SVX日記

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2005-03-01(Tue) 額に入れつつ、調光器でガックリ

  今日から3月である。イマサラではあるが、今年の頭からこのページ左上に小さくSVXの写真を入れているのに気づいただろうか? 実はこの写真、小さくて日付こそ読めないがカレンダーなのである。そしてクリックすると……なんと!! フルサイズの美麗なSVXカレンダーのzipファイルがダウンロードできるのであった。このカレンダーはSVXオーナの集まりであるSVX-MLの有志により作成されたモノである。気に入ったらぜひ使ってみていただきたい。壁紙にもピッタリである。

  画像の説明

  ちなみにオイラはこの中から気に入った12枚を選び、実際に写真屋で2Lにプリントしている。2月までは保険のおばちゃんにもらった卓上カレンダーの中身を捨て、残った紙のフレームにプリントを入れていたのだが、先日スーパーの写真屋で立派な2L用のフレームを\208という安さで発見。すかさず購入して額装したところこのとおりである。かなりエエ感じではないか。額の与える印象に驚きつつ、3月からはコレでいくのである。職場の机の上に置くにはチト大げさではあるが……。

  さて、一昨日にコンガリした調光器を治すのである。焦げた抵抗を取り外し、太目のスズメッキ線に取り替える。一瞬で作業完了だ。ところが……なんでよッ!! 100%の明るさまで調節できるようにはなったものの、ボリュームの70%付近に変化点が集中してしまっている。明るさを調整するというよりは、ON/OFFするという感じの操作感覚である。なんでじゃ?

  もしかすると、同梱されていたボリュームの仕様がマズいのか? 説明書には50k〜250kΩのボリュームだと記載されていたが、手元のヤツは0Ωが出ちゃうタイプだったんだよな。だからといってこの症状になるとも思えないが、そもそも抵抗値変化のカーブ特性が違うボリュームだったという可能性もある。それにしても、中間の明るさを出すのが難しいほどになるのだろうか……疑問だ。もう一度、各部品レベルからチェックしてみるかな……とほほ。

  あ、そうそう。この調光器キットにも使われているZNRというサージ電流を吸収する部品であるが、どうやら「短絡モード」で破壊するらしいコトが判明した。あちこちのサイトに「だからヒューズをつけろ」みたいなコトが書いてある。それを見てオイラもちょっとアワてたのだが、よく考えると、今の取り付け方ならば、特に短絡状態になっても問題ないという結論に至ったのであった。単に負荷の稼働率が100%になるだけだよな? それとも破壊したZNRにはそこまで大きな電流を流してはマズいのかな? ま、いいや。

  そんなことを考えていたらメールが到着。おぅ!! OLIMEXからではないか。相変わらず「boards shipped. invoice attached.」という非常にあっさりした内容だが、基板が完成しましたか!! 一週間もすれば届くかな。非常に楽しみである。にゃんにゃん。


2005-03-02(Wed) ケタ違いに便利なメソッドを追加する

  一昨日の電卓ネタにちょっと関連するお話をしてみたい。ここんトコ、NHKがかなりのバッシングを受けており、受信料の未払い騒動にまで発展しているらしい。まぁ、その後の対応が最悪だったとはいえ、会社の金の横領程度のコトはどこの会社でも起こるコトだからして、そんなコトを理由に受信料の支払いをヤメるなんて、どうかしてんじゃないの? ……と、一度として受信料を払ってないオイラがしみじみ思う今日この頃である。えー、よろしければスクランブルをおかけいただいてもけっこうでございますので。

  ニュースによると、受信料収入が約72億円の減収となったので、全職員約1万2千人の給与、ひとり当たり年約23.3万円の減俸を行うコトに決定したらしい。減俸ってーと、なんか職員が悪いコトをしたみたいだが、ほとんど全員の職員がトバッチリなんだよな。気の毒だ。それはそうと、この減俸によって減収のどの程度が賄われるのだろうか。そこまで記事に書いてないので、計算してみるコトにした。

p 233000 * 12000
2796000000

  ちゅーか、ゼロが多すぎてワカラン。そうなのだ、今日の日記のテーマは「位取り」なのである。そもそも、デカい金額は8桁しかない電卓では計算できない。位取りくらい人間がやればイイという意見もあろうが、もしそこを間違えた場合はとっても丸紅なのである。やっぱり機械にやらせるのが一番だ。

  ところが、C言語なんかだと素直に32bitで表現できるのは、43億チョイに過ぎない。フツーは負数も考慮するから、21億。上記の28億という数字はヒト筋縄には扱えないのである。そんじゃ、物理的な桁制限のないRubyを使えばイイじゃないか、という意見もあろうが27960000などと表示されても困るのである。そらみろ、んなコトいってるソバからゼロがふたつも抜けてしまったではないか。

  んじゃ、どうするか。Rubyじゃダメだと言った矢先ではあるが、やっぱりリングの王者はRubyなのである。Integerクラスにドドーンとこのようなアホなメソッド群を追加してしまうのだ。するとなんと!! こんな式が書けるようになってしまう。

p (23.man + 3.sen).kakeru(1.man + 2.sen).wa?
"27.oku 9600.man 0000"

  わぉ。わかりやすい。記述にも無理がない(ホントか?)。メソッド名があまりにベタで、しかも「wa?」に至ってはたぶんコード標準に違反してしまっているし、コードの59行目に至ってはギャグタッチでさえあるが、便利なコトに変わりないだろう。調子に乗って、わが国の今年の見込み税収額の44兆0410億円を、総人口の1億2761万9千人で割って、国民ひとり当たりの税額を求めてみる。フツーならこんな感じに計算せねばならんが、

p 44041000000000 / 127619000
345097

  上記のクラスを使うコトで、

p (44.cyo + 410.oku).waru(1.oku + 2761.man + 9.sen).wa?
"34.man 5097"

  このように、非常に明快に記述できる。

  画像の説明

  まぁ、このよーにデカい数字を日常的にガリガリ使うヒトがどれだけいるかはともかく、電卓に「単位ボタン」を装備するのも悪くないアイデアだと思う。「万ボタン」「億ボタン」「兆ボタン」の3つを設けてもいいし「単位ボタン」のひとつでもいいだろう。入力時に単位ボタンを押すと位がヒトツ上がるのだ。ちなみにこの「単位ボタン」は桁のカンマ区切りの数の変更キーとしても作用するようにしてしまおう。

  ちなみに、3桁ごとにカンマを打つなどという南蛮かぶれな風習は今日を持って廃止し、今後はカンマ区切りは4桁を基本としていただくのでそのつもりで。3桁区切りなんぞ生粋の日本男児にとってまったく意味不明千万な風習である。よって「単位ボタン」は「しょうがねぇ、4桁ごとのカンマを3桁ごとに変更してやるよ」ボタンとさせていただく。日本人よ妥協するな!! 外国人に道を聞かれたら、堂々と日本語で答えるのだ!! あナたは神ウォを信じまシュか?

  あ、そうそう。その後の調光器であるが、テスターでボリュームを調べたところ、0Ωが出るし220kΩまでしか出ない仕様だったものの、抵抗値変化のカーブ特性は直線、つまりBカーブに間違いなかった。するとなんだ? 明るさが変わるからトライアックは問題なさそうだ。するとフィルムコンデンサかダイアックかというトコロか? そもそも回路が間違っている可能性もあるが……。せっかくだから先日アプリを完成したのに、その後一度も使っていないOsziFOXを当ててみるかなぁ。


2005-03-03(Thu) 愚行、変更、調光、成功

  1ヶ月近く前、このSVX日記にnamazuによる検索窓を装備した頃のハナシであるが、気がつくと2004年8月の日記データファイルが破損してしまっていた。200408.td2(本文ファイル)のサイズが0に、200408.tdc(ツッコミファイル)がヘッダ行だけになっていたのだ。壊れ方からしてオイラの操作ミスの可能性は低そうである。レファラスパムの対象が2004年の8月のエントリに集中していた事実があるし、もしかすると高負荷時にクラッシュしたのかもしれん。

  幸運なことにサーバ側のキャッシュのおかげで、データが消失した部分の日記にもアクセスできた。しかし、日記本文の修正やツッコミをした瞬間にヘンなコトになるのは目に見えているし、現状でsqueeze.rbにより検索用HTMLを取り出す作業もできなくなっているので、いずれにせよ復旧は必要だ。とりあえず壊れたのが判明した時点で、ブラウザで消失部分の日記にアクセス、2004年8月分の日記はHTMLの状態で保存しておいた。今日はそれをモトに、td2とtdcファイルを手動で逆生成するのである。

  手動といっても、全部手動でやると死ぬので、Rubyスクリプトを使って概ね整形する。必要のないHTMLタグをバシバシと切り落とし、ヘッダを逆生成し、IMGタグをtdiary形式のタグ形式に戻す。ある程度td2形式っぽくなったらsqueeze.rbでHTMLとして抽出。以前のHTMLとの間でdiffを取り、差分の手動修正、HTML抽出……を繰り返す。ハナシがややこしいが、通常はAからBとC群が生成されるとして、Aが消失したので、BをモトにAを再構築し、再構築したAから以前のC群が生成されるようにAの修正を繰り返すのである。ここでAはtd2、Bはブラウザで保存したHTML、Cはsqueeze.rbで生成したHTML群である。Ah, what a 不毛な作業 it is。

  結局2時間以上かけて、ツッコミファイルのtdcを含めて復旧。改めて、全ての日付のHTMLをsqueeze.rbで生成し直し、mknmzでインデックスを付け直した。これによりsqueeze.rbの中途半端な改造により、2005年2月分の検索インデックスに本日のリンク元の内容が含まれてしまっていた問題も解決した。うーん、スッキリじゃ。

  いまさら語るまでもないことだがバックアップは重要である。ウチのサーバはソフトウェアRAIDにより、ミラーリングまで施しているが、こういう時には役に立たない。こんな時にはpdumpfsというバックアップスクリプトが便利である。

  このpdumpfsはnamazuの作者が作ったRubyスクリプトで、ハードリンクを利用した差分バックアップを行うという特徴を持つモノ。細かい理論はオフィシャルサイトで確認して欲しいが、早い話、フルバックアップと同じ操作性と、差分バックアップと同じサーバ負荷という利点を併せ持つ、目からウロコのバックアップシステムである。UNIX系の/etcのバックアップなんかにも最適である。

  今回は作業前に~svx以下を丸ごとバックアップして復旧作業に臨んだが、作業後の2度目のバックアップの速いこと。グレートである。そのうち、あちこちのディレクトリにコレを仕掛けようと思っている。できれば、外付けUSB-HDDにバックアップするように設定し、ついでにそのUSB-HDDの電源も自動でON/OFFするようにしたら面白いかもしれない。

  で、話は替わって、今度は調光器の方に取り掛かる。回路を全部見直し、ダイオードの方向や生き死にも全部チェック。AC100Vに接続し、電灯を調光させている状態で、制御側の交流電圧をテスターで計測してみたりもする。やはり、ほとんど中間電圧が出ない。抵抗器を絶妙にイジって中間電圧を出そうとすると、電灯が不安定に点滅する状態になる。むぎゅぎゅぎゅ〜。

  再び、秋月の回路図とニラメっこ……よく見るとトライアックって、ダイアックにナナメに線を付加した回路図記号だよなぁ……もう一本、線が増えたらテトリアック? なんちて……ナナメ……ハッ?! まさか、トライアックって、極性があるのかッ?!

  確かにトライアックにはT1, T2, Gと書いてあるけど、T1, T2に極性があるなんて考えてもみなかった。Gに与えるトリガにより開閉する扉のイメージだったけど、厳密に言うと「弁」のイメージだったのか。むむ〜ん。いままであちこちでトライアックについて見聞きしてきたつもりだったけど、まったく気づかなかったな。確かにNとPからトライアック内部の構造について、トランジスタの例を参考に考えれば当たり前だろうに……げしょげしょ。

  画像の説明

  すかさず結線を逆にした結果……ちゃんと動いた。なめらかに光量を調節できる。はぁ、よかった。とりあえず完成。ちゃんと説明書を読んで、プリント基板上に作っていればこんなミスはなかったのだろうが、オイラが中途半端に回路を理解したつもりになり、ナメてかかっていたので落とし穴にハマったようだ。しかし、配線が逆になっていてもそれなりの動きをするとは意外だった。理由はいまいち理解できんが、まぁいいや。

  ま、ひとつ勉強になったのでヨシとしよう。キットを組んで、まんま動いたんじゃあまり勉強にならなかったしなぁ(くやしまぎれ)。そしてこの後、調光器に改造を施し、計画は第2段階に移行する予定である。その内容については、またいずれ(ちなみに上の写真の右側のケースは単なる友情出演で計画とは無関係)。

  あ、最後に……今度はリクナビNEXT経由でマイクロソフトからスカウトメールがきたんですけど……あは、あはは、あははは、あはははは、あたたたたた、あたたたたたた、ほわたぁ!! 別にアンチではないけど、好きじゃないので、却下っす。


2005-03-04(Fri) プラグインを仲裁する

  先日からコチョコチョと書いているが、当サイトはtdiaryで運営されており、namazuによる検索システムを導入するに当たって、squeeze.rbというプラグインを追加している。ところが、ツッコミを検知してそれをメールするプラグインcomment_mail-smtp.rbと相性が悪いのか、同時に使うとツッコミ時にエラーが表示されてしまうのである。

  ツッコミ自体は記録されるため、問題がないといえばないのだが、非常にカッチョ悪い。オイラのtdiary環境に起因するモノなのかもしれないが、なんとかせねばならん。しかたないので、エラーメッセージを元に原因を洗うのである。

  ……治らん。コードを表面的にしかナメてないのでアレだが、プラグインはそのRubyコード中で、自らRubyコードを生成、本体からprocクラスで呼び出されるようなシカケっぽいのだが、その中でエラーが発生しているようなのだ。そこで、そのコードを出力させたいのだが、procクラスにはコードを出力するメソッドが備わってないのである。むぅ、それでは追跡のしようがないではないか。なんか勘違いしているのだろうか。

  しかし、突然に別の解法を思いついた。squeeze.rbというプラグインは日記の更新時に、更新した日付のHTMLを生成するのが主機能なのだが、コマンドとして任意のタイミングでHTMLを吐かせるコトもできるのだ。namazuがインデックスを作るのは1日に1度だから、その直前にsqueeze.rbを実行してHTMLを生成してやればいいのだ。なにも更新毎にHTMLを生成してやることはない。そうすれば、プラグインからsqueeze.rbを外すコトができるから、comment_mail-smtp.rbと競合してエラーがでることもないのである。

  結局はcrontabは、

# 日記タイトルリスト更新
5 2 * * * cd diary; ../public_html/diary/makecont.rb > ../public_html/diary/content.html
# HTML更新
5 3 * * * /usr/share/tdiary/plugin/squeeze.rb.cron -p /usr/share/tdiary -c /home/svx/public_html/diary -x .html /home/svx/diary/cache/html
# 検索インデックス更新
5 4 * * * export LANG=ja; mknmz -c /home/svx/diary/cache/html --output-dir=/home/svx/diary/index

  てな具合になって対処完了である。ちょっと逃げっぽいが、動けばヨイのである。あぁ、ヨイヨイ。


2005-03-05(Sat) テン・コンセンツ・ゲッツ

  今日はカミさんの実家で晩ごはん。宴もタケナワになったあたりで、カミさんのお母さんがイキナリ箱を取り出した。開けると……

  画像の説明

  ……壁取付用の3極コンセントが10個。なんでも職場で不要になったそうだ。実はこのお母さん、電線関係の職場で働いているので、電線関連には妙に強い。オイラが電子工作を始めた頃に、ハンダ付けの話題で盛り上がったコトがあるほどだ。以前に「要らんパーツがあったらもらいます」と宣言していたからだろうか。しかし、これはまた微妙な……微妙すぎるパーツである。

  そういえば先日「家庭に来ている3本の線の中の白はアース」という考察をしたトコロだった。するとコイツをバラすと、穴の大きいほうの端子と、アースの端子は内部でつながっているのだろうか!?

