SVX日記
2005-01-17(Mon) 本を熱っぽく語る
なんだか昨日からノドの調子が激悪かったのだが、どうもカゼらしい。ちょっと熱っぽくなってきて頭痛もしてきた。ナニかしてないと気がすまない性分なのに、ナニもせずに早く寝るのは非常にシャクに触るのだが、週の後半はまたYRPに出張予定だし、ココで本格的にダウンするワケにもイカン。作業はお預けして早めに寝るコトにしよう。無念。と、そんな中、先日アマゾンで注文した本が届く。「麦撃機の飛ぶ空」と「復讐のように」ほか数冊だ。
少し脱線するが、先日から神林長平の「敵は海賊・不敵な休暇」を読み返している。もう3度目か。最近どーにも新しい作家に食指が伸びないオイラである。頭が固くなっているのだろうか。あー、もっと神林作品を読みたい。そういえば「敵は海賊」ってビデオアニメ版も出てたっけな。こんなメタ世界を扱う小説をどうやって映像にしたのか知らんが、最近DVD化されたとかも聞く。オークションでもノゾいてみるか。
あるある。あるけどそんなに安くない。VHS版は割安だがウチにデッキがない。ヤフオク以外ではどうかな? ググる……と、アニマックス? ん!? 放送してたの!? ガーン……!? じゃないッ!! これから放送するんだッ!! やったー!! うちはケーブルテレビに入っていて、気が付くと昔観たアニメをナナメ観するオイラがいるのだが、これだけ観たいと思っていた番組をババーンと放送してくれたのは初めてである。あぁ、ウレシい。ナイトライダーの再放送以来のウレシさだ。
ルンルン気分の中、届いた「麦撃機の飛ぶ空」をパラパラとめくってみる。妙に行間の空いた活字組みで、まるで教科書のようだ。うぅむ、頭から3編ほど読むが……あまり神林カラーを感じないなぁ。神林の初期の短編集とのコトだが、ちょっとSF色の濃い星新一のような感じ。全部で13編あるので、全編じっくりと味わってから、また感想を書こう。
一方の「復讐のように」であるが、これはマンガである。ふと、以前に好きだった二宮ひかるという作家が、いつの間にかヤングアニマルという雑誌から去っていたことに気づき、久々に読みたくなって購入してみた。んが……しまった……半分くらい読んだことのある作品だ。まぁ、読み返したかった作品もあったのでいいんだけども。この人の作品はなんというか、なんとも不思議な流れを持っていて、さらっとエロくて、内容は限りなく薄いんだけれども、そのクセ内容が頭にシッカリ留まるいうか……薄めすぎたカルピスのようなハナシを描く。決してケナしているワケじゃない。かなり好きだ。