SVX日記
2012-01-19(Thu) 温泉とコーヒーで自主打ち上げ
半年ほど前から、自分の母校で非常勤講師を務めている。実は、これでかれこれ3年目なのだが、今期は新科目「情報ネットワーク論」の担当で、連続11回。正直、教材、テスト、プリントの作成と採点、それと、なんといっても「90分間しゃべる」内容を準備するのは、かなりしんどかった。しかも、中盤、個別のサポート対応の仕事が被って、心の安まる間はまったくなく、工作どころではなかった。
で、今日、めでたく11回目の講義が終わった。自分でも、まったくもって満足できるような講義内容ではなかったのが、できる限りのことはした。まだ、期末テストの作成から成績のまとめまで、多くの仕事があるが、とりあえずは終わった。あー、つかれた……というワケで、今日は午後の仕事を休んで、自主的に……
帰り道、久しぶりに本屋に寄る。新しい本を買おうとアテもなく本屋を見て回るのは、ホント、久しぶりだ……って、読みたい本がない。まったく、ないというわけでもないが、これだッ!! ……という本がない。結局、1時間ほども見て回った挙句、SFマガジンを買って店を出る。これを買うのも何年ぶりだろう。
梅坪で電車に乗り、浄水で電車を降りる。打ち上げ第一弾は竜泉寺の湯の豊田浄水店で風呂に入ることである。いつのまにか、ウチのガキの風呂好きに影響を受けてしまっているようだ。
にしても、平日から混みすぎ。リタイヤ組だろうか。オイラは、すいている施設でのんびりするのが好きなのだけどな、仕方ない。今回は、岩盤浴というヤツを試してみる。が、しかし、これ、要するに「ちょっとぬるい岩のサウナ」やんか。暗いし、本を持ち込むこともできず、ヒマすぎ。なんだか、わざわざ金出して熱帯夜を体験しているようでアホくさくなってきた。出る。
そのまま、大須までオーバーランしてゲーセンで遊ぶ。ダライアスバートで遊んだりするが、イマイチ燃えず。適当に切り上げて、打ち上げ第二弾の松屋コーヒーへ。
最近、コーヒーに凝っているのだが、果たして自分でそれなりのドリップができているのか自信がなく、豆を売っているコーヒー屋でコーヒーを飲んで、参考にしようという寸法なのである。普通に店頭で売っているコーヒーを3種類、正しく「松屋式ドリップ」で出してくれる「コーヒー三昧」というメニューがあるらしいので、それを注文。なんとなく、マンデリントバコ、グァテマラSHB、フルシティ松屋ブラジルスペシャル、の3種類を注文。ちなみに、量は通常の半分くらいなので、3種類だが一杯半くらいだ。
特にパン等を頼むつもりがなかったので、店頭にて、怖いほどコーヒーに合いすぎるロータスのオリジナルカラメルビスケットの50Pを買ってから、席に着いたのだが「コーヒー三昧」にはそれが1枚と、少量の豆菓子も添えられていた。
選んだコーヒーは、いずれも、かなり飲んできた種類の豆なので、改めて味を確認するつもりで注文したのだが、かなり意外な結果に。マンデリンとグァテマラが浅煎り(ミディアム?)なのか、かなり酸っぱいのだ。特に、苦みが強いと思っていたマンデリンが、酸味が強いと思っていたグァテマラよりかなり酸っぱい。冷めてくると酸味が強くなるが、マンデリンは猛烈に酸っぱかった。対して、ブラジルのアッサリなこと。ちょっとアッサリすぎて、物足りないくらい。
2012-01-21(Sat) 古本屋とコーヒー屋で話し込む
ふと、以前に読んだ「内閣総理大臣 織田信長」が、無性に読みたくなり、オークションを漁っていると、扱っているのは歩いていけるほど近くの古本屋ではないか。
直接、買いに行けば送料が浮くかもな、オークションに出している本は売ってくれないかもな、などと考えながら、店に到着。半分、シャッターが閉まっているが、一応、営業しているようだ。当然ながら、客は私ひとり。店主は奥で作業をしている。
しかし……あれ? ……ここ、なんだか……SFのラインナップがスゴくない? この辺りの本は、新書サイズで、ケース付き、昭和30年代の初版……裏表紙をめくっても値段が書いてない。以前から読もうと思っていた「吸血鬼カーミラ」だが、これ、もしかして、新品で買うより高いんじゃない? ゲ。妙に薄い「夏への扉」なんか、1万円だぜ。星新一の初版らしき本も数冊。ゲームブック率もやや高め。な、なんじゃ、ここは?
