SVX日記

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2006-04-02(Sun) 電車の中でLANを組む

  なんだか、だいぶ間があいてしまったが、まずは今年も、志半ばにして病に倒れてしまった我が心の師、祝一平氏を偲んで、1分間の黙祷を捧げさせていただく。そちらはどんな塩梅でしょうか? 今もその筋なコトを考え、実践されていらっしゃるのでしょうか? もしかしたら、もう生まれ変わって、コチラの世界で再びその筋を目指してマイ進中なのでしょうか?

  さて、今日は予告どおりWBEL3とWBEL4を同時に起動して、互いに通信をしてみちゃったりしたい。フツーならWBEL4をcoLinuxで動かしたりしたら、次はXの設定なんかに進んでGUI環境を整えちゃったりするものなのだが、オイラはXにまるで興味がない。よって、こーゆー地味な方に突っ走っていってしまうのである。あーぁ、こんなコトだから、今日もスクリーンショットが地味すぎて困ってしまうのだ。

  まずは、WBEL4を起動したら、いきなりネットワークがつながらない。WBEL3を起動していたりすると、Win側にひとつしかないTAPドライバの口を取り合ってしまうのが常だが、それが原因ではなくネットワークがつながらない。なぜなら、一旦ノートPCにインストールした時にeth0の設定にMACアドレスが書き込まれてしまっているので、それとインターフェイスが矛盾していると上がらないのだ。これの修正は矛盾したHWADDRを消すだけ。ついでにeth0のネットワークの設定もしておこう……

# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=static
IPADDR=192.168.5.129
NETMASK=255.255.255.224
ONBOOT=yes
TYPE=Ethernet
GATEWAY=192.168.5.130
・HWADDRの行は消す
# ifup eth0
・これでインターフェイスは起動するはず
# ifconfig
・上がっているか確認する

  ……妙なネットマスクだが、WBEL3とWBEL4を同時に使いつつ、いろいろ実験をしたいんでこんなことにしている。GATEWAYはWin側のインターフェイスのIPアドレス(の予定)だ。

  で、あまり必要ではないのだが、Win側のIPアドレスはcoLinux側のdhcp機能で設定させたりしてみたい。こーすると、Win側のTAPの設定は自動にしておくだけで済む。あ、まずはdhcpパッケージのインストールね。

# rpm -ivh /mnt/bin3/WhiteBox/RPMS/dhcp-3.0.1-38_EL4.i386.rpm
# cp /usr/share/doc/dhcp-3.0.1/dhcpd.conf.sample /etc/dhcpd.conf
# vi /etc/dpcpd.conf
 
ddns-update-style interim;
ignore client-updates;
 
subnet 192.168.5.128 netmask 255.255.255.224 {
 
        option subnet-mask              255.255.255.224;
 
        range dynamic-bootp 192.168.5.144 192.168.5.159;
        default-lease-time 21600;
        max-lease-time 43200;
 
        host suzaku40 {
                hardware ethernet 00:FF:00:D7:A7:A1;
                fixed-address 192.168.5.130;
        }
}

  縁起モンなので、ここらで一度、再起動しておこう……と、その前にうっとおしいサービスを落としておく。落としとくとよいサービスは、canna, kudzu, messagebus, smartdあたり。あと、cronを生かしておくと、突然makewhatisというmanページかなんかのインデックス処理が走ってCPUを食いまくるので、cronを落としておくか、/etc/cron.daily, /etc/cron.weeklyの中のmakewhatisをコメントアウトしておくのもよい。サービスを落とすにはntsysvコマンドを利用するとラクでいいぞ。

  再起動したら、起動時の[FAILED]エラーが相当減ったはずである。気分よく、一般ユーザを追加したりしてみよう。apacheを動かした時にsuexecで悩まないように、uid, gidとも500で作る。

# groupadd -g 500 furuta
# useradd -u 500 -g 500 -m mitsu
# passwd mitsu

  一般ユーザが作成できたら、主な作業はそっちでする。cygwinからsshでログインだ。

$ ssh 192.168.5.129 -l mitsu

  作業の順番が前後するが、WBEL3とWBEL4を同時に使う場合、TAPデバイスを追加する必要がある。つまりは、仮想Linuxサーバとはいってもサーバであるから、2台のサーバに各々1枚ずつ(1枚以上でもよい)ネットワークカードが必要になるのだ。PC内部に存在するサーバに対し、ネットワークカードを1枚追加で挿すイメージである。

  設定、コントロールパネル、ハードウェアの追加、次へ、ハードウェアを接続しています、次へ、新しいハードウェアデバイスの追加、次へ、一覧から選択したハードウェアをインストールする、次へ、次へ、ネットワークアダプタ、次へ、TAP-Win32 Provider(coLinux)、TAP-Win32 Adapter V8(coLinux)、次へ、次へ、続行、完了……って感じだ。

  TAPデバイスが追加できたら、名前をcoLinux30とかcoLinux40とかにしておく。で、この名前は、coLinuxの起動設定ファイル、wbel4.colinux.xml等から参照される。具体的には設定ファイルの末尾の設定を、以下のような記述に変更する。

<network index="0" type="tap" name="coLinux40" />

  各々の環境をちゃんと設定すると、WBEL3とWBEL4の両方が立ち上がるようになる。cygwinの端末から、各々の環境にsshでログインできるか確認してほしい。この時点で/etc/hostsはこんな感じかな。

192.168.5.65    wbel3-co wbel3-co0
192.168.5.66    suzaku3 suzaku30
192.168.5.129   wbel4-co wbel4-co0
192.168.5.130   suzaku4 suzaku40

  実はcoLinuxは起動直後にTAPデバイスが有効になるので、Win側からはその時点でdhcpへの照会が始まるのだが、coLinux上でdhcpdが起動するまでには相当のタイムラグがあるので間に合わず、Win側のTAPデバイスに変なIPが付くコトがある。その場合は、Win側でipconfig /renewを実行し、IPを設定しなおすとよい。

  で、仕上げ。この状況ではWinマシンがルータの役割をしないので、WBEL3とWBEL4の間で通信ができない。Winマシンをルータにするには、サービスを立ち上げればいい。マイコンピュータ、管理、サービスとアプリケーション、サービス、Routing and Remote Access、開始だ。スタートアップの種類を自動に設定しておくと、再起動毎にサービスを開始する手間がなくていい。

  さて、WBEL3からWBEL4へのpingは通るだろうか? ルーティングの設定をちゃんとすると、個々の環境からLynxでWebアクセスもできるようになる。時々はwgetでrpmファイルをゲットする必要もあるであろうから、ネットワークはちゃんと設定しておくに越したことはない。

  なお、Win側でルーティングサービスを上げる代わりに、ブリッジ接続を使うという手もあるらしい。おそらく、スイッチ(ハブ)につなぐような感じになるのだろうな。こっちのが設定は簡単だが、ネットワークが別にならないので面白みがないという問題はあるが。

  最後に、以前からやってみたかった、仮想TAP2本を使ったBonding環境(2本を束ねて1本にし、通信速度を倍もしくは信頼性を倍にする手法)の構築であるが……coLinuxにはBondingドライバは用意されてませんでした……そりゃそうか。ちゃんちゃん。


2006-04-04(Tue) ワンダーボーイVIモンスターワールドIV

  先日、アドバンスド大戦略を始め、そのあまりに激しい時間消費に驚いてアワてて中断したが、メガドライブのゲームといえば、今でも鮮烈な印象が心の底に焼き付いているのが「モンスターワールドIV(以下、MWIV)」である。

  このゲームはスゴい。なんと表現したらいいのか、なにしろバランスが見事である。世界の統一感、ストーリー、操作感、難易度、斬新さなど、ゲームに必要なすべての要素を高次に兼ね備えている……で、なんといってもキャラクタが最高なのである。主人公が女の子。これがもう、かわいいったらないのだ。左右へ歩く、走る、ジャンプする、剣を振る、泳ぐ、水に流される、アイテムを入手する、ダメージを受ける、落っこちる、感電する、泣く……ものすごいパターン数で、そのすべてが、強烈にかわいらしい。他のゲームとはちょっと違う大げさなポーズが、またズルいほどにうまいったらないんだコレが。

  画像の説明

  で、もう一人の主人公。主人公の相棒キャラであるペペログゥ。丸っこい猫のような、空をフワフワと飛ぶ不思議な生き物だが、口笛を吹くと飛んできて主人公の頭に載る。コイツをうまく利用して各ワールドを進んでいくのだが、なにしろペペログゥとはありとあらゆる場面で、それこそ様々な方法で、共に助け合いながら進んでいかなければならないようになっている。だから、ペペログゥには愛着が湧くなんてものじゃない。かつてこれほどまでに「友」を感じさせるNPCがいただろうか?

