SVX日記
2004-10-09(Sat) 簡易「テーブル丸ノコ」作成
さて先日、FRISK「SHAKENS YOU UP!」製作の際、紙フェノール基板を小さくカットした。しかし、ルータを手持ちしてカットしている以上、やはりある程度以上の工作精度は期待できない。しかしそれ以上に、盛大に基板の切削粉を吸い込んでしまうのが大問題だ。
というわけで、以前から構想を練っていたとおりに、ルータの固定台を製作することにした。部品は以下の通り。なんかビデオデッキのようなものが見えるが、それはビデオデッキである。当然、部品のひとつである。壊れていたのだが、何かに使えると思い取ってあった。ちょうどよい重量感であるので、今回のルータの固定台として活躍させてしまうのである。上に載っている簡易ボール盤も使う。頭の部分のみ外してルータの固定部品とする。下にあるプラの板はPCケースの5インチベイのフタと、100円ショップで買ってきたリモコン立ての仕切り板である。
まず、プラの板を組み合わせてルータの回転丸ノコが通るスリットを形成する。例によってネジは皿ネジを使い、先日の加工方法にならって皿ネジの頭を収める部分を切削する。仕切り板の方はφ2.5mmのドリルで下穴を空け、タッピングツールでφ3mmの雌ネジを掘っておく。
一気に穴あけを進める。ボール盤の頭の部分に固定用のφ5mmの穴を2個、ビデオデッキの上部にはそれに呼応するφ4mmの穴を2個、すかさずタッピングツールでφ5mmの雌ネジ穴に加工。その他に、先ほどの皿ネジの出っ張った部分に合うように穴を4つ。
で、各パーツを固定すれば完成。と、簡単に書いたが、結構な工作精度が要求されるため、作業は慎重に行った。その甲斐あって、キチンと各パーツが固定できた。さっそく実践。定規を両面テープで適当な幅に固定して、それに沿わせるように基板を差し入れていく……!! とっ!! 薄い回転ノコ歯を使ったところ、一瞬で基板が手元から消失してしまった。歯の回転方向が奥側のため、手をしっかり添えていないとピッチングマシンよろしく基板をすっとばしてしまう機械と化してしまう。それ以前に、薄い回転ノコ歯だといかにしっかりまっすぐ基板を差し込んでも、曲がって切れていってしまう。手持ちのときに発生した現象が、これだけ固定しても起きてしまうとは……どうやって使うんだ、このノコ歯。結局、ダイヤモンドの回転ノコ歯(全面が切削面のヤツ)で切削してみる。うまくいくじゃん。