適当に1冊買って、店主に話しかけてみようと、以前に気軽に読めた印象のある、式貴士の「吸魂鬼」と、ガキの頃に持っていた「銀河鉄道999の15巻」を持っていく、後者は収集中で売り物ではないとか。ますます怪しい本屋だ。
いろいろ話を聞くと、絶版漫画やSF関係に指向した古本屋なんだとか。オークションに出品中の本も売ることはできるが、ちょっと離れた倉庫にあるから、後日なら用意しておくとか、実質はネットでの販売が主だとか、amazonの1円の本の儲けの実情とか、私にしては珍しく、初対面の人と話し込んでしまった。
レジに行くと、狭い廊下を通じて、奥に喫茶室があることに気づく。ついでだから、一杯飲んでいこうかな、と、マンデリンを注文。カウンタで、置いてあったカーグラフィックを読みつつ、マスターのドリップをチラチラと見る。ビーカーのような容器に移すことで温度を下げつつ、コーノ式でサラッと淹れているようだ。
思わず、レジでコーヒー代を支払う際、またもや、私にしては珍しく、マスターに話を振ったら、話し込みモードに。ウチのマンデリンは重厚感が出てないとか、業務用の超高級ミルはスゴいとか、ドリップの際は温度が大事だとか。なかなか参考になる。
帰宅して、温度を下げ、西山コーヒーの深煎りマンデリンを淹れてみるが、店で飲んだのよりも、かなり苦みが強い。うーむ、やはりドリップの方法による差って、そう大きくはないんじゃないかと、改めて思ってしまう。とはいえ、ペーパーよりナイロンフィルタの方がうまい気もするのも確か。ただ、ナイロンフィルタは、速度の制御ができなすぎるんだよな……かくして、研究は続く。
2012-01-23(Mon) コーヒーカップにもこだわってみる
しかし、後半まで暖かく飲むために、二重構造は必須である。「白」で「二重構造」。そんな条件を付けるとなると、材質はホーローか? しかし、そんなプロダクトはどこにも見つからない。無理か。通常の白いマグカップならいくらでもあるのだが。
と、思っていたら、あった。これは条件に合致する、ほぼ、唯一のプロダクトではないか。ボダムのキャンティーンのダブルウォールマグというヤツ。陶器というか、磁器で二重構造。
届いた。早速、使ってみる。意外に大きく、ずっしりだ。オフィスで転ぶ心配がなくていい。しかし、0.2でこれだと、0.35はジョッキ並みだろうな。ちなみに、0.2に200ccを入れるとスリキリ状態。1x1のペーパーでコーヒーを淹れる前提なら、150cc前後なので、0.2がジャストフィット。肝心の「白」が、ちょっと「寒色系」なのが残念だが、保温性能はソコソコある。シンプルながらやや派手目のデザインで、個人的には、もう少し落ち着いた感じが好きなのだが、総合的にはかなり満足。というか、結局は「黒」をもう2個、追加注文してしまった。
2012-01-25(Wed) 誰も書かなかったコーヒーの淹れ方
ネット上で、コーヒーの淹れ方についての情報を漁ると、湯の注ぎ方、最後まで抽出しない、蒸らし方、湯の温度、粉の量など、いろいろな情報が見つかるが、前者の要素ほど扱いが子細で、後者の要素ほど扱いが軽い。しかし、実際は後者の要素の方が影響が大きい印象だ。そして「挽き方」は「粉の量」に匹敵する影響度であると感じる。
勘ぐるに、前者ほど「細かい手順の説明のしがいがある」というのが、この情報の子細さに繋がっているのではないか。その点「挽き方」は、ミルによってバラバラであり、粒度を観測することは極めて困難だ。要するに、どのようにすればよい、という表現が極めて困難。結果「中挽き」とか、そんな程度の情報に留まってしまう。
私は、何年も前に、プロペラ式のミルにダメ出しをしている。そして、いま改めて「挽き方」によって全く味が変わるという事実を体感し、やはり、その考えが間違ってなかったことを再確認している。ミルには金をかける価値があるのだ。カリタのミルを買ったのは間違いではなかった。高いコーヒーメーカを否定したりはしないが、うまいコーヒーを飲みたいならば、コーヒーメーカより先に、ちゃんとしたミルを買うべきだ。
それともうひとつ。酸味とか苦みとかを、コーヒー豆のブランドで語るのは完全に間違いであることもわかった。酸味が強いと言われる豆も、シティローストくらいまで煎ると、ほとんど酸味が無くなるし、逆に、苦みが強いと言われる豆も、ミディアムローストでは強烈な酸味を醸す。
2012-01-28(Sat) 雪山で放牧する
ウチのガキに「雪山」というものを体験させたくて、割と近所にある「御在所岳」に出かける。
車中、おやつを食べながら、ということで、地下街のスターバックスでコーヒーを仕入れておくが……スターバックスのコーヒーって、こんなにマズかったっけ? 自分で淹れるようになって、コーヒーの味に敏感になってはきたが、正直、まったく話にならない。単に苦いだけ。以前は、ガツンとくる感じ、とか言って、この感じを好んでいたような気もするが、もはや「甘いパンを食うための口直しのためのコーヒー」という感じだ。
1時間ほどで「三交湯の山温泉」に着く。ロープウェイ乗り場まで、結構、歩かされる。後で調べたら近道があったようだ。割引券を出して購入するがかなり高い。ついでに周辺の温泉で使える立ち寄り湯のチケットも買う。
2012-01-29(Sun) 散歩してコーヒー
外は寒いが、ガキと家にいると時間をもてあますので、ふらりと散歩へ。しかし、食ったあとすぐに出かけたのがまずかった。腹が痛くなってどうにもならない。ようやく、コンビニ「サークルK」を見つけて一息ついた。
と、そこで偶然に「FAST RELAX CAFE」というコーヒーサービスを発見。どうやら、キューリグという仕組みにより淹れられるコーヒーを提供しているらしい。ここんとこコーヒーに凝っているので、よく言えば、コーヒーのセンスを磨くために、悪く言えば、巷のコーヒーにダメ出しをするつもりで、飲んでみることにする。
ややバカにしつつ飲んでみたのだが……あれ? フツーにうまい。やや薄いけれど、フツーにドリップしたコーヒーに近い感じ。後口の残り香もちゃんとする。それもそのはず、後で調べてみたら、濃縮液を希釈しているのではなく、カートリッジの中には挽いた豆とペーパが入っていたらしい。どうりで軽かったわけだ。というわけで、コンビニで飲めるコーヒーはスターバックスよりうまい、という結論であった。
2012-01-30(Mon) XBeeスリープモード変更
昨日、ブレッドボード上に完成した「寝相モニタ」であるが、実用のためにはギリギリまでXBeeを寝かせておき、電池の消耗を押さえる必要がある。つーわけで、XBeeをピン制御によるスリープモードに設定変更する必要がある。