SVX日記
2011-08-07(Sun) 続々、スピーカ、作る
先日、自作のスピーカユニットキット「FOSTEX P800」を100円のタッパー容器に装着した。もしかしたら、オーディオマニア真っ青の仕打ちといえるのかもしれないが、自分の耳で「キチンと違いを実感していく」という意味では、なかなか遊びがいのある状況であるといえる。
スピーカユニット単体では、スピーカの裏側から回り込む逆位相の波形によって低音がスカスカになるが、エンクロージャに付けることによってそれなりにマトモになること。タッパーのフタをキッチリと閉めてしまうと密閉型スピーカとなるが、どうもコモったような抜けの悪い印象の音になること。フタを少しめくると、その印象が払拭されること。すべて、その違いを自分の耳で実感することができた。スピーカユニットまで自作したのだから、トコトンまで「実感」していきたい。
で、しばらくは、そのまま後方簡易バスレフ型(?)で運用していたのだが、この度、めでたくラップを使い終わり「ラップの芯」という名のバスレフダクトが入手できたので、早速、エンクロージャの前方に穴を空け、バスレフ型での試験運用を開始するのである。
2011-08-09(Tue) まとめてWin作業
先日、どうにか自製のPICプログラマrakipicを16F688に対応させることには成功したが、ちょっと追認したいことがあって、Windowsを立ち上げる必要が生じた。最近、滅多なことではWindowsを立ち上げないので、ついでに、追加購入したXBeeのセッティングも済ませておくことにする。
実は、このループバックテストの成功の後、XBeeのマスタ側だけが、どうにも動作しなくなり、ファームウェアの更新をしようにもニッチもサッチもいかなくなってしまっていた。PCとのインタフェイスはそのままに、マスタ役をエンドデバイス役に挿し替えるだけで、エンドデバイス役はちゃんとX-CTUに応答するのに、マスタ側に戻すとウンともスンともいわないのだ。
いや、厳密には「電源を入れると、13番のSTATE LEDが、速めに点滅する」し「X-CTUでBreak信号を送る都度、9600bpsで『OK<0D>』という応答がある」のだ。でも、それ以外の応答はなし。
困り果ててDIGI社にメールしたが、2週間近く応答なし。催促したら、DIGI社からでなく、購入元の秋月からメールが来た。どういう契約になっているのかはしらんが、極めてカンにサワる対応である。メールアドレスを晒しておいて、メールを受けたんだから、自ら返事くらい寄越すのが筋ってもんではないのか、DIGI社め。印象悪いわ。
ところが、再度、事象を確認しようと立ち上げたら、事象が起きなくなっていた。原因は、電源が不安定さにあったのかもしれない。単3電池を3.3Vに昇圧したものを供給していたのだが、マスタ側のみ突入電流が大きいのかしらん。レギュレータで3.3Vに降圧したものを供給する限り、特に問題なく動くようだ。
DIGI社に悪い印象を抱いているとはいえ、XBeeの代替となるパーツはそうはないから、ジタバタしても仕方ない。とりあえず、追加購入した2個のXBeeをエンドデバイスに仕立て上げる。巷ではDTRやRTSの接続が必須とされているようだが、そんなもんつながなくても、ちゃんとファームウェアを流し込めた。
2011-08-10(Wed) スピーカの容積を計測
先日、まずは適当にバスレフダクトを装着した自作のスピーカであるが、適当なバスレフダクトの長さを理論的に算出するには、エンクロージャの容積を知る必要がある。
2011-08-12(Fri) 続々と、スピーカ、作る
先日、スピーカの容積を計測するために、100円のタッパーをふたつばかり追加購入したのだが、なんとなくやり始めたところ、やり始めたら止まらなくなってしまい、結局、こないだ秋月で購入した300円のスピーカの取り付けまでを済ませてしまった。タッパーとはいえ、キレイに丸い穴を空けるのはかなりタフな作業だったのだが……あぁ、疲れた……。
とりあえず、タッパーのフタを少しめくり、後方簡易バスレフ型の状態にして、音を出してみる。うーむ、違うね。どこがどうとは言えないが確かに違う。なんだろうね、この違いは。こーゆー気持ちがオーディオマニアへの入り口なんだろうなぁ。アブないなぁ。アブないねぇ。
先日、割った薪の切断面の平滑化も、ボチボチと進めている。これまた、かなりタフな作業。作業の甲斐あって、完全なスベスベまで、もう一歩のところまで来たが……なんか最近、コスってばかりだ……はぁ。
夕方、風呂で汗を流してから、5歳のガキをつれて、近所の焼鳥屋に行く。実は2回目だ。5歳のガキを居酒屋につれていくなんざ、なんてぇヤクザな親だ、と思われるかもしれない……んが、しかし、この居酒屋、むしろ子連ればかりなのであり、実のところ「焼鳥ファミレス」なのである。オッサン同士で行ったら、むしろ浮くくらいに子供だらけ。タバコの煙が漂ってくると、こんな場所でタバコを吸うなんてッ!! と……思わず居酒屋であることすら忘れてしまうくらいの雰囲気なのである。
