SVX日記
2005-04-24(Sun) ザウルスひとつッ!! あとはいらん……コトもない
今日は上野動物園にティラノザウルスを見物にお出かけ……って、ジュラシックパークじゃないんだから……正確には上野の国立科学博物館の「恐竜博2005」にお出かけである。残念なことに今回メインの恐竜「スー」はかなり以前にお亡くなりになっているので、生きてお目にはかかれない。
上野に着いたら、イキナリ咆哮が聞こえた……って、その咆哮はオイラの叫び声だッ!! なんだよーッ!! 1時間待ちってッ!! 恐竜ブームはとっくの昔に収まっているかと思ったのに……オメーラッ!! ニセモンの恐竜のホネなんて見に来とらんで、キッタネェマンモスのミイラでも見に行けよッ!! ……と、いっても仕方ない。かといって、コンビニでチケット買っちまってるし、見ないわけにも行かない。アトだ、アト回しだ!! 夕方になって空いてから行こう。
マルイに行って、アメ横抜けて、そのまま歩いて秋葉の秋月へ。先日来たばかりではあるが、ちょっと思うトコロがあって「秋月の電子キットの取扱説明書・回路図集」のCD-Rを買いにきたのである。秋月のキットは教育的なキットが多いから、コレ見てるダケで勉強になるしね。
上野まで戻って、昼飯を食う。以前に二千円分の食事券が当たったので「伊豆栄」といううなぎ屋でゴージャスな昼飯なのである。そして、うなぎ屋といえば「待ち時間」だ。この伊豆栄は老舗だから、待たされるぞぉ!! 待ってる間は熱燗でもやりながら……って、早いッ!! 早いよッ!! 待ち時間は15分くらいであった。まだ熱燗1合も空いてないのに……。
ま、15分ってのはフツーのファミレスからすれば、決して短くはない。しかし、覚悟して待つほどの時間でもないだろう。場所も上野の一等地というセワしい場所だし、仕方ないか……ヘンなハナシだが、早く来たコトに若干文句を付けつつ、箸を付ける……。
……ナチュラルだ。非常にタレの味がウスい。ボッテリと甘いのが鰻丼という期待を裏切る味の薄さだ。しかし、コレがまたヨイではないかッ!! 鰻の味を全く殺してしまうようなタレをかけたら、鰻を食っている意味がないだろう? そんな挑戦的なメッセージを受け取ったオイラは、そのまま全部食べた。タレは醤油とかと一緒にテーブルに用意されてはいたが、敢えてかける必要は感じなかった。さすが、宮内庁御用達だけのコトはある。うなぎ、アッパレ。アッパレ、うなぎ。
いい時間になってきたので、再び国立科学博物館へ。今度は空いている。それでも会場内は混んでいるが、こうでなくちゃイカン。あまりジックリ観る感じではなかったが、それでもティラノザウルスの骨格標本はかなりの迫力であった。しかし、オイラの目を一番惹いたのは、空飛ぶ恐竜とも言える鳥への進化の過程に存在した、手だけでなく足も翼状になっているという妙な鳥。いったい、どーやって飛ぶツモリなんだ!? なんだかツッコミどころ満載の、デビルマンに出てくるデーモンの一種のような突飛なデザインである。
デザイン!? そーなのである。まるで人間が飛行機を作る時に辿ったかのような、行き当たりばったり。そんな感じを受ける格好なのである。こーゆーのを目にすると、進化の過程は文字通り「進化」なのでなく「淘汰」であるコトを意識できる。今の鳥の洗練されたデザインに比べ、どーにも野暮ったい鳥達がなんだか新鮮なのである。始祖鳥の尻尾なんて笑ってしまうほど直線的なデザインだ。きっと、発掘されてはいないが、もっととんでもないデザインの鳥はまだたくさんいたのだろうなぁ。そんなコトを感じた恐竜博であった。
さて、帰って秋月のCDをチョロチョロとみたあと、おもむろにビデオデッキをバラす。なんだかとってもオモシロい工作テーマが見つかったのだ。このビデオ、以前にテーブル丸ノコとして既に廃品扱いにしているモノである。テープの出入りがシブいダケなのだが、ウチは自宅サーバをビデオ代わりにしているので、ビデオなんか要らんのである。
適当にバラして、メイン基板を取り外したら、半田ゴテで部品をサルベージする。おぅ!! そうだ。スコッチを呑みながらやろう。チビチビやりながら、基板の裏にコテを当てる……むぅ……どーも、香りが薄いな。ハンダのヤニのニオイに撹乱されているのか? もう少し呑んでみないとアレだが、コレは失敗したか……ファーストインパクトのないスコッチの評価が、あとから変わるコトはあまりないのだが……素直にグレンモーレンジにしておけばよかったかなぁ。