SVX日記
2006-03-01(Wed) 古い音楽テープにも負けない
先日、PCを新調したので、手持ちのCD百数十枚をすべて放り込んだことを報告したが、懐かしい曲を聴いているうちに、なんだか物足りない気分になってきた。あの曲がない……そうだ、あれはテープ音源なのだ……わずかながらではあるが、大事に保管してる音楽テープがあるのだ。聴きたい音はそこに入っているはず。
ちょうど先日、soxをインストールした時にplayとrecというアプリがインストールされたのだった。こいつが使えるといいのだが……Cygwin上でも動くのか? ……動くじゃん!! まったくもってCygwinというヤツは期待できない時に限って、しっかり期待にこたえるヤツである。
rec -c 2 -f s -r 44100 -s w akira.wav
1時間の録音を行うと、600MBを超えるデカいwavファイルができる。これをそのままmp3に変換すると、当然ながら、聴く時に不便でしょうがない。やっぱり曲ごとにチョンチョンと切らなければならんだろう。だが、この600MBを超えるデカいwavファイルが扱いづらいったらない……普通なら!! しかし、オイラには「CCCDに負けない」で作ったwavカッターがあるのである。再び引っ張り出して効率よくチョンチョンと切ってやるのである。
自画自賛で恐縮だが、自動で切るのでなく、キッチリと手動で切りたい場合、このツール以上に便利なツールはないと断言しよう。Cygwin上で動かす場合は、cccdct.conf.rbを以下のように設定すると、本ツール必須のインスタント再生機能が利用できる(要soxのplay)。
WavPlay = '/usr/local/bin/play'
なぜか、curseモジュールのbox関数が動かなかったので、すべての行を無効化したが、まぁ、基本動作には問題ないだろう。また、ファイルを書き出す処理の中でファイルのクローズを忘れていたので、一番最後に書き出した曲だけ、プログラムを終了するまでメディアプレーヤで再生できないというプチバグがあったが、それも修正した。ここに置いておく。細かい使い方は起動してから「?」で確認していただきたい。
2006-03-05(Sun) 秋葉に行って久々に一段落
日米商事 | |||
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USB-Bコネクタ(基板実装用) | x15 | \525 | |
電気二重層コンデンサ 0.22F 5.5V | \21 | x5 | \105 |
オレンジLED | x100 | \210 | |
ジャンク袋 | \110 | ||
\950 |
ちょっと思うところがあって、昇圧回路を組みたいのでチャージポンプ用にデカいコンデンサを買ってみた。電圧を安定供給したくてデカ目にしたけど、デカすぎるか……まぁ、やってみなくちゃわからない。あとは、例の変換基板の手元の枚数に見合うだけUSB-Bコネクタを大量購入。さらに、なんとなく安かったので、オレンジっぽいLEDとジャンク袋をひと袋ずつ。このジャンク袋は、なんだか楽しそうだ。なんだか子供の頃、おかしの詰め合わせを買ってもらった時のようにウキウキする気分だ。
千石電商(2号店) | |||
---|---|---|---|
USBケーブル Aオス-Aメス(パネル取り付け用) | x2 | \280 | |
USBケーブル Aオス-Bオス | \140 | ||
\420 |
秋月電子通商 | |||
---|---|---|---|
LMC555 | x5 | \100 |
秋月では、LMC555を購入。これもちょっと思うところのための、昇圧回路のスイッチング用だ。有名な石なのだが、使ったことがないので一度使ってみたくて購入。以前はこの石の代わりにPICを使ったこともあった。8PINのPICなら、見た目も似ているが、ちょっともったいない。
