SVX日記
2022-07-05(Tue) 星空発生器またはスタージェネレータを作る
と、いうわけで、どこまで到達できるかはわからないが、オリジナルのシューティングに向けて歩き始めることにした。
とりあえず、サウンド関連の機能をひととおり実装したら、なんとなくイメージしている目標に向かうための実装を始める。自分は、それなりの数のシューティングをこなしてきているつもりだが、イザ自分で作ろうと思うと、次々とアイデアが湧き出てくるのだ。
反面、完成に向かうステップがどの程度の大きさが掴めないままだ。まず、ドット絵を描くのが大変だ。大変だが、個人では不可能なほどの作業なのかどうか、想像がつかない。BGMを作曲するのも大変だ。SEを作るのも大変だ。それも同じく、個人では不可能なほどの作業なのかどうか、想像がつかない。
とはいえ、そのために2面以上のBGを使うのは避けたい。つうわけで、背景の星。地形。オブジェクト(スプライト)を使って、それっぽい星空を再現してみた。処理負荷をほとんど増やさずに、それほど遜色ないレベルで再現できているのではないだろうか。
2022-07-07(Thu) 格納庫っぽいのを作るため、ヤクの毛を刈りまくる
と、いうわけで、星空ができたので、次は格納庫を作ってみることにする。といっても、ロクにドット絵を描いたことがないオイラだ。既存の作品を研究しつつではあるが、描き続ければすぐに上達するだろうから、描き始めのは習作としてどうせ捨てることになるだろうと思いつつ、チマチマと描き始める。
と、始めてすぐに色の選択が難しいことに気づいた。GIMPを使っているのだが、色が多すぎて選ぶのが容易ではない。そもそも、カラーピッカーが使いづらい。逆に、ある程度、使える色を制限したほうが選びやすい。
で、いろいろ調べたところ、どうもHLS色空間が使いやすそうだ。「色の系統→色のくすみ度→陰影」の順で選べる。欲しかったのはまさにコレ感。ウェブ上に色サンプルを見つけたのだが、冗長な配置やカラーコードの逆引きができないことにイライラ……で、いっそのこと自作。
require './TrueLegacyGraphicsCairo'
def hsl2rgb(h, s, l)
if(l < 50)
max = l * 100 + l * s
min = l * 100 - l * s
else
max = l * 100 + (100 - l) * s
min = l * 100 - (100 - l) * s
end
if( h < 60) # 0: 赤
r = max; g = h * (max - min) / 60 + min; b = min # 緑が増える
elsif(h < 120) # 60: 黄
g = max; r = (120 - h) * (max - min) / 60 + min; b = min # 赤が減る
elsif(h < 180) # 120: 緑
g = max; b = (h - 120) * (max - min) / 60 + min; r = min # 青が増える
elsif(h < 240) # 180: シアン
b = max; g = (240 - h) * (max - min) / 60 + min; r = min # 緑が減る
elsif(h < 300) # 240: 青
b = max; r = (h - 240) * (max - min) / 60 + min; g = min # 赤が増える
else # 300: マゼンタ
r = max; b = (360 - h) * (max - min) / 60 + min; g = min # 青が減る
end # 360: 赤
[r / 10000.0, g / 10000.0, b / 10000.0]
end
win = LegacyGraphics.new(nil, nil, nil, nil, 1536, 2048, 16, 8, 0, { :file => 'hsl', :type => 'png' }) # png/pdf/svg/ps
ps = { :font_family => '../default.bmf', :tx => 1, :ty => 1, :layout_width => 120, :layout_alignment => 'left' }
12.times {|h0|
xx = h0 % 4 * 512 + 64; yy = h0 / 4 * 512
6.times {|s0|
