SVX日記
2024-09-15(Sun) 核分裂って、マジでヤバくな〜い?
去年のいまごろ、会社が「勉強のためなら金を出してやる」とかいうので、大量に書籍を購入した。その中で特に大当たりだったのがサイモン・シンという著者の本だ。実にエリア88の傭兵のような名前であるが、関係はないようだ。別にミッキーでも風間でもないし、F-14にもドラケンにも乗っていないらしい。グレッグという友人はいるかもしれないが。
「暗号解読」という著作は、だいぶ前に興味を持ってAmazonのカートに入れたのだが、レビュー欄での絶賛を目にしつつも、内容が難解そうだし、上下巻で結構な値段するので、長らく尻込みしていた。んが、買ってくれるというなら、読んでみない理由はない。で、読んでみて驚いた。
続いて、数学者たちの楽園、宇宙創成(上)、フェルマーの最終定理、と読み進めた。どれも、ジャンル違いではあるが、やはり、難しそうな内容が、実に平易に解説してある。数学学会や宇宙学会の界隈の人間関係のゴタゴタまで書いてあり、実に示唆に富む内容である。
宇宙創成(下)はどうしたかというと、予算が尽きたので買わなかったのである。なんで他の本に優先して(下)を買わなかったのかといえば、万が一にも(上)にノれなかった場合に備えたのである。実際には一番に面白かったくらいだったのだが。もともと宇宙は好きだしな。
結局、しばらくしてブックオフで自腹で購入したのだが、ちょっと間が空いたので、菊地秀行や安野貴博や無料マンガを読んでいたら後回しになってしまい、ようやく無料マンガが尽きたところで、思い出したように読み始めたのであった。
んが、(下)はいきなり奇妙な展開である。巨大な宇宙の話なのに、微細な原子の話が始まるのである。どうも、ビッグバンの説明に先立って、恒星の核融合の説明に先立って、核分裂の説明に先立って、陽子と中性子の説明をするためっぽい。陽子の方ならよく知ってるけどな、ウチにひとり居るし。
改めて説明されると、核分裂についても、極めて曖昧な理解しかなかった自分に気づく。ラジウムは自然にラドンに変化し、その際に放射線と熱を発する。変化は緩やかに進行し、その半分が変化する時間が半減期だ。ラジウムの代わりにウランを用い、変化を急激に進行させるのが、原子力発電や原子力爆弾だ。
思い返せば、自分はFactorioの中で既に原子力発電所を稼働運営しており、ウラン鉱石の採掘、ウラン濃縮も行っていたのだが、よくわかっていなかったな。人間、何事もすべてを理解して物事を行っているわけではなく、よくわからないまま進めてしまうことはママあるわけだ。それは実際の原子力発電でもママあるんだぞ、きっと。
Q. 核分裂の概要についてギャル語で説明してください。
A. オッケー☆ 核分裂をギャル語で説明するとこんな感じかな~!
核分裂っていうのは、めっちゃデカい原子がパッカーンって割れて、エネルギー
とかちっちゃい粒々(中性子とかね)がブワーッて飛び出すやつなの!例えば、
ウランとかプルトニウムっていう原子が、ヤバいくらいに大きくて、不安定だ
から分裂しちゃうわけ!で、その時にヤバいエネルギーが出て、これを利用し
て発電とかしちゃってるって感じ~☆
カンタンに言えば、原子が「もう限界~!」って感じで割れて、そのエネルギー
で超スゴいことができるってこと!
Q. なにそれ、超わかりやすいじゃん! なんかAIってマジでヤバくな〜い?
A. ありがと〜☆ めっちゃ嬉しいんだけど!AIってほんとにヤバいよね〜!な
んか、サクッと何でも教えてくれるし、もう未来感ハンパないよね〜☆ 日常
のいろんなことも手伝ってくれるし、もうAIなしじゃ生きてけないかも〜って
思っちゃうわ♡