その後、はなまるうどんでしょうゆうどんの大盛りを食い、軽くトライアミューズメントタワーに登ってみる。おぉ!! 以前のエミュだらけの状態から、リアルレトロゲー状態に少し復活している。今流行(?)のAJax、ロストワールド、ミッドナイトレジスタンス、リブルラブル……ちょっとうれしいラインナップ。思わずミッドナイトレジスタンスをプレイ……しかし、これ、かなりの覚えゲーなんだよね。忘れてるよ。3回くらいコンティニューしたが、歯車で死亡してあきらめ……このすぐ先に笑えるシーンが待っているのになぁ……クリアしたかった……仕方ない。気分を変えてリブルラブル。しっかりと畑を育てまくって、花、虹、宝石、プレイヤと4回の奇跡を起こした。満足じゃ。
Faith | |||
---|---|---|---|
玄人志向 2.5型HDDケース GW2.5AI-U2/CR | \1,170 | ||
ACRO'S 巻き取り式USBケーブルセット ASB847 | \1,270 | ||
\2,440 |
久々に裏通りを通ってみる。愛用のワイヤレストラベルマウスってこの辺で買った気がするのだが……さすがにもう売ってないですか……と、なんとなく玄人の赤いHDDケースを見つけたので購入。ついでに最近、巻き取りづいているので巻き取り式USBケーブルのセットも購入。
エックス | |||
---|---|---|---|
Victor DVD-R 8x | x30 | \1,554 |
そんなに使うわけでもないが、DVD-Rが焼けるドライブがあるのだから、メディアがあっても悪くない。一応、ノーブランドは避け、有名メーカのDVD-Rを購入。50枚はチト多いのでちょうどいい30枚をチョイスした。しかしこの店、DVDのメディアをポロッと落としたお客に「買い取れッ!!」と、どやしつけ「出てけッ!!」とまで……メディア1枚でそこまで言うかねぇ。一応、客商売なんだからさぁ。周りのお客さん全員、ちょっと不快だったと思うよ。
と、適当に引き上げて、家で獲物の整理。早速、玄人のHDDケースを巻き取り式USBケーブルでつないでみる……いきなり動かん……手元の3台の2.5HDDの中で、唯一動いたのが、12.5mm厚の4Gのモノ……つ、使えねぇ……ん? 添付のUSBケーブルなら動く!? USB2.0はシビアなのか? でも、ホスト側はUSB1.1にしか対応してないんだけど……ま、いいか。いきなりケチがついたが、それにしても、このリールは巻取りがスムーズでよろしい。似たようなアイテムに500円のモノもあったが、高いほうを選んでよかった。
で、ワクワクしながら、日米で買ってきたジャンク袋をチェックする。中身はほとんどが受動部品。嵩で概ね、1/4が抵抗、1/4がコンデンサ、1/4がダイオード、1/4がチップ部品その他であった。抵抗は妙に8.2kΩのモノが多く偏りはあったが、それなりにバラエティに富んだ配合であった。抵抗とコンデンサについては紙に種類をメモしつつ、上記を4つの袋に分けて保存。これはオイシかった。
さて、一通りの検証が終わったところで、例のFT245AMの習作として製作中のアナログメータ用の製作を継続する。このアナログメータ、元が乾電池用だけあって、1.5Vで20〜30mA程度が流れるとほぼ針が100%振れるので、余裕を見てPICでは2ポートをまとめ、そこに100Ωをかませてアナログメータに給電しているのだが……なぜか電圧が0.7Vまでしか上がらない問題が発生している……なんで?
SET 6, (PORTA)
SET 7, (PORTA)
LD A, 11000000b
OR A, (PORTA)
とゆーわけで、先日のCPU使用率を得るプログラムと合体すれば、めでたくUSB接続のアナログCPU使用率メータの完成である。習作であるから、USBポートの抜き差しの間が短いとリセットがかからなかったり、PCがスリープに入るのに対応してなかったりで、やたらとPCに「不明なデバイス」として扱われがちであるが……まぁ、そういわれればこれほどに「正体不明なデバイス」も他にはないわけで……否定できんわッ!! そんな「正体不明なデバイス」についてもっと知りたい方は完成アプリを持って行って下さいな。
