SVX日記
2004-10-14(Thu) 「ワイヤレストラベルマウス」修理成功
問題のロータリーエンコーダを分解してみるため、外すことにする。といっても、スルーホール両面基板に3端子、その両脇にフレームの足が2本と、かなりガッチリとハンダで固定されている。手元にはハンダ吸い取り線しかないので(私はハンダ吸い取り器を使ったことがない)、それでウリウリする。ふふふ、予想通り、ちっとも吸い取らない……というわけで、エイッ!!
ニッパで端子の根元をチョッキンナ、フレームの足は裏からチョッキンナ。で、ムリヤリ外してフレームのカシメをユルめ、部品をバラバラにする。想像どおり、接点式のロータリーエンコーダであった。よく見ると、三相の接点が、特殊なパターンと接することで回転方向と回転速度を取得する構造のようだ。結構オモシロいパターンだが、理解まではできない。理解できなくても掃除はできる。綿棒をシンナーに浸し、ムニムニして接点を掃除する。
というか、そんなことより問題の本質を調査である。どうも、赤い矢印部分の接点が回転に巻き込まれ、内側に折れ曲がってしまったのが原因らしい。昨日の異常な感覚の原因はこれか、カミーユ。ええぃ、どうする。どうするもこうするもない。粛清してやるッ!!
もしかしたら、三相の接点のうち折れ曲がった部分は、他の形状と異なっていたかもしれないと思いつつ、こんな細かいパーツは自作もできなきゃ購入もできないのだ。ダメモトで問題の部分をカットするのみである。ニッパで丁寧に切り取って、組み直し、元のようにフレームをカシメる。
実のところ、治せるとは思わなかったのでパーツの足を切って乱暴に外してしまった。よく考えたらパーツを外さなくても、カシメをユルめて分解できたじゃん。次に壊れた時はそうしよう……ってそんなに壊れたら困るって!! と心の中でツッコミを入れつつ、適当なスズメッキ線で足を延長し、元の部分にハンダ付けする。動け動け動け....動いてよ。今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだよ。もうそんなの嫌なんだよッ!! だから、動いてよぉ〜ッ!!