SVX日記
2004-12-23(Thu) ツーカーSに学ぶ
最近話題の「マニュアルがない」が売りの携帯電話「ツーカーS」である。実際には1枚ペラのマニュアルが添付されているらしいので、思い切りウソ広告をしている気もする。んが、それはこのプロダクトの素晴らしさを微塵も傷つけるものではないだろう(個人的には箱の裏の記述だけで済ませてもらいたかった気もするが)。実際この電話、お年寄りにオオウケだそうだ。
しかし逆に考えると、こういう思い切ったプロダクトがウケるということが、なぜこんなにも長いあいだ気づかれなかったのだろうかとも思う。まったくもって不思議である。「ツーカーS」の開発者を貶めるつもりはないが、こんなの誰でも気づきそうなプロダクトではないか。
で、思いついたのが、昨日の目覚まし時計を利用した「ビデオ録画システム」である。そう目覚まし時計は「時刻を刻んだり、指定の時刻になにかやらせるという意味では、単機能ながらPCなどより圧倒的に先輩」なのである。これを使わずしてどうするよ。
似たようなトコロを狙ったプロダクトとして「Gコード」がある。確かに「Gコード」も素晴らしいが、あれは紙面に余計な情報を加えねばならないという意味であまり面白くないのだ(それがロイヤリティにつながるというビジネスモデルかもしれんが)。
一方でこれを目覚まし時計にやらせた場合の利点と欠点を考える。圧倒的な利点は「直感的なインターフェイス」である。ビデオの予約録画ができないお年寄りはゴマンといるだろうが、目覚まし時計が使えないというお年よりは聞いたことがない。これに関しては「Gコード」よりも圧倒的に優れている。
ただし一方で「開始時間しか設定できない」という問題もある。そこでこないだ日米通商で買ってきたドラムスイッチの出番である。目覚まし時計の裏にこれをいくつか並べ、録画時間と録画チャンネルを設定できるようにするのだ。これなら単純明快で間違うことはありえないだろう。完璧だ。