SVX日記

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2005-04-07(Thu) 鼠たちの沈黙 〜 The Silence of the Mice

  昨日の思い付きを実行に移す……のだが、フォトインタラプタのドナーとなる予定の、以前にホイールの回転検知部品を臓器提供してしまったマウスが見つからない。よく考えたら件のマウスは、とある事情で職場のPCを返す際に、オマケに付けて送ってしまっていたコトを思い出した。

  んが、ウチにはマウスなんぞゴロゴロと転がっているのである。思いつくだけで7匹はいたハズだから、探せば5匹は見つかる(?)ハズだ。ガサガサと部屋を漁る……ガサガサ……その結果、もう使わないであろうマウス3匹の捕獲に成功し、その中の一匹をイケニエにするコトにした。

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  左から、HITACHIの液晶一体型デスクトップに付属の「FID-661-108」、SONYの省スペースデスクトップに付属の「175929011」、リビングPC用にキーボードとセットで購入したLogicoolの「M-RK45」である。順に皮を剥いで(?)、使いやすそうなフォトインタラプタをゲットしてしまうコトにしよう。

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  まずは「175929011」。1998年7月31日にオイラが初めて購入したIBM互換機、SONYのVAIO-COMPO-M330V5に標準添付だったマウスである。可も不可もなくというマウスで比較的長く使っていたが、1999年3月14日にワイヤレスのホイール付き高級マウス(現在も職場で活躍中)を購入してお蔵入りとなったアイテムだ。マウス裏のネジ1本を外したら簡単にバラせたが、フォトインタラプタは赤外発光部と赤外受光部が別パーツになっており、流用するには向かなそう感じ。

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  次に「M-RK45」。ブランドであるLogicoolのワイヤレスマウスだが、これがサッパリ使えなかった。個体差だとは思うが、同時に購入したワイヤレスキーボード共々、電波の到達距離が10cmに満たないのだ。まさにスーパードアホブラザーズといえよう。思い出し怒りしながら、マウス裏のシール下のネジ2本を外してバラす。しかしながらLogicoolだけあって、各部の造りは非常にヨイ。ホイールの構造も上記の高級マウスと同様の造りで凝っている。しかしながら、やはりフォトインタラプタは赤外発光部と赤外受光部が別パーツになっており、流用するには向かなそう感じ。

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  最後は「FID-661-108」。2002年10月8日にジャンクとして1万円で購入した液晶一体デスクトップ、HITACHIのFLORA-310-DL3に付いていたマウスである。購入時、こんなキッタナイマウスは要らんと言ったのに、マウスばかりかキッタナイキーボードまで一緒に持ち帰らされるコトになった記憶がある。しかしモノは悪くなく、ストレスなく使えるアイテムである。マウス裏のネジ1本を外したら簡単にバラせたが、基板もコンパクトにまとまっており、なかなか無駄のない設計ではないか。しかも、この機種のフォトインタラプタは赤外発光部と赤外受光部がケースにまとまって収まっており、流用に向いているッ!! イケニエに決定である。

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  このマウスにはホイールがないので、フォトインタラプタとタクトスイッチがふたつずつ、コントローラICがひとつ載っている程度。一通りの観察が終わったら、基板をムキ出しのままPCに接続して各所の電圧を計測し、簡単にフォトインタラプタ周辺の回路図を起こす。概ねの使い方を把握したら、ハンダ吸い取り線を使って、めぼしい部品を全部サルベージだ。

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  とはいえ、単なる抵抗とICを除けば、収穫はこの程度。早速、フォトインタラプタの動きを確かめたが、赤外LEDにかなり電流を流さないと、フォトトランジスタからTTLレベルとして信号を取り出すのは難しそうだ。うぅむ。できるだけシンプルに済ませたいが、やっぱりインバータかトランジスタのひとつくらいは必要かなぁ……。