それも人生である。

  で、今日はスタンプラリーに参加して、カードケースとIDカードをゲットしてきたらしい。ケチって買わなかった甲斐があったというものだ。

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  しかし、このゲーム、知れば知るほどに、よくできている。ドライブモードは、真剣に取り組むほどにシビアだし、バトルモードの駆け引きも奥が深く、だからといって難しすぎることもない。なんといっても、100円でかなりタップリと遊ばせてくれて、カードまで付いてくるのだから、損をした気にならない。

  最近は、追加のダウンロードコンテンツやコンプガチャなど「客からムシり取る」というのがミエミエのゲームが多いが、さすがにそういうゲームには親として子供に近づいてほしくない。そういう意味で、ジャイロゼッターは、良心的で、渾身の力で作られていて、極めて気持ちよく囲い込んでくれる希有なゲームである。

  所詮「遊び」なのだから、なんか「いいようにやられてる」なんて意識させられたら、それで冷めちゃうんだよな。かの有名な高橋名人の「ゲームは一日一時間」という名言も、当時、ハドソン社内では賛否両論があったらしいが、子供を持つ親のセンスにはマッチし、敷居を下げる効果は大きかっただろう。

  こういうゲームはどんどん売れて、荒れつつある市場を美しく塗り替えてもらいたいもんだ。


2013-04-04(Thu) カードまで自作するジャイロゼッター

  都合で今日明日と仕事は休み。いつも遊び足りないガキと、みっちり遊んでやることにする。まずは、起き抜けにジャイロゼッターである。

  さすがに家にはこのジャイロゼッター筐体しかないので、ゲームを遊ぶことはできない。そこで、家では遊ぶ準備「カードの自作」をやってしまうのである。まぁ、この行為に否定的な意見もあろうが、単にゲーマーとしてではなく、エンジニアとして楽しむのであるから堅いことはいわんでくれ。

  下準備として、主なカードのカラーコードを公開しているサイトを調べ上げつつ、かなり以前に作ったTrueLegacyGraphicsライブラリを引っ張り出してきて、カラーコードを画面表示するスクリプトを組んである。

  ガキは「ベオフェンサー」が欲しいとのことなので、これを機に「viエディタ」でカラーコードデータを入力してもらうことにする。いやなに、スクリプトはコピペすりゃ済むように組んであるのだが、エディタを知る機会だし、少しは手間をかけた方が楽しさも倍増するというもんである。Fedoraを起動して、gnome-terminalの上でviを開き、Anthyを使ってポチポチとかな入力してもらう。ついでに「パトパンダ」も入力してもらった。

  ついでにオジサンもオジサン好みの機体を入力する。SVXはないものの「アルシオーネ」と「スプリンタートレノ」だ。サプライズで「ライバード・ゴールドバージョン」と、適当に「クーラントグレネード」というSPカードも入力し、イザ実行。

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  360dpiで適正なサイズになるようになっているので、スクリーンショットをクリップボードに転送、さらにGIMPに転送、360dpiに変更してから、インクジェットプリンタで印刷する。裏にスプレーのりを吹いたら、ハサミでチョキチョキ。ダブリのカードの裏に貼り付けたら「インチキカード」のできあがりである。わっふー。

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  出動。念のためガキには期待を高めすぎないように「使えるかわからんよ」などと保険をかけつつも、ゲームを開始し、スキャンさせてみると……見事にスキャン成功! 念願のベオフェンサーでドライブすることができた。

  例によって、ゼツボー的にパッケージを置いておく。


2013-04-05(Fri) レゲーに浸る、ピンボールを嗜む

  以前から、近いうちに訪れてみたいと思っていた、ピンボールの博物館「ワンモアタイム」に行ってきた。

  オフィシャルサイトを発見した頃は、確かピンボール博物館という触れ込みだったような気がするのだが、気づくとアーケードゲーム博物館に近いラインナップになっていたような気がする。どちらかというと、オイラが熱中したのはアーケードゲームの方なので、それでよっしゃこいなのだが。

  自宅からは1時間強。小学生のガキを連れて車で向かう。着いた。金曜日なので、ガラガラで、ちょっと心配したが、ちゃんと営業していた。大人2000円、子供1200円の3時間チケットを購入してイザ。まずは、左側のレトロゲーコーナへ。