11.times {|l0|
h = h0 * 30 # H: 色相 0-360
s = 100 - s0 * 20 # S: 彩度 0-100
l = 100 - l0 * 10 # L: 輝度 0-100
win.fill(x = xx + (s0 << 6), y = yy + (l0 * 50), x + 60, y + 46, c = hsl2rgb(h, s, l))
win.text(x + 1, y + 1, '%02X%02X%02X' % [c[0] * 255, c[1] * 255, c[2] * 255], l0 < 6 ? 0 : 7, ps)
}
}
}
win.refresh
win.close
2022-07-08(Fri) そんなにBASTARD!!が好きだったのか、フルタニアン。
以前、ヴォーカル趣味のYOASOBIつながりで、アニメ「BEASTARS」が観たくなって契約したNetflixだが、何ヶ月か契約したものの、それほど観たいものがなく、契約を打ち切っていた。しかし、観たいものが出てきて、契約を再開である。
当時、途中までコミックスを買っていたものの、それほど熱中していたわけでもないが、アニメ化と知ってなんだか無性に観たくなってしまった。ちなみに、旧OVA版は観ていない。で、待ちに待った配信当日。契約を再開し、ワクワクしながら1話を観始めた。
観終わって、何気なく横に並んでいた「HELLSING」を途中から観てしまう。ペンウッド卿の辺り。いや、既に何度か観てるんだが、そうなんだよな。こう、なんというか、グッとくる感じがまるで違う。まぁ、こっちは神作の部類なんだろうが、こうあって欲しいんだよな。
どうにもクサクサして、無料公開している原作の漫画を読み返してしまう。うぉ、なんというか、原作の方が圧倒的にグッとくる。そうなんだよな。あー、ガッカリ感が半端ない。よく考えたら、Netflixのアニメ化って、微妙なものも多いような気がしてきた。しかし、よりによって「BASTARD!!」を微妙にするんじゃねーよ……。
まぁ、せっかくだし、2話以降も観ているのだが、ガッカリ慣れしたのか、それほど違和感なく観えるようになったものの、観終わったあとに無料公開している原作の漫画を読み直してしまう。つうか、もう一度、ちゃんと紙で欲しくなってきてしまった。
デカい。本を取り巻くような想定外の装丁。しかし、迫力が違う。カラーもそのまま収録されているし、これはイイ。細かい部分まで楽しめるから、一度読んでるはずなのに発見だらけだ。つうか、オイラはそんなに「BASTARD!!」が好きだったのか。
残念なことに、連載は中断していて完結していないし、作者ももう描く気がなさそうだ、とのこと。いや、そんなの全然いいです。やたら完結にコダわっている読者は多いようだが、自分は全然コダわらない。そもそも、話の展開の仕掛けを楽しむような作品でもないだろうし。
いっちゃわるいが、某エヴァンゲリなんとかみたいに、ヤル気がないのに無理に完結まで持っていって、まったくクソしょーもないラストに至るくらいなら、そんなの作らないほうがよっぽどいい。まぁ、アレをありがたがっている人も多いようではあるが。
あ、関係ないが、先日、居酒屋で呑んだウイスキー、ニッカの「奏楽(セッション)」がよかったので、ボトルで買ってみた。ここんとこ、筋トレとかに熱中しているものあって、ずっと寝床でのウイスキーをヤメてたんだが、久々に。んが、あれ? こんなんだったっけ……?
2022-07-12(Tue) 政治と選挙とBASTARD!!と最終話
自分は、基本的に選挙に行かない派だ。実際、アラフィフだが、わずか2,3回しか行ったことがない。選挙に行かないというと、すぐに非国民扱いされるが、最近ちゃんとした理由を心に確立しているので、寸分も気にならない。
まず「候補についてよく知らない」だが、実際、知らない人だ。そして、知ることも難しい。せめて、競馬新聞のように半面程度で、候補の「過去の具体的な成果」「具体的な公約」を横並びしたものを配ったらいいのに。選挙ポスター1枚程度の面積があれば収まる。むしろ、顔を貼り出していることに何の意味があるのか聞きたい。
次「たかが1票なんかよりやれることはある」だが、それはズバリ、人の心を動かすような文章の発表だ。ツイッターあたりで、ひとつバズれば、世論が動くといっても過言じゃないだろう。実際、ひろゆきは世論を動かしまくっていると思う。自分も、自分の得意な分野で人の心を動かせるような提言ができるならば、いつでもそれをやるつもりだ。