  画像の説明

  つながってませんでした……って、箱のオモテガキによると、接地側と接地は別に書いてある。うむ、前回のオイラの考察は誤りなのだろうか? よくわからん。ま、それはともかく「AC100Vのプラグ」はあらゆる家電に付いているので、不要になった家電からチョン切れば入手できるが「AC100Vのコンセント」はそう簡単には入手できない。意外と使いでがありそうである。ありがたく活用することにしよう。パックン。


2005-03-06(Sun) 秋葉 for OLIMEX

  さて、久々に秋葉である。久々……!? オイラが秋葉を「久々」と感じる期間はどれくらいなのだろう。ちょっと検証してみるコトにしよう。本サイト内をnamazuで「秋葉」を検索し「日付(新しい順)」で並び替えてみる……と、前回は2月1日である。この日記で以前からシツコク書いているように、オイラには「1ヶ月の法則」があるのだが、2月がちょっと短かったことを考慮すると、今回もやっぱり見事に1ヶ月なのであった……ヤクチューかっちゅーの。

  で、トップバッターは……なんとなくスプラッターハウスが頭に浮かんだので、なんとゲーセンのHeyである。しかし、既に撤去された模様……仕方なく1941でも始めてみる。1回目はコツを忘れていてビスマルクで頓死。もう一度……一発でエンディングである。やっぱりそう簡単には腕は落ちないもんだねぇ。

  画像の説明

  次はココんトコお気に入りの日米商事。ココは抵抗器が100本で50円と秋月の半額なのだ。例のOLIMEXに発注してあるオリジナルUSB-232C変換基板に必要な27Ω、1MΩを狙う。

  が、この店はワイルド過ぎだ……。コンテナにドッサリと抵抗袋が詰まっている。スクっては探し、ホリだしては探し、カキまぜては探し……33Ω……270Ω……目的の抵抗値のモノが見つからないコトこの上ない。露天で寒いのに手を真っ黒にしながら探すうち……47Ω……2.7kΩ……たかだか50円のタメに探すのがバカらしくなってきた。ココは一般人も通るので、背中から「スゴい店ね」とかつぶやくのが聞こえるし……ヤメェッ!! 時給600円だって1分10円だから、5分以上探し回ったらソンというコトになる。ま、探し回るのもジャンク屋の楽しみのヒトツというコトを否定する気はないが。

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  それはそうと、ココは珍しく抵抗形コンデンサが揃っている店だ。SVXのエアコンにはこのパーツが使われているので、必要な人はココで購入するといい。数十本単位でしか買えないが、数十本で50円とか、駄菓子みたいな値段で売っているので大丈夫。

  画像の説明

  店の中を一巡して、3つで100円の基板実装用USB-Bコネクタを発見。大量に購入。上記USB-232C変換基板に使うモノだ。基板は16枚できてくる予定だから……えーい、12個ほど買ってしまえぃ!! ついでに消費しがちな抵抗を追加購入。

日米商事
基板実装用USB-Bコネクタ\35x12\420
抵抗器 470x102\53
抵抗器 10kx100\53
\526

  画像の説明

  次は秋月。今回は上記USB-232C変換基板に実装するFT232BM購入が主目的だ。日米商事で買えなかった1Mの抵抗と、ピンヘッダも同様に変換基板用である。それから、調光器をプログラム制御するためのCdS。あまり部品の仕様を詰めきっていないので併せてフォトカプラも買っておく。

秋月電子通商
FT232BM\600x2\1,200
抵抗器 1M 1/6W\100
ピンヘッダ 2x40 オス\100
ピンヘッダ 2x25 メスx3\200
アナログフォトカプラ MI_0202CL\200x2\400
Cdsセル 9P5-1Hx3\100
\2,100

  画像の説明

  いつものようにあきばお〜で電池。

あきばお〜
単3電池\18x10\180
単4電池x10\249
\429

  画像の説明

  変換基板に使う27Ωは秋月にも置いてなかったので、千石で購入。ハンダゴテもやっぱり変換基板へのFT232BMのハンダ付けに用いるためのモノ。QFP-32パッケージのFT232BMはピン間0.8mmとかなり辛口なので、道具もソコソコのモノが必要であろうという判断だ。

千石電商B1F
抵抗器 27x100\100
千石電商1F
ハンダゴテ CXR-30 22W\1,910

  画像の説明

  調光器をプログラム制御するのはいいが、CdSが示す抵抗の範囲がどれくらいなのかワカんないので、コンデンサを適当に買い揃えるべく、再び日米通商へ。多めの容量の積層セラミックコンデンサを購入。安い。ココで容量が0.33uFで足りなかったときのタメに1uFが欲しくなったのだが、血迷って電解を買ってしまった。安かったらからいいが、交流で電解が使えるわきゃねーのに。ま、いーや。と、奇跡的に1.5kΩが見つかったので、それも購入。

日米商事
積層セラミックコンデンサ 0.33uF 50Vx10\53
電解コンデンサ 1uF 50Vx13\105
抵抗器 1.5kx100\53
\210

  帰りはトライアミューズメントタワーにちょっと寄る。んが、今世紀で一番興味のない品揃え。SDIを1プレイしてサクッと帰る。

  画像の説明 画像の説明

  家に帰るとOLIMEXから小包!! これはナイスタイミングである。思ったより配線幅が狭いのに驚いたが、自分で設計したプリント基板が目の前にあるって、これは感激ですわ!! 試しにFT232BMを基板に当ててみると、当然ながらピッタリ!! 日米商事のUSB-Bコネクタもバッチリ!! やっほーぃ。

  しかしあれだね。もし仕事の都合で名古屋方面に転勤になった場合、お別れが一番ツラいのは秋月や千石よりも、日米商事かもしれん。デタトコ勝負で部品を探す楽しさは通販では味わえないから、その点では秋月や千石とのお別れもツラいのだが、日米商事はそもそも通販をやってないからである。あぁ、サミしくなるねぇ。


2005-03-07(Mon) FT232BM専用基板上に起つ!!

  今日は朝から再び花粉症対策の注射を打ちに行く。前回は注射のタイミングが早すぎたのか、花粉が飛ばないうちに薬が切れてしまったような気もするが、今はシッカリと鼻はズルズル、目はカユカユなのである。今度こそ薬の効き目が明らかになるであろ……ビャックショイ!! ズズーッ……くそー、花粉が憎けりゃ、杉山、杉本、杉良太郎、ケイン・コスギまで憎いわ。がるるる。

  帰りがけにつくば市内で対向車線をチラッと横切る、黄色のひらべったい……SVXッ!! 発見ッ!! 黄色という色も目に鮮やかだけど、視界の隅は「ひらべったい」という形状に反応したのであった。天井とトランクの上が黒だったので、余計にひらべったく感じるのかもしれん。そーか、SVXはひらべったかったのか。なるほどぉ。なんにせよ、もう少し観察したかったなぁ。

  それはそうと昨日、見事なタイミングで役者が揃ったので、今日はFT232BMを専用基板上に取り付けてみるのである。QFP-32というパッケージはピン間0.8mmという狭さであり、これだけの精密なハンダ付けはオイラの未経験の領域である。やはり昨日手配した新兵器のハンダゴテCXR-30を得物にとりゃーッ!!

  画像の説明

  意外とイケるじゃん!! というか、PCBにあらかじめ塗布してあるハンダを活用しつつ、コテ先に少しハンダを含ませ、各ピンをウリウリしただけである。ひととおり作業が終わった時点では、それでも何ピンか浮いていたが、ルーペで確認しては、ウリウリ、テスターでチェックしては、ウリウリするうち、そこそこキレイ(?)にハンダ付けができたようだ。

  画像の説明

  ちなみに、オイラはカメラも趣味なので、ルーペにはNikonのAi50mm1.8Fを逆からノゾいて代用にした。また、今回は基板の撮影に三脚とマクロスライダを動員してみた。道具が揃っていれば安いデジカメでもかなり本格的なマクロ撮影ができるってモンよ。

  画像の説明

  難関であるFT232BMの取り付けを完了したら、あとは残りの部品をチャチャっと取り付けて完成である。わぉ。なかなかシンプルかつコンパクトで美しい。初めて設計したPCBにしては、かなりよいデキだといえるのではないだろうか。

  そして意を決して、単体でPCにつないでみるのである。USB-BジャックにUSBケーブルを接続、拍手を3つ打った後、念仏を唱えながら、PC側のUSBポートに、イザ、接続ッ!!

  画像の説明

  ……カリカリカリ……オゴソかにノートPCのHDDが回転し「新しいハードウェアが見つかりました」出ましたッ!! デバイス名は「USB <-> Serial」ということで、とりあえず成功であろうッ!! 完全に動作確認したとはいえないが、ココまでは実にあっけなく到達である。いやー、楽しい。明日からは実際に通信をさせてみる予定である。うほほぃ。

  ちなみに、基板は一度に16枚もできてしまうので、たくさん余っている。欲しい人があったら必要な部品とセットで実費+手数料程度でお分けしようとも考えている。希望者はココまで……って、まだ動作確認すら終わってないのに気が早いっすか、そうすか……。


2005-03-08(Tue) ナムコにイカンのイ

  コレコレコレに示すように(最後のはちょっと違うが)、なにしろナムコのオールドゲームにはちょっとウルサいオイラである。だからして先日秋葉へ出かけたとき、電車の扉の内側にプレイステーションポータブル用「ナムコミュージアム」の広告を発見したときは、当然のように釘付けになるのである。

  広告によれば、ラインナップは「パックマン」「ミズパックマン」「ギャラクシアン」「ギャラガ」「ラリーX」「ニューラリーX」「ディグダグ」の7本に「パックマン」「ギャラガ」「ニューラリーX」「ディグダグ」のアレンジが4本で、合計11本が遊べるらしい。むぅ……ナムコファンのオイラとしては、非常にひっかかるのである。なにがひっかかるって? んじゃ、各ゲームをこう並べてみよう。

パックマンミズパックマンパックマンアレンジ
ギャラクシアンギャラガギャラガアレンジ
ラリーXニューラリーXニューラリーXアレンジ
ディグダグディグダグアレンジ

  「ディグダグII」はどこへ行ったんだ!?

  画像の説明

  ……というハナシである。それこそ「おっとっと」なのである。ヒドいではないか。ディグダグのプレイヤーキャラは最近になって「ホリ・タイゾウ」などという名前が付けられ、ミスタードリラーの世界に再び君臨しているというのに、彼の「南国島作戦」解決という栄光の過去を闇に葬ってよいのか!? いや、よくないッ!!

  そういう暴挙を行うのであれば、こっちにも考えがある。このゲームのチョイスコンセプトでナムコミュージアム2を提案してしまうのである。ほれほれ、ちょっと恥ずかしいラインナップだぞ!!

ゼビウスゼビウス3D/G
タンクバタリアンタンクフォース
ドラゴンスピリットドラゴンセイバー
ローリングサンダーローリングサンダー2

  なに? そんな程度では応えない? ふふふ、仕方ない……それじゃ、もっと恥ずかしいラインナップとなる、ナムコミュージアム3を挙げるしかないようだなッ!!

マッピーホッピングマッピー
ボスコニアンブラストオフ
バラデューク爆突機銃艇
超絶倫人ベラボーマンピストル大名の大冒険

  というワケで、ナムコミュージアム2,3を出す場合、以上のラインナップでよろしくお願いするのである。ベラボゥ!! ガンッ!!

  ……と、あとひとつッ!! プレイステーションポータブルの無線通信機能を使って、1つのゲームメディアで、隣の人にゲームをプレゼントできるというのは、なかなか気の利いた機能だと思う。それをTVCMで自慢するのもいいだろう。アレンジ版は転送できない……という制限もまぁ許す……が、

  1面しかプレイできないってなんだよッ!!

  プレイステーションポータブルもナムコミュージアムも手元にないので詳しい仕様はわからない。しかし、しかしだッ!! 天下のナムコともあろうものが、そんなケチくさい実装にしなくてもいいじゃないか。電源切ったら消えるという仕様で十分だろ? こういう「機能の黎明期」に実装された方法はその後の暗黙の了解になる可能性がある。非常に遺憾であるといわざるを得ない。非常にイカン、イカンぞぉ。

  画像の説明

  と、ひととおりイカンのイ、ヤカンのヤ、ドカンのドを表したところで、昨日の作業の続報である。とりあえず、作業を進めるにあたり、今回作成した変換基板の取り付け部品とピンアサインをまとめておく。一応、バス/セルフパワー、5V/3.3Vロジック、RTS-CTS折り返しの有無がチョイスできるようになっているので、ジャンパを飛ばす。

  画像の説明

  上記のジャンパ設定は、バスパワー、5Vロジック、RTS-CTS折り返し有の状態である。上記の状態で、再びUSBポートに接続し、仮想COMポートドライバをインストールする。ドライバはFT232BMの製造メーカFTDI社Driversページからダウンロードできる。

  画像の説明

  このページには「VCP Drivers」と「D2XX Drivers」の2種類のドライバが置いてあるが、通常必要となるのは「VCP Drivers」の方である。こちらに「USB機器としてのドライバ」と「仮想COMポートのドライバ」が両方入っているので、Windowsの場合は続いてインストールされて準備完了となる。オイラの環境では「COM15」として認識された。なお、このデバイスは「ハードウェアの取り外し」アイコンから停止を行ってから取り外す必要はなく、イキナリ取り外しできるようである。これは便利でヨイではないか。

  ちなみにこのデバイス、Linux用のドライバはカーネル2.4.20以上なら入っているようである。試しにウチのサーバのUSBポートに接続してみたら……

Mar  8 23:29:51 genmei kernel: hub.c: new USB device 00:04.2-2.3, assigned address 7
Mar  8 23:29:51 genmei kernel: usb.c: USB device 7 (vend/prod 0x403/0x6001) is not claimed by any active driver.
Mar  8 23:30:35 genmei kernel: usb.c: USB disconnect on device 00:04.2-2.3 address 7

  ……というシステムログが出力された。つまり「いま入っているドライバ全員に知らんふりされたよ」というコトだ。そういえば現在動かしているカーネルは、NOVACのビデオキャプチャボード「PrimeTV7133」を使うためにSAA7134用ドライバを組み込んだカーネルなので、余計なドライバは一切入っていない。つまりカーネルの再構築が必要だ。えーっと、その時のメモをみると……

genmei:/usr/src/kernel-source-2.4.xx[nnn] # make menuconfig

  ……で、カーネルに組み込むドライバをメニューで選択すればいいのね。お、あったあった。「USB support」の下の「USB Serial Converter support」というのがソレっぽい。イマイチ自信がないが、Helpすると「Documentation/usb/usb-serial.txt」を読めと書いてあり、その中には「FTDI」の文字があった。Windowsで動作確認したら、ボチボチとカーネルの再構築を始めようかね。

  ちゅーワケで、今日はココまで。


2005-03-09(Wed) イニシエのBASICに触れてみる

  ここんとこトライアックを利用した調光器をイジッているが、最終目標は調光器のプログラム制御であり、そのために先日秋葉でCdSを購入してきたコトは以前に書いた。しかしながら、CdSが示す抵抗値の可変範囲も把握しないまま、適当に部品を買ってきてしまったため、本当に手持ちの部品だけで組めるのか非常に不安な状態でもある。そこでひとつ、理論的な方面から攻めてみるコトにする。

  まずはCdSの組み込み方法だ。先日購入した9P5-1HというCdSを用いることを前提に考える。イキナリだがこのセルのデータが不詳なのでまずはググってみたところ、あまり信憑性の高い情報とはいえないが、最大電圧:100V、最大損失:50mW、抵抗範囲は0luxで1M以上、10luxで72kという情報が得られた。

  この情報を元に、まずは耐電圧を考える。家庭用の交流100Vの瞬間最大電圧は144Vであり、ダイアックはトリガ直後に0Vまで下がると仮定すると、そのまま144VがCdSに作用すると考えられる。すると単純に現在のボリュームをCdSに置換するというのはヤバい。そこでCdSを2個直列に並べてやることにする。2つのCdSの抵抗値が同期して変化するなら、各々に作用する電圧は半分の72Vになるからである。