  画像の説明

  基本的には4つの世界+αを順にクリアする、乱暴に言えば「スーパーマリオ」なのだが、そこに「ストーリー」が加わっているのがスゴい。このストーリーも決してバックグラウンドを盛り上げる道具としてだけでなく、ゲーム自体(アクション要素)に関わってくるというのが面白い。

  画像の説明

  以前に「風のクロノア」というゲームを遊んだ時、ふとこのゲームの存在を思い出した。クロノアもかなりの好ゲームだが、個人的にはコッチのが上だと思う。もしかすると、MWIVを意識していたんじゃないかとも思える。クロノアも「友」と「ストーリー」という要素を併せ持っているからだ。ただし、それがゲームの内容に干渉してはこないので、そういう意味ではMWIVのが上だ。

  久々にエミュレータで遊んで、サクッとクリアしてしまった。若干、美化されている印象もあったものの、かつて味わった暖かい印象を再び味わうことができた。

  ちなみに、このゲームはSEGAがメガドライブ用に出したモノだが、元はWESTONEという会社の手によるモノだ。ワンダーボーイシリーズの製作はすべてこのWESTONE。よって過去、PCエンジン用にビックリマンワールドなどというモンスターワールドのコピーのようなゲームが存在するのも、WESTONEがライセンシー企業だからで、別に不思議なことではない。

  オイラは元祖モンスターワールドもかなり好きで、それもかなりハイレベルな出来であったから、勝手にWESTONEは海外のスーパーゲームデザイナー集団かと思い込んでいたが、先日ググッてみたところ、フツーの日本の企業だった。

  画像の説明

  しかし、よく見ると1989WESTONE、1994SEGAというタイトルクレジットはなんなんだ? 1989といえば、元祖MONSTER WORLDの2年後ではないか。どーしてこんな名作を5年間も寝かせていたんだろう? オマケにWESTONEは、MWIV以降はシリーズを作っていないとのコト。あーもったいない!! せめて本作をSEGA AGESとかでリメイク……いや、いやいやッ!! やっぱりそれは絶対にヤメていただきたいかな。やっぱり……ね。

  このゲーム、エミュレーション以外でも、セガゲーム本舗で合法的に遊ぶことができる。遊んだことのない人は、ゼヒひとつ遊んでみていただきたい。上質のスコッチのようなゲームである。できれば駆け足で遊ぶのでなく、ゆっくりと丁寧に、アーシャちゃんとペペログゥの一挙手一投足を楽しみながら、トコトンまで味わっていただければと思う。

  あ、このゲームにはひとつスゴいバグがあるので注意してほしい。それは、ワンダー「ボーイ」VIというタイトルである。では。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

フルタニアン(管理者) [アーシャちゃん&ペペログゥのキャラデザインをされた方のページ発見!! http://www.linkclub.or...]


2006-04-05(Wed) ミラクルも捕獲してしまう

  先日、WBEL4をcoLinux環境に捕獲してからというもの、大変に快適に過ごしている。で、調子に乗ってMiracleLinux4もcoLinux化してしまうのである……と、いっても、実は先日のWBEL4とまったく同じ手順で出来てしまうのであった。ls /etc/*releaseすると一目瞭然だが、MiracleLinuxのベースはRHELなのである。なぁんだぁ。

  まぁ、MiracleLinuxはクローンディストリビューションもないし、基本的に箱売り商売のOSであるから、これを見て「ほんじゃひとつMiracleを入れてみようかね」などという人はほとんどいないと思う。よって本件は、あまり有益な情報ではないといえよう。

  画像の説明

  それだけだとネタとしてあまりにサミしいので、参考に我がモバイルPCの中のネットワーク図を出してみたりする。

suzaku(192.168.2.5)--+ [TAP:coLinux20]
[未]                 +--suzaku20(192.168.5.2)-----wbel2-co0(192.168.5.1)----+
                     | [TAP:coLinux21]                                      |--wbel2-co
[未]                 +--suzaku21(192.168.5.34)----wbel2-co1(192.168.5.33)---+
                     |
                     | [TAP:coLinux30]
                     +--suzaku30(192.168.5.66)----wbel3-co0(192.168.5.65)---+
                     | [TAP:coLinux31]                                      |--wbel3-co
[未]                 +--suzaku31(192.168.5.98)----wbel3-co1(192.168.5.97)---+
                     |
                     | [TAP:coLinux40]
                     +--suzaku40(192.168.5.130)---wbel4-co0(192.168.5.129)--+
                     | [TAP:coLinux41]                                      |--wbel4-co
[未]                 +--suzaku41(192.168.5.162)---wbel4-co1(192.168.5.161)--+
                     |
                     | [TAP:coLinux50]
                     +--suzaku50(192.168.5.194)---ml4-co0(192.168.5.193)----+
                     | [TAP:coLinux51]                                      |--ml4-co
[未]                 +--suzaku51(192.168.5.226)---ml4-co1(192.168.5.225)----+

  リザーブ部分として未実装の部分は多いが、本気でやろうと思えば実際にここまでゴッツいネットワークがノートPC1台の中に構築できてしまうというのは、ちょっと笑える事態であるといえよう。

  で、実際にメモリが十分にあれば、現状でもWindowsXP, WBEL3, WBEL4, Miracle4の、4つのOSが同時に動いてしまうわけだが、そうなると困るのが端末画面。オイラは端末にはTERATERMを愛用しているのだが、狭い画面に軽く5〜8個の端末がひしめき合う状況に陥り、どの端末が何につながっているのか混乱の極致になってしまうのである。一応、プロンプトにホスト名を出すようにはしてあるが、それだけだと、コレでもないソレでもないと、ウィンドウをバタバタと切り替えまくらねばならない。

  そこで、TERATERMのタイトルバーにホスト名が表示されるようにしてみよう。ただし、オイラは常に一旦cygwinにログインしてから、用のあるサーバにsshログインするので、設定ファイル等によりタイトルバーの表示を固定設定する方法は使えない。sshでログインしたタイミングでタイトルバーが書き換わる必要がある。

  そんなことできるのか!? ……と、思ったのだが、意外と簡単にできるようである。プロンプトに特定のエスケープシーケンスを書いておくと、TARATERM側が解釈してタイトルバーを更新してくれるのである。早い話が、以下のように設定すればいい。

PS1='\[\033[1;1m\]\n<\u> \d - \t\n\H:$PWD \$\[\033[0m\] \e]2;$HOSTNAME:$PWD\a'

  コレはオイラの愛用のプロンプトであるが、今回のキモは後ろの「\e]2」以降の部分である。原理はよくわからんのだが、なにしろコレでタイトルバーがコロコロと変わってくれるので、目的の端末を見つけやすくなって大変重宝している。

  そういえば、以前は端末のイメージカラーをサイクリックに変えられるようにマクロを駆使していたなぁ……今はプラズマディスプレイ風にしているが、グリーンディスプレイ風とか、青系とか……なんだかムラムラとまたやりたくなってきた……それについてはまた後日。では。


2006-04-06(Thu) イロイッカイズツ

  と、ゆーわけで、昨日の予告どおり、今日は端末のイメージカラーを変えられるようにしてみようと思う。

  まず、キーをバインドしよう。TERATERMではKEYBOARD.CNFに記述を加えることで、特定の文字列を打ち込んだり、マクロやメニューコマンドを実行したりできる。今回はマクロを起動する必要があるので「User5」として、マクロ「chgcol.ttl」を起動するための記述を追加する。

;	Shift + Ctrl + B key: set bash env
User1=1584,2,rc.ttl
;	Shift + Ctrl + V key: set vi env
User2=1583,0,:set number$0D:set tabstop=4$0D:set showmode$0D:set noshowmatch$0D:set noautoindent$0D
;	Shift + Ctrl + 4 key: set vi tab 4
User3=1541,0,:set tabstop=4$0D
;	Shift + Ctrl + 8 key: set vi tab 8
User4=1576,0,:set tabstop=8$0D
;	Shift + Ctrl + F12 key: change color
User5=1624,2,chgcol.ttl

  1624とかいう数字はキーバインドで、TERATERM付属のkeycode.exeを利用して調べる。なお、この記述をKEYBOARD.CNFに加えたら、一旦すべてのTARATERMを終了しなければならない。KEYBOARD.CNFは起動時にしか読み込まれないからだ。

  次はマクロを書く。内容はこんな感じ。

gettitle	titletext		; get text in title bar
strcompare	titletext '2'		; 1...
if result=-1	goto change2		;  -> Green
strcompare	titletext '3'		; 2...
if result=-1	goto change3		;  -> Bule
strcompare	titletext 'SUZAKU'	; 3...
if result=-1	goto change1		;  -> Orange
strcompare	titletext 'ml4'		; SUZAKU...
if result=-1	goto change1		;  -> Orange
strcompare	titletext 'wbel3'	; ml4...
if result=-1	goto change3		;  -> Blue
strcompare	titletext 'wbel4'	; wbel3...
if result=-1	goto change2		;  -> Green
					; wbel4...
		goto change3		;  -> Bule
:change1
restoresetup	'TERATERM1.INI'		; Orange
end
:change2
restoresetup	'TERATERM2.INI'		; Green
end
:change3
restoresetup	'TERATERM3.INI'		; Blue
end

  タイトルバーのテキストによって、違うINIファイルを読み直すというだけの処理。まさにそれだけ。ただし、テキストは大小比較により判別を行っているので、項目はアスキーコード順に並べておく必要があることに注意。あとはINIファイルを3つ用意。元のINIファイルをコピーして、各々に、異なる文字の色、異なるタイトルバー文字列を指定する。

・TERATERM1.INI(橙系、プラズマディスプレイ風)
VTColor=255,207,159,64,32,0
VTBoldColor=255,223,191,64,32,0
Title=1-ColorChange
・TERATERM2.INI(緑系、グリーンディスプレイ風)
VTColor=112,223,0,16,48,0
VTBoldColor=176,255,64,16,48,0
Title=2-ColorChange
・TERATERM3.INI(青系、mz-2000外部ディスプレイ風?)
VTColor=128,208,255,32,16,48
VTBoldColor=208,208,255,32,16,48
Title=3-ColorChange

  さて。これで完了である。これにより「Shift + Ctrl + F12」を押すごとに、端末のイメージカラーをサイクリックに変更することができる。

  画像の説明

  なお、注意深くマクロを読めばわかるが、単にサイクリックに変えているだけでなく、一発目だけはタイトルバーの記述によって特定の色に変化するようになっている。よって「WBEL3は緑で、WBEL4は青で……みたいなテーマカラーを持たせつつ」も、色の変化と同時にタイトルバーの記述を本来のホストと違う名前(2-ColorChangeとか)に変化させているので「サイクリックに好みの色を選択」できるようにもなっているわけである。まぁ、この挙動を説明するのはちょっとややこしいが、まぁ、動かしてみりゃわかる。

  で、以前も公開したが、その場で好みの環境を整えるマクロ「rc.ttl」の最後に、先のマクロをincludeするようにもしてしまう。うひゃひゃ、カラフルかつ快適じゃ!!