2006-03-07(Tue) 555を味見してみる
帰りが遅いやらなんやらで、なかなか工作して遊ぶ時間がとれないのだが、それでも先日買ってきたLMC555を使ってみたいのである。電子工作を始めるに当たって3年弱ほど前に購入した「図解・わかる電子回路」だが、その中に「555は便利だよ」と笑っている犬のイラストが強烈に印象に残っていて、いつか555を使ってみたかったのである。
しかし、実際の本の記述は、なんだかいろいろと式が出てくるわ、実際のピンアサインが表に出てこないわで、どうも実感がなくて拒否反応を感じていたのだが、よくよく読んでみれば、そんなに難しいわけでもない。というか、本を読むより、データシートの回路サンプルを見つつ、事前知識として時定数、つまり抵抗とコンデンサを直列につないだ時に、与えた電圧の63%まで電圧が上がるまでの時間がrとcの積で求められる……具体的には1MΩと0.1uFだったら0.1秒とか……という知識を下敷きにしたらすぐに理解できた。
2006-03-09(Thu) ひさびさTOEIC
今日は朝からTOEICを受験するのである。ありがたいことに、会社でタダで受けられる。オイラは学生時代は勉強が大キライであったが、大人になってから好きになった……というか、大人になってからは興味のあることだけ勉強すればいいんだから、そりゃ、好きになるはずだよな。まぁ、興味のあることだけやっていればイイという幸せな職場を選ぶコトができたというオイラも相当な幸運なのだろうが。
学生時代は英語がキライだった。英語の文章を読むと熱が出てきたほどだ。だが、飛行機の免許を取ろうと思いついてから英語が好きになった。気がつくと飛行機の免許は頓挫していたが、英語は好きなままだった。そんでもって、腕試しに受けたTOEICは楽しかった。現在のスコアは635点。実際にはサッパリしゃべれないので、自分に635点の価値があるとは思わないが、だが、特別にテスト対策としてコツを仕込むのは反則ではない。というか、テストなんてそんなモンである。
しかし、タダで受けられると思うと、気合が入らない……というか、オイラは自費で受けるときでも、あまりテスト勉強に気合を入れたことがない。普段から勉強するともなく、何事にも興味を持っておけばどうにかなるものだ……ただ、TOEICの場合には絶妙の「間」の取り方が、圧倒的なテスト対策のコツになるので、それだけは思い出しておかなければならない。
などとエラそうなコトを書きつつ、やることはといえば、朝起きてから試験問題を探すてーたらく。数年前に買った模擬試験……あった!! 当然ながらCD付きのヤツである。それをカバンに放り込んで、電車に飛び乗る。オイラは通勤で電車に1時間乗るので、その間に一発模擬試験をしておくのである。気が付けば、一夜漬けにすらなってない……我ながら心配になってきた……が、英語なんて一朝一夕に上達するものではないから、間違ってないはず……と、自分を正当化しつつ、ノートPCにCDを放り込み、模擬試験開始。
まずはパートI。写真に適合する英語音声を当てる問題……以前よりヒアリング力が落ちているような気もするが、80%は取れただろう……というか「間」の取り方の練習なので、答え合わせはしない。する時間もないし。
次はパートIII。これが一番「間」が大事な問題だ。説明を聞いて文章の選択肢から選ぶのだが、会話を聞いてから文章の選択肢から選んでいてはダメ。文章の選択肢をチェックしてから会話を聞き、聞き終わった直後に回答して、次の問題の選択肢をチェックするのがコツだ。これが意外と難しく、一瞬の迷いを起こすと、ドミノ式に後続の問題を犠牲にしてしまう。これは練習しなければ。
……ヒアリングはパートIIで少し崩れたが、まぁ、悪くない感じ。リーディングは、さすがに日頃から英文を読むことが多いので、パートVIIの長文問題はほぼ完璧。で、いつものようにパートV、パートVIは流す。こんなチマチマしたコトわかるか!! 心の中でサイコロを転がして、終了!!