  次は最大損失を考える。各々の72Vで流せる最大の電流は、50mW/72V=0.694mA。0.694mAが流れてしまう抵抗値は72V/0.694mA=103.68kΩである。つまり、CdSの抵抗値が103.68kΩを超えるような明るい状況にCdSを置くと、CdSの最大定格を超えてしまう可能性があるということになる。実際にはコンデンサやダイアックの電流特性が作用するから、連続して0.694mAが流れることはないと思われるが、正直そこんトコはよくワカらんのじゃ。

  ところが改造前の現状の調光器で、ボリュームを207.36kΩに設定した状態というのは、ほぼ光量を最高に絞った状態の抵抗値と同じなのである。そうなるとCdSが破損しないギリギリまで光を当てても、実際の電球はほとんど点灯しないということになる。こりゃ困った。

  そこでダイアックのトリガタイミングを早めるために、コンデンサの容量を小さくすることを考える。コンデンサの蓄電容量が現在の0.1uFよりも小さくなれば、抵抗が大きくても早く電圧が発生するため、トリガタイミングは早くなり、電球は明るくなるという寸法である。むぅ。先日の秋葉では、より大きな容量のコンデンサが必要だと思って0.33uFのコンデンサを買ってきたのに、逆の結果になってしまったぞ。だからちゃんと考えずに買い物をしてはイカンのだ。

  しかしココでさらに問題発生である。秋月の調光器の説明書を見たところ、コンデンサの容量が0.047uFを下回るとトライアックがトリガできなくなるという記述があるのである。するとギリギリの0.047uFを使用したとして、果たしてどれくらいまで明るくなるのか? 実際に回路を組む前に実験してみたい気もする。というわけで……

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  この「図解・わかる電子回路」という本の出番である。以前にも紹介したが、私が購入した電子工作に関する唯一の参考書籍だ。そして、この134ページには、トライアックのトリガタイミングをシミュレーションにより求めるためのプログラムが掲載されているのである。これを入力して抵抗値とコンデンサの容量がトリガタイミングに及ぼす影響を概ね把握するばいいのである。

  んが、このコードにも問題がある。イニシエのNEC系BASICで書かれているっぽいのだが、悪いコードの見本市のようなコードなのである。ハナモゲラな変数名、ムチャクチャな変数の影響範囲、当然のようにGOTO文やフラグも使っている。確かに10年前の本ではあるが、10年前のNEC系BASICってこんなにヒドいモンだったのか? 18年前に登場したX68k用のX-BASICは相当エレガントに記述できたぞ。まぁ、なにしろ典型的なBASICのスパゲティコードなのである。

  とりあえず、Rubyに書き直しながら内容を理解するコトにする。が、最初にグラフィックの扱いをどうするか決めねばならない。順当な線だとRuby/tkを使うのだろうが、プログラミングが面倒だ。そこで今回はそんなに精度が必要ないコトだし、curseライブラリを使うことにした。curseはいわゆるテキストで擬似ウィンドウを表現するモノで、以前のcccdctみたいに仕上げるということである。なに、イザとなれば端末のフォントを小さくしてウィンドウをいっぱいに広げれば精度は上がるだろう。

  まずは、BASICのグラフィック描画コマンドのLINEやPSET、テキスト表示コマンドのLOCATEとPRINTをエミュレートするクラス「LegacyGraphics.rb」を作る。これを作っておけば、本に掲載されているコードを概ねベタ打ちできるという寸法である。で、ほぼベタ打ちしたのがメイン側の「acAdjusterDesign.rb」だ……が、しかしッ!! 誤植はあるわ、バグはあるわ……。結局、ほとんど完全にコードを理解するまでマトモに動かなかった。できるだけモトのBASICの雰囲気を残しつつ、バグの部分もそのままコメントに残しておいたので、興味のある人はノゾいてみてほしい。

  画像の説明

  というワケで実行結果である。元のプログラムでは抵抗値の違いによるトリガタイミングの違いを、色で表現していたが、curseでは色の扱いが面倒なので数字で表現してみた。上がコンデンサの電圧の上昇グラフで、下がトリガタイミングのグラフである。上記の実行結果は、本に掲載されている設定値、50Hz、0.22uF、ブレークオーバ20Vでの計算値だが、どうやら本の実行例と同じような図が得られたコトから、プログラムは正しく動作しているようである。以上の結果を踏まえ、上記のCdSによる制御のシミュレーションをしてみたが……やはり抵抗値が高すぎるために、どうしてもトリガタイミングが早くならず、50%程度の明るさしか出なさそうな感じである。むー、どうしようか。もう少し無理したセッティングにするか……。

  最後に、上でプログラムについてケチョンケチョンに書いてしまったが、本書が名著であるコトに違いはない。筆者はあとがきで「本書は内容、図版、コストの3点において世界一だ」と自慢しているが、確かにデキのイイ本である。これから電子工作を学ぶ人にはオススメだ。


2005-03-10(Thu) テレビの影響について考える

  今に始まった類のニュースではないが、大阪府が「残虐ゲームソフト」の規制を検討しているらしい。まぁ、大阪府としては「何らかの対策」をしなければ収まらんというトコロなのか知らんが、どーしてまぁ、こーも短絡的なのであろうか。文字通り、頭の回路がショートしているとしか思えない。

  オイラはゲームが好きだし、全部とはいわないがゲームはとても知的な遊びであると考えている。「ゲームは子供のモノ」などと半ばサゲすむような評価をゲームに与える人は、よいゲームに出会っていないか、よほど知性の低い人だと考えられる。多くのゲームはその中に定義される現実を持ち、その中のルールに従って勝利を収めるのが目的だ。ゲームを勝利に導くためには、ゲーム内の現実やルールを正しく把握した上で、激しく頭を使う必要がある。リアルタイム性の高いアクションゲームでは、それに加えてすばやい判断も必要だ。これが知的でなくてなんであろうか。さすがに残虐要素まで知的だとはいわないが、雰囲気作りに大切な要素であるコトに違いない。

  そーゆーことも理解しないで、見た目の残虐性からすぐに規制に結びつけるのは、頭の悪い人のやることである。おそらく頭の悪い人に対し、逆らう提案をしても無駄だろう。それでは百歩譲って「残虐性」とは別の軸に存在する、ことさら人に大きな影響を及ぼす概念を提案したい。それは「現実性」である。

  ホラー映画などの怖さを一概にランク付けすることはできないが、恐ろしい化け物が一瞬で岩を溶かしてしまったとする。これは怖いか? 怖くない。では、机でなく犬なら? ちょっと怖い。犬でなく人間なら? もっと怖い。つまり、ホラー映画の怖さとは、自分の現実に近い概念ほど大きいといえるのである。子供だましの特撮よりは、リアルなCGの方がより怖くなる。これもリアリティが高いほど、視聴者の現実に近づきやすいからである。トップガンでトムクルーズが戦闘機を撃墜する映像よりも、ビルに突っ込む旅客機の映像のほうが圧倒的に怖いのもこういう理由による。

  そうなのである。ゲームソフトなんかよりもはるかに一般人に近く、最も現実性の高いメディアは「ニュース」なのである。ニュース番組は放送時間の規制さえなく、次々にエグい内容を視聴者に垂れ流し続けるのである。これが視聴者の行動に影響を及ぼさないワケがないではないか。包丁で人を殺す決定的な映像こそ流さないものの、活字で出れば同じことなのである。

  そもそも、ゲームの中でマシンガンを乱射しビシバシと人を撃ちまくったからといって、それを現実と混乱するアホがどれだけいるというのか? それよりは事件をニュースで知って、それを現実にマネしたくなるアホが出現する可能性のほうが圧倒的に高いコトは容易に想像がつく。事実、こないだ殺傷事件を起こした犯人は、その前に起こった殺傷事件の現場を訪れていたそうである。しかも「現実の事件の模倣」の例は今回が初めてではない。証拠はないが、最近の事件だって「オレもやってみよう」的なものが大半であると考えられる。これがニュースの悪影響でなくてなんだというのか? 大阪府はこの事実をどう考えているのか? 知った上で敢えて無視しているのか?

  ゲームはたかが「現実世界を模倣した仮想世界を提供する」メディアである。一方でニュースは「広い現実世界に点在するとびきりの悪意を広く一般に浸透させる」メディアなのである。そもそも、殺傷事件を報じる必要性に疑問を投げかけたい。そんなエグい事件、報じなくたって誰も損したりしないだろ? 報道は崇高な仕事なんてチャンチャラおかしい。少なくとも自然に情報に触れてしまいやすいテレビニュースについては、最低でも放送時間を考えて放送するべきである。8時や9時のニュースのトップに殺傷事件を持ってくれば、当然のように子供が観ている可能性もあり、これは始末悪いコトこの上ない。事実だからといって四六時中垂れ流さなければならない理由はどこにもないハズである。

  オマケに最近ありがちな、遺族や一般の関係者などによる証言の映像。あれも非常によろしくない。ホイホイ出たり喋ったりしてんじゃねーよ、といいたい。あれもニュースの現実感を増すための一手段なのである。いい加減に番組制作側に利用されているだけだと気づいてほしい。事件の当事者から少し離れた遺族や一般の関係者ほど、視聴者の身近に感じる人間はいないのである。

  子供を取り巻く環境は大きく変化している。一方で、キレやすいとか子供の性格の変化について疑問の声を上げる大人がいる。環境を変化させているのは当の大人であることになぜ気づかないのか。なんでも有害だと決め付けて、子供の世界からマイナスするより、むしろ無くしてしまったプラス要素を復活させるコトを考えるべきである。

  例えば子供向け番組である。昔は夕方5〜7時は多くの局でアニメなどを放送していたモノだ。日本昔ばなしや世界名作劇場はもちろん、鉄腕アトムに始まり、巨人の星やガンダムであっても、教育効果は意外なほど高いハズだ。むしろ、子供の道徳感のほとんどは子供向けのサブカルチャーから得られるモノだとオイラは考えている。現代はどうか? 多くの子供は塾に通わされ、子供向け番組は絶滅寸前である。今の子供は、人との助け合いや、弱者への思いやり、友情などの概念をドコから学んでいるのであろうか?

  日本人なら星飛雄馬の所属球団を知らない人はいない一方で、オーストラリアや英国では自らをジェダイの信者だと宣言する人が多数存在するという。ここいらで、テレビ番組の影響の大きさを別の角度から考え直すべきである。考え直すべきだったら、考え直すべきである。

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  ……と、ひとしきり余談をブチまいた後ではあるが、今日の工作である。とりあえず、基板の動作だけでも確認したいので、ピンヘッダに装着できるシリアルポートの製作に入るのである。デカイ基板だと取り回しが悪いので、ポロッと出てきた基板の切れっ端を利用するコトにする。9pinDINコネクタに基板をはさむというやんちゃぶりであるが、実はどこかで見たアイデアのパクりである。拝借御無礼ッ!!

  ピンヘッダ装着の都合で、フツーとは基板を裏表逆に使わねばならんので、非常にオカシなコトになっている。オマケにかなりムリヤリ詰め込んでいるので一部にありえない配線もある。ま、いつものコトではあるが。明日から製作に入る予定で……びゃっくしょい……ずるずる。


2005-03-11(Fri) 呪われたPCに心霊手術成功!?

  今日はカミさんの実家のPCが壊れたということで修理に向かう。なんでも、イキナリPCの画面がマックロになるという症状らしい。当然ながらカミさんの両親はPCに関してシロートなので話を聞いてもマトを得るワケもなく、それ以上に詳しくは聞かなかったが、ハードウェア的な問題であればCPUファンの停止による熱暴走、ソフトウェア的な問題であれば感染すると再起動を招くことで有名なMS.BLASTであろうとアタリをつける。替わりのCPUファンと余っていたCeleron1.1G、以前にMSが無料配布していたセキュリティパッチCDを持って現地へ向かう。

  電源が入るとフツーに起動する。ヘタすると起動時にイキナリ症状が出るというコトなのだが……と、症状を聞いているそばから、突然画面がブラックアウト、マザーにジカ付けの圧電素子から断続的なアラーム音が鳴り響きだした。むぅ。CPUのヒートシンクの温度はさわれる程度だし、マザー上で特に発熱しているチップもない。一度、電源を切って時間を置いた後、なんとかBIOS設定画面に移行し、ヘルスモニタ画面で温度をチェックしていると……画面がグジャっと文字化け状態になり沈黙。アラームこそ鳴らないものの、内部的には同じようなことが起きているっぽい。なんじゃこりゃ。

  ダメモトでCPUとファンを換装するが、症状は変わらず発生する。さらにダメモトでHDDとCDROMの電源コネクタを引っこ抜いてみる……と、なぜか症状が発生しなくなった。HDDが動かないとシステムが起動しないので、HDDの電源コネクタのみ元に戻すと……見た目、正常に起動している感じ。試しに30分くらいメディアプレーヤでビデオを再生しつつ、ネットサーフィンしてみるが症状は発生しない。CDROMが原因? んなことあるんかいな。これで直ったとは思わないが、このまま様子をみることにする。

  しかし、このPCは故障が多い。PCってフツーそう壊れるものでもないと思うのだが、ゴミ状態でもらってきたPCにモデムボードを入れ、インターネットができるように設定したものの、原因不明のトラブルで2枚ほどモデムボードが壊れ、縁起が悪いのでマザーからCPUまで交換した経緯もある。その後もHDDはクラッシュするわ、今回は謎のブラックアウトだ。交換していないのはキーボードとマウス、PCケースくらいのモノなのだが……PCケースと電源が悪いのだろうか? なんかケースに静電気が飛びやすい気がするが、もしかすると漏電でもしているのかもしれない。次に壊れたらウチで余っているPCを持っていくことにしよう。

  さて、なんとなくヒマだったので、トラ技のUSBの特集号を眺めていたら……あれ? USB-シリアル変換チップって、中身は実質インバータじゃん!? そうか、以前にRS-232CのHighは+12Vでなく、-12Vだってコトに気づかずオオハマリしたのを忘れていたよ。すると、例の秋月のインチキ変換回路がそのまま適用できるってコトか。今回はバッファ回路を組まなければイケナイと思って、変換チップSP3232Eを使うことを考えたのに、いつものワザが使えるんじゃん。

  まてよ。今回は汎用のインバータICを使ってみるのもオモシロいかもしれない。USBのバスパワーがあれば、232CのLowの規定である+3Vを確実にクリアすることができる。オマケに+3Vよりも十分に電圧が低い、0VならばHighと認識してくれるだろう。あとは入力側の電圧をうまく落とすことができればいいが、±15Vをどうしたものか。はて。


2005-03-12(Sat) ホリエモンとコーヒー自販機の衝撃

  今日は先日に訪れた会社の二次面接に備え、実家に向かう。面接は14日だが、週末に名古屋で遊ぶのも悪くなかろうということで、カミさんも一緒に実家に帰る。昼過ぎの新幹線に乗る予定だ。昼過ぎの新幹線に乗る予定だが、オイラだけちょっと早めに東京に向かう。もはや、説明するまでもない。秋葉である。

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  先日、来たばかりなのではあるが、ついでがあるならば、先日の買い物を踏まえて入手しておきたいモノがある。秋月で前回買ったCdSのデータシート、もう少し容量の大きいCdS、秋月のサイトに処分価格として出ていた激安の赤色3連LED、それから極力容量の小さいコンデンサである。ところが、秋月ではデータシートの品切れ(?)なのか入手できず、3連赤色LEDはネット専用商品といわれ、φ20mと大き目のCdSはやっぱり詳細不明であった。結局、9PinDINコネクタのオスを3つと、φ20cmのCdSを2個購入。いまひとつカラ振り感は否めない。

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  あとは、東京を離れると思うと、最も別れがツラい日米通商で容量の小さいコンデンサを購入。秋月推奨の0.047uFとお試しの0.015uFのフィルムコンデンサを10個ずつ、計20個。恐ろしいことに32円x2で64円だ。やっぱり、あまりにも別れるには惜しい店である。