Prompt1		= '$ '
Prompt2		= '# '
Shell		= "bash"
sendln		   Shell
wait		   Prompt1 Prompt2
Env		= "export LANG=ja_JP.eucjp; export LESSCHARSET=iso8859"
sendln		   Env
wait		   Prompt1 Prompt2
Alias		= "alias ls='ls -lrtF'; alias cp='cp -p'; alias ex='pushd +1'"
sendln		   Alias
wait		   Prompt1 Prompt2
Uuenc		= "function uuenc () { gzip -c $1 | uuencode uuuuuuuu.gz | sed 's/$/!/g'; }"
sendln		   Uuenc
wait		   Prompt1 Prompt2
Uudec		= "function uudec () { cat $1 | sed 's/!$//g' | uudecode; gunzip -N uuuuuuuu.gz; rm $1; }"
sendln		   Uudec
wait		   Prompt1 Prompt2
Prompt		= "PS1='\[\033[1;1m\]\n<\u> \d - \t\n\H:$PWD \$\[\033[0m\] \e]2;$HOSTNAME\a'"
sendln		   Prompt
include		'chgcol.ttl'

  なお、昨日のプロンプトから、さりげなく$PWDを抜いている。どうも、タイトルバーの文字列が長すぎるとマクロコマンドのgettitleあたりでコケてしまうのである。おそらく、TERATERM側で文字列の終端処理をちゃんとしとらんようである。まぁ、大して実害はないのでそこはあきらめよう。

  しかしこの色、コダわって微調整していると、どこまでもイジり続けてしまいそうだ……グリーンディスプレイはこんな色ではない!! もっとこうキューっと……とかね。それよりなによりTERATERMは全画面モードをサポートしたりしないのかなぁ、オマケにインターレース風表示とかして……こんな感じだ。うぅむ、シブい。

  画像の説明


2006-04-08(Sat) 電子マネーの虎

  最近、電子マネーが流行っている。電子マネーという呼び方でいいのかな? いわゆる非接触型のICカードで小額を決済するヤツで、SuicaとかEdyとか、そーゆーヤツである。

  オイラの記憶が確かなら、消費税が導入されてからだろう、ポケットの中が1円玉だらけになったのは。それまでは10円未満の硬貨なんて滅多に使わなかった気がするのだが、気のせいだろうか? その一点において、オイラは消費税がイヤだった。だって、面倒でタマランじゃん。

  で、ひとときは、小銭ジャラジャラなんてオトコらしくないと、家に帰るたびに玄関に備え付けたデカいドンブリに無造作に小銭を投げ入れていた。溜まったね、あの時は。大量の1円玉が。あまりに溜まって仕方ないので、アルミカンと一緒に資源ゴミとして出してやろうかと思ったくらいだ。

  しかし、ホントにゴミに出すわけにも行かず、だからといって銀行に行って「替えてください」などというのは、もっとオトコらしくない。結果、小銭で埋め尽くされたペットボトル(時々ドンブリから移すのだ)が増え、なんだか気が重くなってきた。これもそれも消費税のせいである。あー、ムカつく!!

  仕方ないから、ある日を境に、思い切って小銭を消費する方向に気分を変えた。出かける時、できるだけ小銭を持って出るようにするのである。で、非常にオトコらしくないとは思いつつも、今度は逆にハイテック(?)な小銭の出し方を実践するコトで、自分をゴマかすのである。たとえば、1,876円だったら、一瞬で計算して2,431円を出す。一瞬、レジの娘に怪訝な顔をされるが、レジにでるオツリの数字で驚かせるのだ。555円!! ……とかね。

  画像の説明

  余談はともかく、そういう面倒なコトをしなくて済むのが電子マネーのよさであり、これはかなりの利点のハズなのである。しかし、ウチの近所のコンビニ……サンクスだ……で、Edyを使っている人をほとんど見たことがない。Edyを使うとハデに「シャララーン!!」という音がするのだが、それを聴いたコトがないのだから、これは異常な事態といわねばならない。だって、EdyはSuicaと違ってタダでカードがもらえるんだゼ?

  オイラは使っている……で、実はあまり普及してない理由もわかっている。そりゃ、ぜんぜん便利ではないからだ。小銭がいらないという意味では便利なのだが、運用が圧倒的に悪い。今からそれについて思いっきりブーたれてやるから、関係者はよく読むようにッ!!

  まず、Edyで清算する時に、いちいち断らなければならないという点である。近所のコンビニでは、Edyリーダはレジの横、一番手前に置かれている。そこはお客に近い場所ではあるが、レジの娘から見えにくい場所なのである。だから、イチイチ「Edyで」と断る必要があり、オマケにカードをそのリーダの上に置く必要がある。

  「何のための非接触なのかわかっているのか!? 担当者出て来い!!」

  まさに最悪の運用方法である。普及する気がないとしか思えない。スムーズな運用とはこうだ……

  客が商品をレジの台に置く、レジの娘が商品すべてのバーコードを読み、合計金額をレジの画面に出し、袋に詰め始める……「のと同時にお客がEdyリーダにタッチし『シャララーン!!』と派手な音がする」……レジの娘は顔を上げずに会計が終わったことを知り、商品とレシートを渡す。

  ……技術的な問題は何ひとつない。お客側はEdyカードを財布から出す必要もなくタッチするだけ。店側は会計の手間がゼロになるため、混雑時に「袋詰め係と清算係」のふたりを置く必要がなくなる。互いに利点がある。周囲で見ているお客への便利度アピールが利用を促進する。こうなると互いの立場でEdy専用レジを求めるようになり、ますます効率化が進む……そーでなくては「ならない」ハズだろ!? 現在の運用方法はその可能性をツブしている。

  もうひとつ極めてレベルの低い運用的な問題。それはチャージの時に露呈する。チャージとはかなり面倒な行為である。当然、毎回チャージするようでは意味がない。個人的には10回に1回以下にするべきであると思う。Edyの場合、チャージはレジで行う。当たり前だが、チャージしてから買い物するわけはなく、購入する商品をレジに持ってきつつチャージすることになる。で、5,000円札を出しつつ「チャージしてください」と言うとこうだ……

  「あ……え、えっと、先にチャージします……か!?」

  ……バカ……バカなのかッ!? 先と後で結果が変わるのか!? だいたいチャージは千円単位でしかできないのだろう? それじゃ、そっちの都合で先に決まっているんじゃないのか!? そんなことにイチイチ答えなければならないのが、心底面倒で不愉快である……「5,000円をレジに打ち込んで、おつりが表示されたタイミングで黙ってEdyリーダにタッチし『シャララーン!!』と派手な音がする」……レジの娘は会計が終わったことを知り、商品とレシートを渡す。最初からそういう風にシステムを構築すればいいのに。そうでなくても、新しい清算システムを導入するなら、もう少しマニュアルをしっかりと整備して、レジ係に教育するべきではないのか。まったくトホホな事態である。

  最後にもうひとつ。店の隅に小銭を放り込めるチャージ機を置くべきである。ついでだから札もチャージできるようにしておく。なんといっても、電子マネーの利点は小銭のジャラジャラから開放されると言う点に尽きるのだ。財布の小銭を丸ごと投げ込むことでチャージできるシステムを整えるということは、客の手持ちの小銭を丸ごと集金するという意味以外に、小銭から開放されたという意識を植えつけるということにもなるのだ。Edyが使えない店で買い物する気を喪失させる効果も期待できる。きっと店で財布の小銭を丸ごと投げ込んだ客の何割かは、翌日、家でジャラついている小銭を丸ごと投げ込みにくるぞ。これはデカい!! 流通経路から外れた金が戻ってくるのだ。大きなことを言えば経済が少し動く可能性すらあるといえよう。

  ちゅーわけで、オイラがEdyのプロモータの立場だったら、サンクスの担当者は即刻クビにするトコロである。EdyはSuicaと戦っているのではないのか? セブンイレブンに至っては、まったく新規に電子マネーを立ち上げようとしているらしいじゃないか。ナメきらていることこの上ない。別にオイラはEdyをヒイキしてないが、やることをやっていなさすぎる気がするのである。頼むよ、もう。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

フルタニアン(管理者) [……とか書いてたら、こんなニュースが…… http://slashdot.jp/article.pl?sid=06/..]

伍玖肆 [小銭の始末なんですが 1円玉や5円玉で100円とか500円とかに纏めて有り合わせの封筒に入れておきまして これを10..]


