SVX日記

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2004-10-01(Fri) 焼肉疲れ

  ……なんてものがあるかどうかしらんが、疲労につき早寝。ぐぅ。


2004-10-02(Sat) 秋葉で買い物

  さて、今日は秋葉での買い物である。前回の9/4に引き続いて、今日は10/2。特に意識したわけでもないのに、月イチの法則に倣っている。うぅむ。なんてことだ。

  今回のメインは、X68kキーボードのジャックと、秋月のUSB->シリアル変換器。駅を降りてスグにラジオセンターを通り抜けつつ、イキナリX68kキーボードに合うジャック発見。探すのに苦労するかという予想に反して、こりゃツイてる。X68kマウスに合うジャックもあるぞ。「安いパーツは2倍買っておく」というオレの法則に則って2組購入。

山長通商(ラジオセンター1階)
7pinDIN丸ジャック\168@2\336
5pinDIN丸ジャック\168@2\336
\672

  そうそう、何度も何度も忘れていたのだが、今回やっと愛用のメビウスのACアダプタを持参した。このアダプタ、ある日突然に通電しなくなってしまったまま放置してあったのだが、メビウス本体のドライブベイにも格納できるという優れモノなので、ガワだけでも生かせばUSBの増設パーツにできるかもしれんと保存しておいたのである。しかし、ネジがトルクスのため手も足も出ず、そのために高価なトルクスレンチセットを買うのもためらわれるため、ピッタリのレンチを確認してそれ1本だけ購入したかったのである。

  しかし、思い返せばこのACアダプタには歴史がある。アダプタが壊れた当時(記録によると2003年7月7日とある)、私は電子工作を始めたばかりで「いっちょやるか」とばかりに、秋月の可変電源キットと巨大なトランス、大きさの足りないアルミのケースを購入し、ものすごいゴツい電源を製作したのだ。結果、レギュレータからの強烈な発熱をムリヤリ引っ付けたファンで空冷、大きさの足りないケースの天板をドリルでムリヤリブチ抜いてトランスの頭を出したはいいがこっちも発熱するので急遽CPUクーラを載せ、それでもCD-ROMドライブが動かすと容量不足で電源が落ちる、という激烈バカなモノがデキあがった。トランスとブリッジダイオードによるAC-DC変換、可変電圧の3端子レギュレータ、放熱対策の基本、スイッチング電源の「スイッチング」の意味ほか非常によい勉強にはなったが、何ヶ月か使った後、16.8V2.7Aという電源仕様にまったく足りていない電源であることに気づき、それならばと多少電圧が低く容量も小さい既存の富士通のLOOX用の16V2.5Aのプラグだけ変換して使ってみたところ抜群の安定性(てりめぇである)。その場で苦心の作品はお蔵入りになった。しかし今になって考えればトンでもなくスットコドッコイな工作だが、よい思い出である。

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  大きく脱線したが、工具といえばヒロセテクニカル。店内を練り歩き210円のトルクスのビットを発見したものの、ブリスタパッケージに包まれているため、合わせることができない。目視だと15番か20番くらいなのだが……たかが210円といえど買ってみて無駄にするのはイヤなので、思い切って店員に「合わせてみたいんですけどサンプルとかないっすか?」か聞いてみた。すると、店員は商品棚に直行し「コレで合いますね、10番です」って、なんだよーッ!! 別の商品棚にはフツーにドライバタイプが売ってたんじゃねーの。こんなことなら、そこで合わせるフリして全部ネジ抜いちまえば買うことなかったよ(←ケチ)。さすがに、合わせてみた挙句に買わないで出て行くのも失礼なので、お買い上げ。でも、ビットに合うドライバは購入せず。だって、軸は6角だから小さなスパナで回せるしね。

  その後、ホットボントのガンが500円くらいで売っているのを見てちょっと欲しいなと思いつつ、あきらめる。かなり強力に引っ付くならちょっと欲しいんだけどな。今後、作業の中で必要性が増したら購入することしよう。あとは、ハンダゴテのコテ先、傷んできたテスターリードの先のICクリップの替え、SVXに使うかもしれないヒューズから電源とるヤツ(管ヒューズホルダ付き)を購入。

ヒロセテクニカル
トルクス10番ビット\210
ハンダゴテの替えコテ先\294
ICクリップ\63@2\126
平型ヒューズから電源とるヤツ\366
\998

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  例によってそのまま千石電商。そういや戦国伝承ってゲームもあったよな、と余計なこと考えつつ入店。特に買うものはないと思いつつ、X68kのキーボード変換アダプタ用に小さなケースを2個、小さなタクトスイッチを2個、穴開けに欲しかったリーマを購入。

千石電商
ケースSW-40\90
ケースTB-50\80
タクトスイッチ20@2\40
シャーシーリーマ\580
\790

  前回、大量購入したのだが「Namco TV Classics - Ms. Pac Man」ほかで思いのほか大量消費したので、あきばお〜で電池を追加購入。

あきばお〜
アルカリ単3\18@20\360
\360

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  そのまま返す刀で秋月。今回ほど買うものがない回もなかったな。目当てのUSB->シリアル変換器以外は、なんとなく構想のある工作予定のためのパーツを少しと、ユニバーサル基板の補給、あとは雑品を少し。なお、USB->シリアル変換器はシリアルケーブルが同梱されたパッケージが1個しか店頭に置いてなかったので、ケーブルいらんといったら抜いてもらえた。まだ、大量に在庫しているとのことだったが、店員さんもまさか目の前の男が複数購入を目論んでいるとは思うまい。うひひ。

秋月電子通商
USB->シリアル変換器\1,200
ボタン電池ホルダ\100
バイブモータ3個\200
ユニバーサル基板@10\600
温度センサS-8100B\100
導通スポンジ\100
\2,300

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  なんだか、毎度のルートだなぁと思いつつトライアミューズメントタワーでゼビウス。家でゼビウスしてからココに来ると、画面の縦の長さに驚くんだよなぁ。ソルの破壊がラクったらない。今回は調子よく16エリアまで到達するも、16エリアでボコボコと4,5機も潰してしまう。結局、次の周の14エリア序盤でブラグザカートに直撃(だせぇ)して終了。しかし、家では一度も超えられない13エリアもゲーセンなら楽勝なんだよな。家で16エリアをクリアできる日はくるのだろうか?

  帰りはカミさんと待ち合わせて、上野のはなまるうどん(←すげぇうめぇ)でしょうゆうどん食って、上野駅の3Fでギネス呑んで、THE STUDY ROOMを冷やかして(←またかよ)、電車でライトジーンの遺産(上)を読みつつ帰宅。なんか最近、似たような繰り返しになっとるなー。

  帰宅してさっそくトルクスレンチを試してみる。ちょっとスパナがガバガバだったが、ネジは調子よく回った。もー、このところ「警告」とか「絶対に分解しないで下さい」とか目に留まることすらなくなった気がするなぁ。ま、感電したらイタいけど、前回の通電から1年以上も経っているから感電するわけもないし……パカッとケースオープン。

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  む、なんと、アダプタはデルタ製とな。デルタといえばワタシ的には比較的信頼のブランド。しかし、このヒューズの「125V2.5A」という表示はイカに。このACアダプタ、思い切り表面には「16.6V2.7A」と書いてあるのであるが、0.2Aは無視なのでゴザろうか? ま、それはともかくとしてテスターで測ってみたところ、予想通りヒューズが切れておるではないか。とすれば、ヒューズ取り替えれば動くのではないだろうか? ま、次の出撃の際はポリスイッチでも買ってくるとするか。ピッタリのブツもあることだし。ガワとして使う件は……むー、どうしよう。

  それはそうと、なにげにUSB->シリアル変換器のナットが当たる件が気になったので、変換器側のナットを5mmのビット(ホントはinchなのだが)でグリグリやったのだが、これはハズれなかった。逆に、PICライタの側のナットをグリグリしたら、あっさり外れた。というわけで、秋月の商売の邪魔をするわけではないが、若干下側のガワが当たって9割方しか刺さらないものの延長コードは不要のようではある。ワタシ的にはライタには使用するつもりがないのでどうでもよいのだが。

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  ふと気がついて今日の買い物の総額を計算したところ、前回と同じく5,000円強。なんとゆー正確さだろーか。というわけで、また来月まで、さらば秋葉原である。


2004-10-03(Sun) X68kキーボード変換アダプタ基板製作

  今日は朝からザーザーと雨。買い物に出かける予定であったが面倒になったので、昨日パーツを揃えてきたことだし、例のX68kのキーボードアダプタの製作を開始するのである。

  まずはパーツ集め、テーブルの上に部品を並べる。オリジナルの部品に準じて製作するものとするが、抵抗とかはピッタリのものがないので、近い値のものを利用することにする。なーに、オリジナルの製作記事の中にも「部屋の中に転がっていたパーツを利用して」とあるのだ。その心意気にも準じて製作するのである。330Ω→360Ω、12kΩ→10kΩ、47uF→100uF。結局、7pinDINジャックとケース以外はもとより手持ちのパーツで済んでしまった。むー、電子工作を始める前はキットの回路図を眺めては「なんでここでこーゆー抵抗が必要なのか」とか不思議に思っていたが「ここは適当でも大丈夫だモンね」とかいうセンスが身に付いてきたのが単純に嬉しい。

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  で、今回ちょっとコダわりたいのは、アダプタ本体の大きさ。極力小さくしてみたいのだ。昨日、千石電商で「これに入るかなぁ……いや、気合で入れたるッ!!」と買ってきたケース2種はどちらもかなり小さい。側面に7pinDINジャックを当ててみても、そのままでは物理的にナットが縦に入らない。しかし、ギリギリまで削ればなんとかなるかもしれん、とあえて小さいほうのケースをルータでゴリゴリと削り始める。

  ケースの奥の肉厚を削り、なんとかナットがツライチまで入り、穴をナットの位置を揃えることができた。さらに、ケースのフタパーツの合わせの部分も削る……よし!! 奇跡的にジャックをケースにキッカリと固定することができそうだ。

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  次は部品のハンダ付け実装。以前に書いた実体配線図では実装できていたが、実際には部品の大きさが干渉する可能性があるため、ひとつひとつパーツを取り付けながらもドキドキものである。んが、なんとか実装完了。裏から見ると、ランドの使用率が異様に高くて、チト笑える。しかし、我ながら芸術的であると思う。

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  あ、そうそう。3日前の日記に「以下の部品は何でしょう?」などと書いてほってあったが、実は答えは「ICソケットのピン」の部品なのであった。ソケット部分とピンの部分が1パーツで、バネの役割もさせているというなかなか美しいデザインではないか。なんで、ここでそれが出てきたかというと、ソケットの18番ピンを抜いているからなのである。下を電源ラインを通すからなのである。よく考えたら、ハンダ付けしてしまってもよいような気もしてきたが、ま、いいや。

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  さて、基板ができたので後は外部への配線。X68kのキーボード端子のピンアサインは参考サイトの情報を拝借するが、これって表裏どっちから見た場合の図なんだろ。よくわからんので、X68kの実機を持ってきて確かめてみるのである。とりあえず、手前にあったX68kSuperHDを数年ぶりに引っ張り出してコンセント刺して電源を入れてみる……て、アレ? 電源が入らん。そーそー、裏にシーソースイッチのメイン電源があったんだよね……って、それ入っているし……どーも、いつのまにやら電源が死んでしまったようだ。ま、使ってなかったからなぁ。恐らく電源部の電解コンデンサのドライアップであろう。とりあえず、いつかPCケースとしてもう一度役立てようと思いつつ収納して、今度はX68030compactを出してくる。こっちはちゃんと電源が入った。テスタでVccとGND間の電圧を測ってみる。なるほど。正面からジャックを見たピンアサインであったか。ミラーな配置で試すが電圧は出ず。確認よし。

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  というわけで、あとはケースにジャックを固定して基板とつなぎ、ファームを書き込めば完成である。現在のところ、思惑通り超小型のケースに収めることができそうでちょっと期待である。


2004-10-04(Mon) X68kキーボード変換アダプタケース製作

  さて、基板ができたところで、次に行うのはパッケージングである。ケースの穴にケーブルを通して、ケーブルを基板にハンダ付けするのだ。とりあえず、7pinDINジャックのピンに5本のワイヤをハンダ付けし、ケースにハメ込み、裏からナットで固定する。固定ができたら、ケースに基板が収まるかどうか確認だ。……んが、予想外の自体。電解コンデンサの高さが1mmほど高すぎて、ケースが閉まらない。ぐぐぅ、高さ方面だけは多少余裕があると思っていたのだが……。

  そう考えても入らないので、仕方なく現在の100uFのモノを外し、手持ちの……おぉ!! SVX用のエアコン修理用の予備として買っておいた高さのないコンデンサがこんなトコロで役に立つとは。22uFと多少容量が小さいが、こんなもん回路の安定のためのオマジナイみたいなもんだから、問題なしだ。

  ついでに、基板を固定するためのネジを通す穴も加工する。こんな小さな基板の4隅を留めるのはナンセンスなので、基板の空いている箇所に1本だけφ3mmのネジが通る穴を空け……って、それだけでも十分なスペースがないんですけど。仕方ないので、既存の配線をちょっと迂回させて、空いた場所に3mmのドリルで穴を開ける。するとなんと、基板の左半分のランドの使用率が100%になったぞ。芸術的だ。

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  基板とジャックがケース内に収まりそうなことを確認して、基板を固定するためのケース側の穴を空ける。基板を固定したい位置に置き、穴を通してエンピツで印をつけ、簡易ボール盤でドリドリ。簡易ボール盤だけあって、非常に動きがしなやか……もとい「しなる」ので狙ったところに落ちるのか心配だったが、概ねOKであった。ちょっと工作精度を要求されるとやはり簡易ボール盤ではツラいですな。