しかし、そんな自分だが、今回は選挙に行ったのである。なぜなら、上記の3つの条件に沿わない状況が発生したからだ。それは、赤松健氏だ。正直、彼の代表作「ラブひな」はよく知らなかったが「Jコミ/絶版マンガ図書館/マンガ図書館Z」を知り、訪れ、メルマガを購読していて、彼をよく知り、その考え、活動に共感していたからだ。つまり「候補についてよく知らない」どころか、詳しく知っている人物だからだ。
とはいえ「たかが1票なんかよりやれることはある」には変わりないし、彼は自分が投票しなくてもブッチギリ当選すると思っている。しかし、少しでも彼の存在感を増すために、この1票を上乗せしなくては、と思ったからだ。
結果、当選どころか、53万票だそうだ。これは、過去3回連続で党内トップ当選している次点の候補より11万票も上回っているとのこと。これだけ集めれば、党内でも相当の存在感を示せるのではないか。わずかながら、それに貢献できたことが嬉しい。要するに、ちゃんとした理由があるならば、自分だって投票に行くってことさ。
その不満は、単に自動車税やガソリン税が高いという個人的な都合には留まらない。過剰に電気自動車推進をするのでなく、世界の中で日本の車が存在感を示し続けられるよう、トヨタやマツダをもっと支援するべきだということだ。トヨタの車は1ミリも好きじゃないが、日本の屋台骨であることには敬意を払っている。
つうか、トヨタくらいの規模になれば、いくらでもお抱え政治家を送り込めそうなものだが、そんなことはないのか。ある意味クルマバカすぎて、そこまで気が回らないのか。池田直渡氏みたいなご意見番が立候補するならば、ゼヒまた投票に行きたいのだけどね。
2022-07-26(Tue) 法律くん大好き!
先日「行動制限なく『判断難しい』」というニュースエントリを目にした。なんでも「(コロナで)緊急事態宣言が発令された昨夏とは異なり、今年は今のところ行動制限がないため『判断を委ねられて難しい』」んだそうだ。なんつうか、片や「政府のお願いだから強制力はない」なんていいながら、イザ「お願い」がなかったら、決めてもらえなかったら、どうしていいかわからないとか、日本国国民の主体性のなさには呆れ果てる。
別視点だが、最近、話題になっているのが「車に乗っていて、横断歩道で歩行者に譲られたら」という内容だ。なんでも、違反として取り締まられたケースがあるという。理由は「法律がそうなっているから」だそうだ。本気で、頭、大丈夫なのか。
日本人は、ホントに法律が好きだ。なにか問題が起きると、すぐに法に照らして判断しようとし、訴えるとか言い出す。もしかするとその原因は、テレビ番組の「バラエティー生活笑百科」にあったのかもしれない。微妙に判断に迷うケースを持ち出してきては、最後は弁護士が一刀両断して答えを出してしまう。面白いといえば面白いのだが、そんなバカなというケースも少なくない。
ネット記事もこの流れを汲むものがある。「バイクで走行中のヘルメット、あご紐をしてなかったら違反になる?」の答えが「あご紐の装備があるヘルメットを着用する義務はあるが『あご紐をしめて着用しなければならない』とは明記されていない」だそうだ。あのさ、ヘルメットする意味ってわかってる?
そもそも、法律や規則なんてなしに解決に至ればそっちのほうがいい。自分が気に食わないことがあると、必死で関連する法律を探し出そうとする人をよく見るが、法律や規則なんて少ないほうがいいことに気づかないのか。
とはいえ、もしかしたら狂っているのは自分の方かもしれない、などとも思っていたのだが、先日、試し読みで読んだマンガ「エチカの時間」に、スッキリする記述を見つけた。「エチカ(Ethica)」とは「倫理学」のことだ。記述を引用すると。
車を止めれば無駄なエネルギが必要になるし、車に比べて歩行者は小さく目立たないし、夜に光るライトも、進行方向を予告するウインカもないし、対向車線の車の挙動まで考慮に入れたら、車を止める判断は無理ゲーレベルだ。歩行者側が車を認知する方がよほど容易だが、もしかしたら止まらないという緊張感は捨てられないし、捨てるべきでもない。だったら、歩行者を確認しつつも止まらずに通り過ぎたほうが、互いに安心して通行できるし、時間のロスもない。「横断歩道で歩行者に譲る」って規則考えたヤツって、バカじゃないの? というか、そこまで深く考えた規則じゃないのだろう。しかし、そもそも長らく眠っていたその規則を、誰かが掘り返してきたのをいいことに、オトリを使って取り締りしている警察って、自分の心に照らして恥ずかしくはないの? ねぇ? ねぇ?