どーだろーなー……数年ぶりの受験ではあるが、できれば自己ベストの635点を超えたいと思いつつも、そこまでの手ごたえもなく……だが、特別ダメだったとも思えないし、600点を越えればヨシとするトコロかな。
ところで、このTOEICという試験、なんでもリニューアルされるらしい。一部では、慣れた試験で点を取っておこうと、駆け込み受験が目立つなどという現象がニュースにも取り上げられていた。一体どんな風に変わるというんだろう? ちょっと公式サイトで調べてみることにした……。
……なるほど……しかし、そんなに大きな変化でもない感じ。まずは、パートIの写真の問題が10問と半分に減っている。こいつは点の取りどころだったから若干不利か。パートIIは変化なし。一方で、パートIII、パートIVは問題用紙に書いてあったのみだった選択肢が発音されるようになり、パートIIIもパートIVのように複数の問題が連続する形式になるらしい。
一方で、リーディングは大変化だ。なんと言ってもパートVIの誤文訂正がなくなった。あの問題はとてもうっとおしくヤル気ゼロだったのでこれは猛烈に歓迎だ。でもって、パートV、パートVIとも穴埋め問題になった。パートVが短文の穴埋め、パートVIが長文の穴埋めという位置づけだが、内容に大きな変化はなさそう。やはり、happy, happily, happiness, happiestみたいな選択肢から選ぶもの。個人的には得意ではないが、以前のパートVIよりマシだ。ちょっとは勉強をする気になる。
で、なんといっても、得点の取りどころであるパートVII。以前は長文を読んで2個か3個の問いに答える問題が15個くらいあったが、今回は関連のある2つの文書(メールの往信と返信とか)について答える問題形式が追加になり、各4つの問いに答えるようだ。問題の総数も増えているし、文書なんてのは長いほうがヒントが多いとも考えられ、オイラにとってはコッチの変更も大歓迎。
2006-03-11(Sat) カウンター・ザ・ノートン・ウィルス
カミさんの友人がパソコンを始めた。例によって、始めたばかりというのは右も左もわからず、パソコンで何ができるのか、何をしたらいいのか、ヘタをすると「何をしたいのか」もわからず、サポートサイトに電話しまくったりするものだが……まぁ、知人に詳しい人がいれば頼ったりするワケで、まぁ、オイラもあまり面倒でない範囲なら面倒を見るのにヤブサカではないし……まぁ、最近のオイラはサポートを仕事にしているしな……Linuxの人だけど。なんだか調子が悪いんだって? どれどれ?
で、持ってきたノートを開いてみた。HPのデスクノートnx4820/CTだ。CeleronMながら1.4GHzとなかなか高速だ……な!? なにッ!? おッ、遅いっ!! なんだこのモッサリ感は。画面のプロパティとかを開くだけで恐ろしく時間がかかる。ウチのMMX233MHzの骨董メビウスより遅いぞ。ウィンドウが上から消えていくのが見えるほどだ。
いったい何をしたのか、持ち主に聞きたいのはヤマヤマではあるが、カワいくニコニコしながら「ウィルスがだんだん近づいてきてるみたい♪」と言われたら、これはどーしよーもない。だが、どーにかして、どーにかしなければならない事態なのである。しかし、普段からLinuxのサポートでは実機を前にもせず、主観に基づくメール上での説明と、ログだけを頼りに数度のやり取りだけで問題を斬りまくっているのだ。目の前にマシンがあるんだからどうにでもなるさッ!!
しかし、なんだこの画面のウルサさは。やたらと「ノートンなんちゃら」というウィンドウが開きまくる。その都度、確認ボタンを押したりしなきゃいかんのだが、ただでさえ動作がモッサリしてるもんだから、ウィンドウが閉じるまでに平気で10秒以上かかったりする……もぅ、キレそうである。
モバイルモードになっていてCPUクロックが落ちているのか? 電源コード挿してるしなぁ……だいたい、CeleronMにはそんなに高度なクロック制御機能はなかったはず。なにはともあれ、タスクマネージャかな。CPU負荷は……ほとんどかかっていない。じゃ、なんだ? ディスクのフラグメントか? チェックしてみる。確かにグチャグチャになってはいるが、まだ使い始めて数週間である。ほとんどが空きエリアだからフラグメントでここまで遅くなることはないだろう。
……こーゆーことがあるから、ウィルス防御系のアプリは吐き気をモヨオすほどキラいなんだよッ!! とりあえず、アンインストール。これがまた時間がかかるったらない。作業の順番がマズかったのか、アンインストール中にハングアップしやがるし……。
何度か再起動しつつ「ノートン・ウィルスを駆除」した結果、起動時のコミットチャージを200Mソコソコまで減らすことができた。先日にも書いたが、Win2kなら起動時は80Mソコソコだぞ。だが、あまり強烈にカスタマイズしてしまうと、初心者の女の子には扱えなくなってしまうから、壁紙をなくして、いくつか自動起動する余計なアプリケーションを「窓の手」で駆除する程度にしておく。これで、起動時のコミットチャージを180M程度まで減らすことができた。まぁ、あまりハデに使わなければこれで十分だろう。
ついでなのでパッチを当てておいてやる。WindowsUpdateを通したら数十個のパッチが当たった。まったくもって、ウィルス対策なんてパッチ当てと「知らない人から来たメールは開かない」で十分である。パッチ当てが終わったら、一旦、仮想メモリをオフにして、再起動。デフラグをかけてから、改めて固定で512Mバイトを仮想メモリに割り当てる。これで、完了!! 見違えるようにサクサクと動くようになった。
しかし、返す返すもムカつくのが「ノートンのバカ」である。契約して欲しい気持ちはわからなくもないが、メモリを256Mしか積んでいないPC上で、まるでPCを使い物にならない状態にしながら営業活動を行うなッ!! 非常識もはなはだしい……というか、コレはもう「サイバーテロ行為」にほかならないだろう。いったい、誰が所有しているPCだと思っているんだ。腹立たしい!!