  今回のケースは厚みがあることなのでイッチョマエに皿ネジを使ってネジの埋め込み処理をしてみた。といっても、以前から探しているものの皿ネジに合うように円すいにエグるビットに適当なものがない(高かったり、デカかったり、軸がルータに太すぎたり)ので、ありあわせの工具を使い私流の方法で円すいにエグる。といっても簡単。手持ちの一番太いドリル刃(φ6.5mm)を直接手持ちで穴にあてがってグリグリするというもの。ただ、それだけだと心持ち各度が浅く、脇が空き頭が出るので、順にφ6.0,5.5,5.0mmのドリル刃を当てて少し角度を深くする。ちょっと面倒だが、どうよこの仕上がり。ツラからマイナスコンマ数ミリに水平で完璧だ。おまけに中でVccにネジが接触してしまっているので、ネジから5Vが取れるという高機能ぶりだ(アブネーから後でシールでも貼ろう……)。

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  さて、皿ネジ加工でクリティカルヒットを繰り出したので、そのまま気分良くPS/2側のケーブルを通す穴を空ける。PS/2のキーボードコネクタは「ワイヤレスキーボード&マウス、ただし到達距離10cm」という腐れガジェットからチョン切ってきた(Logicoolコロス)。穴は新兵器のリーマでちょっとずつ広げ、ギリギリケーブルが通るように調整。通した後は配線の配置を間違えないようにハンダ付け。

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  そして、基板をネジでケースのフタに固定し、パチンとケースを閉じればパッケージングは完成である!! キーボードを取り付けてもケースの主張が抑えられ、なかなか美しいバランスではないか。明日はファームを載せて稼動してみるか。楽しみ楽しみ。

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2004-10-05(Tue) X68kキーボード変換アダプタ完成

  と、ゆーわけで、今日はPICにファームを載せて、できればキーボードとして使えるトコロまで到達すべく作業を行う。今回の製作は、楽をするつもりなのでオリジナルに沿う。ただしガワの大きさだけにはコダわったので、狭いケースに押し込めるべく、オリジナルとはPICのピンとの接続を変更しているため、そこだけソースの修正が必要となる。

  といっても、元のソースを見るとこれがまた素晴らしく美しいソースで、ラベルの付け替えと入出力の設定の部分だけイジればそれで済みそうな感じ。あとはアセンブラの方でresetというラベルがアセンブルエラーになった(最近予約語になった?)のでreset0に修正したくらいで、そのままアセンブル。PICに書き込んでソケットに刺し、転がっているジャンクPC(1万円で購入)に接続してスイッチオン。うちはこーゆーホボゴミPCが何台かあるので、ちょっと怖い工作をして火入れする時などには重宝する(といっても、壊したことはないけども)。

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  ……で、予測どおり当然ながら素直に動かない。で、回路を見直す。5Vが来ているか、TxDに5Vが出ているか。ソースを見ると5Vを入れるだけで、68のキーボードのLEDが全点灯するハズなのだが……と、ミス発見。TxDとRxDが逆であった。回路図と実体が合っていない。これは配線を直すよりファームを直すほうが楽であるからソース修正。

  もう一度、接続。今度はLEDが点灯した!! ……んが、PCに「PS/2キーボードが接続されとらん」といわれる。フムン。こりゃ最初の「アダプタ<->PC」間の通信ができてないっぽいな。もう一度、回路、ファームともに洗う。うーむ、オシロが欲しいなぁ。秋月のosziFOXで十分なんだけどなぁ。て、アレ? トランジスタって正面から見て……逆じゃん!! 回路図を書くときに既に間違えてた……とほほ。これはトランジスタを付け替えないとダメだな。ギチギチに組んであるから外すのも大変だ。なんとか外して新しいものを付け直す。

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  今度こそ、接続。お?「接続されとらん」が出なくなったぞ。や!! リターンキーが効いた!! Win98起動、メモ帳を開いて、キーイン……成功!! なんと意外とあっけなく動いてしまった感じ。やはりファームができているとアッサリだなぁ。LEDのキーを押しても点かなかったり、コード入力のLEDはナゼか点きっぱなしだったり、キーのリピートが遅くて多少イライラするが、かなりイイッ!! 懐かしいタッチだ。うるうる。

  なんだか、マウスも復活させたくなってきたので、引っ張り出してきて分解。ガワをジャブジャブ洗って、基板には丁寧にブラシをかけ、組みなおす。横に並べるとこれまた雰囲気でるなぁ。これも変換アダプタを作ろうかな。10年以上前(学生時代だ)にセガマーク3用のトラックボールを試行錯誤(電子工作の知識なし)でX68kにつなげたことがあったけど、基本的にはロータリーエンコーダ直結だったから、配線をつなぎ替えるだけでイケると思う。あのトラックボール980円で買って予備にも1個買った気がする(この頃から「安いパーツは2倍買っておく」というオレの法則は健在だった)が、実家に残ってないかなぁ。適度に慣性が付くトラックボールですっげぇ品質も高く、叩き壊すイキオイでサイバリオンに燃えまくった思い出がある。

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  さて、愛用のメビウスにも接続してみた。ただ、キーボードを置くスペースがないので、メビウスのキーボードの上に載せる。ナゼかメビウスに接続した場合にはコード入力のLEDは点かない。シャープ同士だから相性がいいのか?(んなわけない)

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  一応、バージョン1.00ということでアップしておく。コードはオリジナルの改造(ほとんどイジッてないけど)なので配布条件も順ずるものとする。古いX68kのキーボードを死蔵している諸兄、ぜひ製作して懐かしい気分に浸っていただきたい。では。


2004-10-06(Wed) 「Namco TV Classics - Ms. Pac Man」レビュー、その2

  今日は新しい工作ネタの回路を考えて終始してしまったので、例のゲームのレビューをしておこう。出し惜しみするわけではないが、あの「ゼビウス」ということで、今回のレビューはひとつだけである。ではどーぞ。

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  ゼビウス

さてnamcoの代表作といっても過言ではないゼビウスである。まず、気になるのが原作が縦画面であるのに対し、家庭のTVは横画面なので、そこをどうツジツマ合わせてしているか、という点である。結果からいうと、中途半端な状態であるといえよう。完全に比率を守って画面を縮小すると、画面が小さくなりすぎるためだろうが、左右に多少の黒い領域を持たせてはいるものの、完全に縦方向の長さを全て収めている状態でもない。正確にいうと、スコアを6行分くらい下に移動し、スコアの上端で画面を切っている状態と表現できようか。しかし、画面が寸詰まりになっているからといって、ゲームの処理的には一切変化なしだ。つまり、ソルバルウはブラスターの照準が画面上に消える以上に上部に移動できる。結果、画面に現れる前に敵地上物を破壊することができる反面「敵地上物も画面に現れる前に攻撃してくる(最初は妙に遅いギドスパリオだな思った)」ので、かなりプレイヤに不利になっている。以上のことから、上部に移動しにくいので敵地上物の出現即破壊はできない。よって、ソルを出すのも遅れるため「ニョキニョキ」しているうちにブラスターの照準より手前まで移動してしまい、非常に破壊がシビアだ。一方で、敵飛来物に関してはこの画面が狭い件についてはあまり気にならないが、バキュラがザッパーを跳ね返す音がバキュラが画面内に登場する以前から発生することから、似たような状態になっていると思われる。早い話が「ゲーセンのゼビウスの画面上部に一条ガムテープを張った状態」と思っていただきたい。

  イキナリ画面の話で終始してしまったが、基本的なデキは非常によい。1エリア森の左端にある10点のデッドコピー防止メッセージ、ソル、スペシャルフラグの位置、自機の破壊直後にスパリオが左上に向けて撃たれるトコロまで、すべてオリジナル通り。バシバシと敵を破壊しまくったり、ゾルバグを残しすぎたりすると敵のレベルがグィっと上がる要素も健在だ。逆にオリジナルと違う点は、スパリオ(敵弾)の色が赤、スペシャルフラグの色が赤、敵キャラの赤い点滅(鼓動)がない(そのクセ爆破後のチロチロはあり)という点くらいか。それと「バキュラの脇をザッパーが通っても直進すると死ぬ」のもあったな。そのせいかなんとなくバキュラがキツめな気もする。

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  効果音もほぼオリジナルどおりといってよいだろう。なぜか1位のネーミング音楽がないが、まぁ名曲の2〜5位は残っているから許そう。

  というわけで、ゲーム内容的にはほぼオリジナルどおりというところだが、画面上部の切れと、レバーとボタン操作のしずらさがたたり、難度は原作よりかなり高くなっている。実際、本製品でエリア13を越えられない私だが、この環境で散々鍛えられていたため、ゲーセンではあっさり16エリアをクリアしてしまったほどだ。

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  余談だが、私は本製品でこのようにゼビウスをプレイしている。もっともやりやすいということでこの方式に辿り着いたが、ザッパーは押しっぱなしになるので連射できず、ギドスパリオ、ジアラに弱いのが弱点だ。

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  なお、意外と長時間プレイするスタイルのために、飽きが早いと思っていたがそうでもなく、実際は1エリア1分程度なのでプレイ時間はエリア13まで行っても15分程度であった。また、概ねプレイ時間が想定できるので、ちょっとした時間を見つけてプレイでき、16エリアという目標もあるので、ぜんぜん飽きない。ゼビウスの魅力を再発見であった。


2004-10-07(Thu) FRISK「SHAKENS YOU UP!」製作開始

  さて、昨日は「新しい工作ネタの回路を考えて終始」と書いてゴマかしたが、実は先日のX68kキーボードアダプタの根が乾かぬうちから、次の工作ネタとして「振動リマインダー」の回路設計を始めていたのであった。

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  どんなものかというと、ボタンで時間を設定、設定時間後に振動モータのバイブレーションで知らせる、というものである。電車の寝過ごし防止などに効果があるだろう。私の場合、電車は一駅しか乗らないので別に必要に駆られてというわけではないが、電子工作を始めた頃になにげに購入して死蔵してあった「振動モータ」「32.768kHz水晶」そして目の前にあった「FRISKライムミント味」の空ケースから思いついただけである。そう、今回はほぼ「ケース先行型」なのである。フリスクのケースが動き出したらそれだけで楽しいではないか。「そこにフリスクの空ケースがあったから、今日は工作開始日」なのである。

  さっそくサイズに合うように基板をカットする。当然ながら、かなり小さい。面積を有効に使うためには、ランドに少しかかるくらいギリギリまで削る必要がある。もちろん4方を削る必要があるから、切断が面倒だ。現在のところ、私はルータに円盤状のダイヤモンドカッターを装着して基板のカットしているが、この方法で紙フェノール基板をカットすると微細な粉が盛大に舞う。鼻から盛大に吸い込む。というか、フェノールって有毒だったような気がするが大丈夫なのか? 鏡を見ると前髪、まつ毛、鼻毛が白くなってしまっている。オレは浦島太郎か。もう少し効率的かつ正確に基板をカットする方法を考案しなくてはなぁ。

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  振動モータのコントロールを試す。電池は3Vのボタン電池のCR2032を使う予定なので、テスト用に単三電池2本を用意し、手持ちの75Ωを2本束ねて37.5Ωをつくり、振動モータに直列に接続。電圧が0.87V、電流が44mAとなり、定格の1.3Vよりもかなり低い電圧で駆動していることになるが、ボタン電池駆動だから回ればよいとしてしまうのである。

  そういえば以前に時計屋で腕時計の電池を交換してもらうとき、店員が「指で両面を触れてはいけない、電池が急激に消耗する」といわれ、それを今晩まで実践してきたが……ちょっとまてッ!! よく考えたら指で両極を触ったくらいで電池が消耗するか!? 確かに3Vという電圧は普通の単三電池の倍であり、人間の抵抗値が一定ならば倍の電流が流れることになる。また、平たい形状であるために接触する面積も広く電流が多く流れる側に傾くことは間違いないだろう。しかし容量は200mAh以上もあるのだ。試しにネットでいろいろ検索してみたが、そんな注意書きはどこにも見つけられなかった。ぐぬぬ、あの店員。ダマすつもりだったのか、アホだったのか知らんが、少なくとも何年も実践してきたおいらはアホだ。電子工作を始めてから1年も経っても実践していたなんて恥ずかしい。くそぉ……。

  気を取り直して部品を基板に実装する。実装してはフリスクのケースに合わせてみるが、前回のX68kキーボードアダプタよりもシビアだ。モータの高さ+基板厚でほぼギリギリなので、あとは裏のハンダの厚さを抑えるしかない。できるだけ薄くハンダ付けし、さらにルータで食んだ付けの肉厚を削る。まだ、若干フタに干渉する。フリスクのケースの肉厚を削るのは避けたいが……。

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  というわけで、今日はフェノール粉を吸ったためか、若干気分が悪いのでここまで。では。


2004-10-08(Fri) 神林長平「小指の先の天使」読了

  今日は工作の進捗はなし。よって、先日読み終えた本についてちょっと感想。

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  例の水戸黄門ハイキングの帰りに購入した、ハードカバーの本作だが、やっと読み終えた。もっぱら私の読書時間はたった5分の電車通勤時間に限られるため、読み終わるまでに非常に長期間かかるのである。最近、私は神林長平の本ばかり「読み返して」いた。神林の作品は非常に深い(と私は思う)ので、一度ならずニ度三度読まないと理解が進まない。実際には三度読んでもまだ読めそうな気がするほどだが、いい加減読み返すのもシツこくなってきたところに購入した本作、しかもハードカバーであるから、気合を入れてじっくりと読んでみた。

