SVX日記
2004-12-22(Wed) 目覚し時計をハックする
この目覚まし時計は実はかなり古いものである。購入してから15年くらいになるだろうか。というのも、買った動機があまりにアホなので覚えているのである。当時、オイラは高岡早紀のファンであり、彼女はシチズンのCMに出ていた。で、時計を買うとポスターがもらえるというキャンペーンをやっていたので、ちょうと目覚まし時計が壊れていたこともあり、購入したのである(ポスターを?)。
ポスターはかなり長らく貼り続けていたので、捨ててしまった後も図案をハッキリ覚えているのだが、Googleのイメージ検索をしても出てこなかった。出てくるのはロクでもない写真ばかり。あのロクでもない写真集を出したあたりでかなり幻滅してしまったコトをマザマザと思い出す。まぁ、今となってはどうでもいいコトだが。
さてこの時計、なんと音声のアラーム音を発する。すがすがしい鳥のサエズリとともにちょっと鼻づまりの女性の声で「おきなさい朝ですよ」というのだ。比較的音量も大きいため、寝ぼけて止めてしまわない限りちゃんと起きられる。一時期ジージーという音を発したので壊れてしまったかと思ったが、電池の消耗による症状であった。発生する予兆もあるので、とても良い信頼性の高い目覚まし時計であると思う。
で、とりあえずバラしてみる。中身はシンプルそのもの。時計のモジュールと、音声を発するための基盤が1枚、デカ目のスピーカー、テッペンのアラームオンオフスイッチと、スライドスイッチが2個。スライドスイッチは「アラーム音のモニター用」と「アラーム音の音量の大小」だ。これまたなかなかニクい機能である。
基盤のアップだ。おそらく左のICが音声関連、右のICがアンプであろうと思われる。時刻関連の制御は時計のモジュールが担っており、左側の線をグランドに落とすとアラーム音が鳴るという仕組みだ。なお、これらはすべて表側のパーツに取り付けられており、裏側のパーツにスピーカーがネジで止めてある状態だ。よってスピーカーを外すと裏のパーツはプラだけになる。ホコリだらけなのは主に裏のパーツなので、ジャブジャブ洗ってキレイにしてみた。
と、これだけだとあまり面白くないので、ちょっとイタズラしてみた。9pinDINコネクタを取り付けてみたのだ。ドリルで5箇所ほど穴を開けてニッパで台形につなぎ、ヤスリでゴリゴリ。コネクタが収まる大きさになったら、両脇にネジ穴を空けてネジ止め。なんともアレゲなニオイがタダヨってきたぞ。うひゃひゃひゃ。