店の前に「ご家族でのご利用歓迎」なんて書いてあり、子供向けのメンバーズカードが用意してあり、スーパーボールの当たるクジを引かせてくれる。ぜんぜんワケがわからない。最初からそう言うマーケティングで店を出したのか、途中でそういうニーズにキャッチアップしたのか。できて間もないんだがなぁ。どちらにせよ、ものすごい盛況なんで、成功してはいるんだが、どちらにせよ、驚きである。
2011-08-13(Sat) 利きスピーカ
昨日の作業を受けて、利き酒ならぬ、利きスピーカを始めてしまう。一応、マトモなスピーカ(?)とも聴き比べてみたいので、以前に壊れたソニーのテレビから取り外しておいた同クラスのスピーカも出してきて並べ、ブレッドボード上でワシャワシャと差し替え、音の違いについて自らの耳で検証してみる。
むー、やはりというか、さすがというか、ソニーのテレビの音は落ち着いている。エンクロージャの強度の違いを感じる気がする。ま、比較対象は吸音材すら入れてないタッパーなんだけどね。しかし、中高音のキレに関して言えば、タッパーの方が、特に秋月スピーカの方が良い気がする。むぅ。タッパーとはいえ、一番、手塩にかけたこともあり、気持ち的には良い音がしてほしいP800がイマイチというのは……むむぅ。
それはそうと、バスレフの管の長さによる違いは、体感できなかった。まぁ、各要素は複雑に絡んでいるだろうが、おそらくは数センチの差がそれほど効くことはないのだろう。今回、影響の大きい要素と、小さい要素を見極めるのも目的であるので、それはそれで有意義であったが。
さて、オイラのブログでは、滅多に時事ネタを引用して語るようなことはしないのだが、今回ばかりはさすがに引用したくなった。というのも「自家製 MP3 プレイヤーが原因で空港閉鎖」っていうニュースが、モロに他人事ではなく、結構シャレにならないものを感じたからである。もしオイラのアイテムが完成し、海外に行く機会があれば、間違いなく何も意識せずに持って行くはずである。あぁ、イヤな世の中だなぁ。
で、もうひとつ「Gmail的なものを自前で立ち上げるにはどうすればよい?」というニュース。オイラ、職場で毎日数百通のメールを相手にしているので、自作のメーラを使ってるんだが、まさにGmail的なものが欲しくて、作ったという経緯があるのだよね。
2011-08-16(Tue) 結石の製作体験
ガキの小便は高速だ。連れションすると速さに驚く。量が少ないのもあるのだろうが、パッと出て、すぐ終わる。自分もこんな頃があったような気がする。オッサンになると、そうはいかない。出るまでに時間がかかるし、終わるまでにも時間がかかる。
ガキは勝負にこだわる。どっちが速く終わるか勝負、なんてケシカけると、盛り上がりまくる……んが、この週末、ハナから負ける勝負とはいえ、ちょっと負けすぎた気がする。これは……残尿感というやつか。出した直後なのに、またトイレ。ここ数日、急にだ。いままで、こんなことはなかったのに。
2011-08-20(Sat) スピーカ、補強
先日、ちゃんとしたスピーカに比べると、エンクロージャの強度の違いを感じると書いたが、ほんじゃ、補強してやればいいじゃないか、と、タッパー内部に2本の柱を立ててみた。ここまで来たら、徹底的に金を掛けないことにコダわってみる。材料は、手元にあった割り箸とボンドである。まさに「おてもと」の部品を用いた工作である。
で、試聴。で、驚いた。かなり低音がズンドコと鳴るようになった。思わず「TAITO GAME MUSIC VOL.2 DARIUS」のCDを取り出してしまった。圧縮音源は、ドラムの音などがぜんぜん変質してしまっているものだからね。いやぁ、これはいいわ。P800のスピーカが、秋月のスピーカより、ソニーのテレビのスピーカより全然上の音を出すようになったわ。
一方で、内部には吸音材を貼るのがセオリー、ということなので、適当にフェルトを詰め込んでみることにした。見た感じ、いかにもモコモコな状態なので、これはモコモコな音になりそうだな、と思ったら、まったくもって想像通り。「モッコモコにしてやんよ」という音になった。当然ながら、入れるにしても、もう少し控えめに入れる必要がありそうだ。
それはそうと、どれもこれも中途半端なままだが、さらに自分の部屋の照明を赤外線リモコンで制御可能にするプロジェクトを開始した。今度は電池の交換をしなくて済むよう、AC100VでPICやリレーを動かすことにする。そして、先日に日米商事で5個100円で買った1uFのACコンデンサがリングに上がるのである。
そしてタッグを組むのは、久々に登場のPIC16F819……おぉーっと、なぜか書き込んでも動作しない。いったい、どうしてしまったんだぁー! 先日のPIC16F688と同じような症状だぁー! ……はっ、もしかして。