SVX日記
2023-02-21(Tue) 九四ドライブ3日目
今日も早起きして朝食をかき込み、7時25分には出発である。目的地はマツダ本社。マツダミュージアムの見学を申し込んであるのだ。しかし、平日の市内の朝。事前にグーグルマップで調べた通りの、極めてヒドい渋滞である。そういえば、昔、工事中に橋ゲタを落っことして下の車を3台ツブしてしまった事故があったが、あれはこの上のアストラムラインで起きたものだったのだな。これだけ渋滞するなら、そりゃ、交通を止める選択肢はないわなぁ。
集合は9時15分なので余裕はみてあるのだが、大した距離でもないのに1時間以上を要して到着。さすがは世界一の自動車メーカ。キレイなロビーである。ロードスターやCX-90が置いてある。しばらくして時間になり、バスに乗ってください、となったが、平日なのに20人前後もの参加者である。
ミュージアムまでバスで移動なんてご丁寧な、と思ったらトンでもなかった。想像以上に大規模な工場で、バスは延々と走り続ける。そもそもミュージアムは川を渡った先にあり、マツダ社内の専用橋を渡って向かうのである。その橋も思いっきり大規模な橋だ。
ミュージアムは、歴代の車から、現行の車、要素技術の紹介、生産ラインの見学という流れだが、塗装技術の展示の中で「ソウルレッドプレミアムメタリック」と「ソウルレッドクリスタルメタリック」の違いが目を引いた。自分のロードスターはいわゆるND2で、クリスタルに変更になった直後のモデルなのだが、ここまで陰影の強さが違ったとは。
最後は生産ライン。ホントに混流生産しており、ロードスターも流れている。自分のロードスターもここを通ってきたのか。目を引いたのはダッシュボードの取り付け作業。床下から完成品が上がってきて、補助アームに乗せたら車内に滑り込ませ、一発でポン付けだ。なるほどなぁ。
見学が終わったところで、そういやマツダ社内でしか買えないお茶や水があると言っていたような気がするが、ミュージアムショップには見当たらないな、と思っていたら、奥の自動販売機で売っていた。お茶のパッケージがブリティッシュグリーンのNAロードスターになっている。うーむ、いっそのこと「SKYACTIV-T 0.5」とかの商品名にしたらよかったのに。
SKYACTIV-Tを飲みながら、再びバスに乗ってロビーへ。正確に11時半に解散。すぐさま先を急ぐ。バイパス等もあり、割とスムーズに市街地を抜ける。宮島口付近で少し混雑したがさほどでもない。と、そろそろ昼飯だな、と思ったところで郊外に出てしまった。先を急ぐので素早く牛丼でもかき込みたいところだが、としばらく進んだら、すき家があったので10分前後で牛丼をかき込んで先へ。
基本、ひたすら国道2号を進むのだが、意外とスムーズだ。ひたすら進み、道の駅潮彩市場防府で休憩。そして宇部を過ぎた辺りの決断ポイントに差しかかる。北西に向かい角島大橋に行くのか、そのまま山陽を行くのかである。積雪に当たると面倒だが、ええぃ、行ってしまえ、と、北西に向かうことにした。
結果、雪はなく、交通量が少ない道をひたすらブッ飛ばすことになった。なぜかこの辺りのガードレールは黄色に塗装されているな、などと思っているうちに角島大橋だ。「かどしま」ではなく「つのしま」だ。なかなかに長大な橋で海を渡るのは気分がいいが、あまり時間がないので、橋を渡った先で小休止したら、トンボ帰りである。
その後は南下して川棚温泉を目指す。ちょっとドキドキなのは、今晩は宿の予約をしておらず、近所のラブホテルへの宿泊を予定していることだ。が、18時過ぎに着いてみればなんてことはない。空室に滑り込んで一安心である。先払いすれば外出可能ということだが、扉をロックされてしまって外に出られないので、フロントに確認するとロックを解除してくれて、戻ったら電話すれば開けるとのこと。なるほど。
そして散歩に出る。山道を下って川棚温泉へ。川棚温泉には「瓦そば」という名物があるのだ。最初に食ったのは新婚旅行で行ったマウイ島だったか。その後、なにかのついでにここ川棚温泉で食べた記憶があるが曖昧だ。これが、なんともいえないウマさなのだよ。
だいぶ暗くなってきたが、スマホのマップを頼りに店に辿り着くと、ラストオーダが19時半との記載。いまは18時半。ちょっとまだ腹が減ってないので、先にコンビニで朝食を調達して、と思ったら、直近のコンビニが営業していないではないか。次に近いコンビニまで1.5kmもあるぞ。うーむ、朝飯がないのは困るし、食ってから行くのも面倒だし、腹ごなしのジョギングついでに走るか。いつも走っているペースなら20分前後で戻ってこられる。走る。走る。走る。
予定通り19時には戻り、元祖瓦そばたかせ川棚南本館へ。瓦そば、竜田揚げ、瓶ビールを注文。瓦の熱量がスゴく、食べるタイミングの調整でパリパリになるソバがうまいのなんの。去年、職場の近くでも瓦そばを食べたが、こんなにウマかったっけな。やはりさすがは元祖なのか。