SVX日記
2006-04-22(Sat) 悲喜こもごも完成
イキナリだが、分解である。これはペン型オシロ「osziFOX」の内部基板である。以前から、ちょっと不便に思っていたのだが、このオシロ、GNDプローブと外部トリガプローブを背面に接続する必要があるんだよね。このせいで、机の上に安定して置いておくことができないのだ。
で、ケースをガリガリと加工する。コバンザメのように、頭(?)の上にコネクタを新設してしまうつもりなのだ。2ピンで十分なのだが、力学的に多少シッカリとさせたいので、6ピンのピンフレームを内蔵するコトにする。ついでだから、先端プローブもピンから引っ張り出せるようにしよう。
……が、画面が映らなくなっちまったッ!! ……な、なんでッ!? いつからッ!? 先日は使えていたよな……フツーに考えれば、バラして改造した「いまさっき」壊れたんだろうけど……う、うわわゎわゎわゎ〜ん!! このオシロ、かなり気に入って愛用していたのに……。
まてまて、芯から壊れているワケじゃないかもしれない……外部232C接続端子の電圧をテスターで測ってみる……電圧が出ている!! しかもフラフラしている。つまりこれは、内部回路は生きていて、外部にシリアルで波形データを出力しているというコトだ。画面は映らなくなったが、完全に死んだわけじゃない。
しかしナンでだろう……LCDディスプレイか?、表示コントローラICか? 痛恨だ……それなりに大枚をはたいて購入したのになぁ……はぁ〜……、まぁ、とりあえずプロジェクトを進めよう……。
osziFOXに接続するケーブルを作る。15Vを供給しつつ、シリアル出力を受け取るという、双頭のケーブルを作るのである。少しでもフレキシブルなケーブルを流用したほうが、osziFOXの取り回しがいいので、その辺に転がっていたUSBジョイパッドのケーブルをチギッて使う。うわ、細っ……ちょっとハンダ付けが大変だったが、なんとかケーブルを完成するコトができた。
というワケで、唐突であるが先日からの解答である。以前から製作していたEX-USB-CPの「ナゾのインチキUSB端子」は、ペン型オシロ「osziFOX」専用接続ポートだったのである。こんな風に利用するのである。