  まず、目に入ったのは「G-LOC」「アウトラン」「ラッドモビール」。すべて、ちゃんと「椅子が動く」デラックスタイプである。ウチのガキが駆け寄ったのは「チェイスH.Q.」。やはりクルマものが好きなようだ。

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  適当にガキにレクチャしておいて、まずは「G-LOC」。入館料金だけで、フリープレイなのがよい。しかも「フリープレイモード」ではなく「コイン投入ボタン」でコイン投入できるようになっているのが、かなり高ポイント。というのも、フリープレイモードに設定されたマシンは、コイン未投入時のアトラクトデモを行わなくなってしまうからね。

  連コインで「G-LOC」の中級をクリア。次は「ラッドモビール」。筐体は「ちゃんと動く」。心なしか動きが「やさしめ」のような気もするが、きっと想い出補正のせいだろう。完動に感動である。

  奥の方には「プロップサイクル」。これ、プレイこそ、さほどしていないものの「空飛ぶ自転車」が何度も夢に出てくるほどに、思い入れの深いマシンだ。残念ながら小学2年生になったばかりのガキは、足が届かず。まぁ、彼がドライブゲームをひとりでできるようになったのは最近のことで、現在もかなり前ノメりでやっとですからな。

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  エレメカのボウリングをいくつかこなした後、ピンボールコーナへ。小学2年生のガキには、ピンボールは楽しめないかと思ったが、意外なことに、かなり熱中していた。まずはお気に入りだった「ゲッタウェイ」。電源の入れ方がわからず、店員さんに「ハイスピードの電源の……」と言ってしまい、不思議な顔をされてしまったが「ゲッタウェイ」は「ハイスピード」の続編なのだよな……ていうか、その「ハイスピード」も横に寝かせてあるではないか。整備中なのが残念だ。

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  ちなみに、ガキが目をつけて遊んでいたのは、なぜか「スタートレック」。こいつの目線だと、こんな感じの見え方のはずなのだが……かえって大迫力なのか? その後、彼も「ゲッタウェイ」をプレイして、グルグル回るボールに大興奮していたが。その間、オイラは裏に回って「F14トムキャット」を連プレイ。これ、マジで家に欲しいわ……。

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  レトロゲーコーナへ戻って、ガキと「サッカーゲーム」。レバーを押し引きしつつ、回して遊ぶやつ。ガキだけに、興奮すると扱いが乱暴になるので、何度もたしなめつつも熱中。すべての選手がちゃんと動作するのがうれしい。

  気がつくと「セガラリー」が動作していた。ここぞとばかりにガキと通信対戦。上級、初級、中級、すべて走り倒す……と、このあたりで、あっという間の3時間が過ぎようとしていた。最後に、子供用の「オペレーションウルフ」をプレイ。

  結局、ふたりとも3時間、完全に遊びっぱなしであった。ガキは途中で飽きるかと思ったが、まだまだ遊び足りない感じで、十分にモトを取った感じ。最後に、綿菓子マシーンで綿菓子を作って、引き抜く瓶ジュースを飲んで、帰宅の途に。

  オイラの中では、心から「レトロゲーム」などとは思えないのだが、実のところ「アウトラン(1986)」「チェイスH.Q.(1988)」「G-LOC(1990)」と、稼働年を付記すると十分にレトロだ。まぁ、多感な時期に好きだったことは、その後もずっと好きなままだというしな。

  しかし、ゲーム博物館といえば「西尾の天野スポーツ」があるが、あちらはテーブルゲームが主体である。こちらは大型筐体が主体なので、完全に補完しあう関係にある。どちらも1時間くらいで行けるオイラは実はかなり幸せなのかもしれない。

  ウチにも実機が欲しいけど、そういうわけにもいかない。しかし「あそこに行けばいつでも遊べる」と思うと、かなり心が安らぐ。心底、いつまでも、営業していて欲しいもんだ。


2013-04-16(Tue) 宇宙戦艦ヤマト2013

  ようやくテレビで放送が始まり、そこそこ熱心に観ている「宇宙戦艦ヤマト2199」である。かなりよいのだけれど、第1話の戦艦の動きの軽すぎるとか、第2話がヤシマすぎるとか、気になる点は気になって仕方ない。

