SVX日記
2023-02-24(Fri) 九四ドライブ6日目
今日は、午前中はハウステンボスをまわる予定なので、割とノンビリ。ちょっとイイホテルなのでちょっとゴージャスな朝食を楽しむ。で、早めにハウステンボスに入って、スナイパーゲームというアトラクションに挑む。いわゆる射撃場で、エアガンのライフル等で紙のマンターゲットを撃つというもの。自慢じゃないが、何度か海外で本物を射ったことがあるので、あまりの反動のなさに弾出てなくない? などと何度か確認してしまった。後でマンターゲットを確認したら全弾命中。だけど、どうもスッキリしない気分だったわ。
園内で適当に昼飯を済ませて出発。が、すぐ近所の浦頭引揚記念館を見学する。引揚記念館は各地にあるが、要するに太平洋戦争の終戦後、国外に居た日本人の帰還を処理した港湾施設について説明する内容だ。主に痛々しい内容だが、せめてそういう知識も頭の片隅に持ち合わせておくべきだな。記念館は小高い丘の上にあり、件の浦頭埠頭が見渡せた。引揚者は、この浦頭埠頭で下船し、現在のハウステンボスの位置にあった引揚援護局まで7kmの山道を歩かされたそうだ。実際に調べつと、確かに7kmくらいあるし、アップダウンもある。疲労困憊の身にはキツかっただろうな。現在の浦頭埠頭はというと、エラくハデな構造物が見えるが開港前とのこと。時は流れるな。
長崎に向け南下する。しばらくして巨大な塔が目に入る。針尾送信所という無線通信施設の跡の電波塔らしい。自分は子供の頃に依佐美送信所の近くに住んでいたので、なんとなく親近感を覚える。あっちは鉄製だったからか解体されてしまったが、こっちは残っているのね。ちょっと近くで見たかったな。
国道206号を南下する。この206号、渋滞どころか信号も少ないし、そこそこカーブもあるのだが、長崎に向かう唯一の道なので、何しろ前後のメンバの入れ替わりがなく、延々と同じメンバで走り続ける感じで、つまらないことこの上ない。まれに止まる信号が、むしろイベントとして楽しく思えるくらいだ。こんなこともあんだな。
長崎に近づくにつれ、交通量も増え、何となく道幅も狭くなったような気がしてくる。山の間の狭い隙間に無理に作った街という印象を受けるが、それは気のせいではないだろう。今日、泊まる宿に駐車場はないので、別に調べておいた時間貸し駐車場に向かう。念のため裏から回ったのだが、まぁ、これがスゴい道だ。まさに長崎の土地事情を体感することができた。
で、今回、泊まる宿はちょっと特殊で、定刻通りに宿の前で待機する必要があるのだが、相手がいない。まぁ、そんな方法でのチェックインなら、そりゃ、そういうことも起きるわな。だいぶ待たされて、ようやく宿に落ち着いた。まったくもう。まったくもって、まったくもう。
そして、今日もすぐさま散策に向かう。いまはもう出ていない、出島だ。なんでも、最近、元々あった入口の橋が再現されたらしい。むしろ、長らくなかったことのが驚きだわ。出島の中はなかなかにみどころが多く、ゆっくりと見て回る。