  時間もないのでサッサと東京に向かう。例によって「ぷらっとこだま」を利用しているので、ドリンク券をモルツと交換、新幹線のこだまへ乗り込む。カミさんと合流。まったりと名古屋へ向かうのであった。

  さて、こだまで名古屋へ向かうと、のぞみやひかりに比べて1時間余計に、計3時間もかかる。ある意味、3時間の暇な時間が確保されるのであるから、本を読むのも悪くない。最近、本屋を眺めても読みたい本が非常に限られているのだが、今回はキオスクでまさに今が旬なホリエモンの「100億稼ぐ仕事術」の文庫版を発見。あまり時流に乗ったような本を読むのは敢えて避けるオイラであるが、ココんトコ、ホリエモンに興味を惹かれているコトもあり、今回ばかりは購入した。

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  内容は非常に平易な文章で、興味深い記述が山盛りである。さして、モノスゴいコトが書いてあるワケではないのだが、これまでのホリエモンの生き方があまりに面白い。シンプルにいうと「堕落」と「決行」の繰り返しである。いやなに、ダレもができるコトとは思わないが、はじめからムリと決め付けず、ヤルと決めたら全精力を注ぎ込むことで、常人にはムリなことを実現するというのは、誰でも心の持ちようで、少なからず人生の幅が広がるということを証明しているコトに他ならない。

  比較的オイラも、敢えて常識を疑ってモノゴトを進めるタイプであるが、ホリエモンはその最上級であろう。また、そういった考えがこの本の真髄(とオイラが思った考え)にも表れている。それは「常識的な行動に捕らわれている限り人に差をつける事は難しい」という事実である。逆にいえば「熟慮の末に敢えて常識をハズすコトが必要」ということである。むぅ。なんとワカりやすい必勝法であろうか。ある意味、競馬の必勝法に通ずる部分もある。これには感銘を受けた。

  ちなみに、本の後半はちょっとPCを使い慣れたヒトならアクビの出る技術的内容に終始している。オイラ的には本の内容のバランスに疑問を感じるトコロではあったが、おそらくコレもホリエモンの狙いなのかもしれない。コレだけ頭のイイ人がこんな基本的な内容を書くのは逆に難しいだろうしな(もしかしたらテを抜いたのかもしれんが)。なんいせよ、非常に刺激的な内容であった。

  さて、例によって残りの時間、新幹線内でPCを開き、ブログを書いたり「所さんの目がテン」を視聴したりしつつ名古屋である。適当に土産を買って実家に着く。今回はカミさんも連れてきているので、なんぞ外に食べに行こうということで、最近、近所にできた高速道路のサービスエリアに向かう。

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  高速道路のサービスエリアといっても、付加価値として巨大な観覧車があったりもする、いわゆるハイウェイオアシスであるから、外部にも駐車場があり、一般道からも利用することができるようになっている。一般的なサービスエリアのようにジャンクフードばかりではない。とはいえ、決して豪勢とはいえない食事を済ます。いーのよ。そんなに食い物のにコダわるタイプじゃなんだから。

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  面白かったのは、床に航空写真がベッタリと張られている建物。みんな、自分の家を探したりして、しゃがみこみ、挙句の果てには入り口付近のマットをめくったりしてまで熱中している。フツーの地図と違って、鉄道の線路は道路以上に目立たないために、場所を特定するのが難しく、それがまたオモシロくもある。東京の空撮が見られる地図「空撮プロアトラス」を購入したくなってしまった。

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  航空写真の奥には、無理にちょっとオシャレを気取ったようなオブジェやデザインがあるのだが……ペットボトルぶら下げてナニをしたいのかよくわからんし、トイレに向かう通路の前のこの絵はいったい……みんなかなりウケてたけど、そのまま受け取ればいいのか知らん……。

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  で、以前にも取り上げたが、再び出会った「コーヒー抽出生中継自動販売機」。前回は気づかなかったが、この機械は恐ろしいことに「コーヒーのニオイを周囲に撒き散らす機能」まで装備しているのだ!! まことにアッパレである。アッパレすぎる。素直にアイデアを出した人を尊敬するとともに、ちょっと嫉妬するほどだ。

  上記のホリエモンの本の「熟慮の末に敢えて常識をハズす」という概念に近いのではないだろうか。なにしろコーヒーを販売するという基本性能に、ほとんど関係のないところにしっかりと金をかけているのである。これは自動販売機革命である。コーヒーを購入するという行動をエンターティメントにまで昇華しているといっても過言ではないと思う。これなら倍近くの金を払っても顧客は満足すると思う。

  つーわけで、どの仕事の世界でも「アイデアこそが命」という真理をしっかりと叩き込まれた一日であった。もしあさっての面接がうまくいって転職が成功した暁には、オイラならではの「歴史に残るヘンなモノ」を開発することを目標に掲げたいと思う。ズガーン。


2005-03-13(Sun) リニモにノッタモン

  今日は明日の面接に備えて想定問答集を作る……などというセコい準備は一切しないオイラである。そもそも一夜漬けで覚えられるホド、オイラの頭は良くないのだ。よって朝から、カミさん連れてサッサと遊びに行ってしまうのである。

  オイラは決して鉄っちゃんではないのだが、電車に乗って遊びにいくのは好きである。今日の目的は万博にタイミングを合わせ、ついこの間に開業したリニアモーターカーの「リニモ」に乗車することだ。万博が始まったらノンビリ乗ることはできないだろうし、いま乗ればスゴい話のタネになる。というわけで、電車でゴーである。

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  まずは実家の近所の駅から「刈谷駅」へ、そこから名鉄電車で「知立駅」へ、さらに乗り換えて「豊田市駅」へ向かう。豊田高専へ電車で通っていたオイラであるから、懐かしく馴染み深い駅である。豊田市駅で下車し、そごう改め松坂屋の向かいに200mほど歩いて移動すると、愛知環状鉄道の「新豊田駅」がある。岡崎−多治見線、略して岡多線という形で、旧国鉄がこの新豊田駅まで中途半端に運行していたものを、第三セクタ方式で買い取った会社が中央線の高蔵寺まで延長した。それが愛知環状鉄道である。ちなみに新豊田駅から先のは線路は一部完成し、かなり長期間に渡って放置されていたものを再利用している。これは非常に珍しいケースではないだろうか?

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  愛知環状鉄道の基本はドハデなガンダムカラーの車両であるが、乗り込んだのは万博のイメージカラーである緑に合わせた車両であった。建造から間もない車両らしく、非常にキレイである。電車はドイナカを快調に走り続け、ドイナカを維持したまま「八草駅」改め「万博八草駅」に滑り込んだ。

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  階段を上って下りて、ほどよく離れた場所にあるリニモの駅舎に向かう。向かうそばからリニモが出発するのが見えた。運行密度はかなり高いらしいが、万博で押し寄せる客をさばけるほどではなく、中途半端な運送能力らしい。ま、万博以降も走らせることも主眼に置いているらしいから、一概にそれが問題ともいえないが。

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  ジャリどもにウケそうなモリゾー&キッコロの階段を上ってホームへ。既にリニモはホームに到着していた。駅の感じといい、車両の感じといい、東京の新橋からお台場を結ぶ「ゆりかもめ」に酷似している。先頭車両にはジャリどもが固まっていたので、車両の一番後ろに乗り込む。

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  ほほーん。車両の先頭はすべてガラス張りである。これはかなり視界がいい。ちなみにこのリニモはゆりかもめと同じく全自動運転なので、非常用運転装置に不用意に触れないよう、円筒状のカバーで覆われているトコロまでも同じである。しばらくすると、隣のホームで客を降ろした列車が反転のために待避線に向かっていくのが見えた。なるほど。線路と違い、結構大きなリニア路(?)がグイーンと動くようだ。この辺りはモノレールに近い感じだな。

  さて、発車である。気になる乗り心地は……やっぱりどこまでも「ゆりかもめ」である。確かに線路に継ぎ目がないのでゴトゴト感は少ないが、左右の揺れは似たようなモノである。自動運転らしい加減速のデジタルっぽさもゆりかもめと同じ。また、この路線にリニアを選んだ理由として、かなり路線勾配がキツいからと聞いたことがあるが、確かに上り下りが激しく、加減速はかなりパワフルである。

  確かに乗り心地は悪くないが、ゆりかもめと顕著な違いを感じるほどではない。そして、ゆりかもめも路線勾配がキツいからタイヤ駆動にしたんだろうと推測すると、この路線もリニアでなくても良いという結論にならんだろうか? 話題性から考えると断然リニアではあるが、施工費、運行費を含めた最終的な採算はどうなのだろうか? 乗っている分には、あらゆる点でゆりかもめと似ているだけに、そこは非常に気になるのである。

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  さて、万博開場を過ぎると、妙にゴチャゴチャした俗な風景の中に入る。なんだかリニアモーターカーに似合わない風景だな、などと考える間もなく……

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  ……地下に突入である。名古屋側のリニモの終端は「藤が丘駅」という市営地下鉄の駅である。リニモは別に地下鉄ではないが、地下の駅であり、地下鉄は確かに地下鉄なのだが、ここから数駅は高架を走るコトになっている。地下から地上の地下鉄の駅に上がるという、混迷の事態、ココにありである。

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  ついでなので、名古屋地下鉄の特徴もちょっと挙げておこう。名古屋の地下鉄の大半にはパンタグラフがない。だから、地下道の断面積をかなり稼げただろうし、地上を走っているときも架線が無いのでスッキリな感じである。実は名古屋地下鉄は第三軌道方式といって、線路の中央分離帯に相当する部分の腰ぐらいの高さに電気を得る3本目の線路があり、車両はそれを触れながら給電し走るのであった。だから、非常時に電車が止まったからといって、非常コックを引いて手動で扉を開け、不用意に下車したりすると、感電するので注意……と余計な注意をしておく。

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  そして最終目的地は名古屋港の水族館である。規模は結構なモノなのだが、入場料2,000円って市営の水族館にしては高すぎでないの?! 先日行った京急の水族館でも1,700円だったぞ。なんでもシャチを飼育するため、かなり無理して入場料を大幅に上げざるを得なかったとのコトだが、こういった子供の学習の場に対する値付けとしては最悪といわざるを得ない。どうせ、名古屋城の金のシャチホコにちなんでいるのだろうが、シャチと鯱は、キリンと麒麟くらい関係ない。大人の勝手な都合に対して、ゴルァ!! といっておこう。

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  ペンギンである。どーもこのペンギンというヤツは、どーにもかわいい。妙に巨大なヤツもいたりするが、それはそれで、どーにもかわいい。ソニーは無理してアイボなんて犬ロボットを作ってないで、ペンギンのロボットを作るべきである。足もペタペタと大きくすれば作るのは難しくないだろう。そもそもペンギンなら、たとえ無様にコケても絵になるというモノである。というわけで、アイペンを作りなさい。アイデア料は一匹ウチに分けてくれるだけでいいから、作りなさい。まずはイワトビペンギンを強く所望いたす。ペンペン。


2005-03-14(Mon) 「Cできないっす」と、C調に面接

  というわけで、最終面接である。詳しいことは書かないが、面接前に「前回と違って今回は怖いですよ」などとオドされて、オドオドしながら部屋に入ったものの、始まってみるとそうでもなく、気が付くとまた余計なことをペラペラとシャベりすぎていた。職種に組み込み系を希望しつつ、本格的にC言語を使ったことないんです、などとアホなコトを言ってしまったが……ウケた。こんな根っからC調なオイラ、ホントに大丈夫なのだろうか……。昔はこんな性格じゃなかったような気がするのだが。

  実家に戻って、カミさんとオフクロ連れて近所の「ピッツェリア マリノ」というイタ飯屋に昼飯を食いに行った。店はエラく混んでいたが、これがウマいのなんのって。肝心のピザは分厚いのが好きなオイラの好みではなかったが、ウマいことには違いない。それにしてもスパゲティとリゾットのゆで具合の絶妙さには唸った。しかも量も十分で安い。スパゲティはゆで具合「だけ」が命と考えているオイラではあるが、ここまで満足できれば外で食う価値は十分にある。混んでいるのも当然だ。まったくもって、まいった。

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  帰りは、例によってぷらっとこだまでのんびり東京へ。前回の帰りにも購入したのだが「ショートショートの広場」を今回も購入してしまう。星新一が編者だったころから、パラパラと購入していたのだが、その頃よりずいぶん作品のレベルが向上している気がする。当時から、星新一の評価は自分の作品を棚に上げて「もっと短く」とか好き勝手な評価をしていたが、編者が阿刀田高になってもそれは引き継がれている。星新一の評価は自分のショートショートを到達点に設定していたワケではなかったのかしらん。

  それにしても、阿刀田高の評価はトンチンカンな評価であるコトが多いなぁ。ま、その自分の評価との違いも含めて楽しめるのだけれども。ちなみにオイラは、作品を読んだ直後に評価を読むという読み方をするが、この読み方はオススメである。

  帰ってすぐ、面接の結果が来てないかメールチェックしてしまったが、一次の時とは違って、即日来てはいなかった……って、情報処理試験の気分かよ、オイラ。


2005-03-15(Tue) USB-シリアル変換基板で「!」

  夜も更けた頃、一通のメールが届いた。昨日の面接の結果である。結果としては、こんなC調なオイラでも大丈夫だというコトであった。ホント!? ホントにホント!? ホントにホントにホント!? #{ (4..1000).each {|n| print(Array.new(n, 'ホント').join('に') + '!? ') } }(以下略)。

  思わずRubyコードを持ち出して、かなり深く、かつ効率よく疑ってしまった。これからはC言語を主体に用いるのだから、こんなことではイカンのだ。オレのバカ、バカ、バカ、#{ main() { while(1) { printf("バカ、\n"); } } }(以下略)。

  さて、かなり放置してあったUSB-シリアル変換基板だが、とりあえず例の秋月のインチキ変換回路で動かしてみることにした。例によって激しく勘違いした使い方でBschを使い、実態配線図をあーだこーだする。よっしゃ、ハンダ付け開始ッ!!

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  とりあえず、TxDとRxD系のインバータのみ実装し、DTRとDSR系は後回しにしつつ、基板を組み合わせて……

  「!」

  ……大事なコトを忘れてたよ……理由はまた後日。しょぼぼぼぼぼ〜ん……。


2005-03-16(Wed) ftpdにインネンつけつつ、USB-シリアル変換基板完成

  ココんトコ、仕事でFTPクライアントをチョロチョロと作っているのだが、散々テストして出したコードが、出先で動かんとの報告。むぅ。最近、どうもツイとらん。しかし、絶対にFTPデーモン側に問題があるに決まっとる、と天をも恐れぬ決めつけをしつつ、問題を洗うのである。

  コードはPerlでNet::FTPモジュールを使用したもの。テストは主にCygwin上で行い、仕上げにSolaris8上で動かしたが、特に問題が生じたことはなかった。話によると問題はSolaris9で起きているらしい。ふーむ。Solaris9だからといって、動かないなどということがあるとは考えにくいのだが……。

  しかし、実はFTP関連のRFCの内容は非常に曖昧であるという事実がある。FTP接続を確立し、転送するファイルの一覧を得たい場合、クライアントはFTPデーモンに対してLISTコマンドを発行するのだが、それだとファイル名しか得られない。パーミッションとかファイルサイズ、タイムスタンプなどの情報を得たい場合、RFCには確立された方法は規定されていないのである。いくらファイルシステムがOSに依存するモノだとはいえ、ファイルサイズくらいは得られてもバチは当たらないと思うのだが……。

  確立された方法は規定されていないが、確立されていない方法は規定されている。それがNLSTコマンドである。NLSTコマンドを発行すると相手OSは'/bin/ls'相当のコマンドを実行し、結果をそのまま返してくる。接続元からすれば、相手OSのlsコマンドのフォーマットなんぞ知ったこっちゃないのだが、そういうモンらしい。

  結局、原因は'NLST -al .'を実行した場合のFTPデーモンの挙動の違いにあった。実はSolaris9からはwu-ftpdという、Solaris8までとは異なるftpデーモンが搭載されていたのだ。Solaris8までのftpdは'NLST -al .'に対し、内部で'ls -al .'を実行し、その結果を返してくるのだが、wu-ftpdは'NLST -al .'に対し、ナゼか'ls -al *'相当を実行し、その結果を返してくるのである。そんなコトされたら、ディレクトリの中のファイルが全て表に出てきてしまうではないか。ぱきゅーん。

  最終的には'NLST -al .'を'NLST -al'に修正して解決となった。そもそもドットが必要だったのかという問題はあろうが、wu-ftpdには'NLST -al .'を'ls -al *'と解釈してしまう合理的な説明をいただきたいところではある。ふもふも。

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  と、今度は家に帰り、昨日組んだ回路をバラす……とほほほほ。基板のストックはあるので、新しい基板で組んでもいいのだが、ちょうどいいサイズなので再利用するコトに。基板を切る作業は粉まみれになって大変なのである。しかし、部品を外すついでに、ところどころランドはハガれてしまうし、ヤニはネチャネチャと残ってしまう。んが、この際、見た目は気にしないことにする。

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  ビシバシとハンダ付けする。ビシバシ、ビシバシ……しかし、夜も遅くなったので、配線のチェックはまた明日。ぐもももも。


2005-03-17(Thu) FT232BM専用ピッチ変換基板、配布中

  昨日、一応は回路を完成させたので、テスタで簡単に配線のチェック……わ。イキナリ間違えてるッ!! 一部のパターンはICソケットの下に位置してしまってるから、その部分が絡むとやっかりだなぁ……と、ヘコみつつ原因を探ったら、被覆線の左右が逆なだけであった。ほっ。よかった。というワケで、昨日の写真の茶色のリードは左右逆である。

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  この基板をFT232Cの変換基板と合体すれば、フツーに市販されているUSB-シリアル変換ケーブルと同等の機能が実現されるワケである。テスト用の機器として、秋月のPICライタを接続、イザ通信!!

