SVX日記
2022-04-01(Fri) 敵性遊戯「元祖七種落物知育遊戯」発禁を検討
ウクライナ、マウリポリのレトロコンピュータ、ゲーム博物館が戦火で失われたという報告を受けての対抗措置と思われます。
一方で、1988年に発売されたアーケードゲーム「チェルノブ」に関しては、現在ウクライナ領内に存在する地名に由来するものであるため、発禁は検討されていません。しかしながら、首都「キエフ」の「キーウ」への呼称変更の影響を受け、呼称の変更が検討されています。
2022-04-10(Sun) 自分でサスペンションを交換する
ショック一式を組み直してからしばらく経つが、アレコレと準備を進めてきて、いよいよショックの交換である。前回のタイヤ交換に引き続き、普通なら経験する必要のないことに、ワザワザ取り組んだのであるから、ありとあらゆることを記録しておきたい。
次に、ジャッキアップの前段階として前タイヤをスロープに載せるのだが、前回、ピットの床が滑りやすく、スロープが前に逃げて載れなかったので、今回、2mm厚、100mm幅のゴムシートを準備していったのだが、これがジャストミート。スロープ手前部分の下に敷いたら、至極アッサリとスロープに載せることができた。よっしゃ、よっしゃ。
ジャッキアップ前に、トランクの内装を剥がす。ロードスターのリヤ・ショックの頭は、トランクの奥の左右にあるのだ。順に外していくが、実にプラのファスナ19個を外す必要がある。無くさないよう用意した紙コップに保持。
内装を剥がすと、給油口と燃料タンクをつなぐパイプを保護するフューエル・フィラ・パイプ・プロテクタというアルミ板があるので、ボルト5本を抜いて、それも外す。それで左側のショックの頭のナットにもメガネが掛けられるようになる。リヤ・ショックの上部は2個のナットで止まっているので、左右計4つのナットをわずかに緩めておく。
ホイール・ナットも忘れずに緩めてから、ジャッキアップ。前回はメインイベントのひとつだったが、今回は2度目なので気楽だ。前側のジャッキアップポイントには慎重に当てる必要があるが、今回も特段の問題なく、無事、4輪とも上げることに成功した。この時点で50分が経過しており、前回と同じ時刻であるが、今回は内装剥がしを済ませているのであるから、だいぶスピードアップしたと言える。まぁ、当然といえば、当然だろう。ここからが本番である。
リヤのタイヤを外し、左から始める。養生のつもりでフェンダーに養生テープでタオルを貼り付ける。まずはABSセンサを外す。整備書の図で予習したもののどうもピンとこなかったが、目視で見ればナルホドである。タイヤハウス内は暗いのだが、こんなこともあろうかと、だいぶ前から愛用している、ダイソーの小さなスタンドライト(改良済)を持ってきていたが、スゴく役に立った。
ショックの下部は1本のボルトで止まっているので、それを外す。だいぶ強く締まっているが、標準的なラチェットでギリギリ緩められる……が抜けない。ホイール・ハブ部分には上に強い力が働いているのだ。このことは事前に動画サイトで予習していたのだが、ここまで強い力とは思わなかった。手では十分に押し下げられないし、足だと体勢的にボルトに手が届かない。仕方ないので、ボルトのネジ山を利用してひたすら回して抜く。
NDのリヤ・サスペンションは5本のアームを持つマルチリンク形式だが、基本ショック・アブソーバとコイル・スプリングで、路面からの衝撃を受ける。それを外してしまっているのに、これだけ上向きに強い力が働いているとすれば、それは、アームの関節部分のゴムブッシュの作用以外に考えられない。えー、そうなのー?