そんな状態にして出荷するHPも頭がどうかしているとしか思えない。儲かれば何でもいいのか? まぁ、このPCがオイラの手元に来るまでにどんな経緯をたどったか、詳しい経緯は知らないから、出荷時はもう少しマトモだったのかもしれないが……だが、ほとんどファイルが入っていない1.4GHzのPCである。しかも初心者の女の子の、だ。どう考えても、ガンガンとイジられた結果、こうなったとは思えない。やっぱりプレインストールの時点でこんな状態なのだろう……ったく!!
2006-03-16(Thu) 求人してみる
- LinuxまたはUnixに詳しい、もしくは、すぐに詳しくなれる自信がある
- manを読んで理解することができる、英語が出てきてもビビらない
- Linuxのカーネルソースを読んでみるつもりがある
- 文章を書くのが好き、話をするのが好き、人ぎらいじゃない
- 40歳程度以下である、少なくとも気持ちだけでも
- apacheでworkerモジュールを使いたいのですが、どうしたらいいですか?
- ディスクキャッシュの最大利用量を制限したいんですが、どうしたらいいですか?
- iowait成分が多くてサーバがスッゴく重いんですが、どうしたらいいですか?
いずれも、対象はRHEL3に限って回答してもらってよい。また、3問全部に答えてもらってもよいし、どれかひとつだけでもいい。こんないい加減な求人ではあるが、一応マジである。応募してみたい人はメールでオイラまで。なんなら、この下にツッコミを入れてもいいです。うほほ。
2006-03-17(Fri) うっとおしくなる
先日からチョロチョロとまた工作を再開している。ちょっと考えがあって完成するまで現在進行中のプロジェクトの内容は伏せておくが、過去に中断してしまったプロジェクトを再開している。思い返せば中断してからもう3/4年が経つんだなぁ……。
……という思い出話はともかく、なんだか、古いメビウスで作業するのがうっとおしくなってしまった。そりゃ、カリカリに動くノートPCを使っていれば、無理もない……だが、新PCでは以前に苦労して作り、その甲斐あってスッゴく便利な「EX232CP」が使えないのである。工作の前準備として、アダプタとかケーブルとか、いろいろ接続しなきゃならないのは、とってもヤル気をそがれるのである。
2006-03-21(Tue) 大戦略づく
先日、ふと「蘇るPC-8801伝説」なんて本の存在を知ったのだが、それで妙に大戦略がやりたくてたまらなくなってしまった。大戦略といえばPCで遊ぶウォーシミュレーションゲームの代表格。個人的には家で遊び倒した大戦略X1、友人宅で3人で徹夜で戦いあった大戦略2、イマイチ乗らなかったSUPER大戦略68k、メガドラで遊んだSUPER大戦略、これもなかなかの傑作だった戦闘国家、1マップもクリアしなかった大戦略V……基本的には大戦略2ルール+索敵くらいが好みなのだが、今、適価で遊べる大戦略はないものか。
システムソフトは、ゲーム部門をシステムソフトアルファなんて会社に移しているらしいが……おぉ!! いまだに大戦略を販売しているではないか!! 体験版も置いてある。こりゃ試すしかない!!