2006-04-09(Sun) テキスト買いに行く

  今週末は「テクニカルエンジニア 情報セキュリティ」の受験ということで、いまさらながら参考書を買いに秋葉まで向かう。なーに、どうせ一週間でさえ集中して勉強したりできないのだ。今から買って、パラパラと斜め読みすればそれで十分……なのか? こんなことしてて落ちたら恥ずかしいなぁ。

  画像の説明

  ついでなので、他の店も軽く回る。ブレスとかいう店の店頭で見つけたUSBハブを2個、衝動的に購入する。今、製作中のEX-USB-CPにUSBハブ機能を持たせたいんで、組み込み用にひとつ。電源も供給できるタイプだ。1200円。もうひとつは色で買ってしまった。最近は赤いメタリックの周辺機器だとどうも食指が動いて仕方ない。あまり利用用途はないんだが、まぁ使うこともあるだろう。バスパワー専用タイプ。1000円。

  あとは秋月。最近、工作が進んでいないので買うものがない。とりあえず、USB変換基板搭載用に使う6MHzのセラロックを買っておく。10個で300円。あと、なにげに青LEDが光るボールペン。ヒカリモノが好きな人がいるのでその人にあげる用。200円。

  しかし、秋月に小学生くらいの息子と買い物に来ている親子が気になって仕方なかった。息子と秋月かぁ……オイラの理想だなぁ。別に娘と秋月でもいいんだけど。いつか子供と共同でプロジェクトを立ち上げ、一緒にモノを作り上げてみたいものだなぁ。

  あとは、いつものよーにトライアミューズメントタワーに登るが、リブルラブルが消えていた。なんとなくグラIIしてはカニに踏み潰され、ロストワールドしては武神に殴り殺され、ミッドナイトレジスタンスしては電気人間に電撃を喰らって感電死……なんだか冴えんので、腹いせにグラディウスして久々に脳みその神経をちょん切ってやった……なんだか久々にドラゴンスピリットがやってみたくなってきたなぁ(特に脈絡なし)。

  帰りの電車の中で、情報セキュリティの参考書をパラパラとめくる。なんだか、試験範囲が妙に狭くない? 意外と楽勝? でも、理由を短文で書かせる問題あたりがクセモノっぽいんだよなぁ。妙に常識的な回答を要求されて、それに気づきもしないことが多い。そもそも前提条件をよく読み、そこから抜けを探すのが大変そうだ。うまくヒラメかないとダメなんだよなぁ……例題をいっぱいやれば慣れるのかな……なんだか、不毛な勉強法だなぁ。でも、受かると報奨金があるからなんとか受からなきゃなぁ。少なくともこの本代を回収したいトコロだ。

  家に帰るが、いろいろあって工作は進まず。ちょっといいコトもあったけど、基本的には常にヘコみ気味。まぁ、ノンびりとアセらずに行こう……。


2006-04-10(Mon) EX-USB-CPでヘコむ

  いーかげん、工作が進まないとイライラしてくる。そりゃあ、たかが趣味だ。納期なんてない。でも、進まないと心が落ち着かない。手持ち無沙汰で体がノンビリしていると、反面、心がノンビリできないのである。

  今日は、東京の出張先から直帰したので時間も早いし、エイッっとばかりに、例のEX-USB-CPを進捗してみることにした。なにしろEX-USB-CPのコンセプトは、外付けの箱でハードウェア工作の環境の大部分を網羅することである。そのステップとして、USB接続によりPICライタを稼動するのである。

  秋月のPICライタはシリアル接続である。よってUSBポートしかないノートPCを接続するには、PC-USB-プロトコル変換(FT232BM)-シリアル(TTL)-レベル変換(SP3232ECP)-シリアルケーブル(±12V)-レベル変換(SP202ECP)-シリアル(TTL)-PICライトコントローラという接続方法になる。しかしこんなにバカなコトはない。オイラはUSB変換基板を持っているのだし、PICライタは基板上でシリアルの±12Vを5Vにレベル変換しているのだ。わざわざ±12Vに変換せず、変換前の5VレベルをPICライタに直接に突っ込むべきである。つまりはこういうコトだ。

  画像の説明 画像の説明

  秋月のPICライタ側に5Vレベル入出力用の別コネクタを用意する。具体的には基板の裏にピンヘッダを用意した。でもって、自作FT232BM変換基板上のピンヘッダと接続するためのケーブルを作成する。つまりはこんな感じだ。

  画像の説明 画像の説明

  で、早速つなげてゴゥ!! ……動かん……ライタアプリがライタの存在を認識してくれない……単純な工作ではあるが、配線については以前から綿密に計画を立てていたのでショックがデカい。しかも単純な配線過ぎて、どこに問題があるのかがわからない……入出力ピンが逆なのかと思い、最後に逆にしてみたがやっぱりダメ、なんでよぉ……。

  ただでさえヘコみ気味の精神状態なのに、完璧に打ちのめされてしまった。もう、ぃぃょぉ……今日は寝る……しょぼーん。


2006-04-11(Tue) オシロでなんとかする

  昨日は、簡単なコトがサクッとできない自分が、あまりにモドカしくて腹が立って、悲しくてフテ寝てしまったが、今日はなんとかもう一度、ヘコみつつも新鮮な気分で作業に取り組むのである。

  なにしろ、こーゆー場合はオシロだ。オシロしかない。まずは、変換基板単体で信号が出ているか確かめるのである。TTLレベルでは、スタートビットがLow(0V)になるから、立下りにトリガがかかるようにOsziFOXをセットして、TxDピンをモニタする。試験用プログラムはゲンブツ、秋月のPICプログラマV4である。

  接続したFT232BM変換基板のポートをデバイスマネージャでCOM1にセットし、PICプログラマ側でもPICライタがCOM1に接続されている旨を設定する……出た!! 信号が出てるじゃん!! この時点では特に何の問題もない。

  画像の説明

  ほんじゃ次は、一旦シリアルケーブル経由でPICプログラマを接続して、PICプログラマの応答波形を見てみよう。今度はRxDピンをモニタする……出る。そりゃそうだ。ちゃんと応答が返ってきている。PICプログラマはPICライタがCOM1に接続されている旨を認識した。

  じゃ、今度は本番。シリアルケーブルを外し、昨日作ったケーブルで、直接にFT232B変換基板とPICライタの特設ポートを接続、TxDピンをモニタする……出ねぇ……信号が出ねぇ……トリガがかからない。なぜ!? ぬぐぐぐぐ……考える、考える、考える……ハッ!?

  あっ……アホくさッ……原因はPICライタ上のレベル変換IC「SP202ECP」だ。コイツとの接続を切り離さない限り、コイツは元のシリアルポート(未接続)から来ている信号を見て「5V」を供給し続けるのである。そりゃ、USB側が信号を立ち下げたって、下がりゃしねぇよなぁ……とほほほ。

  幸いなことに、PICライタ上のSP202ECPはICソケットに刺さっている。ICとソケットのスキ間にドライバを差し込んでピョコンと抜き、再度PICプログラマから接続チェック!! 瞬時に「ライターをCOM1に検出しました」の文字が現れた!! ふへー……安堵アンド安堵。よかった、動いて。

  画像の説明

  オイラは、何もせずボケーっとしているほどに、心にプレッシャーがかかる性格だが、作業をすればしたで、うまくいかないとイライラしてヘコむ……我ながらとっても難儀な性格だと思う。しかし、誰しも自分の存在意義が確認できない状態では不安を感じるのではないか? そういう意味で、なんかモノを作り続けているコトが、オイラにとっての「第二の呼吸」なのだと思う。あぁ、久々に深呼吸できた気分だ!!

  とゆーわけで、明日はちょっとガワの体裁を整えて、再び作業を前に進めたい。では。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

岸川 [ひょっとして、”0”と”1”の論理レベルの取り違えでは? 以前、はまってしまいました。うっかりミスで気付くのに2時間..]

岸川 [ひょっとして、論理”1”と”0”のレベルの勘違いではないですか?以前、はまったことがあります。うっかりミスですが判る..]

岸川 [おお、それが原因でしたか。失礼しました。自分を基準に考えてはいけない。は・反省。]

フルタニアン(管理者) [いえいえ、ご指摘ありがとうございました。ちなみに、論理レベルの勘違いについては、私も以前にはまったことがあります。 ..]


2006-04-12(Wed) FT232BMをデュアルで搭載するのでゅある

  さて、昨日オシロでなんとかなったトコロで作業を前に進めたい。進める方向としては、前向きな正プロジェクト(某)と、現在の副プロジェクト(EX-USB-CP)があるのだが、もう少し副プロジェクトを進め、まずは作業環境を整えることにした。

  まずはケースに穴を開け、FT232BM変換基板用の取り付け場所を確保する。ナゼか2枚分の場所を確保する。ナンで2枚分の場所を確保するかは、とりあえず秘密。秘密ったら秘密。しかし、なかなかカッコいいじゃん。ガワは100円ショップで購入した、貧乏クサいタッパーもどきではあるが。

  画像の説明

  でもって、そこに取り付けるべき、FT232BM変換基板に部品を実装する。もちろん、2枚。かなり、やっつけでガンガンとハンダ付けする。QFPパッケージの0.8mmピッチという細かい足のハンダ付けも、数回やると慣れるモンである。上から押さえつけるだけという適当な方法ではあるが。

  画像の説明

  というワケで、今日は特筆するような出来事はなかったので、以上。では。


2006-04-13(Thu) とりあえず、第一段階は完成

  さて、昨日やっつけで2枚のFT232BM変換基板を完成したが、今日はそれをケースに実装する。先日、このために購入したパネル取付用のUSBケーブルをチョン切って、変換基板に直接ハンダ付け、各種ケーブルをチョイチョイとつないで完成!!