  「動いた!」

  いやぁ。初めてPCBを設計し、初めてQFPパッケージを使い、よくもまぁ、ちゃんと動いたモノである。感無量とはまさにコノこと。あぁ、うれしい。これで、これからバリバリとオリジナルなUSB機器が作れるというものである。やほー。

  で、一応動作を確認したので、正式にこの「FT232BM専用ピッチ変換基板」の配布を開始するコトにするのである。実は、既に「欲しい!!」というメールを何通か頂いていたりする。まだ動作確認もしておらず、値段も書いてないのに引き合いがあるということは、この変換基板の潜在ニーズの高さのあらわれであろう。

  配布の形式は「松コース:FT232BM+6MHzのセラロック+基板1枚+部品一式」「竹コース:基板1枚+部品一式」「梅コース:基板2枚のみ」の3種類である。竹コースは基板に最低限必要な、抵抗6本(470, 27x2, 1.5k, 10k, 1M)、コンデンサ(10uF, 0.1uFx4)、USB-Bコネクタが付き、松コースは竹コースに加えてFT232BMと6MHzのセラロックが付く。値段は松コースが送料込みで2,000円、竹・梅コースが送料込みで1,000円である。例によって、大量に欲しい場合は別途ご相談である。

  ピンアサインおよび完成のイメージは以下の通り。

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  ちなみに、ピンヘッダ、USB-ABケーブルは「添付されない」ので注意。ドライバはFT232BMの製造メーカFTDI社Driversページから、データシートはDocumentsページから、各自ダウンロードである。

  希望者は「松・竹・梅の希望コース」と「お届け先」を書いてココまで。各種お問い合わせにも応じます。では。

  ※現在、配布はこちらのページで行っております。


2005-03-18(Fri) デジカメ必勝法−風景編

  オイラはこのSVX日記を始める前に「フルタニアン宮殿」という写真系サイトを運営していた(今でも公開はしている)。メインテーマが送電鉄塔であったため、珍しがられて結構アチコチのメディアから引き合いがあったり、たくさんの感想を頂いたりしたが、そのほとんどの場合に「写真がキレいですね」というおホメの言葉を併せていただくコトが多かった。

  確かにPhotoShopでマメにレタッチを行ってはいるが、決してスゴい撮影テクニックがあるわけでもないし、レタッチに多大な時間を費やしているワケでもない。ほんのちょっとしたコツがあるだけである。せっかくなので、ここで簡単にコツを伝授したいと思う。

  まず、使用機器だ。基本的になんでも構わないが、オイラの使っているのはRICOHの「Caplio G4 wide」というデジカメである。オイラはデジカメ評論家ではないので、あまり客観的な意見は書けないが、このデジカメの特長を並べると、28mmの広角レンズ搭載、ISO800相当の高感度設定可能、マニュアルフォーカス可能、1cmまでの超近接撮影可能、やたら電池が持つ、やたら安い、というあたりだろうか。一般人は高倍率ズームや画素数の多さ、背面のファインダのデキでデジカメを評価しがちであるが、それらは不要な要素のトップ3であるコトをココに宣言しておこう。

  次に、カメラの設定。シャープネスやコントラストの設定ができる場合は、シャープネスは弱め、コントラストは低めに設定する。これらの処理は後でPhotoShopで編集することを前提に考えた場合には悪影響にしかならない。撮影画素数はWebに載せるコトを考えた場合には1280x960程度がいい。ムダに高くてもイイコトはないのである。

  野外で人を撮る場合、昼間なら常にフラッシュを焚き、夕方から夜間なら常にフラッシュを焚かない選択を考えること。逆のようだがコレが正しい。野外で物や風景を撮るなら昼だろうが夜だろうがフラッシュは焚かないほうがいい。周囲が暗い場合には感度を上げてブレを防ぐ。シャッタースピードが1/30を下回るとブレが出やすくなるので、それを目安にして感度を上げたり、腕を固定物に押し付けたり、息をゆっくり吐きながら撮るなどの対策をする。

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  野外撮影では不確定要素が多すぎるので、撮影に関してはあまり工夫の余地はない。ズームするよりは自分が近寄る、人を撮る場合は右か左に寄せるというコツくらいか。上記の設定以外はフルオートで適当にビシバシと撮ればいいだろう。撮ったらあとはPhotoShopで編集である。ここから先は先日「新豊田駅」で撮った信号の写真を例に挙げ、PhotoShopの操作方法を紹介する。

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  読み込んだら一番にするのは「レベル補正」である。魅惑の「自動設定」ボタンもあるが、野外撮影の画像の場合はあまりよい結果にならないコトが多い。ホワイトバランスを取るのがヘタなカメラの場合はお世話になるコトもあるだろうが、基本的には手動で補正する。補正方法は右のスライダを、グラフの立ち上がる位置の少し左に移動するのが基本である。コレで写真に「照り」が出る。写真に「締り」が欲しい場合は左のスライダを右に移動するが、概ねこれは不要であろう。最後は明るさ調整。明るいほうが人に与える印象がよい場合が多いので、真ん中のスライダを少し左へ移動する。これはワサビみたいなモンなので各自のお好みで調節する。

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  次に「色相・彩度」である。一般に人間は鮮やかな写真を好む。真ん中の「彩度」を思い切って右に移動するのだ。単純ではあるがこれほど写真の印象をガラッと変える補正はない。やりすぎるとクドくなるが、クドくなるギリギリまでやってしまおう。「彩度」を上げたら「色相」もイジる。「色相」は右に少し移動するのが基本である。ウソくさいまでに青空は青くなり、樹木や芝生は生き生きとするのがわかるだろう。暖かさをを強調するときは左に移動する。ウソくさいまでに紅葉は燃え上がり、料理はウマそうになるのがわかるだろう。ただし「色相・彩度補正」はいわゆる「味の素」である。効かせ過ぎには注意だ。

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  そしてトリミング。絶対に必要ではないが、対象物をギリギリまで大きく撮るコトは写真の基本である。最近のデジカメは十分な画素数があるので適当に撮っておいて、後からシッカリとトリミングしよう。オイラはWeb画像を600x400とするポリシーなので、PhotoShopの範囲選択を「縦横比を固定」にして3:2で切り取る。今回は写真の黄金率を意識し、アクセントである信号の赤色を縦横33%の位置に配置するようにトリミングしてみた。

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  ちなみにPhotoShopの場合、切り抜きツールを使うと比率を指定できないので、オイラは矩形選択、コピー、新規、ペーストという手順でトリミングをする。トリミングしたら縮小である。ポリシーに基づいて600x400の画像サイズにする。

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  仕上げはシャープネスの調整。縮小すると全体に写真がボケるので、少しアンシャープマスクをかけてクッキリ感を復活させるのである。あまり強いとザラザラするので、デフォルトの50%程度かけておけばいいだろう。最後は画質60程度のjpeg形式で保存。画質をそんなに上げても変化はないので60程度よい。

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  さて、どうだろう。最初の写真に比べたら、見違えるような違いである。たったこれだけの作業でここまで違うのである。明日は室内でのブツ撮りについてのコツを伝授したいと思う。


2005-03-19(Sat) デジカメ必勝法−ブツ撮り編

  さて、今日は予告どおり室内でのブツ撮りのコツを伝授する。昨日の野外撮影の方法論を前提に説明するので、昨日の分を読んでいない人はサラっと読んでおくコト。

  野外で撮影する場合、基本的にフラッシュを焚かないと書いたが、室内で撮影する場合、絶対にフラッシュは焚かない。フラッシュを上手に当てるカメラもあるだろうが、基本的に室内は野外の昼間に比べて非常に暗いので、フラッシュを焚くとフラッシュ光だけで撮影する傾向になりがちであり、妙な絵になる可能性が非常に高い。そもそも室内でブツ撮りする場合は、野外の場合に比べて光のコントロールが利くので、いろいろ試しながら撮ればいいのである。

  光のコントロールというと、なんか機材でも必要なのかといえばノーである。単にフツーの蛍光灯の天井照明でよい。光量を調整できる照明の場合はいっぱいまで明るくしておこう。少しでもシャッタースピードを稼ぐことができ、ブレを減らすことになる。基本的に室内での撮影はブレとの戦いになる。そんな時に役立つ機能がデジカメの「高感度設定」機能である。オイラの使っているRICOHの「Caplio G4 wide」というデジカメはISO125、200、400、800が選択できる。実際、フツーのフィルムカメラでもISO400のフィルムは室内用とも定義されており、室内でISO400は妥当な選択だ。ISO400は、ISO100の場合に比べ4倍高速なシャッタースピードで撮影できる。昨日、シャッタースピードが1/30を下回るとブレが出やすくなると書いたが、室内でISO400なら概ね1/30程度になるコトが多い。

  それなら、ISO800のがよいのではないか? という疑問もあろうが、基本的に感度を上げるとノイズが増える。これはデジカメでもフィルムカメラでもそうである。一概には言えないがISO400までは常用域、それ以上は特殊な場合以外は使わないほうがよい。以下の写真を見れば一目瞭然である。

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  コレはいわゆる連邦の白い悪魔の頭部の写真であるが、左からISO125、200、400、800である。帽子のツバの白い部分が、ISO800だけ激しくニゴってしまっている。また、眼の下の赤い部分に至っては、既にISO200からニゴりが進行しているのがわかる。これにより、暗い部分ほど激しくノイズが乗る傾向があり、使い物になるのはISO400までというコトがわかるだろう。

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  また「感度設定」ほどではないが、重要なのが「光源設定」である。すべての物体は光を反射することで人間の目に映るのであるから、元の光の色によって反射する光も変わるのである。

  コレはいわゆる木馬に搭載されている化け物の頭部の写真であるが、左から、晴れ、曇り、白熱灯、蛍光灯、晴れを補正したものである。これを撮ったのは蛍光灯下であるから、当然ながら光源を蛍光灯に設定したものが一番マトモな発色になっている。PhotoShopのレベル補正機能によっても、こういった光源の違いによる発色の自動補正を行うことができるが、所詮は写真の中に白が存在すると仮定しているに過ぎないから、適正に補正できないこともある(一番右)。室内撮影は大抵は蛍光灯下であるから、最初から蛍光灯モードに設定しておくのが無難である。

  そして最も重要なのが照明である。先ほどフツーの蛍光灯の天井照明でよいと述べたが、その場合は撮影する向きに注意する必要がある。つまり照明と、撮影物と、カメラの位置関係である。

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  上の2枚は同じ構図で撮影した缶詰であるが、撮影の向きでこれだけ違いが出てしまうのである。フラッシュを焚かない場合、当然ながら順光状態で撮影しないと真っ黒になってしまうのだ。これだけ真っ黒だと、レタッチで後からどうにかできるレベルではない。

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  これが照明と、撮影物と、カメラの位置関係を図に示したものである。考えてみれば当たり前であるが、照明を背にして撮影物を撮るのである。この図では、照明と撮影物の直線上から少しズレた位置にカメラを置いているが、これにより対象物の左側に少し影が落ちる効果が生まれ、立体感を強調することができるのである。

  ちなみにカメラの高さは概ね30〜50cmくらい。しゃがんで撮る感じである。多くの場合、自分の頭の影が対象物に落ちてしまうが、その場合は少し体を引き、必要に応じてズームで補えばいい。ただしズームをすると、視界が狭くなり、レンズの明るさも落ちるため、一層ブレやすくなるコトに注意が必要である。

  また、カメラにマニュアルフォーカスモードが付いていたら必要に応じて活用しよう。素人はオートの方が確実と思いがちだが、対象物をナナメに撮影している時点で、ピントが合う場所には範囲があるのである。上記の缶詰を例にとれば、やはりプルタブでなくラベルにピントを合わせるべきなのだ。そうでなくてもオートフォーカスが機能しにくい状況もあるので、その場合もマニュアルで合わせたほうが間違いがない。

  さらに、ICを画面いっぱいに撮るような場合は、三脚の使用が不可欠である。カメラを三脚に固定し、ズームし、マニュアルフォーカスし、シャッターを押す時の手ブレを排除するためにセルフタイマーを利用する。玄人向けのカメラには、10秒と2秒のセルフタイマーがあるが、2秒のセルフタイマーはこのためにあるのである。オイラのデジカメ「Caplio G4 wide」にも2秒のセルフタイマー機能がある。このことからもわかるように、実はこのカメラは非常に玄人向けなのである。

  さて、最後はフォトレタッチであるが、ほぼ昨日の要領と同じように実施すればOKである。結果はこの通り、ただ撮っただけの写真とは雲泥の差である。

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  Webがインターネットの代名詞となり、これだけ普及したのも、それが画像を表示できるメディアだったからに間違いない。ゼヒ、公開する写真の質にはコダわって頂きたいと思う今日この頃である。


2005-03-20(Sun) 2005年ジンジャーエール事情

  今日は競馬。カミさんと、カミさんの職場の友達と3人で中山競馬場である。先日、花粉症に効く注射をインストールしたからノーガード戦法!! ……などと、自慢げにうそぶいていたオイラであるが、実際は「ゼンゼン効いてましぇ〜ん」状態なのであった。今年の花粉の量が強烈なのか、薬に対する体質が変わったのか、薬自体が変わってしまったのかよくワカランが、なんにせよ毎日3.3リッターは鼻水を垂れ流す今日この頃である。まったくシャレになって……ぶぇっくしょい!!

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  あまりの花粉に集中力を欠いたのか、6レース中に本命に近い馬番連複を2回当てた程度で、収支は激しくマイナス。カミさんはルールの理解もソコソコに、ナゼか大きくプラス。くそー、この忌々しい、花粉めッ!! 許さんッ!! 覚えておれよッ!! いつか燃やし尽くしてくれるわッ!! 金返せッ!!