  本作は短編小説集であり、1つの書き下ろしを含む、6篇の作品が収められている。最初の作品「抱いて熱く」が1981年、その他3篇が1990年頃、残りの2編が2000年以降であるから、えらく時代がバラバラである。しかし、どこにも書いてない、もしくは私が気づかなかったのかもしれないが、本集はすべて同じテーマに沿って書かれているため、正確にいえば単なる短編小説集ではなく、神林お得意の連作短編集に近い。で、その同じテーマとは、下世話な言い方をすれば「マトリックスの世界」といえるだろうか。いわゆる、自分の生きているこの世界とは別の閉じられた世界、またはその逆にこの世界の上に開かれた世界が存在するということを前提にした物語である(これを神林はメタ世界と呼んでいる)。

  先も書いたように神林の作品では、かなり以前からメタ世界を度々扱っており、SF者にとってはその概念自体はさして珍しいものではないが「マトリックス」でそういう世界描写に初めて接し、もっと「先」を読みたいという読者にとっては文句なしに勧められる本ではないかと思う(マトリックスで息が上がっているヒトにはツラいと思うが)。

  「抱いて熱く」

最初の作品で、実に23年程も前の作品だ。SFとしてはライトで、後半に少しメタ世界が顔を覗かせる程度であるが、伏線はまさに冒頭1行目から始まっており、巧妙だ。ちなみに「マグナム壜」とはワインの大壜「キスリング」とは大型のリュックのことである。せつない語り口で、流れるようにラストに向かって行く。ピアノの独奏曲のようだ。うなる。

  「なんと清浄な街」

本作は最初から最後まで、メタ世界の存在を認識している登場人物たちの考察が続く。「死して咲く花、実のある夢」に近いスタイルで、まさに神林の本領発揮。私の場合、このタイプの神林の物語は、他のどんな作家の作品とも別格で、非常に奇妙な読み方を強いられてしまう。読み進めるうちに、自分自身でも考察を始めてしまい、登場人物たちの考察がウワの空になってしまうのだ。そうなると、少し戻って読み直さなくてはならず、ちっとも読み進められない。好きだが嫌いな、嫌いだが好きなタイプの作品。

  「小指の先の天使」&「猫の棲む処」

物語世界が同じなので、まとめてしまう。どちらの作品もメタ世界が過去の遺物となり、文明が土着民レベルに戻ってしまった世界の話。「魂の駆動体」の第2部に近いが、こっちのメタ世界は健在で、主人公はただひとりメタ世界を行き来できる老人である。「小指の先の天使」は神の存在の大胆な仮定「猫の棲む処」は猫の描写が面白いものの、残念ながらどちらも私には凡作に感じた。しかし、それも私が神林作品を読みすぎていて設定に驚きを感じないからかもしれない。なにしろ双方とも10年以上前の作品なのだ。

  「意識は蒸発する」

これは「ミクロの決死圏」テイストの話。当然ながら入り込む先はメタ世界である。まさにMMORPGを連想させる描写があちこちにあり、シンプルだが面白い。本作を読んだあと、自分の世界が閉じられたメタ世界であることを想像すると、日々のなにげない行動も面白くなる。

  「父の樹」

本作はSFマガジン発表時にリアルタイムで読んでいて、当時はさっぱり面白く感じなかったのだが、読み返すとなかなか面白いではないか。「ライトジーンの遺産」とクロスオーバする設定にもニヤリとできる。しかし、現在の世ほどモノ作りが楽しい時代はないと思える。私は個人的に工作が好きで、日々なにやら作業しているが、本作を読んで再認識した。ウチのオヤジもそのまたオヤジもなにやらゴソゴソを工作するのが好きな性格だったが、それは見事に私に受け継がれている。あまり作品とは関係ないが、本作を読みながらそういう性格で現在の世を過ごせることがとても幸せに思える。

  というわけで、なんだかんだいって神林の作品は間違いがない。最近は、他に興味をそそられる作家がなくて困っている。もうひとつ読んでないハードカバー「麦撃機の飛ぶ空」も買ってしまおうかな。

  なお、本来「メタ世界」のメタとは「高次の」という意味である。実際のところ「なんと清浄な街」以外はすべて「低次」の世界を扱っており、厳密にいうと「メタ世界」ではないかもしれないが、その辺はご愛嬌。


2004-10-09(Sat) 簡易「テーブル丸ノコ」作成

  さて先日、FRISK「SHAKENS YOU UP!」製作の際、紙フェノール基板を小さくカットした。しかし、ルータを手持ちしてカットしている以上、やはりある程度以上の工作精度は期待できない。しかしそれ以上に、盛大に基板の切削粉を吸い込んでしまうのが大問題だ。

  というわけで、以前から構想を練っていたとおりに、ルータの固定台を製作することにした。部品は以下の通り。なんかビデオデッキのようなものが見えるが、それはビデオデッキである。当然、部品のひとつである。壊れていたのだが、何かに使えると思い取ってあった。ちょうどよい重量感であるので、今回のルータの固定台として活躍させてしまうのである。上に載っている簡易ボール盤も使う。頭の部分のみ外してルータの固定部品とする。下にあるプラの板はPCケースの5インチベイのフタと、100円ショップで買ってきたリモコン立ての仕切り板である。

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  まず、プラの板を組み合わせてルータの回転丸ノコが通るスリットを形成する。例によってネジは皿ネジを使い、先日の加工方法にならって皿ネジの頭を収める部分を切削する。仕切り板の方はφ2.5mmのドリルで下穴を空け、タッピングツールでφ3mmの雌ネジを掘っておく。

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  一気に穴あけを進める。ボール盤の頭の部分に固定用のφ5mmの穴を2個、ビデオデッキの上部にはそれに呼応するφ4mmの穴を2個、すかさずタッピングツールでφ5mmの雌ネジ穴に加工。その他に、先ほどの皿ネジの出っ張った部分に合うように穴を4つ。

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  で、各パーツを固定すれば完成。と、簡単に書いたが、結構な工作精度が要求されるため、作業は慎重に行った。その甲斐あって、キチンと各パーツが固定できた。さっそく実践。定規を両面テープで適当な幅に固定して、それに沿わせるように基板を差し入れていく……!! とっ!! 薄い回転ノコ歯を使ったところ、一瞬で基板が手元から消失してしまった。歯の回転方向が奥側のため、手をしっかり添えていないとピッチングマシンよろしく基板をすっとばしてしまう機械と化してしまう。それ以前に、薄い回転ノコ歯だといかにしっかりまっすぐ基板を差し込んでも、曲がって切れていってしまう。手持ちのときに発生した現象が、これだけ固定しても起きてしまうとは……どうやって使うんだ、このノコ歯。結局、ダイヤモンドの回転ノコ歯(全面が切削面のヤツ)で切削してみる。うまくいくじゃん。

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  というわけで、そっちのノコ歯を使ったところ完璧な仕上がり。どうよ、このまっすぐな切削。ノコ歯の回転方向のおかげで、ほとんどの切削粉は作業台に落ちて周囲を舞わない。

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  できることなら、作業台の切削粉が落ちる部分のビデオデッキの天板を切り欠いて、デッキ内部に落ちるようにし、ビデオテープの形をした引出しのを差し込んだ部分で受けられるようにすると、かなり面白くて大いにウケると思うが、そこまでヤル気はないのでコレで完成。なんにせよ、ほとんどタダで「テーブル丸ノコ」ができたのはウレしい限り。これから大いに活用することにしよう。


2004-10-10(Sun) FRISK「SHAKENS YOU UP!」基板製作

  昨日の台風の後、台風一過とならず、今日も雨模様。どーにもやる気にならないので、ゼビウスしてはビール呑み、ギャラガしてはビール呑む。ギャラガは29面がちょっとした壁になっている。

  とりあえず、例のFRISK「SHAKENS YOU UP!」の回路を完成させる。PICの挿さる8ピンのICソケットをとりあえずハンダ付けするが、この上にPICを挿すとケースが閉まらないので、開発が完了したらICソケットは取り外してPICをジカにハンダ付けする予定だ。

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  で、試しにICソケットにPICを挿す前にLEDと振動モータの起動をチェックする。ICソケットの1番(Vcc)と5番(LED)をショートしてLEDの点灯を確認するのだ。OK。次は1番(Vcc)と6番(モータ)をショートしてモータの回転を確認するのだ。……回転せん。うげ。なんで? 電圧のチェックほか行うも原因不明。こんなシンプルな回路なのに……って、またトランジスタ逆じゃねーか。前回やったばっかりなのにまたやるかなぁ。なんでおいらのイメージと足の配置が逆なんだろうなぁ(←アホ)。付け替えッ!! で、OK……ん!? 不安定……どうも、回転の完了する位置によっては回転の始動に必要な回転力が得られないっぽい。定格以下で使用しているので、まぁ当然といえば当然だが。この辺りもブレッドボードで確かめておけばよかったトコロだ。75Ωx2で束にした37.5Ωが大きすぎるのか? 急遽、もう一本「上から」ハンダ付け。が、やはり動かず。むむ、となると、トランジスタへのベース電流が足りていないのか? 3Vの10kΩだと0.3mA、Cfeが100程度だとすると、コレクタ電流は30mAに制限されることになる(テキトーすぎ)。やはり、トランジスタ側がボトルネックになっていたようだ。倍流せば大丈夫だろう。というわけで、10kΩの抵抗を4.7kΩに付け替える。解決。モータは力強く回るようになった。もう少しブレッドボードを活用すべきだったな。せっかくあるんだし。

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  といったところで、これからソフト開発である。とってんぱらりのぷう。


2004-10-11(Mon) FRISK「SHAKENS YOU UP!」ファーム製作開始

  さて、例のFRISK「SHAKENS YOU UP!」の回路は一応完成したので、ソフト開発に移る。今回の工作のポイントは3点。ムリヤリFRISKケースに収めること、消費電流を極力抑えること、正確な刻の計測のために32.768kHzの時計用水晶を用いることだ。

  とりあえず、お約束のテストプログラム、LEDの点滅を試そう。久々に8pinのPICを使うので、12F675用のヘッダファイルを再確認する。PORTAでなくGPIO、TRISAでなくTRISIOとか、その辺に注意だ。……うへー、例によって動かない。なんだよー……て、あれ? 妙に不安定。点滅する時もある。なに!? PICを押すと点滅のスピードが変わる!? てーか、手をLEDに近づけるとスピードが変わるぞ!? これはテルミンッ!? テルミンができてしまったのかッ!?

  結局、初めて使う水晶が怪しいと感じたので、4MHzの内蔵オシレータを使って動かすと安定して動く。水晶に熱を加えすぎたのかなぁ、と思ったのでブレッドボード上に別の水晶を使って回路を再現してみる。やっぱりテルミン現象が発生する。むむぅ。FRISK型テルミンか……いいな。とか、ゆっとる場合ではない!! なんでだよ〜!?

  ここで、昔のOh!Xの復刊1999夏号を引っ張り出す(あぁ、あの感動からもう5年経つのかぁ……)。その号にはPICを扱った製作記事が載っていて、その製作には32.768kHzの水晶を使っていたのだ。おろ? よく考えたら、おいら水晶の脇を固めるコンデンサにナニ使ってたっけ? 0.1uFでよかったんだっけ? PICのマニュアルを見たところ、推奨のコンデンサは68〜100pF。軽く1000倍のモノをつけてしまっている。ぐはっ。水晶は3端子レギュレータじゃねぇつーの。そりゃ、動かんわ。

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  というわけで、恐らくそれが原因ということで、手持ちのコンデンサを探すと、セラミックの51pFが3つほどある。少し小さいがこれに付け替えれば解決するかもしれん。というところで、また明日である。


2004-10-12(Tue) 「Namco TV Classics - Ms. Pac Man」レビュー、その3

  今日はまとめて何通かメールを書く用事があるので工作はお休み。特にネタがないので、例の「Namco TV Classics - Ms. Pac Man」の残りの「ギャラガ」と「マッピー」のゲームのレビューをするのである。この2作ともデキがイイゾッ!!

  ギャラガ

このゲームはデキがいい。実は現在一番ハマっているのがこのギャラガである。このゲームはギャラクシアンの二番煎じ的な作品ではあるものの、プレイするとプレイ間隔はまったく異なり、その奥の深さに驚く。全体にかなりスピーディな展開で、ギャラクシアンのようにダレず、事象の組み合わせで微妙に難度が上がっていくというナムコお家芸のゲームデザイン。正統な続編のギャプラスを差し置いて、ギャラガ88という続編が出たのもうなずける話だ。ゲーム内のすべてが高次なレベルで結晶化していという点では、パックマンと肩を並べるデキだと思う。

  さて、以上のことはすべてオリジナルでの話だが、本製品もまったく同じように語れるレベルに仕上がっている。違いといえば、サウンドに関して、トラクタービームの音がせわしい、ボーナスパーフェクト時の「キューン」がない(わかる?)、分裂ザコの分裂音がない、ということくらいか。現在、私は29面まで到達しているが、10面、18面は登場時に攻撃してこない、数種のボーナスステージの動き、キャプチャ中に四方八方に弾を撃てる、という点も完璧だ。ゲームオーバー時にHIT MISS RATIOも表示される(200%技も可能)し、ゼビウスと違ってネーミングミュージックも2種類ある。

  ゼビウスと同じようにこのゲームも元は縦画面ということで、若干寸詰まりの印象を受けないこともないが、だからといってゼビウスのように難度に重大な影響を及ぼしている感じはない。もし実際に比率を変更していて、バランスを取り直していたとしても、文句のつけようがない完成度である。

  ちなみに、伝説として聞いたことのある「デュアルファイターの間にザコを通す」というワザだが、どうもウチのカミさんは経験したらしい。再現度に驚かされるのはともかく、この目で見たかった……。

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  なお「なんで最初からデュアルで出撃しないんですか」とか「敵がトラクタービームを放つ意図が不明」とかは決して言ってはいけない。言ってはいけないと言ったら、言ってはいけない。

  マッピー

このゲームもかなりの好ゲームである。なんといってもその特異な移動方法、適度に予測可能な敵の動き、絶妙な反撃アイテムや練られた得点戦略などのゲームの要素以外にも、キャラクタデザインの巧みさ、それにマッチしたBGMなど、これまたゲームバランスの妙を感じさせる。ギャラガと同様に、事象の組み合わせで微妙に難度が上がっていくというナムコお家芸のゲームデザインも健在だ。どうやったらこんな絶妙なバランスのゲームが創れるのだろうか?