  画像の説明

  利用形態はこんな感じ。PICライタ用にアダプタを用意しなくてもいいし、USB-シリアル変換ケーブルをゴチャゴチャとつないだりする必要がない。PICライタをケースから取り出す必要もないし、ケーブルやチョットした小物を一緒にケースに保管しておける……我ながら、なんと便利なッ!!

  ……っと、あぁーッ!!

  大事なコトを忘れていたッ!! 先日、このために購入したUSBハブを間にハサむのをッ!! ……でないと、デュアルにする意味がないのでゅある……ちゅーわけで、USBハブをケース内に取り付けるための加工を始めた。ドリルで既存のネジ穴を拡げ、貫通させるだけではあるが。

  画像の説明

  サクッと完了。ただ、このハブを貫通するほどに長いネジは手持ちにないので、それは別途、手配しなければ。今日はココまで。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

おおき [そのハブ、使われてるCypressのチップがヘボくてなんかつなぐと結構熱くなるのでご注意を。]

フルタニアン(管理者) [え? そなの……? 情報ありがとうございます。熱くなるってコトは余計に電力を食っているというコトですから、気分悪いで..]


2006-04-14(Fri) coLinuxの再コンパイルで再びコンパイすル

  今日はちょっとハードをお休みしてソフトをやる。先日、coLinuxのバージョンを0.6.1から0.6.2や0.6.3-pre13に上げてからというもの、安定性は向上し、快適性は増したのだが、カーネルのコンパイルができなくてコンパイしていルのである。

  0.6.1の時はできていたのに……というのも、coLinuxではカーネルコンパイルの際、ナゼかgccのバージョンを合わせねばならないのだ。以前、WBEL3を使っていた時のgccは3.2と、0.6.1と適合していたのだが、0.6.2および0.6.3-pre13ではgccが3.3である必要がある。だが、WBEL4にはgccの3.4が乗っちゃっているのである。絶妙にダメなのである。

  某rpmパッケージではRedHat10になりそこねたSevern、FedoraCoreの1と2において、gccの3.3が提供されているようだが、それを無理やり当ててコンパイルして作ったvmlinuxを使ったらブルースクリーンになってしまった。よくわからんが、なにしろダメなようである。

  ちゅーわけで不本意ながら、仕方なくそのまま使っていたのだが、先日ちょっと本屋でcoLinuxの本を発見し、軽く立ち読みしたら、gccを自分でインストールしてコンパイルして動かしちゃっている……なんじゃ、そんなコトなのか。ほんじゃ……というワケで、オイラもマネしてみるのであった。

  まずはパッケージ集め。今回は0.6.3-pre13上で動いているWBEL4の上でカーネルコンパイルをしてみることにする。gccの3.3、linuxの2.6.11、colinuxの0.6.3-pre13のアーカイブを持ってくる。このヘンこのヘンこのヘンにあるぞ。

<root> 金  4月 14 - 19:40:36
wbel4-co:/usr/src # ls
合計 59620
drwxr-xr-x  5 root  root       4096  3月 24 14:07 kernels/
drwxr-xr-x  7 root  root       4096  3月 24 14:08 whitebox/
-rwxr--r--  1 mitsu furuta   438707  4月 14 19:40 stable-colinux-20050524.tar.gz*
-rwxr--r--  1 mitsu furuta 37075679  4月 14 19:40 linux-2.6.11.tar.bz2*
-rwxr--r--  1 mitsu furuta 23447616  4月 14 19:40 gcc-3.3.tar.bz2*

  で、gccのインストールから始めよう。/usr/srcの下に展開する。

<root> 金  4月 14 - 19:42:42
wbel4-co:/usr/src # tar xvfj gcc-3.3.tar.bz2
 
<root> 金  4月 14 - 19:42:52
wbel4-co:/usr/src # cd gcc-3.3

  と、ココでハタと困った。現状のgccの3.4環境を壊したくない。だが、こんな要求は当然だろう。ちゅーことはどこかに書いてあるハズである。READMEとかINSTALLとか……ほれ、FAQにあったぞ。

<root> 金  4月 14 - 19:45:06
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 # view FAQ
 
   The  easiest  way  to  do  this  is  to  configure  the  new  GCC with
   --prefix=/usr/local/gcc      and      the      older     gcc2     with
   --prefix=/usr/local/gcc2.  Build and install both compilers. Then make
   a  symlink  from /usr/local/bin/gcc to /usr/local/gcc/bin/gcc and from
   /usr/local/bin/gcc2  to  /usr/local/gcc2/bin/gcc. Create similar links
   for the "g++", "c++" and "g77" compiler drivers.

  要は、configureの際に引数を与えてやればいいみたいだ。

<root> 金  4月 14 - 19:45:42
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 # ./configure --prefix=/usr/local/gcc33

  で、おもむろにmakeするのである……が!?

<root> 金  4月 14 - 19:47:49
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 # make
 
gcc -c   -g -O2 -DIN_GCC   -W -Wall -Wwrite-strings -Wstrict-prototypes -Wmissing-prototypes    -DHAVE_CONFIG_H    -I. -If -I. -I./f -I./config -I./../include f/com.c -o f/com.o
f/com.c:11078: error: conflicting types for 'ffecom_gfrt_basictype'
f/com.h:236: error: previous declaration of 'ffecom_gfrt_basictype' was here
f/com.c:11078: error: conflicting types for 'ffecom_gfrt_basictype'
f/com.h:236: error: previous declaration of 'ffecom_gfrt_basictype' was here
make[1]: *** [f/com.o] エラー 1
make[1]: Leaving directory `/home/src/gcc-3.3/gcc'
make: *** [all-gcc] エラー 2

  なんか、コンパイルエラーが出るんですけど……なんで? 軽くソースを読むと、ソースファイルとヘッダファイルの関数定義が食い違っている……ちゅーか、コードの流れからするとヘッダファイルの単純な打ち間違え以外に考えられない。236行目の「ffeinfoKindtype」を「ffeinfoBasictype」にサクッと直す。

<root> 金  4月 14 - 19:58:04
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 # vi gcc/f/com.h
 
    235   ATTRIBUTE_PRINTF_1;
    236 ffeinfoBasictype ffecom_gfrt_basictype (ffecomGfrt ix);
    237 ffeinfoKindtype ffecom_gfrt_kindtype (ffecomGfrt ix);

  makeを再開。

<root> 金  4月 14 - 19:58:19
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 # make

  結構、時間かかるね……フリーセルして待っているけど、早くしないと駅に着いちゃうんですが……って、ハイ。例によって電車の中でコンパイルしてますです。この文章もほぼリアルタイムで書いてますです。早くぅ〜、終われぇ〜。なんだか、java関係を一生懸命コンパイルしてますが、javaなんて要らんのに……あー、着いちまったッ!! 仕方ない。サスペンドせず稼動状態のまま小脇に抱えて、電車を降りて家に向かおぅ……しかし、家についても余裕でコンパイルは終わらない……コンパイラのコンパイルにはカーネルなんかより遥かに時間がかかるのね。

/usr/bin/ld: final link failed: Memory exhausted
collect2: ld returned 1 exit status
make[2]: *** [libgcj.la] エラー 1
make[2]: Leaving directory `/home/src/gcc-3.3/i686-pc-linux-gnu/libjava'
make[1]: *** [all-recursive] エラー 1
make[1]: Leaving directory `/home/src/gcc-3.3/i686-pc-linux-gnu/libjava'
make: *** [all-target-libjava] エラー 2
 
<root> 金  4月 14 - 21:13:51
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 #

  で、しまいにゃ、エラーかよッ!! もいっちょ!!

make[1]: *** [all-recursive] ハングアップ
make[2]: *** [libgcj.la] ハングアップ
make: *** [all-target-libjava] ハングアップ
ハングアップ

  今度はパニック? ちょっとメモリの割り当てがが64Mでは少なすぎるか……一度落として、128Mに上げて再起動。

<root> 金  4月 14 - 22:36:40
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 # make
 
make[2]: Leaving directory `/home/src/gcc-3.3/i686-pc-linux-gnu/libjava'
make[1]: Leaving directory `/home/src/gcc-3.3/i686-pc-linux-gnu/libjava'
 
<root> 金  4月 14 - 22:46:50
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 #

  一応、終わったッ!!

<root> 金  4月 14 - 22:51:55
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 # ls -lrtR /lib /bin /usr /sbin /etc > before.ls-R
 
<root> 金  4月 14 - 22:53:09
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 # make install
 
<root> 金  4月 14 - 22:59:41
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 # ls -lrtR /lib /bin /usr /sbin /etc > after.ls-R
 
<root> 金  4月 14 - 23:01:51
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 # diff before.ls-R after.ls-R  | less

  なーんてやって、余計なファイルが書き込まれていないのを確認しつつ……一応、gccのインストールは完了である!! そして抜く手も見せずにカーネルのコンパイルに移る。

<root> 金  4月 14 - 23:02:17
wbel4-co:/usr/src/gcc-3.3 # cd ..
 