  実は、二年ほど前、改めて初代のヤマトを見直しているのだが、作画が思いっきり適当なのが味があってよかったということに改めて気づかされる。

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  ドラマの最重要舞台である、第一艦橋からしてコレだもの。

  クライマックスのドリルミサイルは新作にも出てくるようだが、どういう理由で砲口から排除し、どういう理由で敵が全滅するのかが気になって仕方ない。また、散々っぱらガミラス本星をぶっ壊しておきながら「我々がしなければならなかったのは、戦うことじゃない……愛し合うことだったッ!!」と海より深く反省しつつ、舌の根が乾かぬうちに再び襲ってきたガミラス軍をアッサリと返り討ちにしてしまうところを、どう収拾するのかも気になって仕方ない。

  楽しみだッ!!


2013-04-25(Thu) アノトペンというペン

  いつものようにニュースサイトを回っていたら「アノトペン」が国内で発売されるとのこと。ようやくまともな経路で入手できそうだ。正しい商品名は「Livescribe wifi スマートペン」だが「アノトペン」コンセプトであることには違いない。

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  「アノトペン」とはデジタルペンのことで、特殊な用紙が必要となる代わりに、ノート丸一冊のどこに文字を書いても、書いた場所の位置特定が可能という特長がある。最初は、特殊な用紙が必要なんてのはイマイチだと思ったのだが、実は「紙との同期」が可能というのは、ものすごいアドバンテージだ。固定位置のセンサでペン先の位置を読み取る方式なんてのだと、紙を選ばない代わりにページを前後して書き込みができないので、使い物にならないはず。

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  しかし、長らくこの「アノトペン」は日の目を見なかった。欲しいのに、買う方法がないのだ。オフィシャルサイトに行っても「個人のお客様向けにデジタルペンの販売は行なっておりません」などと、企業サイトでは見慣れない記述が出ているのだ。

  うーむ、欲しいなぁ「アノトペン」……でも、Evernoteのみ対応ってのがなぁ。Linuxを常用するオイラには、プラットフォーム非依存なのがこの上なく嬉しくもあるものの、ローカル保存できないのに違和感を感じるのだ。せっかくなら筆跡をベクトル情報としても活用したいが、それが無理そうな気がする。つーか、ベクトル情報の標準フォーマットが策定されていないのが問題なんだよな。標準フォーマットが策定されていれば、公式対応でなくともLinuxで使えるだろうに。よく考えたら、この小さなガジェットがWiFi対応しなければならなかったもの、そこに原因があるのだろう。普通、そこはBluetoothのハズだ。

  しかし、この「アノトペン」だが「作った側」自らが「その長所を理解し切れていない」気がしてならない。

  というのも、このノートは「デスノート」と同じ特性を持っているのだ。つまり、ノートの切れ端にも「能力」が宿っているのである。夜神月のようにテストをするまでもなく、それは明白なのである。それなのに、なぜ「ノート」として販売するのだ?

  入力装置を「ノートの形態」で持ち歩くことが運用の前提ならば、常に情報はそこに持ち歩いているハズなのではないか。

  いったい、なんのためのデジタル化なのだ!?

  アノトペンの入力装置であるところの「用紙」は、ロディアのように、小さく、切り離しが可能なスタイルであるべきなのだ。つまり、究極的には「A6サイズで縦横にミシン目の入ったルーズリーフ」形態こそあるべき姿と言えよう。これなら、どんなスタイルにも対応する。

  未だスケジュール帳が出ていないような様子も、まったくもって理解できない。A6サイズくらいの、週間予定を書き込む用の未来分の「用紙」を4枚と、無地か方眼の「用紙」を4枚くらい。仕事に持って行くのはそれだけだ。過去の情報へのアクセスはスマフォ経由。持ち歩く「用紙」は、好きなタイミングで捨てればよい。たとえ、どこかに無くしてしまっても、一切の情報を失うことはない。必要ならアノトパターン付きでプリントアウトすれば「用紙」としての運用を復活することもできる。そういう運用を行えることこそが「アノトペン」の長所ではないのか。

  と、ここで自分で実現可能な「アノトペンコンセプト」を思いついてしまった……後日へ続く。