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  本製品も上記のオリジナルのよさを損ねることはなく遊べるレベルに仕上がっている。違いといえば、やはりサウンドで、時々「音の伸ばし」がないという点が気になった(むぅ、もったいない)。ネーミングの音楽がえらくショボくなっているという点からすると、サウンド関連は意図的に手を抜いたのかもしれない。とはいえ、ゲームの内容的にはまったくオリジナルと同様で、ちゃんと追いかけデモから始まるし、ニャームコの動きが固定だったり、ミューキーズの速度が徐々に凶悪になっていく点、ハリーのタイミング、ご先祖様の出現まで違和感を感じることはなかった。現在14面まで到達しているが、屋敷の形も面ごとに異なるし、ベルや落とし穴のフィーチャーも存在した。若干、ドア開閉による攻撃がプレーヤー有利に設定されている感じがするが、これは改良ともとれるだろう。ボーナスステージは若干風船の当たり判定の異なる点があったが、ちゃんと数パターンあり、どれも結構シビアにできている(3パターン目のニャームコ割りも確認)。

  ちなみに、このゲームも元は縦画面だが、若干(マッピーの身長程度)上下にスクロールすることで対応しており、ニャームコ屋敷はちゃんと6階+屋根裏がある。一番上までスクロールしても一階のミューキーズの頭が確認できるし、一番下まで移動しても屋根裏のミューキーズの足が確認できるので、指摘されなければスクロールしていることに気づかないこともあるだろう。

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  なお、ニャームコとマッピーはゲームに登場する以前、もともとはナムコ製作の迷路脱出ロボットのキャラクタとして考案されたものだということはあまり知られていない。試しに「マイクロマウス マッピー」としてググってみよう。

  まとめ

というわけでこの製品、個人的にはものすごい逸品であると思う。プレイステーション版の方が再現度が高いという意見もあろうが、プラットフォームの寿命はビデオ端子ほどは長くなかろう。この製品ならば孫の代まで遊び倒せる。なにせ内蔵のゲームは「ひ孫の代まで遊ぶべき珠玉のゲーム達」なのであるッ!!

  余談だが、ギャラガに関しては「GALAGA MANIAX」、マッピーに関しては「MAPPY MANIAC」が非常に詳しい。攻略の際にはぜひ参考に。


2004-10-13(Wed) 「ワイヤレストラベルマウス」クラッシュ

  いつものように愛用のメビウスに火を入れ、お気に入りの「ワイヤレストラベルマウス」でオペラを立ち上げ、気分良くメールチェックしようとした時にそれは起きた。

  「ガッ!!」

  ホイールが前方に回らない。文字通り引っかかるようにして回転しない。なんじゃこりゃ、ゴミでも詰まったのか、と思い「えいっ」とやったところ、非常に気持ち悪い「シャガシャガ」という感覚を伴う回転をするようになってしまった。360度中、約120度の範囲で動きがヘンである。ホイールのロータリーエンコーダがクラッシュしたっぽい。

  この「ワイヤレストラベルマウス」は私のお気に入りで、本体内にレシーバーを組み入れることができ、レシーバーも小型、デザインが素直で、なんといっても光学でなくボールマウスであるのが気に入っているのだ。むぅ、なんとかならんのか。

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  というわけで、抜く手も見せずに分解。電池室内とボール格納部内にあるネジ2本を外すしたところ簡単に分解できた。内部にはピンヘッダで接続された2枚の基板とアンテナがある。なかなか丁寧なつくりではないか。

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  見たところ、ボールの回転は光学読み取りらしく、ローラーにつながっているスリットの入った円盤が基板に実装されているフォトリフレクタの間を通過し、マウスの移動量を検知しているようだ。先日ちょびっと書いたが、なんだかセガマーク3用のトラックボールをX68kに接続した時のことを思い出すなぁ。あのトラックボールは実際にLEDを赤く光らせて検知してたのが印象的だった。

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  それはそうと、問題の箇所はホイールのロータリーエンコーダだと思われるため、造りを確認したところ、ここはロータリーエンコーダ部品ベッタリの構造となっていた。ホイールの回転の「コリコリ」という抵抗を生み出しているのもロータリーエンコーダ部品である。ただ、ボールの回転は光学読み取りなのに、ホイールは接点読み取りっぽい。近年、一番激しく動く部分はホイールであるからして、そこに接点式のロータリーエンコーダとは疑問が残るな。まぁ、X68kのマウストラックボールはお金がかかっているはずなのにボールの回転を読み込むのも接点式だったし、それでいてかなり長い間ちゃんと動いたので、単純に接点式が悪いわけでもないのだろうが(当時マウスは修理用部品として入手しなければならなかったのでポンポン使い捨てにはできなかった)。

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  ロータリーエンコーダ部品は直接基板に力学的にもハンダ付けされているため、外して分解してみるつもりではあるが、内部の接点を復旧することは困難と思われる。すると、他のマウスから移植するしかないか。なんとか修理して使いたいところであるが、移植する部品がうまく設置できるか……。

  というわけで、すかさず予備の「ワイヤレストラベルマウス」を取り出す私である。ふふん。「気に入ったパーツは2倍買っておく」というオレの第2法則により、同時に2台買っていたため、もう1匹の予備があるのである(以前にぷらっとほーむのキーボードに惚れ込んだ時も発動)。とはいえ、修理できることに越したことはない。おまけに予備のマウスが「どこにいってしまったのか」という究極の問題も残っている(どはっ!!)。お〜い、ねずみちゃ〜ん。出てきておくれよぉ(とほほ)。


2004-10-14(Thu) 「ワイヤレストラベルマウス」修理成功

  昨日、愛用の「ワイヤレストラベルマウス」のホイールが故障し、予備のモノも行方不明だというかなり危機的な状況であるが、ま、そんなこんなで、元気出してがんばっていきたいんですけども。

  問題のロータリーエンコーダを分解してみるため、外すことにする。といっても、スルーホール両面基板に3端子、その両脇にフレームの足が2本と、かなりガッチリとハンダで固定されている。手元にはハンダ吸い取り線しかないので(私はハンダ吸い取り器を使ったことがない)、それでウリウリする。ふふふ、予想通り、ちっとも吸い取らない……というわけで、エイッ!!

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  ニッパで端子の根元をチョッキンナ、フレームの足は裏からチョッキンナ。で、ムリヤリ外してフレームのカシメをユルめ、部品をバラバラにする。想像どおり、接点式のロータリーエンコーダであった。よく見ると、三相の接点が、特殊なパターンと接することで回転方向と回転速度を取得する構造のようだ。結構オモシロいパターンだが、理解まではできない。理解できなくても掃除はできる。綿棒をシンナーに浸し、ムニムニして接点を掃除する。

  というか、そんなことより問題の本質を調査である。どうも、赤い矢印部分の接点が回転に巻き込まれ、内側に折れ曲がってしまったのが原因らしい。昨日の異常な感覚の原因はこれか、カミーユ。ええぃ、どうする。どうするもこうするもない。粛清してやるッ!!

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  もしかしたら、三相の接点のうち折れ曲がった部分は、他の形状と異なっていたかもしれないと思いつつ、こんな細かいパーツは自作もできなきゃ購入もできないのだ。ダメモトで問題の部分をカットするのみである。ニッパで丁寧に切り取って、組み直し、元のようにフレームをカシメる。

  実のところ、治せるとは思わなかったのでパーツの足を切って乱暴に外してしまった。よく考えたらパーツを外さなくても、カシメをユルめて分解できたじゃん。次に壊れた時はそうしよう……ってそんなに壊れたら困るって!! と心の中でツッコミを入れつつ、適当なスズメッキ線で足を延長し、元の部分にハンダ付けする。動け動け動け....動いてよ。今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだよ。もうそんなの嫌なんだよッ!! だから、動いてよぉ〜ッ!!

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  マウスを組み直して試すと、ホイールのみ全く反応がないという現象を発生しつつ、実は基板の接続部分のピンヘッダの接触不良っぽい、というオチを経て、見事完全復活である!! まさか、ホントに治せるとは思わなかった。ポン・デ・ライオンも喜んでいる。なんとッ!! 行方不明のマウスも帰ってきたッ!! これにて大団円である。チャンチャン。

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2004-10-15(Fri) 今日は呑み会

  昔の職場の先輩方と数年ぶりに呑み会。あんまり楽しくて、気がつくと日が変わっていた。あわてて電車に乗る。

  というわけで、今日の工作は休み。

  なお、今日のヤフーニュースにこんなワイヤレスマウスが取り上げられていたが、イマサラ何でこんなニュースなのだろう。デザインもワザとらしくて美しくない。だいたいGPL無視しかけた前科のあるエレコムというのが気に食わん。ザックリ。


2004-10-16(Sat) クラッシュド・ワイヤレスヘッドホン

  かなり以前に購入したものだが、ワイヤレスヘッドホンである。ワイヤレスヘッドホンというのは、赤外線で音声を飛ばすもので、非常に利便性がよい。しかし、さほど音がよいとはいえない(特にアナログ式)ので、なかなかハイエンドのヘッドホンにはなりえない。しかし、私は音を極めるよりは、利便性を重視する人間なのでとっても気に入っているプロダクツの一種なのである。

  この製品、レジ前に処分価格(確か3千円程度)で並んでいたものだ。TEAC製ということで購入したのだが、質は非常に悪い。ヘアバンド部(?)はプラの一体整形、耳当て部分との接合部は摩擦、耳にフィットさせるための遊びは取り付けのガタにより発生させている。んが、テレビの正面に位置すれば、さほど激しいノイズが乗るわけでもなく、私的には値段相応ということで満足の一品だったのだ。しかしながら、何年か利用するうち、ボリュームの調整時に激しい「ガリガリ」音が発生するようになるとともに、耳当てのスポンジがボロボロになってきたため、とうとう我慢の限界を超えそのままテレビ上に放置していたのである。

  しかし最近、あれこれ修理が楽しくなってきた私であるから、コイツも修理してしまおうと思い立った次第である。多分、可変ボリュームをちゃんとしたものに交換してやればいいだけだ。早速バラしてみる。

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  ちょっとばかりバラすのにてこずったが、壊すことなくバラすことができた。あちこちボンドで留めてある所や、基板のデキなど「どこからみてもチョー安物」であるが、要は「ノイズの量が我慢できる範囲で音が飛んできて」「装着感が我慢できる範囲であれば」それでいいのである。

  ボリューム部品はこれである。まるっきり「半固定可変抵抗器」であるから「ガリガリ」するわけである。動作を確認すると、左から「共通端子、可変抵抗ア、可変抵抗イ、10kΩイ、10kΩア」という感じだ。ちなみに可変抵抗はAカーブ。先日、大量に可変抵抗器を購入したが、Bカーブばかり購入したので残念ながら手元にはない。購入リストに挙げておこう。

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  で、動作が確認できたところで、こいつは再利用不可能確定であるからバラす。なるほど、シンプルだ。ステレオであるから、一度に2つの抵抗値が可変するようになっている。そんな可変抵抗器は購入できないであろうから、左右チャンネル別に可変抵抗器をつけることになるだろう。それはそれで鉄腕アトムチックで面白いかもしれん。つーことで、修理が楽しみだ。

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2004-10-17(Sun) 秋葉で買い物、ワイヤレスヘッドホン修理完了

  今日は先日見かけた「カーナビ技術者募集」の某社の会社説明会に品川に向かう。以前から「カーナビを作ってみたい」と思っていたので、場合によってはチャンスと思って参加したのだが、なんだかシェアはかなりのものだし、大企業なもんであまり具体的には携われそうもなさそうな感じであった。まぁ、カーナビ自体かなり複雑怪奇な代物になっているわけで、イチから作るというモノでもなくなっているのであろう。

  で、ついでなので帰りに秋葉である。前回の10/2に引き続いて、今日は10/17。2週間しか経っていないため、月イチの法則が崩れた。ま、今回はついでだしな。着いたら昼を過ぎていたので、まずは例のごとく「はなまるうどん」でしょうゆうどん食う。あいかわらず、うまい。で、またもや例のごとく秋月通り(?)に潜入するのであった。

  と、そのとき、目にとまったのが携帯のモックだ。実は、DDIのPHSであるH"にはTrevaという後付けデジカメがある。このTreva、デジカメの機能としては痛烈にショボいのだが、数pinの接続で簡単に画像が取得できるという利点があるのだ。Trevaでググるとゾロゾロ出てくるが、PICなどから簡単にコントロールできるため、簡易イメージングデバイスとしてうってつけなのである。ただ、残念ながら問題が2つあって、ひとつは既にディスコンであること、もうひとつは接続ジャックが特殊であることだ。私の場合、数年前にSANYOのJ700を購入した際になにげにTrevaも購入したもののその後まったく使っていなかったのだが、Trevaが活用できるという情報を耳にし、この特殊なジャックを探していたのだ。で、話が長くなったが、モックによってはこのジャックが付いているらしいのである。で、アサる、アサる、アサる……。なぜかモックのほとんどはH"だったが、ジャックがついているものは少ない。私の持っているJ700もあったがジャックのフタは接着されている。とはいえ、ジャックの付いているKYOSERAのPS-C2を3台も発見。なぜか値段がバラついているが、なにせジャンクのモックだ。細かいことは気にしてはいけない。無事、すべてお買い上げである。