<root> 金  4月 14 - 23:02:27
wbel4-co:/usr/src # tar xvfj linux-2.6.11.tar.bz2
 
<root> 金  4月 14 - 23:05:26
wbel4-co:/usr/src # mkdir stable-colinux-20050524
 
<root> 金  4月 14 - 23:05:33
wbel4-co:/usr/src # cd stable-colinux-20050524
 
<root> 金  4月 14 - 23:05:59
wbel4-co:/usr/src/stable-colinux-20050524 # tar xvfz ../stable-colinux-20050524.tar.gz
 
<root> 金  4月 14 - 23:10:40
wbel4-co:/usr/src/stable-colinux-20050524 # cd ../linux-2.6.11
 
<root> 金  4月 14 - 23:11:40
wbel4-co:/usr/src/linux-2.6.11 # patch -p1 < ../stable-colinux-20050524/patch/linux
 
<root> 金  4月 14 - 23:53:02
wbel4-co:/usr/src/linux-2.6.11 # cp ../stable-colinux-20050524/conf/linux-config .
 
<root> 金  4月 14 - 23:53:20
wbel4-co:/usr/src/linux-2.6.11 # make menuconfig

  coLinuxのconfigファイルを「Load an Alternate Configuration File」から読み込んでから、カーネルのコンパイル開始ッ!!

<root> 土  4月 15 - 00:03:17
wbel4-co:/usr/src/linux-2.6.11 # make

  コンパイル完了ッ!! できたvmlinuxをWindows環境に持ってきて、coLinux起動ッ!!

<mitsu> Sat Apr 15 - 00:49:02
SUZAKU:/cygdrive/c/Program Files/coLinux $ ./colinux-daemon.exe -c wbel3.colinux.xml
 
colinux: error, expected gcc version 3.3.x, got 3.4.x
error initializing
daemon: exit code 88668014
daemon: error - CO_RC_ERROR_COMPILER_MISMATCHED, line 416, file colinux/user/daemon.o (67)

  わーっ!! gccの3.3を使うのを忘れとったぁ……オレはアホかッ!?

<root> 土  4月 15 - 00:50:11
wbel4-co:/usr/src/linux-2.6.11 # make clean
 
<root> 土  4月 15 - 00:50:43
wbel4-co:/usr/src/linux-2.6.11 # make CC=/usr/local/gcc33/bin/gcc

  今度こそ。

<mitsu> Sat Apr 15 - 01:17:22
SUZAKU:/cygdrive/c/Program Files/coLinux $ ./colinux-daemon.exe -c wbel3.colinux.xml

  よっしゃーッ!! 起動成功ッ!!

<mitsu> Sat Apr 15 - 01:19:11
SUZAKU:/cygdrive/c/Program Files/coLinux $ ssh wbel3-co -l mitsu
 
<mitsu> 土  4月 15 - 01:19:17
wbel3-co:/home/mitsu $ uname -a
Linux wbel3-co 2.6.11 #2 Sat Apr 15 01:14:09 JST 2006 i686 i686 i386 GNU/Linux

  確かに新しいカーネルで動いているようである。

  ただし、これだけではナニもうれしくはない。今回はコンパイルが可能かどうかの試験のため、デフォルトのcoLinuxのカーネルコンフィグを使ったが、ココで適切なコンフィグができるトコロに再コンパイルのおいしさがあるのである。と、いうわけで、それはまた後日。では。


2006-04-16(Sun) CPU使用率50%で情報セキュリティ受験

  さて、今日は情報処理技術者試験、テクニカルエンジニア、情報セキュリティの試験日である。先週、参考書を購入し、珍しくちょっと勉強したが、この試験の試験範囲は非常に狭い(と思う)。よって、ココは受かっておかなければならない……というのも、前回のアプリケーション、その前のデータベースと惜しいところで2連敗しちゃっているからである。

  とはいえ、この一週間、本をパラパラとめくっていただけで、大してみっちり勉強しているワケでもない。事実、ここ数日、工作も進めちゃっている。だって、今回購入した参考書、ちょっと質が落ちるんだものなぁ……穴埋め問題はいいけど、文のほとんどを穴にされても……比較的よい問題もあるけど、基本的には本番の試験ほど考えられた問題ではない。で、そういうトコロに気づいてしまうと、ヤル気が失せてくる。まぁ、以前から書いているけれども、本番の問題がよくデキすぎているのは確かなのではあるが。

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  今回の試験場所はなぜか成城。確かに試験場所に東京を指定したが、なにも都心を挟んで反対側でなくてもイイじゃないか。代々木上原を抜けていくなんて初めての経験だ。で、駅に着く。なんだか、イキナリ桜がお出迎え。こりゃ縁起がイイ。受かりそうだ。とはいっても、駅に溢れ返るヲタク全員が、桜ごときで受かるワケはないのだが……。

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  さて、ココんトコ、春だし、物思いに耽ってばかりでなかなか集中できないオイラなのであるが、午前なんざハナクソをホジりながらでも楽勝なのである。例によって、戦いの場所は午後Iに尽きるのだ……が、いつもよりは多少だが余裕があったような……しかし、問題4を選択しておけばよかったかなぁ? ……で、午後IIはパッと見て問題2を選択。これはバッチリだ。珍しく早めに退出。だって、楽勝だったんだもん。

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  トコトコ成城の町を歩くと、噂には聞いていたが、成金っぽいお宅が目立つ。こーゆー家に生まれていたら、どういう人間になっていたのだろう? 駅前にはゲーセンもひとつも見当たらない。ゲームなどという下賎な遊びはしない高尚な人間になっていたのであろうか? うひゃひゃ。

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  帰りはネジを買いに秋葉に寄る。まずは千石。φ3x15mmのネジ、ナット、スプリングワッシャ、単4x2の電池ボックスを2個、すずメッキ線(φ0.4mm)を購入。ホントは350円の薄型スピーカも欲しかったけど、高いのでパス。次はラオックス。先週、買おうかと迷っていた「まるで手書き」を購入。珍しくコンピュータ用ソフトを購入した気がする。最後に日米商事。あったよ、スピーカ(豆)。53円なので3つ買う。あとはヒカリモノ系。ワケあって黄色系のLEDを4種×10個購入。10個で53円だから、なにげなく買った面発光LEDも合わせて、全部で420円。安いなぁ。

  家に帰って、回答速報サイトで答え合わせ。午前は47/55。午後Iは若干微妙。午後IIはまぁ受かっているだろうという感じ。回答速報の内容もかなり怪しいので、受かってるんじゃないかと思う(←オイラの回答のが正しいなどとエラそうなコトを思っている)……ココまで書いて、落ちてたら恥ずかしいなぁ……。

  しかし、以前から利用していた上記回答速報サイト、最近は公表科目は減るし、掲示板はなくなるしというコトで、試験後のお楽しみがない……そんな時は……2ちゃんか!? あるじゃんッ!! 楽しーッ!! 鰭ヶ崎会場があったのかよッ!! 柏を選択しておけば歩いて行けた距離じゃねーかッ!! 失敗した……しかし、掲示板にいる人も差があるねぇ。午前が35/55だけど大丈夫かな、なんて不安がってる人がいたり……午前なんて、毎年おんなじ問題ばっかりじゃん……。

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  さて、まだ時間があるので、ちょっぴり工作。USBハブの中から線を引き出す。ハブのガワをちょっと削ったり、ネジでケースに固定したり。あー、USBのピンアサインを調べるのがダリぃんだよなぁ……今日はココまで。


2006-04-17(Mon) USBケーブルを接木する

  ココんトコ、平日でも毎日1時間くらいではあるが、着実にゴソゴソと作業を進められるようになってきた。今までは時間があっても、まとまってないから、とホゲホゲと時間を無駄に過ごす傾向があったので、時間を上手に使えるようになったという、よい傾向といえよう。

  今日はUSBケーブルを作る(地味……)。先日「外部USBコネクタ」から「USBシリアル変換基板」に直ハンダしてしまい間に「USBハブ」をハサむのを忘れてしまったが、今日製作するUSBケーブルは「外部USBコネクタ」と「USBシリアル変換基板」を接続するものだ。ハブ側は直ハンダでもよかったのだが、ミニUSB-Bコネクタの内部ハンダ部分はピンのピッチが狭く難易度が高そうなのである。よって今回は余っているUSB-Bミニが付いたケーブルをチョン切り、ケース取り付け用USBケーブルと接木するのである。

  ただ、ココで面倒なのがピンアサインの調査。ミニBは結構細かい。テスターでピンアサインを調べようとすれば、双プローブを保持するだけで手が2本足りない。仕方ないので、先日購入した巻き取り式USB変換ケーブルと、転がっていた片側がオープンになっているUSB-Aケーブルを駆使してなんとか調査する。

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  上記のGはGND、Vは+5V、AとBは位置関係(だけ)を表している。しかし、ケーブルの色に一貫性もないのかよ……特にミニB側、GNDがオレンジで、+5Vがクロってなんだよ……ま、なにしろ、ハンダ付けだ。

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  こーゆーハンダ付け方法が市民権を得ているのかどうかはしらないが、4本のケーブルを少しずつズラしてチマチマとハンダ付けした。こーするコトで個々に絶縁処理しなくても済み、接続部分があまり膨らまない。まさに斜めカットの「接木」のようであるといえよう。切り取ったコードの被覆を再び戻し、絶縁テープでグルグル巻きにして完了だ。

