SVX日記
2005-02-20(Sun) PCBデザイン完成!! 注文!!
OLIMEXを視野にいれEAGLEを使っていて、どーにも引っかかる点がある。なにが引っかかっているのか? よーく考えたら基板の大きさだ。オイラは必要以上に高密度実装してしまうのが趣味なのだが(ケチだというのもある)、OLIMEXの基板サイズがどうにもつかめなくて引っかかっていたのである。もちろん基本サイズが160mm x 100mmというコトくらいわかる。が、切断幅を考慮した上で、縦横どのように使えば、最も効率よくキッチリと基板サイズを使いきれるか考え始めると、結構これがややこしい。
まずは、仕様をよく読む。まず、製造できる基本の基板サイズは160mm x 100mm。EAGLEをフリー版として利用する場合は、最大設計サイズが100mm x 80mmがであるから、ちょうど2枚分。よって基本サイズ以上の大きさを考える必要はない。以降は、基本サイズを何分割かに裁断した場合に無駄なく利用できるサイズを求めるコトに限定して考える。
仕様に戻ると、裁断幅は10milだそうだ。裁断幅の計算のヤヤコシさはともかくとしても、このmilという単位がクセモノで、1inch = 1000mil、10mil = 0.254mmだ。うっとおしいことに、基本の基板サイズがメートル系なのに対し、インチ系の単位なのだ。しかしちょっと待て。DIPパッケージの足の間隔は、0.1inch = 100milだ。そう考えると、うっとおしいのはむしろ基本の基板サイズの方なのである。
というわけで、そろそろ結論に入る。160mmと100mmを何分割かした場合に最大で確保できる、各辺の長さを0.05inch単位で求めるのだ。こんなもん表計算アプリでポンだ。
分割数 | X(inch) | Y(inch) | X(mm) | Y(mm) |
---|---|---|---|---|
1 | 6.25 | 3.90 | 158.75 | 99.06 |
2 | 3.10 | 1.90 | 78.74 | 48.26 |
3 | 2.05 | 1.25 | 52.07 | 31.75 |
4 | 1.55 | 0.95 | 39.37 | 24.13 |
5 | 1.20 | 0.75 | 30.48 | 19.05 |
6 | 1.00 | 0.60 | 25.40 | 15.24 |
実質問題、DIPパッケージのピン幅の半分未満の分解能で基板サイズが選べても、嬉しくないであろう。それより、EAGLEのPCBデザイン画面でさっと設定できる0.05inch = 50mil単位で基板サイズを選択できたほうが便利に決まっている。