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ラオックスアソビットシティ3番館
携帯モック200x2\400
携帯モック100\100
\500

  うほうほ気分で秋月。例のワイヤレスヘッドホンの部品を購入。可変抵抗器のつまみは既にあるのだけど、アンバランスにデカいつまみをつけるのもバカっぽくて面白いので、デカいつまみを買い足す(例のオレの法則に則って2倍購入)。あとは、例の8pinのPICが32.768kHzで動いてくれないので、それ用の部品も買う。秋月の店員さんによれば15pFでいいとのことだが、PICのマニュアルには68〜100pFとあるんだけどな。よくわからんが、10本で50円だし購入。

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秋月電子通商
可変抵抗器 10kΩ Aカーブ50x4\200
可変抵抗器用つまみ(大)30x4\120
水晶 32.768kHz50x3\150
セラミックコンデンサ 15pFx10\50
3端子レギュレータ NJU7223 3.3V 表面実装x3\200
ボタン電池 CR2032100x2\200
ボタン電池用ホルダ100\100
セラミックコンデンサ 0.1uFx10\100
\1,120

  「そ、んなに、買うもの、は、ないハズネ」とラップ調に千石電商へ。前から欲しかったホットボンドのグルーガンを購入。……とよく見たら、2連の可変抵抗器があるじゃないのぉーッ!! コレまさにうってつけじゃ……て、なんで10kΩのAカーブだけ在庫切らしてるかなッ!! あきらめずに5kΩのAカーブの場所をアサっていたら……ラッキー、あるじゃん!! 例のオレの法則を発動して2つ欲しかったが、さすがに2つは混ざってなかった。まぁ150円という値段では見つけても発動しなかったかもしれんが。ついでに可変抵抗器のつまみも買う。千石は秋月に比べて割高だが品揃えは素晴らしい。つまみだけで何種類あるんじゃ。一番バカっぽいつまみを購入。さらに、ヒューズも探してしまうが、さすが千石だけあって、いろんなタイプがあるわあるわ。メビウスのACアダプタ内には管ヒューズでなく、妙な形状(圧電スピーカ状?)のモノがハンダ付けしてあったので、そこに収まるモノを探したら抵抗型というものがあった。2.5Aがないので2Aと3Aを1本づつ購入。メビウスのアダプタが直った時に備えてプラグも買っちゃうぜ。最後っ屁に現状のワイヤレスマウスの電源スイッチに使うべくスライドスイッチとトランジスタ、ネジ類も少々。はぁはぁ。

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千石電商 1F
ホットボンドグルーガン\760
2連可変抵抗器 10kΩ Aカーブ\150
可変抵抗器用つまみ(数字付き)\150
抵抗型ヒューズ 250V 2A\40
抵抗型ヒューズ 250V 3A\40
スライドスイッチ30x3\90
ハンダ吸い取り線\180
\1,410
千石電商 2F
2SC1815x10\100
DCジャック(MN7680用)70x2\140
\240
千石電商 B1F
ナット 3mmx100\190
平ワッシャ 2mmx100\75
スプリングワッシャ 3mmx100\75
\340

  仕上げは、毎度のトライアミューズメントタワーでゼビウス……が空いてなかったので、とりあえずファンタジーゾーン。なんだか、1週目で3機もミスって2機も自機を購入しちゃったけど、その後は調子よく3週目の3面まで。このゲーム、見つけると必ずやっちゃうくらいマジで好き。終わったあたりでゼビウスが空いていたので、そのままゼビる。今度は16エリアを軽くクリア。2週目の16エリアで終わる。あー、おもしろ。

  今日の買い物の総額は3,610円。いつもは1ヶ月に一度来て5,000円なので、2週間ぶりだと2,500円でないとイカンのだが。3週間ぶりだと計算が合ったのにな。と、わけのわからんゴマカしをしつつ、さらば秋葉原である。

  で、今日はまだまだ続く。帰って早速ワイヤレスヘッドホンの修理をするのである。

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  ケースに可変抵抗器の軸を通す穴を空けるのだが、ケース内のスペースが微妙だ。デジカメで真上から写真を撮り、フォトショップで半透明にして重ね合わせ、ちょうどコンデンサの間に可変抵抗器が位置するよう、慎重に穴を空ける位置決めをする。よっしゃ、エエ感じに穴が開いたぞ。配線はバカみたいなので略すが、キレイに治った。

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  ボリュームをいじってもガリガリという音はしなくなったし、ツマミがバカみたいにデカいので調整がラクだ。プラシーボ効果で音質までグッと向上した(?)。あとは耳あてをつけてやらないとな。

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  ヘッドホンがアッサリ治ったトコロで気分を良くして、メビウスのACアダプタの修理になだれ込むのである。まずは、もとの切れている圧電スピーカ状のヒューズ取り外し、ついでにヒューズの中の状態を確認すべく、ムリヤリひん剥いてみた。なんだか繊維状のものがふやけたような感じになっている。なんだ、面白くない。

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  で、買ってきた抵抗型のヒューズを取り付ける。

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  よしよし。とりあえず、無負荷で通電のLEDが点灯するかどうかというところから実験だな。メガネプラグを単体のACアダプタに接……

  「パーン!!」

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  おわッ!! ヒューズが火を噴いたッ!! あー、びっくりした……。そーか、抵抗型ヒューズってのはこうやって切れるんだ……というわけで、結局この電源は使い物にならないことが判明した。私的には信頼のデルタ電源であったが、少しばかり信頼を失った感じ。きっと、どこか回路がショートしてるんだろうな。実は、AC100Vを接続する前にメガネジャックの左右間の抵抗値を計って0Ωというのは確認していたのである。んが、コイルの場合はDCに対する抵抗は0Ωでも、ACに対する抵抗は持つので(インピーダンスとはそういうもんだろ?)50%は大丈夫だと思っていたのだ。まぁ、50%はダメだと思っていたので、想像どおりといえなくもないのだが。ここんとこ、いろいろなガジェットの修理に成功しているので、このACアダプタの修理にも挑戦してみたいとも思うトコロなのだが、難度が高そうな割には得るものがなさそう(LOOXのアダプタで使えてるし、先日製作したEX232Cが使えなくなる)なので捨てることにする。

  実はもとよりガワとして使うという計画があり、そのための2週間前のトルクスビット購入だったのである。トルクスが手に入ったので文字通りフタを開けてみたところ、ヒューズの切断が原因らしかったので治してみようと思ったものの、LOOXのアダプタで問題なく使用できている都合上、修理は必要なかったのだ。このACアダプタはメビウス本体に内蔵しても使用できるというデザインであるから、内部をそっくり捨てて内部的にUSBの線を引っ張りUSBハブを内蔵すれば、メビウス本体のUSBポートを増設になるのだ。ワイヤレスマウスのレシーバを内蔵するとよりグッドだな。

  最後に、15pFのセラミックコンデンサと秋月で買った32.768kHzの水晶を8pinPICにつなげてみた……ダメじゃーん!! 秋月の水晶だとテルミン現象も発生しない。結局、最後にはムズムズしつつ長い一日が終了である。ぽっくん。


2004-10-18(Mon) 作業休み

  今日はヤボ用に忙しいので作業は休みである。いつもの作業がヤボ用でなくてなんだという説もあるが、それは言わない約束である。

  特に用もないのに修理したヘッドホンをして、無意味にボリュームをイジったりしてみる。うれしいたのしいだいすき。


2004-10-19(Tue) 水晶に関する推奨値に関する考察

  先日から悩んでいるFRISK「SHAKENS YOU UP!」のクロック回路であるが、どーにもちゃんと発振してくれない。仕方ないのでPIC MLにもヘルプをお願いしつつ、ウェブで水晶の情報をアサりにアサりまくってみる。すると、なかなか面白い情報が出てきた出てきた。

  水晶振動子のメーカーページである。ここには、MHz帯の水晶はATカット水晶(円盤型)、32kHz近辺はXカット水晶(音叉型)が主流であるということや、水晶の負荷容量から脇のコンデンサC1, C2の容量を求める方法などの情報があった。

  エプソンの子供向けページではあるが、ATカット、Xカットの水晶の振動の仕方がアニメになっていたりして、とても興味深い。

  水晶に関する技術士の方のページである。水晶に関する全般的な知識がギッシリであるが、個人的には水晶のパーツの透視図に妙に興味をそそられた。

  しかし、いろいろ調べてもサッパリ回答に結びつかないんで、とりあえず手元にあるモデムボード(化石)に付いている水晶を「目視確認」することにした。目視で確認してどうなるわけでもないが、確認するったらするのだ。おもしろければそれでいいのである。早速パーツを切り取って、上部をニッパでうりゃ。

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  コンビーフのカンを開ける要領で、中の水晶に傷をつけないように慎重に慎重に……ピョーン。はっ!! イキナリ手元から消えたぞ!! ……あーぁ、水晶の頭が欠けちゃったよ。とほほ。とはいえ、中身を確認することはできた。非常に薄い円盤状の水晶の表と裏に接点があり、各足に延びている。まさにこれがATカット水晶というヤツなのだな。ナルホドン。残念ながら破損後の写真しか撮れなかったが、むりやりレタッチしてうまく取り出せたような顔をしてみたりする。なははは。

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  とゆーか、いつまでも遊んでいてもいかんので、また、あれこれと試す。お。あれ? 動いてる? なんだなんだ!? エラいオチが待ってたぞ!!

  「水晶によって動いたり動かなかったりかよ!!」

  今まで試していた32.768kHzの水晶は、千石で購入したKDS製の10個250円のものなのだが、既にハンダ付けしてしまった1個以外の9個を全て試したところ、いくつかが正常に動くのである。さらに調査を進めると、水晶の脇を固めるセラミックコンデンサを15pFにした場合、5つは動き、4つ動かずで、51pFにした場合、3つは動き、7つ動かずで、100pFにした場合、9つとも動かないことがわかった。51pFで動いた3つは、すべて15pFでも動いたことからすると、良くも悪くも水晶の品質がバラついており、セラコンの容量を下げると、水晶が動きやすくなるっぽい。試しに同型の別のPICを用いて試したところ、結果はまったく同じ。完全に水晶側の品質のバラつきである。処分品10個250円たって半分が動かなきゃ安くねーじゃんよ。推定有罪。

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  調子に乗って、秋月で購入した32.768kHzの水晶を試す。すると、15pF, 51pFだと3つとも動くのに、100pFだと3つとも動かない。ここでもセラコンの容量が下がると動く傾向が見てとれる。んじゃ、PICのマニュアルにある68〜100pFという推奨値はなんなんだよ。手元の12個の水晶は100pFでは1個も動かなかったぜ。がるるるる。

  上記の水晶の負荷容量から脇のコンデンサC1, C2の容量を求める方法の式「CL = C1 / 2 + Cz」に従って、千石の水晶の負荷容量12.5pFから適正なC1, C2を計算してみると「12.5 = 15 / 2 + 5」となり、確かに15pFが適正値となる。それでも、9つのうち半分が動かないっつーのは説明がつかんな。68〜100pFという推奨値とはかけ離れとるし、いったいどーなっとるんじゃ。

  つーわけで、スカンジナビア半島の先端に至るまで納得できない状態だが、とりあえず動いたことは動いた。あたしゃアマチュアなのでそのまま製作を進めることにする。オツカレーション・フォー・オレ。


2004-10-20(Wed) 部品サルベージ、水晶発振!!

