SVX日記
2005-04-12(Tue) 漢字名野出亜留
いきなりだが、スパムである。スパムといっても迷惑メールのコトでなく、ランチョンミートの方のスパムである。いわゆる、豚のコンビーフだ。このスパムという食べ物、個人的に非常に好みである。コンビーフも好きだが、負けず劣らず好きである。コッテリとマトワリつく油が、非常にノーグッドフォーヘルスな印象を与えるが、ウマいものはウマいんだから仕方ない。油がキモチ悪いという人もいるだろうが、油こそ旨みなのである。オイラにとっては全面に油の混じっている霜降り牛肉の方が、よほど不自然でキモチ悪く感じる。
スパムはアメリカなら比較的安く購入でき、むしろジャンクフード的な扱いを受けているが、日本で買うと非常に高価だ。ホンモノのスパムだと、小さめの缶で500円以上もする。コンビーフなどから類推しても、適正価格は200円以下であるべきだと思うが、あまり売れないからこうなっているのだろう。日本でギネスビールが高いのと同じ理由だ。ぜひスパムも日本の食卓に浸透し、普及価格になっていただきたいモノである。
このスパムは近所のスーパーの安売りで300円で買ってきたモノ。缶の上面には日本語が印刷されていたが、明らかに輸入物であろう。缶の底面には缶を開けるためのツールがハンダ付けされており、このツールを折り取って缶を開けるようになっている。日本ではあまり見ない方式だが、開けるのも楽しい。1/4ほどを、ハムエッグならぬスパムエッグにして食べた。スパムメールはうっとおしいが、食べ物のスパムは非常にウマいぞ。見かけたらゼヒ試してみていただきたい。
スパムをつまみつつ、気がついたら冷蔵庫のビールを切らしていた。オイラはアルコール無しではプログラミングがはかどらないので(佐渡酒造か!?)ちょっとアセったが、先日購入した日本酒があったのでひと安心。なんだかワカランが「花見酒」だそうだ。別に桜の香りがしたりはしなかったが、パッケージの色だけで妙にウキウキした気分になってしまう。オイラ愛用の徳利&猪口と似合うったらないしね。桜と富士は日本人の心だねぇ。廃止にしたり、はやぶさと合併にしたりしちゃイカンよな。
さて、今日のプロッタのコーナー(?)である。やはりプリンタたるモノ、現代を生き抜くためには漢字のひとつも出せねばならない。しかし、当然ながらロートルなプロッタ本体には、漢字を出す機能などあるハズもない。すると当然ながら、ここはひとつ外部から漢字フォントを供給してしまおうと考えるのがその筋の考え方というモノである。
ただ、問題はそのフォントデータだ。現在のPCにはビットマップフォントとアウトラインフォントが搭載されているが、プロッタの印字方式にはどちらの適合性も悪い。ビットマップフォントを使えばキツツキのように点描せざるを得ないし、アウトラインフォントを使えばフチドリしてしまうからインクの使用量が2倍になってしまう。うぐぐぐググ……っと、ググったら、あるじゃん!! 大多数の漢字を含んだストロークフォントデータが!! しかもスンバラシイことに、ライセンスフリーでテキストファイル形式ときた。こりゃ盆と正月が一緒に書き初め用具を持って来たくらいメデたいぞッ!!
抜く手も見せずに変換作業に入る。モトのファイル形式では扱いづらいので、簡易データベースであるGDBMに格納して検索性を向上させつつ、現在のテキストながらバイナリっぽい形式を、より冗長だが読みやすい真のテキスト形式に展開する。
変換が終わったら、ビジュアルにしてみなくてはオモシロくない。こんな時に便利この上ないのが、昨日の自作LegacyGraphicsライブラリである。手前味噌ながら、非常に気軽にビジュアル化できる優れたライブラリだといえよう。今日は気分がいいのでTrueLegacyGraphicsライブラリで表示させてみる。ストロークデータが字に変化する感動的な一瞬であるから、ストロークな「筋」を表示してみた。うむ、マコトにその筋なコトよッ!! 明日はプロッタに出力するためのライブラリを作る予定である。まさにこのプロッタ計画の大詰め、クライマックスどわッ!!