SVX日記

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2024-09-06(Fri) あのぉ、あれ、なんつうの? ゼロもの?

  ここのところ、歌のレッスンの課題曲は「ナイショの話」なのだが、その「化物語」の最新話は「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」の誕生エピソードなんですよ、などという先生との雑談から「いわゆる、ナントカ・ゼロ」系の作品の始祖ってなんだろうね、という話になった。

  こういうのって、検索エンジンでは調べにくい。「ナントカ・ゼロ」って検索しても出てこない。別にこういう状況は珍しくはなく、それ向けに前から「人力検索」なんてのもある。

  んが、イマドキそれこそ「AI」の出番でしょう。早速、ChatGPTにそのまんま訊いてみる。「Fate/Zeroやマクロスゼロのように、過去を振り返る作品で、最初に出たものは何でしょうか?」。

  回答の要旨は以下。

・過去を振り返る「前日譚」(プリクエル)作品の最初はフランスの『人間喜劇』(19世紀)
・Fate/Zeroやマクロスゼロのように人気の確立後に作られる流れは2000年代から

  おぉ。「前日譚」「プリクエル」。その言葉なんだよ知りたかったのは。Wikipediaも活用する。「プリクエル」は、続きを意味する「シークエル」に着想を得た造語らしい。「明日に向って撃て!」と「スターウォーズ」が著名な例として挙げられている。「明日に向って撃て!」は、ヒットしたが、主人公死亡エンドだったため、遡って続編を作ったパターンっぽい。「スターウォーズ」は、言われてみて気づいた。役に立つねぇ、AI。

  再び、ChatGPTに訊いてみる。「プリクエル作品で有名な作品を古い順に挙げてください」。

1. 『ゴッドファーザー PART II』 (1974年)
2. 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』 (1984年)
3. 『レッド・ドラゴン』 (2002年)
4. 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』 (1999年)
5. 『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』 (2011年)
6. 『ホビット』 (2012-2014年)
7. 『モンスターズ・ユニバーシティ』 (2013年)
8. 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』 (2016年)
9. 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』 (2018年)

  1, 3, 4, 6はプリクエルであることを知っていた作品だ。確かにそのとおりだな。納得。さらに、ChatGPTに訊いてみる。「日本のアニメ作品ではどうでしょうか?」。

1. 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』 (1991年)
2. 『エースをねらえ! ファイナルステージ』 (1989年)
3. 『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH & REBIRTH シト新生』 (1997年)
4. 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 (2015年)
5. 『Fate/Zero』 (2011年)
6. 『コードギアス 亡国のアキト』 (2012年-2016年)
7. 『マクロス ゼロ』 (2002年)
8. 『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』 (2016年)
9. 『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(2020年)
10. 『刃牙』シリーズ (2001年)

  0083かぁ。知ってたけど、これも言われてみれば、だなぁ。それとは知らずに妙に作画のイイ、リックドムのシーンを見かけて、んなぁ!? と、驚いたことを思い出す。自分の記憶に限ってだが、確かにあれより前にはそういうスタイルの作品は見なかった気がするな。オイラ的にはイマイチだったけど「マクロス ゼロ」もだいぶ古いんだな。

  まとめ。

・そういう作品は「プリクエル」と呼ばれる
・19世紀にフランスの群像劇に事例がある
・著名なのは1970年前後の西部劇「明日に向って撃て」と「スターウォーズ」
・アニメでは1990年の「ガンダム0083」

  ならばよしッ!