  夕方は台風の接近で大雨。ちょうど定時ごろ職場に「ヒマこいとるヤツ、ハヨ帰れ」という旨の放送がかかったことだし、遠慮なく帰ることにする。しかし、私の職場は駅まで徒歩15分。悪いことに先日、本屋でビッグサイズの傘をどこかのクズに持っていかれてしまい、妙に小さな傘を使うハメになっている。おまけに、私はレインウォーカーという素晴らしく履き心地のよい靴を履いているのだが、これは名ばかりで実際は雨の中を歩くとすぐ中まで染みてくる靴なのだ。

  しかし、そんな各要因は実際に問題ではなかった。職場を出て100mと進まないうちに、股下から下はズブ濡れ、靴の中は大洪水になってしまったのだ。久々に「ガッポンガッポン」という感覚を味わうことができた。マンガのように車から水をハネかけられ、マンガのように「うひゃー、ばっきゃろー」と叫んでしまう始末。まぁ、たまにはこーゆーのも面白いんだが。

  家に着いてすぐ、靴を立てかけて乾かす。が、明日の朝までに乾くとは思えないので、買い置きしてある新品のレインウォーカーを出し……て、あれ? これストームウォーカーって書いてあるぞ。ギャグか!? にしても絶妙なタイミングのギャグだな。雨ですら染み込んでくる靴だっつーのに。まぁ、履き心地が素晴らしいからいいのだが、そこだけはリーボックに激しく物言いをつけたいトコロである。

  さて、そんなこんなで昨日のブレッドボード上での実験結果を踏まえて、実際の開発基板上の水晶を載せ替えたいと思う。ただ、その前に昨日の「中身確認」のために水晶を取り去り、事実上壊してしまったモデムボードから、各種部品をサルベージしてみたい。モデムボードだけあって、結構おもしろい部品が付いているのだ。

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ステレオジャックx1
モノラルジャックx1
2連モジュラジャックx1
圧電ブザーx1
コンデンサ 330pFx2
ZNR?x1
トランジスタ 2N3906x1
トランジスタ 2N3904x2
抵抗270 1/4Wx1
抵抗39K 1/4Wx1
抵抗18K 1/4Wx1
抵抗7.5K 1/2Wx1
抵抗?K 1/2Wx1
電解コンデンサ 1uF 16Vx1
電解コンデンサ 10uF 25Vx1
電解コンデンサ 47uF 50Vx2
電解コンデンサ 10uF 50Vx11

  モジュラージャックは2連というのがとっても用途が微妙だが、そーゆーものほど「部品先行型」になんらかの工作アイデアが浮かぶものだ。例えば、電話の通話ログ(受けた切った)をシリアルポート経由でPCに送るとか、加えてそれに同期して会話内容をすべてPCに録音してしまうとか(うひひひ、これで東芝も脅し放題だ)。

  コイルらしき部品を外すときに足を抜いて壊してしまうというトラブルがあったが(コイルなんて使い方わかんないからいいんだが)、それ以外は概ねキレイに取り外すことができた。大漁の電解コンデンサは10uFのものが多く、小規模な回路の電源安定用にちょうどいい容量だ。うほほ。

  部品のサルベー時にハンダ吸い取り線を使い切ったので、予備を巻く。口金つきの製品を毎度買うのはもったいないので、180円で買える簡易包装のヤツを買って、口金つきのリールに巻き直すのだ。簡易包装のヤツは手が熱くなるし使い勝手も悪い。黙ってシコシコと巻く。蛍の光、窓の雪、部品のサルベージ、手巻き吸い取り線〜、てなもんである。あぁ、ビンボーくさ、こんなこと書くんじゃなかった。

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  で、やっと本題の水晶の交換である。既存の水晶とその脇の100pFのセラミックコンデンサを外し、替わりに15pFのセラミックコンデンサと15pFと51pFで正しく発振することを確認済の水晶を取り付ける。で、開発基板にPICを刺して電圧を与える……おぉ!! バッチリだッ!! LEDはキッカリ1秒間隔で点滅を繰り返した。あれだけ悩んでいたのがウソのようだ。このバカ水晶め……と、そこでフト疑問が湧いた。この水晶も15pFなら発振するんじゃないの? すかさずブレッドボードに刺してみる。

  ……動くじゃん。結局、水晶には問題がなかったから交換する必要もなかったってことだ。100pFというPICのマニュアルにある推奨容量がおかしかったのね。いずれにせよ、クロック回路は意外とデリケートであるということがわかった。発振回路には鬼が棲んでいると心に刻んでおこう。しかし、これで明日からはファームウェアの開発に移れるぞ。うぴうぴ。


2004-10-21(Thu) SVX……オマエもか!!

  今日はカミさんに職場まで迎えにきてもらう。待ち合わせの場所に向かうと、特徴的なSVXのテールが待っている。うぅむ……うぅむッ!! カコイイッ!! 再確認しつつ乗り込むと、なぜかカミさんが浮かない顔……なに!? 壊れた!?

  運転を代わってもらい、走り出すと、いきなり加速が不自然。鈍すぎる。50km/hほど出すと、ギアがバタバタを変わるような感触。信号で止まると、エンストギリギリのツラそうなアイドリング……。どうもギアの選択がムチャクチャになっているような症状だ。ムチャクチャといっても、ある一定の法則には従っているような、ヘンな挙動。

  カミさんによると、エンジンをかけるときから元気がなかったという。確かにバッテリーは弱っていたが、それがこの症状につながるかなぁ。オルタネータが死んでいて、全ての電力をバッテリーが補っていたとすると電圧不足でムチャクチャな挙動になることもあるかもしれんが……。なんにせよ、トランスミッション自体ではなさそうな感じなので、そうオオゴトにはならないとは思うが、予断は許さない。今週末はスバルに初入院だなぁ。困ったヤツよ。

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  そんなこんなで、ひさびさに本来の「SVX日記」が書けたと思ったのに、それがこんな報告とはまったくツイてない……と思ったら、先日直したハズのマウスのホイールが再び死んでいるではないか。ぐももも。どうもロータリーエンコーダ自身の寿命っぽい感じだ。予備の同型のマウスを使ってみるとホイールのコリコリした感触に張りがあり、その違いは歴然なのだ。やっぱりゴミマウスからの移植しかないのかなぁ。このサイトは「SVX日記」とかいいながら、すっかり「電子工作日記」だよなぁ、とか思っていたが、最近は「修理日記」がピッタリとハマリつつある。カンベンしてくれよぉ……。

  それはそうと、今度こそ「SHAKENS YOU UP!」のファームのプログラミングに取り掛かる。修理する以上に創造すりゃ「修理日記」の名は冠さずに済むだろう。とりあえず、正確で使い勝手のよい時間待ちルーチンを作る。


						;	################################################################################
						;	#
						;	#	時間待ち(小)
						;	#
						;	#		LD	A, 6			; 6を指定すると、
						;	#		CALL	WAITnx4p8		; 2行で 6 x 4 + 8 = 1/256sec 消費
						;	#
WAITnx4p8					;	WAITnx4p8
		movwf	waitCntS		;			LD	(waitCntS), A
WAITnx4p81	nop				;	WAITnx4p81	NOP
		decfsz	waitCntS		
		goto	WAITnx4p81		;			DJNZ	(waitCntS), WAITnx4p81
		nop				;			NOP
		nop				;			NOP
		nop				;			NOP
		return				;			RET
						;	
						;	################################################################################
						;	#
						;	#	時間待ち(大)
						;	#
						;	#		LD	A, 8			; 1秒の場合、8を指定すると、
						;	#		CALL	WAITnx0125		; 2行で 8 x 1/8sec - 10clock 消費する
						;	#
WAITnx0125					;	WAITnx0125
		movwf	waitCntL		;			LD	(waitCntL), A
		movlw	249			;			LD	A, 249
		goto	WAITnx01252		;			JP	WAITnx01252
WAITnx01251	nop				;	WAITnx01251	NOP
		movlw	253			;			LD	A, 253			; 253 x 4 + 8 = 1/8sec - 4clock
WAITnx01252	call	WAITnx4p8		;	WAITnx01252	CALL	WAITnx4p8		;		の時間待ち
		decfsz	waitCntL		
		goto	WAITnx01251		;			DJNZ	(waitCntL), WAITnx01251
		return				;			RET
						;	

  といったトコロで笑点おヒラきです。また明日。


2004-10-22(Fri) 「ワイヤレストラベルマウス」リローデッド

  昨日、再び壊れたSVX……ぢゃない!! ……いや、ぢゃなくもないな。実際SVXもエアコンに続き故障は2度目なのだが、それはともかくとして、話題はワイヤレスマウスのほうである。ホイールが使えないのがどーにも惜しいので、ジタバタするのである。で、今日は昼休みにでもいろいろ試してみようと、今日はワイヤレスマウス本体と精密ドライバ一式を持っての出勤である(なははは)。

  昼のチャイムが鳴ると同時に、慣れた手つきでマウスをバラす……て、こんなもん慣れたくはないのだが、とにかくバラす。んが、ロータリーエンコーダのパーツは基板からハズさなくてもツメを緩めればバラせると思っていたのだが、よく考えたらハズせなかった。むむぅ。結局、通電したままロータリーエンコーダをグリグリしまくってみたりしたが、一切の反応がない。接触不良とかいうレベルを超えてしまったっぽいな。この時点で完全に「移植」するしかないという考えに切り替える私であった。

  昼休み半ばにしてそのような考えに至ったので、残りの時間なにをするか。私は昼飯を食わないので時間がタップリある。結局、手持ち無沙汰の挙句に職場で使っているELECOMの安いマウスをバラし始めてしまうのであった(これは私物であるので念のため)。見た目には、全くネジがない。んが、私の目は節穴ではないッ!! バラしの法則「ネジはシールの下にあり」を適用し、マウスの腹部に貼ってあるシールの秘孔を突いてネジを外してしまうのであった。ほわたぁッ!!

  使って数年になるマウスであるから、内部までホコリが入り込んでおり、オッソロシク、キッタネェ。

  画像の説明

  「ッ!」

  どこかで見たようなパーツがッ!! ここで会ったが5分前ッ!! ソコの「ELECOM M-N2P2GY」ッ!! 臓器提供者に決定ッ!! である。まさに、まったく同じパーツに見える。ホイールを回す感触はエラく違うのだが、3本足+フレームという形状や、6角形という軸受け穴の形状、コリコリという感触をそれ自体で発生させているという構造まで同じである。こりゃそのまま付け替えるだけで動きそうである。

  というわけで、帰宅して即座にパーツをキレイ取り外し、横に並べて比較してみた。すると、まったく同じパーツというわけではなく微妙に違うことに気づく。生贄パーツのほうが軸の取り付け位置が微妙に低く設定されているようだ。しかし、そんなもんたいした事ではない。若干浮かせた状態で、ハンダで固定するだけだ。

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  ついでに、以前から気になっていた電源スイッチを取り付けてしまおう。このマウス、レシーバのパーツをマウスの腹に収めると電源が切れるような機構があるのだが、私は毎度レシーバを外すのは面倒なため、実質電源を入れっぱなしで使っているのだ。それでも電池は1ヶ月弱は持つのだが、気分的にイマイチなのは否めない。先日、このために千石で買ってきたスライドスイッチを取り付け、電源を切れるようにする。取り付け位置は一見ジャマなようで実際には全然ジャマにならないマウスの背中の頂点とする。ガワをバラしてドリルでスライドスイッチがちょうど入るような穴をあける。

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  でもって、基板の電源スイッチ部にリードを伸ばす。このスイッチ、押すとONになる接点と、OFFになる接点が同居しているので、押すとOFFになる接点にリードをハンダ付けする。

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  で、組み上げれば完成だ。なお、元からあるスイッチも殺したくはなかったので、生かしてある。よって、電源を切るには「レシーバを収めて」て「スライドスイッチをオフ」にしなければならない状態になっている。レシーバをいちいちPCから外すのが面倒なためにスライドスイッチをつけたのだから、レシーバをマウスの腹に収めなくても、レシーバを収めた状態にしておかねばならない。そうすれば、上部のスイッチでオンオフできるのだ。よって、ちょっとダサいが割り箸でスイッチを押さえてしまうことにする。

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  めでたくこれで修理完了である。今度こそ相当の間、元気で働いてくれるであろう。ホイールのコリコリ感も、パーツのグレードが若干高いのか、同型の新品のものよりも剛性感があり、よい感じだ。あとは、レシーバをメビウスのACアダプタのガワに入れ、内蔵できれば完璧だな。大変楽しみだ。

  さて、今日のマウスの話とは全然関係ないし、このブログではあまり時節ネタを扱いたくはないのだが、例の新規参入野球チーム名「東北楽天ゴールデンイーグルス」になぜかピンと来てしまった。なぜか妙に悪役っぽいイメージが脳裏に浮かぶのだ。なぜだ……なぜだ……なぜ……はっ、そうかッ!! 「ゴールデンイーグル」の対偶の単語が「シルバーホーク」だからかッ!! 確かに、惑星ダライアスを何度も救ってきた私に、悪役のイメージを抱かせるのに不思議はない名前である。ここはひとつ孫社長に「ヤフービービーシルバーホークス」を立ち上げてもらって対抗していただきたいトコロだ。実に現在の野球界は「ザ・テーマ・オブ・カオス」であることよ。ぽくぽくちーん。


2004-10-23(Sat) SVX入院……

  SVXの修理のために、近所のスバルに行くことにする。その前に、なんとなくボンネット開けたりして、バッテリの電圧を測るってみたら12Vチョイ。……つーか、測ったの初めてだから正常なのかわからん。確かに定格は12Vだけど、セルの回りがシブさからしてかなり弱っているような気がする。

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  相変わらずの症状で車体をガクガクさせつつ、カミさんを乗せてスバルに向かう。ギアがローに落ちないのか、妙に出足が悪いので右折の際にヒヤヒヤしつつ、なんとかスバルに到着。中でお待ちくださいといわれたので、R2のパンフなんかをパラパラしていると、おいらのSVXが出て行くのが見えた。試運転か? なんでもいいけど、あの状態であまりハデに走って欲しくないんだがなぁ。そりゃ走らんと症状も確認できんのはわかる。しかしSVXのATはガラスのATなのだ。そいつを妙なパターンでガシガシとチェンジする今の狂っている状態で走り回ったら、そっちまでイカレるではないか。いや、そりゃ走らんと症状も確認できんのはわかっているのだ。わかっているが、やっぱりATまでイカレたらどーする!? あ゛ー、ぢれんま゛ー。

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  気が気でないまま、ただ帰ってくるのを待つ。待っているとこれまたエラく長い……。やっと帰ってきた。サービスいわく「バッテリが弱ってますね、それ以外はちょっとまだわかりません」とのこと。で、なんでまた黙ってSVXが出て行くかなぁ。試運転ならさっきしたやん。もー、カンベンしてくれー。

  結局、バッテリーを替えてからまた様子を見るということで、入院させることになった。バッテリーの手配には若干時間がかかるとの事。はぁ……ブルー。スバルだけにワールドラリーブルーである。近所なので散歩がてら歩いて帰る。とぼとぼ。図書館に寄って何冊か本を借り、デパートで雨傘(75cm巨大サイズ)を買いつつ、帰宅。別に2週間くらいSVXに乗らないこともあるというのに、なんだこの喪失感は。うがー。

  こんなときは工作でもして気を紛らすに限る。先日修理したワイヤレスヘッドフォンの耳当てでも作ってやろう。カミさんに適当な布をくれといったら、ボロいハンドタオルを出してくれた。これが意外と厚手でこれなら綿を詰めなくてもよさそうだ。型紙を切って、一回り大きく布を切り抜き、周囲を荒く波縫いして、耳当て部分に被せて、糸を絞って終わり。それだけのことだが、意外とうまくいった。

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  早速装着してみると、これがもう思いのほかサイコーである。耳に当たるタオル地がムチャ気持ちいいのだ。音も特に曇ったようには感じない。オーディオマニアにはチャンチャラと笑われてしまいそうなので、さすがにオーデヲ振って(?)見せられないが、こんなかけ心地のいいヘッドホンは他にないぞ。マジで、マジで、マジで。

  あっさり工作……というより裁縫が終わってしまったので、SVXの事を思い出さないよう、今度はメビウスでもイジろう。先日、ACアダプタを一部爆破してしまったので、アダプタのガワを内蔵USBハブとしての再利用すべく計画を進めるのだ。ドリルでガリガリやっては、ハブの位置あわせなんかをしてみたりする。作業中、大地震。おぃおぃ、手元が狂うじゃねぇか、うぜぇ。無視して継続。写真にはないが、メビウスの裏ケースを外してケーブルの配線経路なんかも下見する。

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  が、気がつくとSVXのことが思い出されてブルーに……はっ、そうだッ!! 明日はバッテリーを手土産にスバルにSVXのお見舞いに行こうッ!! そーすれば修理も早まるし、純正のバッテリーより安く済むかもしれない。バッテリーの型式は80D26Rだな。よしッ!! 待ってろよー、マイブラザーッ!!(病気かオレは……)


2004-10-24(Sun) SVX復活!?