  そんなこんなで競馬場を後にし、手羽先を看板に掲げる居酒屋で3人で反省会。ここでもオイラは花粉で目の痛みが収まらず、ひとり目薬をジャージャーと目にぶっかけては、ノドのアルコール消毒を繰り返す……と、そこで突然、隣テーブルの女子のジンジャーエールの注文に対し、ウェイターの問い返しの内容に耳を疑った。

  「甘口すか? 辛口すか?」

  なに? ジンジャーエールに辛口となッ!? むむ、これはタダモノでは……「え? 甘口と辛口があるの!? ……じゃ、甘口で」……って、ばっかもーん!! なんで甘口なんか頼むんじゃ!! 辛口を頼めば必ずや新しい世界に触れるコトができそうな状況だぞッ!! ……って余計なお世話だが。

  すかさずオイラも「こっちもジンジャーエール、辛口でッ!!」と注文である。いやなに、オイラはジンジャーエールという名前について、以前から疑問を抱いていたのである。ジンジャーエールを直訳すると「ショウガビール」だ。たぶん日本では一番メジャーなカナダドライのジンジャーエール。決してマズくはないが、その味にショウガビールとの接点は見出せない。その疑問を解く鍵が目の前にあるのであるッ!!

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  おー、きたきた。妙なビンじゃな。WILKINSON……って、おまえはミスタービーンか? な〜んてな……ゴクゴク……

  「辛ッ!!」

  ジンジャーエールの謎、ここに解かれり……というか、なんの工夫もなく直球で「ショウガビール」という味である。確かに辛口。思い切り辛い。例えるなら、甘いと思って口に放り込んだアメが、実はニッキアメだった、そんな感じである。少し経ってから、グイッと立ち上がる辛さ。うひゃー。

  しかしながら、コレこそジンジャーエールの原型に近い飲み物なのだろう。納得である。飲んでよかった。大半はカミさんに飲ませてしまったが、間違いなく飲んでよかった。コレを飲んだ後にあっては、カナダドライなど、とてもジンジャーエールと名乗れるモノではございませぬぞ、父上ッ!!

  しかし思えば、この種の食べ物はチマタに溢れているのではないかとも思う。例えば牛乳。最近「おいしい牛乳」という製品が人気だが、アレはおそらく殺菌工程に工夫を凝らし、本来の牛乳の味を十分に引き出しているのだろうと思われる。飲むと確かにおいしい。しかし元を正せば、それが本来の牛乳の味なのである。杏仁豆腐もそうだ。缶詰やパックでドカンと売っている杏仁豆腐は、寒天かゼリーのような食感であるが、そこそこの中華料理店が出す杏仁豆腐は、間違いなく豆腐と形容できる食感を持っている。また、日本のハムは加熱処理しているため本来はハムでなく、生ハムこそ清く正しいハムの姿という事実もある。

  別にフツーの牛乳、杏仁豆腐やハムが悪いとはいわないが、本来の味を知らないままというのは、少しサミしいコトのように思う。最近はスーパーのグローバル化も進み、直輸入された食材にも容易に手に届くようになっている。たまにはホンモノに手を出すのも楽しいかもしれないぞ。フランスパンやブルガリアヨーグルト、ジャーマンポテト、ベトナムコーヒー、アメリカンクラッカー、イタリアントマト、ダッチワイフ、トルコ風呂、中華三……昧……あ、あれ?


2005-03-21(Mon) K&Rで再入門

  つい先日、別途つけている記録をみたら、オイラはIT系の仕事に転職して4年、Perlを始めて3年、Rubyを始めて2年、ハードを始めて1年9ヶ月、ということが判明した。まだ、ITを仕事にしてから4年なのかと驚くとともに、仕事を始めてしばらくして「転職チャンス判定サービス」を受け、必要以上にボロッカスに評価されたことを思い出した。頭から松下電気に入るつもりなどなかったが、あの恨みは忘れんからな、日経BPエキスパートよ。

  しかし初めてPerlに触れたときの感動はかなりのモノであった。いーかげんとしか思えないような記述にも係らず、意図したように動く。それまで掲示板のCGIスクリプトとかをノゾいたりして、Perlのコードを目にしたコトはあったのだが、ハナモゲラな記号がたくさん並んでいたので引いていたのだ。んが、使ってみると、スゲェ楽。オブジェクト指向まで身に付いたし、C言語なんかやってらんない。

  しばらくPerlにドップリで、Rubyという言語の存在を小耳に挟みつつ、横目で眺めつつも、あえて手を出さなかった。Perlに似ているなら必要ないじゃん、と自分に必死で言い聞かせていた気がする。んが、そーゆー逃げの姿勢は、エンジニアの寿命を縮めるコトにもなりかねないと思い直し、使ってみるコトに。使ってみると、スゲェ美しい。Perlのオブジェクト指向のバッチョさがイヤになった。

  PerlとRubyでオブジェクト指向な思考が身に付いたので、C++にも少し手を出す。面倒な記述が多いけど、STLが使えるし、Cに比べたらかなりラクできる。以前に血迷ってC++Builderを購入していたので、それでちょっとしたプログラムを組んでみる。GUIプログラムもチョイチョイと作れるけど、激しいコトをしない限り、Ruby/tkのがラクでいいね。やっぱり今のところRubyが最高の言語である。

  というワケで、純粋なC言語からはかなり遠ざかっており、むしろマイナスイメージさえ感じていたのだが、これから仕事でC言語メインになるとあれば、いま一度、勉強せねばならん。なにより、C言語は永遠に不滅なのだ。OSを書いたり組み込みに使う言語は、よほど時代が進まない限りC言語でありつづけるだろう……というワケで、C言語といえばK&R。アマゾンで中古本をお買い上げである。

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  実はこのK&R、オイラが購入したのは初めてではない。実はANSI対応になる第2版の前、第1版を持っていたのだが紛失してしまったのだ。ちなみに、あの祝一平氏はOh!X誌の「C調言語講座」という連載の冒頭で、第8刷を持っているコトを自慢していた。この第8刷がイカにスゴいかは、この2版が288刷というトコロから察するコトができる。若干、共立出版の出版体制にも疑問は残るのだが……。

  しかし、以前も今もオイラのC言語に対する認識は変わらない。C言語はドラゴン……じゃなかった、C言語はレーシングマシンなのである。いままで色々な言語を使ってきたオイラではあるが、この認識は変わっていない。フツーの言語であれば目的地に着かないまでも道路からハミ出るコトはないが、C言語は軽々とコンビニに突っ込んでしまうのである。だからホントのコトをいえば、ヒヨッコにはイキナリC言語を教えるのではなく、PerlかRubyあたりから始めさせるのが吉だと思うのである。自動車学校を出たばかりの人をレーシングカーに乗せるのはオカシいのだ。C言語は高級アセンブラであるからして、アセンブラ言語というエンジン組み立て(まさにアセンブル!!)に近いトコロを経験してから、手を出すべきなのである。

  それはそうと、久々に目にした本書だが、やっぱり素直に難しい。難しいというか、密度が高いのでなかなか読み進められないというべきか。オイラも素人並に、実際にコードを打ち込みながら読んでいったほうが、より深く本書を理解できる気がする。つーか、そーでもしないと、寝ちゃうんだけどね……。


2005-03-22(Tue) フォトカプラを自作する

  今日は例の調光器をプログラム制御するためのフォトカプラを自作してみる。んが、その前に秋月で入手したCdSの定格をなんとかして知らねばならない。相手がAC100Vであるからして、絶対最大定格不明の部品をハサむのは少々コワいのである。しかし、CdSの購入時に秋月の兄ちゃんに定格を尋ねてはみたトコロ「正体不明の意味を込めてこの値段なんで」といわれてしまったんだよなぁ。まったくもってそのとーりなのである。そのとーりなのではあるが、それではチト困るのである。

  で、穴が開くほど秋月の商品紹介ページを眺めていたところ、あるコトに気づいた。秋月で扱っているCdS系のパーツは以下の4種類なのだが……

1) CdS 20mm[MI20528]
2) CdS 9P5-1/H[9P5-1/H]
3) CdS 11mm[MI11516]
4) CdS+LEDアナログ・フォトカプラ MI0202CL[MI0202CL]

  4種類のうち3種類までにMIxxxxという共通の型番が付記されているのである。こりゃもしかするとアレでしょ。すかさず、Google大明神に「MI20528」でお伺いをたてるのである……秋月関連のページしか出てこない。それではフォトカプラの「MI0202CL」では……似たようなモノか。んじゃ、日本語以外のページも検索対象に含め「MI 0202CL」と区切って再度お伺いをたてたらどうか……。

  でましたッ!! 製造メーカのページが見つかればコッチのものである。イモヅル式に製品情報のページを発見。ナゼかピッタリの型番は出てこなかったが、外形サイズ等から察するに、CdSセル20mm[MI20528]の最大耐圧は500V、最大損失は500mWだと考えて差し支えないだろう。お、反応する波長特性までわかっちゃたよ。540〜560nmなのね。別途ググったトコロ、色と波長の関係は青色が450nm、緑色が520nm、黄色が590nm、赤色が660nmというコトなので、緑LEDに一番反応するというコトね。なるほど、なるほど。なんにせよ今回の用途には十分すぎるホドの能力を持っているというワケだ。

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  それを踏まえて、シロート工作である。用意するのは、素性の判明したφ20mmのCdS、適当なLED、適当な厚さの紙、黒いビニールテープである。CdSの周囲に紙を巻き付け、適当な長さでツブして、ハサミで切る。切ったら切断面にLEDを挟んで、黒いビニールテープを巻いて形を整える。でっきるっかな、でっきるっかな……できたッ!!

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  テスターを当てながらLEDを点灯させたりして抵抗の変化を確認したが、環境光が黒いビニルテープを透過して影響を与えるため、あまりキッチリした抵抗の変化にはならなかった。ま、最終的には暗いケースの中に組み込んでしまうので、比較的安定するとは思うが。

  つーわけで、明日は組み込みの予定である。


2005-03-23(Wed) 調光により調光する調光器、完成

  先日「テレビの影響について考える」を書いた矢先ではあるが、再びアメリカで銃乱射事件が起きたようだ。コロンバイン高校の事件と酷似しており、ニュースではボウリングフォーコロンバインという映画の存在についても言及していた。当然だろうと思う。果たしてこの映画は、銃の規制は必要だという啓蒙と、銃乱射事件の犯人予備軍の育成と、どっちの効果が大きかったのだろうかと考えてしまう……よりは「ほれみれ!!」と素直に思ってしまうオイラである。

  そんな映画を進んで輸入して、喜んでいるのが現実の日本である。オイラも喜んで観た。確かにオモシロかった。オイラは娯楽として受け取ったが、そうでない人間もいるコトと思う。映画の輸入と同時に、事件を起こす種も輸入してしまったワケだ。そのうち銃乱射事件は日本でも起こるかもしれない。いや、既に事件を起こす種は、包丁殺人に形を変えて花を咲かせているのかもしれない。

  星新一のショートSFに「白い服の男」という話があった。ある「悪」を極度に排除した世界を書いた話で、言論や思想の規制についても言及されていた気がするが、最終的な主題が思い出せない。もう一度、読んでみる必要がある気がするな。

  ……と、毎度ひとしきり余談をブチまいた後ではあるが、今日の工作である。昨日の自作フォトカプラを調光器に組み込むのである。なにしろφ20mmのCdSは巨大であり、それを膨らませた自作フォトカプラはマンモス級のデカさである。恐るべきピン間も6x2.54mm。気合で実装、載ったらマンモスラッピーじゃ!!

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  横にしたらなんとか載った。ケース作成時には全く想定していなかったので、単なる幸運だがピッタリである。そしてケース外にフォトカプラのLEDを点灯するためのコネクタを出す。コネクタは2芯でアノードとカソードに直結、ケースにカッターで四角く穴を開け、ホットボンドで内部から固定した。

  とりあえず動作テスト。CdSは既存のボリュームと並列に接続しているので、ケースのフタを閉めた状態だとCdSは十分に大きな抵抗を発揮し、従来どおりにボリュームで調光できるコトを確認する……OKだ。次はボリュームを最大抵抗に調整し、フタを開けてフォトカプラをペンライトで照らす……よしっ!! 調光器に接続された電灯はペンライトの動きに反応して明暗変化を繰り返した。これにて調光器計画の第2段階は完了である。計画はこれから最終段階に入るッ!! んじゃ、急いでるんで、またねッ!!


2005-03-24(Thu) 「優しい時間」をラクに過ごす

  オイラは観てないが、某ドラマに出てくる「あろうことか客に豆を挽かせる」喫茶店の影響で、手挽きのコーヒーミルが売れているらしい。かなり以前から手挽きのコーヒーミルでゴリゴリしてはコーヒーを飲んでいたオイラにとっては「ナニをイマサラ」であり、昨日今日に豆を挽き始めたばかりのパンピーが、テレビの取材に「優しい時間を過ごしてます」とか「やっぱりコレでないと」なんて答えているのを観ると、恥ずかしくて見ていられやしない……と、そこッ!! そこで笑っとるワインや焼酎ブームに流されとるチミ達ッ!! チミ達も同じように恥ずかしいというコトを自覚しなさいッ!!

  オイラは長くても1年後には手動のコーヒーミルなんざ、誰も見向きしなくなると踏んでいる。実際に挽いてみたらわかるが、あれはかなりの重労働なのである。一杯のコーヒーを入れるのに十分な豆を挽こうと思ったら、それはもう想像以上にシツこくハンドルを回さねばならないのだ。なにぃ? 「豆の温度が上がらないよう、ハンドルをゆっくり回すのがコツ」だぁ? 一生やってろ、ヒマ人。

  しかしながら、挽いてしまうと豆の香りは一瞬で飛んでしまう。これは間違いのない事実である。だから、挽いてある豆をパックで買ってきて冷蔵庫で保存する、というコーヒーの楽しみ方は、重要な部分が抜け落ちてしまっているといわざるを得ない。インスタントコーヒーよりはマシではあるが、ゆっくり湯を通すという面倒な作業が必要なワリに、あまり報われない。これも間違いない。

  んじゃ、飲みたい時に電動ミルで豆を挽くのが回答か? といえば、これも完全にノーである。いわゆる民生用の電動ミルは、電動の高速回転する金属の刃により容器の中の豆を挽く。これが徹底的に間違っているのだ。なぜならこの方法で豆を挽くと、豆の粒度が一定にならないからである。挽く時間を短めにして粗挽きにすればコクが出ず、挽く時間を長めにすれば微細な粉末が発生し苦いだけのコーヒーになってしまう。つまり、コーヒーミルはコショーのミルと同じように、挽き具合は刃の間隔の広さで調整すべきで、そこに豆を通過させる構造である必要があるのだ。結局は手動のミルがベストなのである。

  ちなみに喫茶店のコーヒーミルは手動のミルと同じく、上から供給される豆を挽きながら下に逃がすという構造になっている。先日からオイラがホレ込んでいるコーヒーの自動販売機は、コーヒーを挽く状況をライブ映像で観せてくれるが、当然ながらミルは清く正しくこのような構造になっていた。てりめぇである。

  なるほど、素早く正しく楽に豆を挽く方法は判明した。それでは、業務用のコーヒーミルを入手しよう……って、高い!! 高すぎるッ!! 個人が家に置くには酔狂なサイズでもある。んじゃ、どうするのか? 八方フサガリかッ!? そんなことはないッ!! そして、今回ご紹介するのが……

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  この、コーヒーミルwith電動ドリルですッ!!

