SVX日記

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2005-01-22(Sat) ARMADA-M300バッテリセル交換完了!!

  ピンポンの音で目を覚ます。目をこすりながら玄関を開けると届けものだ。おぅ!! これは先日注文したノートPC用のバッテリセル。届いたねぇ。うぴうぴ。

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  早速、中を開けると……おわ!? 横に4本つながっとるぞ? 注文は1本単位だったのに、こうやって送られてくるのもアリなんかい。「未使用ノート用バッテリーからの取り外し品」とは書いてあったが、まさにジャンク扱いである。上の写真ではキレイにしてしまったが、ムリにチョン切ったようなコードがくっ付いていたり、妙な接着剤のカスが付いていたりもした。しかし、この端子の状態はなんだ? 4本並列になっている。これだと3.6Vしか取れないと思うのだが、ホントにノートPCから取り外したのだろうか?

  軽くもう一眠りしてから遅い朝ご飯を終えると、カミさんが以前に使っていた風呂場用ラジオを出してきた。ラジオを聞きながらゆっくり風呂に入りたいと思ったのだが、音が鳴らないとのコト。んなもん、治しちゃる。ラジオなんてどうせ大した構造でもあるまい……。

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  ゲゲゲゲゲッ!! 開けてびっくり。ものすんごいキタナイ。まぁ、1年くらい風呂に置いてあったから当然といえば当然ではあるが、コレぜんぜん防水になってないやん。というか、厳密に言うと防沫だったかもしれんが。にしても、触る気にならないくらいキタナくなっている。あまりにキタナイので右の写真はモザイクをかけてみた。見たくない人はクリックしないコト。

  基本的には「スイッチ付きボリューム」がサビ付いているのが問題なのだろうコトはわかったが、あまりにキタナイので治す気が失せてしまった。一応、基板も外してはみたのだが、裏は白カビに覆われているし……下に敷いていたゴミ袋でグルっと巻いてゴミ箱へ。さようなら。キミのコトは忘れない。

  しばらくグダグダしたあと、今度はさっきのバッテリセルに手を出してみた。まずは4本をつないでいる電極を引き剥がす。スポット溶接というのかな? 電極ごとに線香で焼いたようにポツポツと4点ずつ溶接されている。そんな電極板を巻き取るようにラジオペンチで引き剥がす。結構キレイに取れた。あとは4本をつなげている黒いガム状の接着剤だが、つながっている電池を折るように力を加えたらペロンと剥がれる。あっさり4本はバラバラになった。

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  でもって、今度は先日バラしたPC側のバッテリを再びバラす。こちらはバッテリの制御基板から5本のリード線が出ている。どうやら4本のバッテリの端と間に接続されているようだ。リード線は電極にハンダ付けされ、その電極は電池にスポット溶接されているので、上記のようにラジオペンチで引き剥がす。

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  さぁ、後はバッテリケース内に新しいバッテリセルをセットすれば完了だ。んが、ここで困ったのが「基本的に電池はハンダ付け厳禁」という事実だ。電池を高温にすると「防爆弁」という破裂防止用の弁がムニッと開いて使用不可になるのだ。あくまで防爆弁は安全装置であるから、うまく働かない場合はマジで破裂する可能性さえある。なんでも、電極側にハンダを乗せて溶かした状態にし「そいやっ」とばかりに電池に押し当てることで、極端に電池の温度を上げることなくハンダ付けする方法もあるらしいのだが、それでも完全に安全ではないので最後の手段にしたい。

  で、どうするか。バッテリケース側の引き剥がした電極をラジオペンチでそれなりに整形し、単純にバッテリセルをハメ込んでみた……こんないい加減な方法でいいわけないよなぁ……て、あれ? ちゃんと電圧が出ちまったぞ。バッテリケースがギリギリのサイズであることが幸いし、ハメ込んだだけで各端子が十分に接触してしまったようだ。うひょー、安直この上ないが、ケースの両端をガムテープで巻いて工作完了である。

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  スグさまPCに取り付けて充電を開始。30分ほどでバッテリ本体のLEDインジケータは80%を示した。そこで起動して「電源オプションのプロパティ」を開いて少し待つ……が、70%以上に増えない。なんだか「調整」とかいうボタンが出ているのでそれを押しつつ、COMPAQのページでこの機種のマニュアルを確認すると、新しいバッテリを使う場合は調整ボタンを押して電源を落とさず数時間待てとある。なんでも完全充放電して、バッテリセルの能力を確認するらしい。

  結局、4〜5時間かかっただろうか? 無事にバッテリは充電100%を示し、調整は完了した模様だ……が、もう4時近いっす。寝るっす。