  今日は入院中のSVXにバッテリーの差し入れを持って見舞いに行くために、とりあえず電車でカミさんの実家に向かう。カミさんの実家には車が2台あるので、バッテリーを調達しに行くために軽のワゴンを借りるのだ。しかしこの軽のワゴンというカテゴリの車、ワゴンRから一般向けにも販売され人気が出ているが、私はその以前から楽しい車だと思ってニラんでいた。スピードは出ないが、軽快で大量の荷物が載って、維持費が安い。早い話が楽しいのである。SVXのセカンドカーにはピッタリである(ただし、スバリストならサンバーを選ぶべきだ)。

  車を借りて、早速近所のホームセンターへ。80D26R、80D26R……あった!! 9,240円。税抜きなら8,800円だ。ネットで見つけた8,500円とタメを張る価格。すかさずその場でスバルに電話して「純正のバッテリーは入荷に時間がかかるという話でしたが、いま偶然にバッテリーが見つかったので、持ち込んでいいですか?」と確認、OKをもらってお買い上げである。たいへん申し訳ないが純正の17,000円超えのバッテリーはさすがにツラいのである。

  そのままスバルへバッテリーを持っていく。自分で交換して、古いバッテリーはホームセンターに引き取ってもらおうとしたが、それはやってくれるとのこと。まぁ、いいか。バッテリーを置いてくる。ちなみにSVXには会わずじまい。ホントはお見舞いのつもりだったのだが……「ちょっと顔が見たいので」と言って変人扱いされるのもなんなので、そのまま帰る。ぐす。

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  自分の駐車場に戻って、なにげに軽のワゴンのボンネットを開けてみた。あー、やっぱりエンジンはここにはないわな。こういう車ってエンジンどこにあるんだろ? エスティマはMRだと聞いたことがあるけど、これはRR? 後ろにあるんかな? 荷台の高さはかなり低いけど。

  家に戻ってしばらくするとスバルから電話が。「バッテリー交換したら治りました」ってマジ? んなことあるの!? だって、基本的にエンジンが回ってれば+12Vラインには適正な電圧が発生するんじゃないの? 始動がキックだけのバイクだって、スパークは飛ぶんでしょ? 自転車にはバッテリーないけどダイナモでライトが光るじゃん……えーん、そんなので大騒ぎしてスバルまで持っていってしまったなんて恥ずかしいよぉ。

  確かによくよく考えれば、電装品タンマリな現代の車では話が違うのかもしれん。というか、ここで思い出すのが例のエアコンの電解コンデンサのパンクだ。昨今の車は、スパークのタイミングや燃料の噴射量、果てはATのコントロールまでCPU制御である。となれば、その電圧安定のために電解コンデンサがパスコンとして用いられていることも容易に想像がつく。今回の場合はATコントロールユニットの電解コンデンサがパンクしてしまい、バッテリーが12Vアンダーになったため、オルタネータが発生するリップルたっぷりの電圧がそのままCPUに作用して誤動作した……と、まったくもって想像なのだが、そういうことが起こったのかもしれない。

  まぁ、原因が上記の通りだったとしても、基本的にはバッテリーがしっかりしていれば発生しないだろうから、とりあえずヨシとしつつ、スバルの方が「パワステベルトが切れそうだ」というのでそっちも交換をお願いしつつ、ついでに以前からブラブラになって気になっていた助手席の足元のカーペット抑えのリベット状のパーツを注文しつつ、鼻先にひっついているSVXのオーナメントもキッタナクなっているので、合わせて注文する。これは以前、S3乗りの方に「キタナクなったら外して裏をシンナーで拭くとメッキ部分を残してクリアになるので、好きな色に塗り替えるとカッコイイよ」と聞いていたのだが、自分のを外してもそんなことはできそうもなかったので「後期型のってある?」と聞いたところ、あるそうなのでソッチを注文した。取り付け穴が合わないとちょっと面倒だが、最近は私の工作の腕も上がっている(道具が揃ってきただけ!?)のでどうにかなるだろう。

  さて、そんなこんなで少し安心して別途工作をする。例のメビウスに内蔵できるUSBハブの件だ。今回は曲がりなりにもUSBハブを内蔵するのだから、内部からUSBに結線(ハンダ付け)するのがスジなのだが、どうもそれをするにはマザーを外したりしてオオゴトになりそうなのだ。それで、ちょっとヒキ気味ではあるが背面に1つあるUSBポートにUSBジャックを刺し、脇のケンジントンロックの穴を利用して内部に引き込むことにした。「美しくないッ!!」というご意見はもっともだ。しかし、他人にはゴミ同然のPCであるが、私にとっては現役のマシンである。うっかりマザーをバラして復旧不可能になるとシャレにならないた。仕方なくそうするのだ。許せ。セリヌンティウス。

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  ただし、ジャックの小ささに極力コダわってみた。Aタイプの自作USBジャックを取り出して、削る、削る、削る。極力デッパリは最小限にしたいのだ。ケーブルも横出しにする。参考までにいろいろなUSBジャックを横に並べてみたが、かなり小さくまとまったと思う。

  と、この辺りで「SHAKENS YOU UP!」はどうなったの? という声もあろうが、シコシコとファームを組んでいる。少し機能追加も考えているのだが、なんにせよソフト開発は絵にならないですな。こーゆー製作記事をブログにまとめている時点で無理を感じ始めつつ、おやすみである。


2004-10-25(Mon) 「Taito Triple Screen Trio」レビュー

  さて、今日は特に工作ネタがないので、先日購入した「Taito Triple Screen Trio」のレビューをするのである。この機種には往年の名機であるタイトーの3画面スクリーンゲームが3つ収録されている。過去に購入したナムコの各製品には5つのゲームが収録されているのに3つとは少ない気もするが、画面数で考えれば5画面に対して9画面であるから倍近くお得な勘定である(?)。

  画像の説明

  ハードウェア

見てのとおり、筐体は「Namco TV Classics - Ms. Pac Man」と完全に共用である。今回はレバーを「ヒネル」アクションがないので、見た目は変わらないがレバーは普通の8方向のものになっている。ボタンに関してはまったく同様で、大きなボタンが「SHOT/KUNAI」小さなボタンが「BOMB/SYURIKEN」となっている。それはともかく、なんといっても特徴的なのはテレビとの接続ケーブルでRCAピンの黄色と白が3組出ていることだ。内蔵しているゲームが全て3画面ゲームなのであるから当然といえば当然なのだが、実際にテレビが3台必要となるため、非常に思い切ったコダワリの製品という感じを受ける。特に明記されていないが、3台とも同じ大きさのテレビでないとプレイがしづらいことは容易に想像できる。また、ゲームセンターに置いてある筐体ではテレビ間のツギ目を完全に無くしていたが、家庭でテレビを用いる場合はそうはいかないため気になることもあると思われる。本気でプレイするためには、狭枠タイプの液晶テレビを3台用意する必要があるだろう。また、サウンドについてはRCAピンが黄色と白の3組と一見モノラルのようではあるが、左側テレビ用、右側テレビ用でキチンとステレオサウンドとなっている。そればかりかセンターのテレビ用は低音用の設定となっており、ウーファに接続することでボディソニックまで再現できる仕様となっている。ただし通常は近所迷惑にならないよう左右のみの接続で十分だろう。私もそうしている。

  ダライアス2

他の2本「ダライアス」「ニンジャウォリアーズ」に比べると若干ランクの落ちギミの本作であるが、家庭で3画面ゲームができるということから考えるとかなり魅力的な1本だ。残念ながらコントローラがひとつしかないのでPROCOとTIATで仲良く出撃できないのがサミしいが、ゲームスタート時に押すボタンでPROCOかTIATを選択できるようになっているという細かい配慮は嬉しい。スタート後まもなくして、BGMと「REACTIONS ON THE RADER……」というTIATのボイスが重なる点も完璧である。ユラユラとゆらめくラスタースクロールも若干ひかえめに感じるもののちゃんと再現されており、画面の継ぎ目さえなければゲームセンターそのままといってよいデキである。サウンドに関しては若干音色がおとなしめに感じるほか、パーカッションがサンプリングでないような印象を受ける。このあたりはさすがにハードの限界といったところだろうか。なにせ相手は専用筐体で基板自体もかなり贅沢だったハズである。今のところ、上のZのみでエンディングまで確認しているが、エンディングもほぼ原作のままであった。とりあえず全ゾーンクリアまで相当長く遊べそうである。

  とゆーわけで、残りのダライアス、ニンジャウォリアーズはまたの機会に。ばーい。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

補足 [テレビを3台用意するのは私的にも非常に大変だったのだが、いつの間にか居間に3台の同型のテレビがセットされていた。なに..]

きりさん [あぅっ!やられました(笑) いや、本気で欲しいと思ったのは内緒(^^; モニタも3台かぁ…とちょっと同じ型のテレビ..]

フルタニアン(管理者) [すんません。思いついたら4月1日まで待てなくてやっちゃいました(^^;)。 ですが、昔のゲーメスト(ゲーム雑誌)に..]

きりさん [あ、歌人ML入ってたんですか(^^) じつは、以前そちらのオフに行った日の前日に、 MLの管理人のHさんの家に遊びに..]

フルタニアン(管理者) [おぉ、きりさん、そっち側もかなり濃いんですね。知ってたら以前のオフの時、一緒に孝蔵さんで盛り上がれたのに(^^;)。..]


2004-10-26(Tue) メビウス内蔵型USBハブの製作

  イキナリだが肉を焼いてみた。近所のスーパーに「オバケステーキ」という名で巨大な肉が売られているのだ。グラム128円と強烈に安いため、厚さはFRISKのケースの倍くらいあり、このボリュームでも600〜700円である。半分に切ってもステーキ皿のほとんどを占めるこの大きさだ。ただし問題は味で、ウマい時とマズい時の当たり外れが非常に激しいのである。ウマい時は果てしなくウマいのに、マズい時は底なしにマズい。残念ながら今回は平均以下だった。んが、経験的に6割程度の確率ではウマい肉に当たるので、次回に期待だ。というか、見分け方があればいいんだがなぁ(と、こんなトコに書いても誰もツッコンでくれるワケないが)。

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  さて、例の愛用のメビウスに内蔵USBハブを装備する件だが、概ね作戦が決まったので、もう一度バラしてみた。使用状態とは左右が逆になっているが、使用状態で右側にCD-R、左側にUSBハブが欲しいので、写真の上側のパーツ(元ACアダプタ)にUSBハブを内蔵するのである。できれば既存のコネクタを流用したかったが、ピンアサインを調べてカットしたりする気力まではないので自前で新設する。右上に置いたピンフレームがそれだ。

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  ついでに、ワイヤレスマウスの受信機も内蔵してしまうのである。最初、受信機をバラしてハブ内に内蔵しようとも思ったが、ハブの位置はマウスを使う側と反対だ。受信機とマウスの距離は近いほうがよいだろうからCD-Rのヘコミ部分を利用することにする。

  受信機をバラさないので、受信機を接続するメスのUSBジャックが必要だ。手元には基板実装用のジャックと、延長ケーブルのジャックがある。正直言うと、基板実装用のジャックのが高いし手持ちが少ないので、延長ケーブルをブッた切って利用したいところである。内部構造がどうなっているのか知りたいこともあるし。えぃっ!! とばかりにスキマにニッパを差し込んでバシバシと切り刻んでいく。なんか、先日水晶をバラした時を思い出すな。

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  結構ネチっこくて大変だったが、しばらくの後、表面の部分を排除することに成功した。中身はホットボンドのような、柔らかいプラのような、そんなような材質の充填により形成されており、中の結線を包み込んでいる感じになっている。こいつも排除しないとパーツとしては使えない。やっぱりスキマにニッパを差し込んでバシバシと発掘していく。今度はあんまりハデにやるとパーツを破損するので慎重に。

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  結果キレイにパーツとして取り出すことができた。後ろの端子はいわゆるハンダ付けタイプの9pinDINコネクタのような形状で使いやすそうだ。というか、最初からこういうパーツとして売ってもらえれば、こんな苦労しなくて済んだのに。といったところで、役者(パーツ)はすべて揃った。あとは一気に組み上げれば完成か!?