  「座布団を投げないでくださいッ!!」

  シンプルなアイデアではあるが、これ以上に「清く正しくラクにおウチで豆を挽く」方法は存在しないと断言する。事実、我が家ではこれでバリバリと豆を挽き、たいへんにおいしいコーヒーを頂いているのだ。問題点は騒音。それだけである。しかし、業務用のミルだってそれなりの騒音を発生するのだ。朝に挽く分にはたいした問題にはならないであろう。コレがオイラのオススメである。

  あ、もうひとつ問題があった。この方法で豆を挽く場合には「優しい時間」ではなく「激しい時間」になってしまうコトである……って、お後がよろしいようで、テケテンテンテン……。

  ……アホな話はともかく、今晩はまたまたまた実家に向かうのであった。先日から書いているが、転職が本決まりになりつつあり、3度目の面談に向かうのである。

  今日は仕事を終えてから向かうコトもあり、少しでもラクして移動したかったのでグリーン席を取ってみた……といっても、例のぷらっとこだまのグリーンプランなので、別に大した贅沢というワケでもない。ちんたら移動しとらんで、のぞみでズバッと移動したほうがラクではないかという説もあろうが、それはそれ、これはこれ。

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  そして、光り輝くグリーン車である。かなり夜の便なので、ほとんど誰も乗ってない。うひょ〜。

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  席は4列しかないから、広いし、椅子もフッカフッカだ。足かけもあるし、席の間のひじかけもデカいし、飛行機みたいに音楽を聴くためのジャックも装備されている。リクライニングも「もういい」というレベルの一歩先までいくし、テーブルも一般の席と違って前の席から出るのでなく、ひじかけの中から出てくるので、手元に近くノートPCの操作もしやすい。

  ゆったり感に気分をよくしつつ、ここんとこ再読している「戦闘妖精・雪風<改>」をじわりと読み進めつつ、ノートPCを広げて撮り溜めた「目がテン」と「ダーマ&グレッグ」を観つつ、「プログラム言語C」を拾い読みする。こんなヒマな時間だからこそ、いろんなコトができる。うれしい。

  ふと、浜松駅に停車中に窓の外を見ると、行き先に「大分」を掲げている電車が。この近くに大分なんて地名あったっけ? と一瞬マジボケしてしまったが、それはブルートレインである。前半分は「熊本」行きだ。先日の「あさかぜ」のように廃止まではいかなくとも「はやぶさ」と「富士」は合併運行かぁ。ブルートレイン好きのオイラにはサミしい話ですなぁ。

  ちゅーわけで、実家に着いてビール呑んで寝る。明日は寝坊できる。おやふみ。


2005-03-25(Fri) ソーラパネル、ゲット

  昨日オフクロに、実家の家の周りに設置してある常夜灯で、点灯しなくなったモノがあると聞いた。昼の間にソーラーパネルで充電し、夜の間はずっと点灯しているタイプのモノだ。おそらく原因は充電池の消耗だろうから、バラして交換すればまた使えるようになるから、治し方を教えてやるつもりでモノを出してもらった。

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  ネジとツメで止めてあるだけなので、バラし慣れたオイラにはなんの障害もない。サクサクとバラす。ところがバラすうちに、この常夜灯は\500という特価で購入したものだと聞いてしまい、治すのがバカバカしくなってしまった。

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  バラすと中からクモが数匹出てきたりして、非常に汚い。基板も特に防水加工してないようだ。ちなみに使用している充電池はニッカド電池であった。単品で買うと数百円はしそうだ。こりゃ交換するより、オイラがパーツとして引き取ったほうが費用対効果は大きそうだな。

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  というのも、かなり大型のソーラーパネルが使用されているのである。本体基板からのコードをプッツンと切断して取り外すと、途端にLED(たぶん)が点灯した。どうやらCdS等の光センサを利用しているワケではなく、ソーラーパネルの発電電圧を検知して点灯しているようだ。常夜灯は他にも数基設置してあるのだが、他のものにはCdSが搭載してあるのを確認できた。うむ。ソーラパネルをセンサ兼用にするというアイデアは秀逸だな。

  で、ゲットできたのがこのソーラパネル。オヤジにテスターを出してもらって出力電圧を計測したところ5Vであった。これを以前に購入したスーパーキャパシタと組み合わせればPICの駆動もできそうである。犬も歩けばジャンクに当たる。久々にかなりのナイスゲットであった。

  さて、今回の帰省のメインエベントは、次なる職場の雇用条件と職務内容のヒアリングである。雇用条件のヒアリングってのは、言い換えれば年俸交渉というワケで、非常に緊張し……。

  ……と、ここで突然だが、ファンタジアンというロールプレイングゲーム(PRG)を知っているだろうか。オイラが勝手にポストブラックオニキスに位置付けている、PCの古典RPGの名作である。このゲームは3次元ダンジョン捜索型で、擬似リアルタイムの戦闘シーンが特徴であったが、なんといってもクラスチェンジというシステムが面白かった。

  バトラー、シーフ、イリュージョニスト、モンクの各々は、レベル10に達すると、ファイター、ロバー、マジシャン、プリーストにクラスチェンジできるのである。クラスチェンジするとレベル1になってしまうため、一時的に能力値がかなり落ちるのだが、使える武器や呪文は増えるし、その後のレベルアップによる能力値の向上は目ざましいものがあるのである。

  ちゅーワケで、ナニが言いたいかというと、野良プログラマからクラスチェンジする気分なのであった。んじゃ、既にオマエは野良プログラマとしてレベル10に達しており頭打ち状態なのかと聞かれれば、そうとは言い切れない気もするが、チャンスなのだからクラスチェンジしてしまうのである。クラスチェンジ後のロールは……なんだろ? Linuxマジシャンかな? 相手がオープンソース関係だけに非常にレベルが高そうなので不安だが、クラスチェンジ直後にレベル1なのは当然なのだから、そう恥じることもないだろう。野良プログラマの時とは違って、強力なパーティの面々にある程度は育ててもらうコトも期待できるし……んー、これってなんか新鮮な感覚だ。

  なんだかワケわからん展開だが、なにしろ、この先数年はオープンソースのために働くというか、勤務先のために働くというか、我が家の家計のために働くというか……なにはともあれ、自分が興味のあるコトを仕事にできるというのは、非常にシアワセなコトだと思う。とりあえず、ここしばらくは関東圏に留まるコトになった。日米通商ともお付き合いを継続できそうだ。

  重要なのはクラスチェンジそのものではなく、その後のレベルアップであるコトは十分にわかっている。さて、一時的にツラくなるクラスチェンジを経て、オイラが魔王を倒せるようになる日はくるのであろうか……?


2005-03-26(Sat) スグれものの、ゴミ無線LANルータ救出

  朝、ウグイスの鳴き声で目を覚ます……って、なんだオフクロのクチマネかよぉ。なんでもウグイスは縄張り意識が強いので、ウマくクチマネすると寄ってくるんだそうだ。実際、ホンモノのウグイスが寄ってきたようだ。近くで「ホーホケキョ」しはじめた。しかし、ホンモノのウグイスが寄ってくるほどウマいクチマネができるのはヨイとして、そのうちウグイスから攻撃されないように注意していただきたい。

  さて、昼からは関東に戻る。やはり例によって名古屋駅で、ぷらっとこだまのドリンク券をモルツと引き換えようとウロウロしていると……をわッ!!

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  「なんでそんな隅に追いやられているんだよッ!!」

  かわいそうに、こんなにバカウマいつまみが一番端の一番上の棚に置いてある。かわいそうに、かわいそうに……よっしゃ!! おじさんが救い出してあげようね。\380を5袋で\1900。全部お買い上げである。だいたい、5袋しか置かないってぇのはどういう了見でぃ!! べらんめぇ。

  しかしこの「千成亭干肉」はウマい。オイラはおそらく10年以上のおつきあいである。ちょっと高いので、常に常備するとまではいかないのがサミしいが、オイラはコイツを新幹線の友に指名する。コレさえ手に入ればゴキゲンなのである。大切に半袋を消化しつつ東京に戻る。うほほーい。

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日米商事
電解コンデンサ 10uFx39\315
電解コンデンサ 47uFx13\105
電解コンデンサ 100uFx13\105
コンデンサ 0.1uFx51\210
コンデンサ 10pFx10\32
コンデンサ 15pFx10\32
\799

  ついでなので秋葉に寄る。日米通商では消費ぎみのコンデンサを山ほど買う。安いなぁ。これだけあればあと3年くらいは戦えるだろう。0.1uFはちょっと足りないような気がするけども、買うときに100個も数える元気がないんだよね。いってるソバから1個余計に持ってきちゃったし。いっそのことハカリ売りしてくれないだろうかなぁ。

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ソフマップ
ADS7004BR\2,480

  突然だが、無線LANのアクセスポイントが欲しくなったので購入してみた。かなり先のコトではあるが、仕事の都合で実家に数週間ほど寝泊りするコトになりそうなので、オヤジの部屋のADSLモデムに接続して、オイラの寝泊りする部屋までパケットを供給するためである。たった数週間のコトではあるがやっぱり不便だし、その後も設置しておけばいろいろと便利だろう。

  浜田電気で関連アイテムを見るうちに、ルータ機能やプリントサーバ機能も欲しくなってきた。しかしながら新品は高い。オイラは別に11Mbpsのタイプでも十分なのだ。それを踏まえ、中古を探すためにソフマップに入って、関係アイテムを探したらコイツが一番安かった。しかしながら、恐ろしいことにルータ機能とプリントサーバ機能に加え、4ポートのスイッチングハブの役割までする優れものである。いくら中古とはいえコレで3千円しないとは、盆と正月に加えてエイプリルフールまで同時に来たようで、少々うさんクサささえ感じる。

  購入時に店員さんに「ファームを最新にするのがオススメです」なんていわれたので、スナオに家に帰ってメーカサイトにアクセスすると……なに!? アクセスできんぞ!? 安さの秘密はメーカの撤退かよ!? Acctonなんて聞いたことのないメーカだなとは思っていたが、スッゲェオチが待ってたモンだなぁ。ファームのアップは絶対条件ではないけれど、少しでも情報が欲しい状況なので、サイトにアクセスできないのはイタすぎる。

  しかし、こーゆー場合に頼りになるかもしれないのがInternet Archiveである。まぁ、確率は五分五分だとは思いながらも、該当サイトを当たると……ビンゴッ!! コワいくらいに完璧にミラーリングされてますわ。最新ファームウェア(?)のR1.93k2までバッチリとダウンロードできてしまった。

  しかし、このAcctonのADS7004BR、定価の\33,000が中古で\2,480とはねぇ。ジャンク扱いならともかく、動作保障付きで9割2分5厘引きですよ。とりあえず管理画面へのWebアクセスも、電波の受信も確認できたので、完動品ですよ。こりゃお得でしたなぁ。

  しかし、オイラはいつもこんな調子で賢いと思いつつホクホクと買い物しているが、他人から見るとオイラって単なるゴミ好きの貧乏人!? ……むぅ、あんまりニコニコとココで得意げに報告するのも考えものかもしれん……。

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秋月電子通商
FT232BM\600x5\3,000

  気分を替えて、秋月では例の変換基板の動作が確認できたので、FT232BMをまとめ買い。自分で使うためと、例の「松コース」の注文に対応するため。ちゅーわけで、いまなら在庫アリです。我が社で買えば、オリジナルのピッチ変換基板と部品一式、送料込みで\2,000円。秋月で買うより、お得でっせぇ。

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  家に帰ると、先日注文した空気清浄機が届いていた。オイラはシャープびいきなんで、購入したのはFU-R51CH-Sという機種。むぅ。よくわからんが、結構効いている気がするな。ホコリが舞うとガンバリ出すし。頼もしい味方じゃ。ひとつこれからよろしくである。

  ……それはそうと、深夜に某所を徘徊していたら、ナイスなモノを発見してしまった。むぅ、はるか昔に憧れていたカチャカチャカチャカチャとカワいいヤツではないか……単体で使える保証はないが……ポチッとな。


2005-03-27(Sun) 空気清浄機にBoo!!

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  朝からヤボ用で出かけたついでに、近所のスーパーでモルツを購入。4本組みとは珍しいが、これはモルツを作る時に使用している4種類の水源の水別に、1本ずつパックされているためだ。特設売場で買ったため、売り子の女の子から特別に2本の試供品までもらってしまった。これがホントの「なー、んー、かー、得したな、得しちゃったかな」である。ちなみに4本で\698。2本のオマケを考慮すれば発泡酒並みだ。

  昨日購入した空気清浄機であるが、実は購入したらゼヒとも試してみたかったコトがある。それは空気清浄機を自動モードにして、オナラを吹きかける行為である。この空気清浄機は「クリーン」というLEDランプが緑、黄、赤に変化することで部屋の空気の汚れ具合を表示するのであるが……と、突然であるが、準備が整ったようだ……Let's Boo!!

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  ワォ!! 空気清浄機はギクッとしたように、LEDを緑から連続して黄、赤と変化させ、ファンの回転数を上げ始めた。空気清浄機にLCDパネルがあった日には「Σ(゜Д゜)ガッ」という表示を出そうかというイキオイである。あーっはっはっは、あー、おもしろ。

  アホなコトはいい加減にして、例のソーラパネルをちょっと試す。かなり以前に何かに使えるだろうと買っておいた、1.0Fのスーパーキャパシタをつないで充電してみるのである。

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  太陽に当てるとジワジワと電圧が上がっていく。0.001V上がるのに数秒を要す、のんびりした上がり方だ。試しに同条件で100uFの電解を充電してみたら1秒かからずに満充電の3Vに達した。そりゃ、1万倍の差だもんなぁ。1.0Fに戻して、しばらく放って置いたら0.8Vまで上がったが、これでもLEDを点灯できる電圧までにはほど遠い。明日は昼の間ずっと窓の脇で充電してみようかな。

  昨日「はるか昔に憧れていたカチャカチャカチャカチャとカワいいヤツ」を購入したと書いたが、なにせ古代のPCのオプションであるからして、単体で使える保証はない。昔のOh!MZを引っ張り出してきて、MZ-700の記事とか、X1Cの記事、プリンタ特集の記事とかをナメ回すように読むが、イカンせん大した情報はない。Google様にも問い合わせるが、MZ-700の取り付け部の写真が出てきた程度。14PINの内訳は……? まぁ、古代のPCの周辺機器であるから、無駄に詳細な取扱説明書が付いてくると期待しよう。

  夜はさっそく、モルツの「南阿蘇外輪山水系」を味わう。以前に友人とビールの利き酒大会をやった挙句にサッパリわからなかったので、それ以来オイラにはモルツを呑む資格ナシとして発泡酒に切り替えていたが、やっぱりモルツはウマい気がするなぁ。ちなみに、ビールの種類も区別できないヤツにモルツの区別が付くとは思えないが「南阿蘇外輪山水系」は「ナンチャッテポーズ」な味であったと宣言する。以上。


2005-03-28(Mon) 紅くカワいいプロッタちゃんゲット!!

  家に帰ってしばらくしたら、待っていた小包が届いた。じゃーん!!

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  昨日から書いている「はるか昔に憧れていたカチャカチャカチャカチャとカワいいヤツ」とは、古代のPCであるX1C用のプロッタプリンタ「CZ-81P」なのでしたッ!! オイラの初PCは元祖X1のローズレッドだったので、それはもう懐かしく思い入れたっぷりの「この世で一番好きな色」に感激である。いつのまにやらX1の本体は実家で処分されてしまっていたのが悔まれる。

  知らない人のため、このプリンタの特徴を簡単に説明しよう。プロッタプリンタとは、まだ一般のプリンタが今ほど強烈な解像度を持たなかった時代に活躍したプリンタで「マシンが実際にペンを動かすことで」用紙に図形や文字を描画するタイプのプリンタのことである。ナナメの線もギザギザにならないので、主に建築の設計図などの描画に使われていた。紙の大きさに対して自由度が高い構造なので、A0版などのバカでかい用紙を扱うことのできる機種も存在する。

  プロッタプリンタには大きく分けてXYプロッタとXプロッタに分類される。XYプロッタは用紙を固定し、ペンを上下左右に動かして描画するものであり、Xプロッタとは「用紙を上下に動かしながら、ペンを左右に動かして描画するもの」である。文字で書くと伝わらないが、なにしろこれがカワいいったらないのだ。標準文字で「1秒間に5文字程度」という遅さながら「カチャカチャカチャカチャ」と機関銃のようにセワしい音を立てながらモノスゴく「ガンバっている」感じがチョーラブリーなのである。

  当時、シャープはこのタイプのプリンタを多くの機種に供給していた。一番有名なMZ-700の本体に装着するMZ-1P01をはじめ、ポケコン用のCE-150、そしてこのX1C用のCZ-81PR(色違いのCZ-81PS)、珍しいところではセガのゲーム機SC-3000用のSP-400も明らかにOEMだ。これらは全て仕様も価格も同一で、定価4万弱である。当然、このプロッタが紅いからといって、コレだけ3倍速かったりはしない。絶対にしない。

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  早速、取り出して観察。意外と重い。当然ながら、本来母艦となるX1Cを持っていないので、一般的な利用はできない。とりあえず本体前面に貼ってあるラベルから、電源電圧5Vと最大消費電力4Wが判明。これはありがたい。これすらワカらないと、安心して電源すら供給できない。

  しかしこのプロッタ、当時SHARPのパソコン専門誌のOh!MZにおいても、その存在すら取り上げられたコトがなかった気がする。X1Cの数ヵ月後に出た後継機種のX1Cs、X1Ckでは、プロッタの取り付け部分がI/Oポートに取って代わられていたが、I/Oポートが追加されたという紹介はあったものの、プロッタが取り付けられない事実は書かれてなかった気がするし……マコトに不憫なオプションじゃ。おじちゃんが救ってあげるからな。よしよし、いーこいーこ。

  マニュアルを開いてみる。そんな扱いのオプションだから、BASICに専用コマンドが用意されているハズもなく「LPRINT CHR$(xx)」が羅列されたサンプルプログラムが掲載されている程度。んが、オイラのように単体で使おうって人間には、制御コード丸出しなんで圧倒的に助かるんだけどね……おぉーっと!! 接続コネクタのピンアサインまで載っていたぞ!! こりゃ、チョー助かるってもんだ。14pinの内訳は、単純に「STROBE + 8bit + BUSY + Vcc x 2 + GND x 2」であった。こりゃ、セントロニクス互換の単純なパラレルインタフェイスにほかならない。昨日の予測どおり「無駄に詳細な取扱説明書」が付いていて助かったよ。バラして信号を追うのも楽しいが、情報があるなら利用するに越したコトはないのだ。

  ピンヘッダのメスのようなコネクタ形状だが、微妙に間隔が広いため、一般的なピンヘッダが刺さらない。しかし14pin全部は無理だが、6pin程度までは刺さる。電源側の4pinだけに刺して、5V1AのACアダプタの出力を供給……「カチカチカチカチ」おぉ!! 動き出したぞ!!