  一応、ケーブルの接続の正当性を確認するため、出来たてホヤホヤのケーブルで、ハブ単体とジャンクメビウス(試験体……)を接続する。お、ちゃんと認識した。大丈夫のようだ。ハブにUSBメモリを挿す。こっちも大丈夫。ケーブルは完成である。

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  寝る時間になったので、今日の作業はここまで。ケースにゴチャゴチャと放り込んで作業完了。しかし、USBケーブルをハンダ付けして、1時間で作業完了なんて、ディアゴスティーニの工作みたいだな……。


2006-04-18(Tue) EX-USB-CPのUSBハブがウ互換

  昨日の続き。今日はイッキに実用段階まで持っていく予定なので、ウキウキである。

  USBハブから外に引っ張り出してあるリード線を、ピンアサインを間違えないように、双FT232BM変換基板に直接ハンダ付けする……コレだけである。作業が済んだら、まずは基板間がプラプラの状態で、試験用のジャンクメビウスに接続してみる……USB-Hub発見、USB-Serial発見(その1)、USB-Serial発見(その2)……なんだか再起動を要求されたが、うまく認識されたようだ。再起動して、PICプログラマを立ち上げてみる。デバイスマネージャによれば、接続ポートはCOM10とCOM11。どっちがどっちかよくわからんので、順に試したトコロCOM11側で認識された。PIC内のプログラムを読み出してみる……成功!! 念のためもう片方のCOM10側でも試してみたが、こっちも成功、大成功ッ!!

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  うまく動いたので、各基板をネジでケースに固定する。ちょっとコードがゴチャゴチャしているが、どうにかうまく収まった。念のため、再度ジャンクメビウスで動作を確認……OKッ!! いやぁ、うれしいッ!! これで今後の作業効率はイッキに向上するぞ。そしてココで改めて、いつも持ち歩いている、もはや我が副脳ともいうべきLavieがリングに上がるのであるッ!! イザ、接続ッ!!

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  な、なっ、なッ!? なんだコレはーッ!? なんだか「USBデバイスが認識されません」とか言われているぞッ!! 念のため、何度か挿し直してみたが状況は変わらない……えぇー……なんでぇー!? ……もう一度メビウスに接続してみたところメビウスではちゃんと認識される。Lavieは内部でハブが多段になっていたりするのか? いや、違うなぁ。メビウスの場合こそ内部でハブが多段になっているのだから。じゃ、なんでぇ!?

  ハブの電源容量が足りない? ハブに添付のアダプタで給電してみるが事態は変わらない。すでに2ポートに機器をブラ下げた状態で抜き差ししているからかなぁ……最初はハブ単独で認識させたほうがいいのか? でも、こればっかりはなぁ……すでに直ハンダしちまっているからなぁ……。

  こーゆー場合、Windowsだと、これ以上の調査がまったくできないのがムカつくトコロである。Linuxだったらドライバの中が見えるから、どこでどうコケているかの調査のしようもあるんだが……だいたい、なんなんだ? 「正しく機能していないことが、Windowsによって認識されていません」ってメッセージはッ!! 機能して『ない』ことが認識されて『ない』なら、実は機能『している』かもしれないってコトを言いたいの? そうなの?

  「いったい何を言いたいのかね、チミは?」

  まぁ、そーゆーヘンなツッコミは置いといて、カミさんの同型機に接続してみよう……うッ!! 動くぞ!? なんで!? CPUは違っても同型機だぞ!? 量産型とシャア専用ほどの違いもないハズなのに……ますますワカらんッ!! だからイヤなんだよな……USBって……抜き差しの時に異様に挙動不審で、不安定なんだもん……。

  どーにも手が出ない……面倒だけど、ハンダ付けされたリードを外して、ハブ単独で認識させてみるかなぁ……またまたショックで今晩も寝つきが悪いよ……トホホホ。


2006-04-19(Wed) タコが去りて、またタコが来る

  昨晩の「ウ互換」ショックを引きずりつつ、職場にコッソリとEX-USB-CPを持っていった。なにしろ、接続する固体によって挙動が変わるなら、少しでもたくさんのデータを取って傾向を得るしかないのだ。まずは、現在「Linuxテストベッド」として職場に置いてある「赤いARMADA300」につないでみる……なんとッ!! 認識するッ!!

  ほんじゃ、仕事に使ってるノートPCでは……認識しないッ!! あれっ!? もう改めて挿し直したら認識したッ!? ……うーん、うーん、うーん、うーん、うーん、うーん、うーん、うーん、ぅー……はぁーッ!? もしかしたらッ!?

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  念のため一緒に持ってきていた、安くてゴツいUSB延長ケーブル(USB2.0対応)で接続してみる……認識するッ!! うッ、うがーッ!! つまりはUSB2.0ポートでハブとハイスピード通信をする場合には、巻き取り式USBケーブルでは、ケーブル品質が不足するということなのかッ!!

  そういえば、同ケーブルと同時に購入したUSB2.0対応2.5型HDDケースが、巻き取り式USBケーブルで接続した場合は認識されなかったのを思い出したよ……そっか、USB2.0はそれだけギリギリの性能を出しているというコトなのね。

  しかしアレだ。巻き取り式ケーブルは、ここ数年で盛り上がってきている人気アイテムだ。一方で、USB2.0というのは互換性を維持して高速化を図った後発規格だ。当然、1.1規格のアイテムと混在して利用されるコトを考慮するべきではないのか。つまり接続時に、2.0規格での通信が維持できない場合には、1.1規格にフェイルソフトするネゴシエーションをするべきではないのか。

  WindowsXPはUSB2.0対応ということで、USB2.0対応機器を、USB1.1対応ポートに接続した場合、オセッカイにも「このUSBデバイスは高速USB2.0ポートに接続すると、さらに高速で実行できます」なんてヘルプが出るのだが、ちょっと対応の方向性が逆でないの? なんにせよ、1270円の巻き取り式USBケーブルに足を掬われ、160円の安物USBケーブルに心を救われたのであった。

  さて、やっかいな問題が解決したトコロで、ふっと気づいたのだが、もうひとつのUSB-シリアル変換基板に接続するブツについての問題に気づいてしまった。ソイツは清く正しく232Cロジックなのである。レベルコンバートしないとTTLレベルとして入力できないのだ。

  実は、接続するブツは出力(TxD)をタレ流すだけの機器なので、入力(RxD)が必要ない(勘のイイ人は、ココでこのブツがなんだか気づくか!?)、それだけのためにレベルコンバートICを利用するのはバカバカしい……というわけで、トランジスタを使った簡易レベル変換回路を組むことにした。それくらいなら、変換基板とピンヘッダで接続できるので、基板を力学的に固定することもできるしな。

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  早速、仕事の帰りの電車の中で、RS232Cのレベルコンバータの回路をチマチマとデザインをする。なにしろ場所がないので、小さくまとめる必要がある……よっしゃ、まだ余裕はあるが、なかなか小さくまとまったぞ。

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  家に着いて、チョロチョロとハンダ付けする。適当な基板のキレッパシがなかったので、細長い基板のキレッパシを半分に折って、横方向にくっつけて使うコトにした。我ながらよいアイデアだ。サクサクと調子よくハンダづけを進め、さぁ、装着……

  「うッ、うッぎゃぁ〜っ!!」

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  ……きッ、基板を、裏返しに作っちまったよぉ〜ッ!! ガガガガ、ガッチョーン……今日はもう寝ます……おやすみ。


2006-04-20(Thu) 裏っ返して、裏を返す

  昨日、裏返しに作っちまったレベルコンバート基板だが、USB-シリアル変換基板に合体できないだけで、配線自体がまちがっているワケではない。よって、その動作には何の問題がない。いわば、光学異性体……そうか、オレは自ら気づかぬうちに光学異性体を作り出してしまっていたのかッ!! ……などと、単なるタコミスをすっげぇカッチョよくゴマかしつつ(光学異性体の代わりに反物質でも可)、一応、動作テストは行っておく……よっしゃ、ちゃんと動作はしたぞ。

  ちなみに今回の工作で使っているUSB-シリアル変換基板は、配布を始めてからなかなか好調に数が出ているが、特にトラブッた(金返せッ)とかいう話を聞かない。もし今後、この基板を購入して工作をしようかと思っている人は、ゼヒともこの裏返しミスだけには気をつけていただきたい。ピンヘッダで接続する都合上、基板を向かい合わせて利用するので大変に間違えやすくなっているのだ……って、こんなタコミスするのはオイラだけかな……まぁ、いいや。一応、注意しとく。注意しといたからなっ!!

  さて、動作テストが終わったトコロで、裏っ返し作業に入る。まずは、ハンダ吸い取り線を片手に全部の部品を外しにかかるのだ。縁起物なのでホントは新しい部品で作り直したいが、新たに手頃なサイズの基板を用意するのは、コレを使っても結構手間なのだ。深夜にガリガリやるワケにもいかんしね。

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  で、せっかく全部の部品をバラしたトコロなので、帰りの電車の中でヒマに任せて考えた、さらにツメた部品レイアウトで製作することにする。

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  サクッと完成。オモテはともかく、ウラはヒドいもんだ……でもまぁ、動きゃイイんだ、動きゃ。

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  装着、配線。ちょっと不思議な配線だが、要するに、この「上側のUSBポート」は、実は「USBポートに在らず」して特定の装置を接続するための専用ポートなのである。「15Vの電源供給」と「RS232Cレベルのシリアル入力」を行うためのポート……さて、昨日に引き続き、ココに接続するブツはいったい何だかわかるかな!?