2004-10-27(Wed) メビウス内蔵型USBハブ完成(仮)

  昼下がりにスバルから電話だ。「SVXのメンテ完了しました。パワステベルト交換とオーナメントの取り付け、その他で9,xxx円です」。

  「オーナメント取り付け……付け……付け……付け……(エコー)」

  わー、いうのを忘れてた!! オーナメント取り付けちゃったんかい……。せっかく古いオーナメントを外して、新しいオーナメントとの違いを観察、レポートして、わくわくしながら新しいのを自分で取り付けたかったのにぃ……かなりショックだ。そりゃ、フツーのユーザなら取り付けてなかったら逆に怒るものなぁ。あらかじめ言っておかなかったおいらが悪いのは確かだ。古いオーナメント、捨てられちゃったかなぁ。とほほ。

  とりあえず、かなりのダメージを負ったが、ここは気分を変え、例のメビウスの工作を進めよう。まず、先日プラグのサイズを極限まで小型化したUSBプラグを、メビウス唯一のUSBジャックに刺し、すぐ隣のケンジントンロック用の穴から筐体内部に通す。ケーブルはそのまま筐体の奥面に沿わせるようにCPUの横まで引く。

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  CPU脇にはフロッピー、CD-ROMユニット等とドッキングするコネクタがあるので、そのすぐ上にピンフレーム(8pin)を新兵器のホットボンドで接着する。つまりコネクタを増設するような形である。よく考えたら、ハンダ付けする前に接着してしまうとハンダ付け作業が非常にやりにくく苦労するに決まっているのだが、昔からおいらはよく考えない人なので、ハンダ付け作業が非常にやりにくく苦労した。

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  大幅に作業の経緯をはしょってしまうが、ピンフレームの下側4pinにはUSBプラグからの配線、ピンフレームの上側4pinには昨日ひんむいたUSBジャックへの配線をハンダ付けする。USBジャックにはワイヤレスマウスのレシーバが接続されるので、CD-ROMユニット入るデッドスペースの周辺に配置する。

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  一方でピンヘッダ(8pin)の下側4pinはUSBハブへ結線し、メビウス唯一のUSBポートにUSBハブを接続したのと同じ状態にする。最後に、上側4pinはUSBハブの一番端のポートに裏側からハンダ付けして結線し、USBハブの一番端のポートにワイヤレスマウスのレシーバが接続されたのと同じ状態にするのである(表側からも刺すことができてしまうが、電源のみ取る機器等には使用できるので、あえて生かした)。

  夜も遅いので、元ACアダプタだったガワをルータでガリガリと加工することができないので、とりあえず仮組みする。結構ハデに内部にハンダ付けしたのでちょっぴり……いや、かなり電源を入れるのに勇気がいったが、自分を信じてスイッチオン!! 見事!! メビウスはメビウスDXとして起動した!! ワイヤレスマウスもちゃんと使えるぞ。甘露甘露。

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すかさず本体に増設したUSBポートにいつものデジカメをつないで写真を撮ろうと思ったが……カメラ自身でカメラが撮影できるわけがない。とりあえず、007デジカメをつないで撮影する。うむうむ、ちゃんと増設USBポートとしても動くぞよ。今までは、背面からワイヤレスマウスのレシーバを出っ張らせていたり、USBハブを背面からプラプラさせつつ使っていたのだが、この改造でウソのようにすっきりした。やっほー。

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  電気的にはこの時点で完成であるが、明日から仮組み状態の各部をキチンと加工していく予定である。


2004-10-28(Thu) メビウス内蔵型USBハブ完成(仮2)

  昨日、回路的な完成を見たメビウス内蔵型USBハブであるが、まだパッケージングがダメダメである。今日はもう少ししっかりした構造にすべく、作業を行う。

  といっても、やることはひたすらプラスチック削りである。今日はかなりハデに削らねばいかんので、粉が飛び散ってもいいように風呂場でひたすらガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ。アダプタのガワの一部を切り欠いて、サンドペーパで整形する。これは思いのほかウマくいった。

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  そして、ハブのガワをそのままホットボンドで接着。奥まっていたコネクタをアダプタのツライチまで持ってくることができた。これでアヒルも使えるようになったかな。ついでに以前に参考にしたページを見直したら、ピンヘッダを基板にハンダ付けしてからそれを固定していることに気づいた。この方法の方が強度が稼げそうなのでマネることにする。

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  遅い時間になったので、上面のフタの加工まではできなかったが、やっぱり仮組みしてみる。うむ、少し奥まっているが化粧板が被さる関係上、仕方ないだろう。前回の状態よりはかなり美しく加工できている気がする。

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  試しに電源を入れてみる。マウスを握り締めて起動するのを待つ。233MHzだからして、まったりと起動する。あの……マウスカーソル出ないんですが……(汗)。ログインできるし動作に問題もないのだが、マウスがつながっていない状態である。非常に苦労してキーボードだけで操作するが、なんか配線マズったかなぁ。とりあえずシャットダウン。気を落ち着かせる。鼻がムズムズしたので鼻をかむ。ゲッ!! 鼻水が真っ黒だ!! ……一瞬ナニかの病気かと思ったが、プラスチックの削り粉だ。あー、びっくりした。

  このメビウスはロートルながら私のメインマシンかつ愛機だからして、非常に気になる。気になるが今日は遅いのでお休みである。あー、気になるったら、気になる。


2004-10-29(Fri) メビウス内蔵型USBハブ完全完成

  USBハブの奥まった構造の件で、気になってアヒルを出してみた。すると突然、手がネチャッこくなったではないか。このアヒル、すげー面白いプロダクトだと思うのだが、どうも質がイマイチ。クチバシとか角の塗装はベタついてホコリが引っ付くし、裏のフェルトを止めているボンドがベッタベタに溶けている。

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  使う気を無くすほどベタベタなので、思い切ってバラす(またかい)。フェルトを剥がしてシンナーで拭く。しかし、それだけでスベスベを取り戻した。フェルトはポイだ。すると、スベスベの中に切り込みを発見。そりゃあ、もちろんめくってみる。中にはSANDISKの文字が。いや、これはデバイスマネージャで確認済みだったのだが、結構カタいボンドでグチャグチャに固められているのに驚いた。でも、LEDはちゃんとアヒル両目に配線されていて、目が光るようになっている。まぁ、そこそこの仕事だ。さて、剥がしてしまった裏地をどうしようか。そのうちなんか貼っておこう。

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  さて、アヒルは置いておいて、メビウスの工事である。昨日、マウスカーソルが出なくなってしまった事件が起きたが、裏のUSB端子→ハブのUSBポートの1つ、ハブのUSBコネクタから→マウスのモジュールへという具合に配線が逆になっていたことが判明した。サクサクとハンダ付けしなおす。とその前に、時間が早いうちにガワの上側をガリガリと削らねば。今晩は早めに飯を食ったので、ビールを呑んでしまっており、飲酒工作である。んが、私の場合なぜか呑んでいる方が工作精度が上がる気がする。かなりキレイに加工できてしまった。オレは佐渡酒造か!?

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  で、メビウスを組み直して、スロットにUSBハブモジュールを入れれば完全に完成である……て、マウスがまた反応しないんですが……。どうも、内部で刺さるはずのピンがズレて刺さっているようだ。ホットボンドで留めてしまったが……えいっ!! と角度を少し変え、再トライ。今度はちゃんと刺さったようだ。まぁ、そんなに頻繁に抜き差しするものではないからヨシとしよう(抜き差しするとすればフロッピーを使う時だから……)。どうだ、完成だ。結構キレイにできたぞ。使い勝手も上々だ。星ミッツですッ!!

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  ちなみにアヒルはギリギリ刺さって認識はしたが、半刺し状態にしかならなかった。ま、そんなに使うモノでもないし、要延長ケーブルと思って使うことにする。

  ちなみに矢印のポートは裏でワイヤレスマウスのモジュールにつながっているので電源取り専用であると私用に覚え書きしておく。危険だ。


2004-10-30(Sat) SVX退院、PHSのモック分解

  今日はスバルにSVXを迎えに行く。しかしここ数日、スズキのエブリィで買い物とかに出かけたが、運転がラクですな!! 小さいし真四角だから車を駐車する時に迷いがなく狭いところにもスポーンと入る。難点はスピードが出ないことだが……。買い物車としてはホント最高ですた。

  で、スバルへ。事前に1万円弱と聞いていたので、内訳はなんだろうと思っていたら、オーナメントって4,000円もするんですな。SVXに贈る10年目のテンスイートダイヤモンドてトコですか。前期型(恐らくS40II以前)のオーナメントは中央のハネが銀色で鈍く光るタイプだが、後期型(恐らくS3以降)は中央のハネが金色でツルピカだ。一説によると裏側の造りが、かなり違うようなのでソレをレポートしたかったのだが、店側で取り付けてしまったので断念。まぁ、バッテリーの取り付けと廃棄も無料でやってくれたみたいで、それはありがたいことなのだが。

千葉スバル
基本点検料\3,500
クリップ/フロアマットB\90
オーナメント/フロントフード\4,030
Vベルト/18X5.5X880\1,600
消費税\461
\9,681
走行距離53,664km

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  久々にSVXに乗ると、エブリィに比べて重い……。まぁ、シッカリ感とかは比べ物にならんですが、これがガツーンと走るんだからガソリンをガブ呑みするのは当然といえば当然な感じ。

  そのままホームセンターで買い物。そろそろ灯油のシーズンなので、灯油と、割れて破損している灯油のキャップを買いに行くのだ。ついでに工具コーナーをノゾく。意外と品揃えが良くていろいろ買ってしまった。細かい場所に便利なφ2mmネジとそのタッピングツール、ホットボンドの弾(ちょうど1本使い終わったところなのだが、添付の予備を紛失してしまっているので……)、あとはPHS分解用の特殊ドライバと、ヤスリだ。

  ついでに隣に併設されている、スーパーでも買い物。安い日本酒を買ったら月桂冠デザインの単三電池がついてきた。メーカは三洋なので安心なのだが、おもろいじゃないの。右のdillsというのはミントのお菓子で電子工作のケースとして利用できそうなので買ってみた。

ビバホーム
φ2mmネジセット\63
ホットボンド\207
φ2mmタップ\239
特殊ドライバ\504
ヤスリ\220
\1,233

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  家に帰って早速、特殊ドライバで先日購入したPHSのモックをバラす。電池部は両面テープで貼ってあるのでスキマからカッターを差し入れてホタテ貝よろしく切り裂き、ネジを隠しているゴムを外してネジ4本を緩めると基板があらわになった。

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  基板はまったくのツンツルテンだ。ちなみに表のスイッチに対応するデッパリだが、なんと携帯のボタンのクリック感を演出しているのはこいつ自身だ。なんか非常にガワとして魅力的なのだが、ツンツルテンの基板は全ての極が導通しているので、非常に使いヅラいと思われる。

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  でもって、ヒンジ部付近のネジカバーを外すとまたベンツネジが現れるのでこれを外すと上部がパカッと割れる。恐らくこのアンテナと例の特殊イヤホンジャックは製品と同様のものと思われる。

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  今回の最大の目当ては、簡易デジカメの「Treva」を接続可能な特殊イヤホンジャックである。妙な接着剤を丁寧に取り除いて回収。モックは3つあったので、3つ回収。うほうほ。

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  ちなみに、3つのモックのうちの1台からは基板がツンツルテンでない、恐らく製品と同様の基板が現れた。まったく部品は実装されていないが、これは面白い。一瞬、これならなんかのガワに使えるかと思ったが、多層基板であるからして、ボタンのパターンを追うのも大変そうだ。恐らく廃棄。

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  というわけで、モックではあったが非常に面白い分解作業であった。驚いたのはヒンジのあの「コッキリ、チャッカリ」という独特の挙動がヒンジ内部だけで実現しているということ。実は自分の使っているJ700のヒンジが破損寸前なので移植したかったんだが、どうも難しそうだ。というか、せっかくベンツネジドライバを買ったことだし、非常に今使っているJ700を分解したい誘惑に駆られるんですが……。ううーむ。


2004-10-31(Sun) 防塵マスク購入

  今日はヒマなのでカミさんと近場のショッピングセンターへ。ゲーセンがあるのでちょっと寄る。最近、面白いのが「クイズマジックアカデミー」とかいうクイズゲーム。ネット対戦で全国のプレイヤーとクイズ対決できるのだが、これが対人なだけに燃えるのだ!! 16人から4人ずつ脱落させつつ、優勝決定戦に進むのだが、カミさんと知識を結集するとほぼ確実に優勝決定戦まで行く。さらに、3割くらいの確率で優勝できる。ホントはカード作ってキャラを成長させるのが本気な楽しみ方なのだが、そんなのは放っておいても面白い。1,2,3回戦と3位につけてたクセに、決勝戦だけ優勝をかっさらう。ゴメンな、おいら本番に強いんだよ。

  先日行ったばかりような気もするがまたホームセンターに。買い忘れた防塵マスクを購入。10個で189円だ。これでプラスチック削る時にハナクソを真っ黒にする心配がなくなる。うほほ。

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  なんか今日は工作する気にならないので、スコッチを開けてみる。うーん、まずまずの香り。……だが、なんだかシンプルな味だなぁ。どーも、味わいを感じない。こんなことならいつものグレンモーレンジを買っておくんだった。失敗。とほほ。

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