相手はウォーシミュレーションであるから、それを遊ぶなら、やはり気分は将軍でなくてはならない。ゆったりした席に座って、片手を振り上げ指示を出す。つまり、絶対にマウスオペレーションでなくてはならない。とりあえず「キャンペーン版大戦略2」を試してみる……
……ダメだ。なんだかシックリこない。なんだろう。そう感じる原因は。ワンテンポ遅れる操作感だろうか。マウスオペの黎明期によくあるイマイチ洗練されてない操作方法だろうか。どうも、戦略を練っている感じがしないんだよなぁ。
偵察が楽しくないものいけない。そういえば、戦闘国家の偵察はすばらしく雰囲気が出ていた。戦闘国家は1ターンにいくつかの行動を取れるので、1ターン中に「偵察に行って制空圏に戻ってくる」ことができるんだよね。大戦略だと、偵察に行ったら最前線に留まらなくてはならないので、偵察機がボコボコと落とされてしまう。なんか、それがまたシックリこない。
ちょっと高いけど、近年の大戦略を試してみようかなぁ。コレか?「パーフェクト大戦略」。どれどれ……ダメだ。やっぱり、どーもシックリこない。なんでだろう。ユーザインタフェイス? 戦闘画面も、悪くはないんだけどなぁ。重みがないというか……その点、メガドライブのSUPER大戦略はなかなか……
……まてよ、メガドライブの「アドバンスド大戦略」を忘れていないか? あの名作を!! でも、アレには異様に時間を消費させられたんだよなぁ。今なら、エミュレータで遊ぶことができるのではないか。しかも凶悪なCPUターンの待ち時間も現代のPCを持ってすれば、一瞬で……
2006-03-26(Sun) 大戦略進撃中止!!
ちゅーか、ヤバい。激ヤバである。CPUのターンがすばらしく早く終わって快適である。セーブとロードがワンキーで一瞬にできるから、戦闘結果が気に入らないとすぐにやりなおせる……まさか、製作者側がこの技を公認してたとは思ってなかったが……当時、心の隅でひっかかるモノを感じながらやたらとセーブとロードを繰り返していたのに……ちゅーか、2chにはいまだにスレが立っているじゃねーか。それだけ素晴らしいゲームってコトだよね。そりゃ、そうだよな。
しかし……しかーし!! ダメだこりゃ!! 如何にCPUのターンが一瞬で終わっても……一瞬で終わるからこそ、ヤメ時がないのだ!! もう1ターン、もう1ターンと、何時間も消費してしまう!! バカみたいにずーっと遊んでしまう。なんちゅー危険なゲームなんだ!! 噂では、何も手につかなくなるからと、ゲームカートリッジを叩き割った人がいるとかいないとか……これはまさに親の遺言級ゲームである。しかも超弩級の……。
2006-03-29(Wed) WBEL4 in coLinux成功!!
さて、実はアドバンスド大戦略にうつつを抜かしつつも、以前からサッパリ動かすコトのできなかった、White Box Enterprise Linux 4(以下、WBEL4)の、coLinux環境へのインストールはチョロチョロと進めていたりする(仕事中に浮いた時間を探しては……)。
WBEL4はいわゆるRHEL4のクローンである。内容はほとんど同じ。よって、RHELのエクスペリメンタルバージョンであるFedoraとも親戚関係にある。だから「coLinux Fedora」なんてググってインストール方法を模索したりもしたのだが、見つかるのは決まって「本家のFedora-HowTOというWiki」で、コイツは熟読してもどーもよくわからんのだ。
・WBEL4のインストールCDでブート
・linux nofb でスタート
・CD Found で Skip
・Welcome で Next
・Language Selection で Japanese(日本語) で Next
・キーボード設定 で Japanese で 次
・アップグレードの検証 が出た場合 インストール で 次
・インストールの種類 Server で 次
・ディスクパーティションの設定 で Disk Druid で 次
・マウントポイント /、ファイルシステムタイプ ext3、容量 2008MB で OK、次
・ブートローダーの設定 で 次
・ネットワークの設定 で 編集、DHCP オフ、IPアドレス 192.168.0.4、ネットマスク 255.255.255.0 で OK
手動設定、ホスト名 wbel4-co、ゲートウェイ 192.168.0.1、1番目のDNS 192.168.0.1 で 次
・ファイヤーウォール設定 で 有効にする、すべてチェック、SELinux 無効 で 次
・追加の言語サポート で 次
・タイムゾーンの選択 で 次
・Rootパスワードを設定 で 適当に設定して 次
・パッケージインストールのデフォルト で カスタマイズ で 次
・パッケージグループの選択 で エディタ、テキストベースのインターネット、Webサーバ、メールサーバ、Windowsファイルサーバ、DNSネームサーバ、FTPサーバ、ネットワークサーバ、開発ツール、レガシーソフトウェアーの開発 を選択 ネットワークサーバ の中の dhcp を チェック 1,428M で 次
・インストール準備完了 で 次、続行
・インストール完了、再起動
・実際に一度再起動する(sshのカギを作るため)
・rootでログイン、shutdown -h now で、一度終了する
・KNOPPIX(1CD Linux)でブート、端末画面を開く
・まずはcoLinux起動時にデバイスが足りずに止まってしまう問題に対処する。
$ su -
# mkdir wbel4
# mount /dev/hda5 wbel4
# mknod -m 600 wbel4/dev/console c 5 1
# mknod -m 666 wbel4/dev/null c 1 3
# mknod -m 666 wbel4/dev/zero c 1 5
・次にデバイスが正しく追加されない問題、デバイス認識関係の処理で止まってしまう問題に対処する。
# cp -a wbel4/sbin/start_udev wbel4/sbin/start_udev.org
# vi wbel4/sbin/start_udev
make_extra_nodes ルーチンの最後に
for i in 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15; do mknod $udev_root/cobd$i b 117 $i; done