  答えは明日(ただし、ちゃんと動いたらね)である。ばっははーい。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

はまぞう [お城ですねー]


2006-04-21(Fri) 工作は休み

  呑んで、呑んで、呑まれて、寝る。


2006-04-22(Sat) 悲喜こもごも完成

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  イキナリだが、分解である。これはペン型オシロ「osziFOX」の内部基板である。以前から、ちょっと不便に思っていたのだが、このオシロ、GNDプローブと外部トリガプローブを背面に接続する必要があるんだよね。このせいで、机の上に安定して置いておくことができないのだ。

  で、ケースをガリガリと加工する。コバンザメのように、頭(?)の上にコネクタを新設してしまうつもりなのだ。2ピンで十分なのだが、力学的に多少シッカリとさせたいので、6ピンのピンフレームを内蔵するコトにする。ついでだから、先端プローブもピンから引っ張り出せるようにしよう。

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  思いのほか、キレイに加工できた。完璧じゃん……動作チェック……

  「ん!?」

  「……!!」

  「!!!!!!!!」

  ……が、画面が映らなくなっちまったッ!! ……な、なんでッ!? いつからッ!? 先日は使えていたよな……フツーに考えれば、バラして改造した「いまさっき」壊れたんだろうけど……う、うわわゎわゎわゎ〜ん!! このオシロ、かなり気に入って愛用していたのに……。

  まてまて、芯から壊れているワケじゃないかもしれない……外部232C接続端子の電圧をテスターで測ってみる……電圧が出ている!! しかもフラフラしている。つまりこれは、内部回路は生きていて、外部にシリアルで波形データを出力しているというコトだ。画面は映らなくなったが、完全に死んだわけじゃない。

  しかしナンでだろう……LCDディスプレイか?、表示コントローラICか? 痛恨だ……それなりに大枚をはたいて購入したのになぁ……はぁ〜……、まぁ、とりあえずプロジェクトを進めよう……。

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  osziFOXに接続するケーブルを作る。15Vを供給しつつ、シリアル出力を受け取るという、双頭のケーブルを作るのである。少しでもフレキシブルなケーブルを流用したほうが、osziFOXの取り回しがいいので、その辺に転がっていたUSBジョイパッドのケーブルをチギッて使う。うわ、細っ……ちょっとハンダ付けが大変だったが、なんとかケーブルを完成するコトができた。

  というワケで、唐突であるが先日からの解答である。以前から製作していたEX-USB-CPの「ナゾのインチキUSB端子」は、ペン型オシロ「osziFOX」専用接続ポートだったのである。こんな風に利用するのである。

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  こりゃ、スッゲェラクだぞ。ゴチャゴチャした配線をするコトなく、PICライタとオシロが同時に使える!! これにて「EX-USB-CP」プロジェクトの完了である。

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  ……が、しかし、肝心のosziFOXの画面が映らなくなったのは痛恨である……手軽にPC画面で波形を確認できるようになったのはうれしいけど、本体の表示部に波形が出なきゃosziFOXの意味が薄いよ……これじゃ、単なるUSB接続のオシロだ……まったくもって、なんでなんだよぉ……

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  「???」

  ……なんか、いつのまにか、バックライトだけ点灯しているし……いったい、どーしちまったんだよぉ……なんか最近、不幸な出来事だらけだなぁ……とほほほ。


2006-04-23(Sun) チョコ・オリジン

  最近、ちまたで流行っているらしい「チョコレート効果-板カカオ99%」というチョコを買ってみた。なんでも、やじうまPCウォッチによると「討ち死に続出」らしい。そんなに強烈なのか?

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  オイラは、以前から「原点を知ること」が重要であると、主張している。サイコスリラーを語るなら「サイコ」を観ておかねばならない。「バイオハザード」を語るなら「ゾンビ(リビングオブデッド)」を観ておかねばならない。「古畑任三郎」を語るなら「コロンボ」を観ておかねばならない……つまりは、そういうコトである。

  そして、スプライトが単なる炭酸水でないように、ブラックチョコは単にカカオを固めたものではない。では、この真に混じり気のない「カカオを固めただけのチョコ」はどんな味なのか!! イザッ!!

  「苦ッ!!」

  これは苦いッ!! しかも、クチの中でなかなか溶けていかない。唾液が吸い取られるようだ。スコーンのような食べにくさを感じる。しかし……なんという濃い味、そして香りだ……これが、本来のカカオの風味なのかッ!? 時々食べるフツーのチョコがまやかしであるかのようにさえ感じる。逆にいうと、どれだけ砂糖が入っているんだろう……キットカットには? ……ちょっとコワくなる。

  ……などと、今さっき初めて「カカオ100%のチョコ」を食べたかのように語ってしまったが、実はオイラ、カカオ100%のチョコを以前にも食べたことがあったんだよね。

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  それがコレだ。ちょうどイイ大きさなんで、いまでも箱だけ電子部品入れとして活用している。なんでも、ウチの実家で、ウチのオヤジが甘いもの苦手だからと、バレンタインに買ってきたのが、この「甘くないチョコ」らしいのだが、いくら甘くないとはいえ、こんなモン、予備知識なしにイキナリ食えるものではない。事実、オイラも口に入れた時はその強烈さに驚いた。しかし「ピュア チョコレート カカオ100(噛む にがい チョコレート)」などというタドタドしい表記が、またスゴみを増幅する。なんというか、ブラックコーヒーを初めて飲んだ時のような……いや、それを超えているよなぁ。

  で、ココで、以前からオイラが主張しているように「なんでも二度食えッ!! 絶対ッ!!」という心がけが重要になってくるのである……というのも、以前はちょっと苦手に感じたカカオ100%のチョコが、今日はウマく感じられたのだッ!! 雑味がない……まるでスコッチのような、ピュアな味。甘いものが苦手なオイラではあるが、それでも比較的チョコは好きな方なので、決して甘いチョコも否定したりはしないが、それでもどうだろう……この苦いカタマリが決してゲテモノとは思わない。これからの人生、コンスタントに食べたい食べ物のひとつに入れたいほどだ。

  あぁ、なんだか、コイツを味わいながら、お気に入りのスコッチを味わいたい……苦いチョコといい、香るスコッチといい、美しい○○といい……思い出すなぁ……早々に手配できるグレンモーレンジだけでも手配することにしよう……あぁ、人生は甘くない……強烈に苦い……このチョコなんかよりも遥かに……ほろほろ……そうやって一杯やりたい。

  ちなみに、このチョコは甘くはないが、熱量は290kCalだ。カカオ自体、かなりカロリーが高い食べ物だということになるが……ワタクシゴトではあるが、ココんトコちょっとヤセようと思って、少し昼飯をセーブしていたら、数ヶ月で70キロから64キロまでヤセたので……まぁ、心配せずに食べようかと思う。あとは、オイラはチョコを食うと、やたらと顔に吹き出物がデキやすい体質なのだが、その辺もこのチョコではどうなるか、といったトコロだ。ふむん、楽しみ。


2006-04-24(Mon) メール環境復旧

  いつの間にか、自宅のメールサーバからのメールが飛ばなくなっていた。なんでも、プロバイダが25番ポートに制限を加えたようで。

  ちゅーわけで、今日は復旧作業でホゲホゲ。

  しかし「二度とアタマっからサーバを構築するなどというメンドーなことはイヤだ」とDebianを選んだが、仕事では毎日のようにRHELの面倒を看ているもんだから、最近Debianが苦痛になってきた……困ったなぁ。


2006-04-26(Wed) ドッとヘコむ

  とりあえず

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2006-04-28(Fri) OsziFOXレクイエム

  先日、半分死んで(殺して?)しまったOsziFOXであるが、オイラにとってはこれほどピッタリなツールはなかったコトに改めて気づく次第であった。

  このOsziFOXは、確か7,800円で購入したと思う。手元のコレが完全に死んでしまった場合に備えて、もうひとつ購入しておくか……ギリギリ出せない額じゃないし……ってなにーッ!? 秋月が扱いをヤメとるがなッ!!

  まてまて、コレはもともとドイツの製品。直接販売元から購入……も、ダメじゃん!! なんで!?

  フツーの店でも売ってないのか……と、なんだココは? 売っているのか売っていないのかよくワカらん。ドイツ語だからなぁ……

  Oszilloskop!!

  ……って!? ドイツ語でオシロスコープのコトかッ!? つまりOsziFOXのOsziはオシロスコープの「オシ」だったのね!? ……って、いまさらどーでもイイコトに気づいてしまう。今日この頃である。

  それより気になったのは下の方の「Optisch isoliertes RS232 Kabel」という記述。「光学絶縁RS232ケーブル」って、そうなの? そうだったの!? じゃ、232Cの9pinのDINコネクタのシェルの中にフォトカプラが入ってたの? オイラ、知らずにチョン切って、直接につないじゃったじゃん!! 別に致命的じゃないけど、そんな配慮がしてあるならそれは考慮したほうがよかったよ、ちょっとシェルを分解して確認してみよう……。

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  ……うそつけーッ!!


2006-04-29(Sat) グレンモーレンジる

  ひさびさにスコッチを買ってきて軽くやる。

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  予測どおり、カカオ100%のチョコが合う。苦さと辛さの中に、深く香るのが心地いい。