過去に車のラジコンの組み立てでダブル・ウィッシュボーンの構成はよく理解しているつもりだったが、ラジコンにはブッシュがないのでショックを外すとホイール・ハブの動きはスカスカになる。実車ではブッシュがこれだけの力を受け持っているとすれば、そりゃ1G締めが意味を持ってくるはずである。
などと納得している場合ではない。ショックの装着部を軽く拭き掃除してから、ショックを組み込もうとしたが、差し入れるのが大変である。なんとか差し入れたものの、下部のボルトが通らない。反対側のネジ山にかからないのだ。散々、汗だくで悪戦苦闘したが、遂にギブアップ。ピットのオヤジさんに声を掛ける。
ピットのオヤジさんにお願いして足でホイール・ハブを揺らしてもらいつつ、ボルトを回す。それでも、しばらくかかったが、ようやく反対側のネジ山にかかった。こんなん、ひとりでは無理じゃないのか……あー、キツい。でも、ひと安心。
ショックの上部のナットを締める。トルクレンチは入らないので、メガネで。トルクを増やすため、2本を組み合わせて強めに本締め。一方で、下部は1G締めの意味を体感したので、1G締めする。ホイール・ハブの下にジャッキを入れ、タイヤハウスの上端から、ホイールの中心までの長さが約360mmになるよう持ち上げ、トルクレンチを73Nmに設定して本締め。ジャッキを外し、ABSセンサを元に戻す。これにて、左リヤの作業完了、である。実に1時間もかかってしまった。
次は右のリヤ……の前に、左の養生テープを剥がしたら、ボディに糊の跡が付いてしまった……容易には取れない。やるんじゃなかった。気にはなるが、後回しにする。といっても、右も左と作業は同じだ。もちろん、困難の度合いもだが。再びピットのオヤジさんにヘルプをお願いしつつ、作業完了、である。右は40分で終わった。
が、ここでガチョーン……ショックの一番上に透明なシートを挟むのを忘れてしまった。ほぼ全部の作業のやり直しになる……これは、手順をメモしておくべきだったなぁ。うーむ。とはいえ、心残りではあるが、重大な影響はないだろう。あきらめることにする。
さて、リヤにタイヤを取り付けるついでにローテーションする。走行2000kmチョイだが、ついでなので。しかし、疲労でタイヤが重く感じる。どうにか取り付けてホイール・ナットを手で締めたら、カラカラの喉にプロテインドリンクを一気飲みして、フロントだ。
ショック下部は1本のボルトで止まっているが、リヤがショック本体にナットが溶接されていたのに対し、フロントは通常のナットである。加えて、上のアームの左右のボルトも外す。どれもリヤと同じく、だいぶ強く締まっているが、標準的なラチェットでギリギリ緩められる。
リヤと同じく、ホイール・ハブ部分には上に力が働いているが、フロントの場合、上のアームを外しているので、リヤよりも作用しているブッシュの数は少なく、わずかながらやりやすい。ただし、ショックを取り外す際に、上のアームが干渉するので、わずかに知恵の輪っぽい感じになる。少しばかりショックと頭をヒネって取り外す。
ショックの装着部を軽く拭き掃除してから、ショックを組み込む。今度はショックの一番上に透明なシートを挟むのを忘れない。上のアームの位置取りが悪くやり直しもあったが、なんとかひとりで入れられた。下部のボルトと上のアームのボルトを仮締めしたら、ショックの上部のナットを締める。トルクレンチを54Nmに設定して本締め。下部の3箇所は1G締め。リヤと同じようにホイール・ハブを持ち上げたら、トルクレンチを59Nmに設定して本締め。ジャッキを外し、ABSセンサとブレーキホースを元に戻す。これにて、右フロントの作業完了、である。作業時間50分強。
最後は左のフロント。左も右と作業は同じだ……が、ショックの装着部の上側を軽く拭き掃除してたら、右の中指と薬指の爪の手前を切ってしまって流血。油断した。とはいえ、作業完了しないと帰れない。でも、ちゃんと絆創膏も持ってきているのだ。強めに貼って作業継続。作業完了、である。作業時間50分弱。
今回も、自分で丁寧に作業し、ほぼ納得できる出来栄えだったことで、苦労に見合った成果を得たように思える。1G締めの理由を体感できたしな。反省点は、リヤのショックの一番上に透明なシートを挟むのを忘れた痛恨のミスだ。
ピットを後にしたが、何しろ喉がカラカラだ。すぐに自動販売機が見つかったので、500mlの缶コーラを一気に流し込む。自宅まで帰る途中、乗り心地の違いを意識して運転したが……そう劇的な変化は感じなかった。そりゃ、スポーツカーだものなぁ。とはいえ、路面から受ける衝撃のカドはわずかに丸くなった気がする。少し強めのブレーキを踏んだ時、ノーズダイブする量も大きいような……というところで、何事もなく帰宅。まずはオニギリを頬張って、体を休める。しばらくして、トルクレンチでホイールのナットを締め直しつつ、すべての荷物を下ろす。ミッションコンプリシュト。
さて、これで我がNDロードスターは「NR-A」から「NR-S」になったわけだが、サスペンションの違いで運転の楽しさはどのように変化するのか、早く試してみたいものだ。近々、福井にでもロングドライブに行ってみることにしよう。
2022-04-11(Mon) もう食べられないよ〜
体作りが進み、筋肉が付き、ポテンシャルが高いぶん、燃費が悪めの体になり「腹いっぱい食べても、肥満にならない体」になったのはいいんだが、それが行きすぎて、遂に努力して食べても太れない領域に入ってしまったようなのだ。代謝が上がりすぎである、50歳を越えてるのに。
これまでの傾向から、呑み会などの翌日に1キロくらい増えることがあるが、それは「塩気+水分」による一時的なものであり、すぐに戻ること。逆に、十分な食事を摂らずにハードな活動を行うと、ストンと体重が落ちてしまい、こっちはなかなか回復しないこと。などが判明している。
昨日の作業ではひどく疲労したが、既にほぼ回復しつつあり、その回復速度は以前よりも速いくらいであるが、体重がストンと落ちることを見越して、だいぶ無理目に食べておいたにもかかわらず、それでもそこそこ体重がストンと落ちてしまい、そのぶん食わなければならないのに、疲労のせいかその気が起きない。まさに「もう食べられないよ〜」状態なのである。
■ 横須賀のアランプロスト [「透明なシート」ってピロアッパーと車体の接触面のでしょうか? あれないと雨水が滲んでくると思われます。]