  添付の水性ペンを取り出す。水性ペンには乾燥防止キャップが被っていたが、ペン先の周りには妙な析出物が固着していた。年代ものだから無理もない。ペンが書けるといいのだけれど……書けた!! ペンは水性ボールペンのようなタイプ。見事に4本ともインクが出た。これは素晴らしい。添付のロール紙を供給し、ペンをプリンタに取り付けて、マニュアルにあるテスト印刷動作を実行してみた。

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  懐かしい動きだ。これに憧れていたんだよなぁ……嬉しい。オイラのイニシエの記憶に比べると、だいぶ動作が速い気がする……(うるうる)……おうッ!! 少しインクがカスれぎみの部分はあるものの、ほぼ完全動作である。コレは使えますぞぉ!!

  シリアルパラレル変換をPICマイコンで行うコトができるようになれば、例のFT232BMとUSBシリアル変換基板を用いて、USB機器として一般的なPCから利用することも可能だ。5Vで4Wだから最大800mAが必要で、USBのバスパワー動作にはかなりキツキツではあるが、デカいコンデンサでフォローしてやれば、なんとか動かないこともないだろう。バスパワーでUSBにつながった日にゃ、今後10年以上先までモバイルプリンタ(?)として活躍できるぜぇ!! さーて、ボチボチとインタフェイスの製作を始めましょうかねぇ。わっふー。

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  おぉ、すっかり忘れていた。昼の間ずっとソーラパネルと窓の脇に置いて充電しておいた、1.0Fのスーパーキャパシタの面倒も見なければならん。今日は忙しいなぁ。どれどれ、どの程度まで電圧が上がったかな……おぅ!! 2.3Vまで来ているではないかッ!! これならLEDを点灯できそうだ。(2.3V - 2.1V) / 0.01A = 20Ω というコトで、2つの10Ωの抵抗をLEDに直列につないでみた。

  見事、光りましたわ!! クロノグラフで確認しながら、電圧変化をモニタしたところ、10秒あたり0.01V程度の割合で降下していく傾向が見られた。もっとサクッと空になるかとも思っていたので、意外とがんばる感じ。一度、回路を切り離すと、電圧が少し回復する傾向もみられた。これは化学変化を利用したコンデンサの特性なのかな? なんだかんだで軽く10分以上は光りそうな感じだ。2秒ごとにチカッと0.1秒光らせるようにすれば20倍は持つコトになるから、3時間は動作する計算になる。屋外ならばもっとシッカリ充電されるだろうから、24時間光らせることは十分可能なワケだ。ありがちな「車のナンチャッテ防犯装置」のLED点灯を実現できる寸法だ。

  今日はダブルでゲインがあったので、気分よく「天王山・京都西山水系」のモルツを呑む。むぅ、昨日に引き続き前衛的な表現をするのならば「目の前に強く握った拳」な味であった。YouはShock!!


2005-03-29(Tue) USBパラレル変換回路、製作開始

  ここ数ヶ月で一番ともいえる、面白ガジェットを手に入れたオイラであるから、全力で走り出してしまうのであった。例のプロッタプリンタのUSB対応改造だ。

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  美品であるコトもありバラしは極力避けようと思っていたが、底面からクセの悪いケーブルが出ており、どーにもジャマなのでバラしてみた。2本のネジを外し、慎重にデッパリ部分をケースから抜いて、取り外す……なるほど、プリンタの機械部分はケース一体なので、制御基板部分だけがポッコリと外れた。ケース内には比較的余裕があり、赤丸で囲んだ部分にある基板を留めているネジあたりは、追加基板を共締めするのにピッタリである。

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  基板を観察すると、モータをゴリゴリと駆動するプリンタだけあって、220uFという比較的大きなコンデンサが付いている……が、ナニかが微妙にシミ出た痕跡があるのが気になるなぁ。コレは交換したほうがヨイかもしれん。220〜470uFの電解コンデンサを次回の部品購入リストに加えておこう。

  他に気になったのは「HD6805V1」と記載のあるデカい石。DatasheetArchiveで調べたら、モトローラの6800系のセカンドソース、つまり日立製の6800というコトが判明した。ただしROM/RAM内蔵のワンチップマイコンタイプで、40pin中32pinまでがI/Oポートというストロングタイプである。オイラ68000系アセンブラの経験があるから、6800系の石を使うのに抵抗はないハズだ(ホントか?)。プログラム組みやすそうだなぁ。フラッシュタイプがあるなら使ってみたいモンである。

  さて、観察はこれくらいにして、パラレルシリアル変換I/Fの開発にかかろう。今回はパラレル側から攻めていく予定を立てる。PICにパラレル通信機能を実装して単体で印刷できるコトを確認してから(以降、イ号作戦と呼称する)、シリアル通信対応(同、ロ号作戦)、USB対応(同、ハ号作戦)と進めていくのだ。

  概ねの計画が決まったところで、トートツだがモルツタイムに突入。今日は「丹沢水系」である。東京近辺でモルツを購入すれば概ねこのタイプのモルツに当たるコトだろう。ぐびぐび……うむ、ここ数日恒例となっている前衛的表現をするならば「途方に暮れるペンギン」な味である。遊園地のコーヒーカップの上で、困ってウロウロするペンギンな感じ。なお、本表現に関してのみ、いかなる質問も受け付けていないのでよろしく。

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  作業再開。やっぱり変換I/Fはケース内に組み込んでしまうのが吉である。となると、できるだけ小さな基板を使う必要がある。前回、ケチって基板を再利用したために、使わずに済んだ基板の切れ端の出番である。最終的にUSB対応するとなれば、USB変換基板とのドッキングは必須であるから、ドッキングエリアを確保しつつも、単独でイ号作戦を遂行できるように配線と部品の配置をBschでデザインする。

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  我ながら「一番最初に基板サイズを決めてしまう」という現在の開発姿勢に疑問を抱かなくもないが、別に今に始まったコトでもないので、信念を持ってこの道をゆくのである。

  ユニバーサル基板の切れ端は意外と便利である。必要に迫られて基板を切った際の残りの切れ端でも、なんとか詰め込もうと考えれば、意外と詰め込めてしまうものだ。しかし基板を切るのが面倒なのがいけない。EAGLEでユニバーサル基板をデザインし、細かく面付けするようOLIMEXに発注してしまおうか。追加のドリル代がエラいコトになりそうだ……それ以前にイヤがらせと受け取られそうではあるが。

  今回使用するPICマイコンは16F648A。パラレル通信を実現するだけで10本のピンが必要となるので12F629では不足。16F819ではUSARTモジュールが付いてないので不適。USARTモジュールは使ったコトがないので不安だが、多分使えばラクできるのだろう。ダメなら以前に自分で書いたヤツ使えばイイし。

  しかし、今回の回路はなんの工夫もない直結配線ばかりであった。セントロニクス仕様のホストを作るのって、なんにも面倒なコトはないんだな。

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  夜中にゴソゴソと部品集め。例のFT232BM専用ピッチ変換基板は、当面はUSBポートを通じてI/Fの稼動電力を供給するためだけに使う。一方でプリンタの稼動電力は当面はACアダプタから供給する。ノートPCのUSBポートから800mAはチト無謀な気がするからだ。最近は2ポートを使って500mA x 2の電力を引き出すUSBケーブルが流行っているが、ウチにあるノートPCは2台ともロートルなので、2台ともUSBポートがひとつしか付いていない。2台が力を合わせればなんとかなるが、根本的になんか違う気がするのでそれは却下。

  ついさっきBschを使って配線と部品の配置を周到かつ綿密に計画したのに関わらず、基板上に部品を仮配置してみたら縦が一列足りないコトに気づいた。急遽、PICの位置をズラして対応することに……アホかオレは。明日はサクサクハンダ付けして、可能ならばイ号作戦の完遂までもっていきたいトコロである。では、就寝ッ!!


2005-03-30(Wed) USBパラレル変換回路、製作好調

  さて本日は昨日の予定通り「イ号作戦」完遂に向けて半田ごてを振り回すのである。まずはその前に、実態配線図を実態に合わせて修正する。

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  なお、当初の予定より縦が一列減ったので、回路が押し込み気味になった結果、PORT-Bの3番がGND固定になってしまった。悲しいコトにB-3雪風は永遠に地上から飛び立てないのである。なお、このよーに基板サイズを無理すると、ちょいと予定が狂ってポートが足りなくなった場合などに、作り直しになるなどの致命傷に至る可能性がある。よい子はマネをしないようにしましょう。

  ちなみに、基板からは電源ライン以外に10本の信号線が引き出される予定になっているが、この時点ではピンアサインを完全に決定していない。できるだけソフトを組むときにラクできるようにしたいとは考えているが、あまりに無理な配線状態になるようならソフトで苦労するつもりなのである。

  ここでハンダゴテを出す前に、最後のモルツタイムに入るコトにしよう。今日は「赤城山水系」である。プシュ。おぉ、最後のモルツは「爽やかな風の中に泳ぐクリオネ」という印象である。決して、飛蚊症を患っているワケではないので念のため。

  ここ数日、サントリーのモルツというビールについて前衛的表現を繰り返してきたが、実はコレ、美食評論家の意味不明な味表現に対する皮肉のつもりもあった。食べ物の味などというモノは、人の感じ方に大きく左右されるモノで、絶対的指標は存在しないのである。そーゆー意味で、オイラは「料理の鉄人」という番組が大キライであった。ただでさえウマい料理を食っておきながら、それに文句つけるとはどういう了見でぃ、べらんめぇ。

  その点を意識したかどうかは知る術もないが「どっちの料理ショー」は、実に文句のつけようのない番組である。個人の好き嫌いで食べる前から料理の優劣を決めるというのがイヤミがないし、食う時はみんなウマいウマいと食う。実に楽しそうだし、料理の勉強になる面さえある。負けた料理人の作った料理を無駄にしているようなイメージもあるが、あれは番組の都合であって、実際には裏で楽しく食べられているのに違いない。番組は4月からリニューアルされるようであるが、個人的に健闘を期待する。

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  さて、余談はこれくらいにして、ハンダ付けを始めよう。まずは両基板に載せる部品をしかるべき場所にハンダ付けする。次は手元にある40芯程度のフラットケーブルから、10芯分を裂き、チョン切って片側を基板に接続。そのあとピンアサインを考えながら逆側をピンヘッダにハンダ付け。昨日、ピンヘッダのピン幅とプリンタのメスコネクタのピン幅とは若干幅が異なると書いたが、10ピンまでは無理すればなんとか刺さった。残り4ピンは電源ラインなので、別途DCジャックと接続する。

  イ号作戦のハード製作はこれで完了。次はソフト。PIC16F648Aを用意し、STROBEピンの信号を上げ下げする制御プログラムを書き込む。2枚の基板をドッキングし、STROBEピンに470Ωの抵抗と青LEDを直列に接続して、USB端子からPICに電源を供給……LEDが点滅!! 実は、意外と制御プログラムを書くのに手間取ったので、今日はココまで。明日はセントロニクス仕様の通信スタックを実装する予定である。明日にゃカチャカチャいわすゼッ!!


2005-03-31(Thu) 〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒

  昨日に続き、PICにセントロニクス仕様の通信スタックを実装するのである……しかし毎度ながらソフトを書く作業に入ると、途端にblogの見た目が地味になってしまうのはどーにかならないものか。オイラのサイトに対するモットーは「文章という機銃を撃ちまくり、写真という主砲でトドメを刺す」なのだが、このブログを書き始めてから約1年、どーにもアワテてソフトを書くクセが付いてしまった。だって、ソフトって絵にならないんだもん……もっとビジュアルに訴えるプログラム言語があればねぇ……えッ!? かなり以前からある!? ……って、ビジュアルベーシックかよぉ……それ意味違うって。

  しかし今回は、別にアワテなくてもサクッと書けた。セントロの通信って、タイミングもなにもなく単なる手旗信号ライクで簡単なのだ。よっしゃ、接続ッ!! ……あで? 動かん。なんでや? あ、GNDを共通にするのを忘れてた。よしッ!! ……やっぱり、動かん。ぐもももも。

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  散々悩んだ挙句、プリンタを接続状態のままテスターで各ピンの電圧を測ってみた。STROBEはLOW、D0〜D7は"A"に対応する41H、BUSYはLOW……むぅ。どーもプリンタ側がBUSYを返してこないので、そのまま固まっているようだ。

  いったんI/F基板をプリンタから外し、I/F基板単体で動作チェック。手動でBUSYを+5Vにチョンチョンとタッチしてみる。ソフトが"A"、"B"、"C"とアスキーコード順にコードを出力するように作ってあるコトを念頭に、STROBEやD0〜D7に青LEDをつないで信号の動きをチェックする……うむ、しかるべき点滅をしているようだ。間違いなく、BUSYが原因である。あー、なんでじゃー。

  プリンタがおかしいのだろうか? しかしガンガンとテスト印字ができるのに、BUSYだけ返さない壊れ方は考えにくい。なにげにプリンタに電源のみ供給し、コネクタのSTROBEを直接GNDに短絡して……

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  「〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒〒」

  わッ!! びっくりした。なんだ!? 郵便マークが大量に出てきたぞ!? 誰からのファックスだ!? ……って、ファックスなワケないよな、電話線つないでないんだし(そーゆー問題でもない)。そーだ、マニュアルのコード一覧で……おぅ!! 「〒」マークのアスキーコードはFFH、つまりD0〜D7がすべてHIGHの時に出力される文字だ。

  なるほど。STROBEをLOWにした時のD0〜D7の内容を正しく反映したのだな。んじゃ、D4ピンをGNDに短絡状態にして、STROBEをGNDに触れれば「目目目目目目目目(?)」、D6ピンをGNDに短絡状態にして、STROBEをGNDに触れれば「ソソソソソソソソ」というワケだ。昨日の抱負「明日にゃカチャカチャいわすゼッ!!」というのは一応は達成できたな。ほっほっほっ。

  むぅ、こうなるとBUSYを無視しても、STROBEを適当に上下すれば印字できそうな雰囲気であるが、それよりなにより、プリンタがテスト印刷以外もコナせるコトを確認できたコトは喜ばしい。たぶんI/F側になにか問題が残っているのであろう。明日からはもう少しツッコんで原因を探っていこう。「嬉嬉嬉嬉嬉嬉嬉嬉」。