SVX日記
2020-08-21(Fri) バースデイを機にまた生まれ変わる
さて、一昨年の9月から、本格的にヴォーカルの練習を始めて、そろそろ2年になるわけだが、未だに飽きずに続いているばかりか、その延長で筋トレまで始めてしまった。何ヶ月後かに振り返ると成長が見えて楽しいので、現時点で感じていることを記しておきたい。
70歳のおじいさんに「プログラミング教えて笑」と言われたw。彼いわく『周りは70代になると何も挑戦しなくなる。ただ、90歳まで生きるとしたら、あと20年は人生楽しめるわけだ。誕生から成人するまでと同じ時間があるのに、新しいことやらんのはもったいないだろう』とのこと。かっこよすぎ。
いいことをいう。とはいえ、既にある程度は自分が実践していることであり、誇らしく思う。改めて、何事を始めるにしても、遅いということはないのだな、と思える。そりゃ、早く始めるに越したことはないが、まだ、人生、半分弱もあるのだ。ヴォーカルも、2年で来るところまでは来れたな、と思えている。
というのも、最近、シャウトに少し金属っぽさが交じるようになってきたのだ。ビブラートも割とキレイにかかるようになってきた。そして、その歌い方で息切れせずに「機械(筋肉少女帯)」が全力で歌い切れるようになりつつある。なんとなく、自分の中で初めて「可」を与えてもいいような気がしている。
1年ちょっと前にも似たようなことを書いているが、改めてその時点の録音を聴くと、アタックが強い割に尻すぼみなので、単に怒鳴っている感じのシャウトで、明らかに現在よりも素人くさい。繰り返し歌っているだけで、こうも変わってくるとは。
そして、今年の始めを振り返れば「君の知らない物語」をキー+5で歌っているが、今は-2で歌っている。つまり5つも上のキーに手がかかっている。1つ上げただけで、別世界になるのに、5つ。思えば遠くへ来たもんだ。
最近は、意識しなくてもピッチが合うようになってきたので、その分の意識をリズムへ向けるように努めている。この先、意識しなくてもリズムが合うようになってくれば、もっと細かい情感を与えられるようになるのかもしれない、などと感じている。
で、話は戻るが、歳を取って、逆にできるようになったことも多いと感じている。若い時のような性急な気持ちが減り、落ち着いてきた気がする。何に取り組むにしても、完璧を求めず、慌てずに、向上するのを待ちながら、継続できるようになった。若い時なら、ヴォーカルの練習なんて、何回かカラオケに行って、録音した自分の歌を聴き、向いてないと早々にあきらめてしまったかもしれない。だが、今なら、例え中断したって、また始めればいい、という気になれる気がする。
また、発声練習、呼吸練習の効果なのか、姿勢が改善してきた。最初は、割と意識的に胸を張っていたのだが、最近はそれがクセになり、意識しないと猫背にならなくなった。いや、50歳を目前にしても治るモノなのだな、姿勢って。自分でも驚いた。