SVX日記
2005-04-13(Wed) 漢字が出て、Gmailが入る
……という間に出力できてしまった。事前にLegacyGraphicsライブラリでシミュレートしていたタメだが、これほど小規模な修正でサックリ動いてしまうとは、やっぱりRubyは無敵である。また、フォントも素晴らしく美しい。文句のつけようのない品質である。これがフリーだなんて、なんか申し訳ないくらいだ。
ちなみに以前にプロッタがカチャカチャと字を書くムービーを公開したが、今回、漢字を出力したみたところ、少し様子が違った。フツーに英数字を書かせた時には、まったく迷いなく機関銃のように字を書くのに、今回のように図形として漢字を書かせると、各頂点でホンの一瞬ペンが停止するような挙動を示すのである。アリテーにいうと、チト遅い。
つまり効率からいうと、漢字やひらがな等の2バイト文字は図形モード、英数字は文字モードで書くという使い分けをするような、カシコいドライバを書くコトが望ましいワケだ。ちなみに、ストロークフォントの分解能は30x32、プリンタの横方向の動作分解能は紙幅で480ステップ、通常の英数字は横40字詰めであるから 480 / 40 = 12 となり、2バイト文字は横24ステップに抑える必要がある。2/3とは、ちょっとイヤな分解能だな……ま、ボチボチ取り組むとしよう。
それはそうと今日は某所から、あの「Gmailアカウント」を入手してしまった。GmailとはGoogleが提供する無料のウェブメールサービスで、Gmailアカウントは既Gmailユーザから紹介を受けないと入手できないというシステムを採っているため、一部では法外な値段までついている垂涎のサービスだ。なんといっても「2Gバイト」という大容量が魅力だし、あの「Google」が「Mailを預かる」と宣言しているサービスであるから、そのサーバの信頼性はとてつもなく高いのであろうし、恐ろしく強力なメール検索機能があるのもうれしい。
実はオイラ、自宅サーバ内にeximというMTAを立ち上げており、それにIMAPとSquirrelMailを組み合わせるコトによって、ほとんどGmailと同じようなウェブメール環境を構築してある。構築してはあるものの、容量はともかく、信頼性と検索機能の強力さ、オマケに以後はシステムの自動バージョンアップまで期待できるとなれば、移行するコトも考慮せざるを得ない。気になるのは、Gmailのスパムフィルタが、現在bsfilterとprocmailによって実現してあるベイジアン式スパムフィルタに比べ、どれくらいの能力かというコトくらいか。