mknod -m 666 $udev_root/ptmx c 5 2
を追加する。ファイル末尾付近の
scsi_replay、ide_scan、/sbin/udevstart
の行はコメントアウト
・USB接続の外付けHDDを接続、dmesgしてデバイスを調べれば/dev/sda1あたりのはず
・マウントしてWBEL4のインストールイメージを書き出す。
# mkdir usbhdd
# mount -t vfat /dev/sda1 usbhdd
# umount wbel4
# dd if=/dev/hda5 of=usbhdd/root_fs.wb4
※USB1.1しか対応してない母艦だったので、1時間強かかった
# umount usbhdd
・coLinuxの走っているWindowsマシンにコピーする(c:\Program Files\coLinux\wbel4\root_fs.wb4)
・coLinuxの起動設定wbel4.colinux.xmlをdefault.colinux.xmlを元に作る、変更点は以下のとおり(オイラの場合)
13c13
< <block_device index="0" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\root_fs" enabled="true" />
---
> <block_device index="0" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\wbel4\root_fs.wb4" enabled="true" />
19,20c19,28
< <!-- block_device index="1" path="\DosDevices\c:\coLinux\swap_device" enabled="true" / -->
---
> <block_device index="1" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\wbel4\swap_fs.wb4" enabled="true" />
> <block_device index="2" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\wbel4\work_fs.wb4" enabled="true" />
> <block_device index="3" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\wbel4\manifestdestiny-source-1.iso" enabled="true" />
> <block_device index="4" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\wbel4\manifestdestiny-source-2.iso" enabled="true" />
> <block_device index="5" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\wbel4\manifestdestiny-source-3.iso" enabled="true" />
> <block_device index="6" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\wbel4\manifestdestiny-source-4.iso" enabled="true" />
> <block_device index="7" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\wbel4\manifestdestiny-binary-i386-1.iso" enabled="true" />
> <block_device index="8" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\wbel4\manifestdestiny-binary-i386-2.iso" enabled="true" />
> <block_device index="9" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\wbel4\manifestdestiny-binary-i386-3.iso" enabled="true" />
> <block_device index="10" path="\DosDevices\c:\Program Files\coLinux\wbel4\manifestdestiny-binary-i386-4.iso" enabled="true" />
26c34
< <bootparams>root=/dev/cobd0</bootparams>
---
> <bootparams>root=/dev/cobd0 ro</bootparams>
40c48
< <network index="0" type="tap" />
---
> <network index="0" type="tap" name="coLinux40" />
$ ./colinux-daemon.exe -c wbel4.colinux.xml
結局、ハマったのはudevという、RHEL4から新しく追加になったデバイス自動管理機構のせいであった。一般にLinuxの場合、/devの下に強烈に多くのデバイスファイルが並んでいるが、接続もしてないし、使いもしないのになんでこうも多く並んでいるのだろうと疑問に思ったことはないだろうか? それを必要なものだけに抑えたい、しかも自動的に……というのがudevの役割だ。だから、RHEL4では起動開始時点では/devの下はカラッポで、起動してから必要なデバイスファイルが作られる……のだが、どーもcoLinux環境ではうまく動かないっぽい。で、それをフォローしてやるのが、上記の/sbin/start_udevファイルへの記述の追加だ(udevの思想を無視したムリムリの追加だが、動けばいいのだ!!)。