SVX日記
2004-07-17(Sat) フロント側工事
まずは取り付け前の状態。前回、DINスペースをそっくり取り外したので、その状態からの作業開始である。まずは、DINスペースの飾り枠を止めるフレーム下側のタッピングネジのネジ穴をネジ切ってしまっていたので、タッピングツールで4mmのネジ穴を切りなおした。
フロント側の取り付け作業を行う前に、変換ボックスの配線が正しいかどうか最終確認が必要なため、リア側の変換ボックスにテスト信号を発生するアイテムを設置(トランク内が若干散らかっているが無視していただきたい)。テスト信号を発生するアイテムといっても、例のナムコのゲーム機と骨董品のカセットプレイヤである。ゲーム機はビデオ信号を、カセットプレイヤはステレオオーディオ信号を出力する。曲はなぜか手元にカセットテープとして残っていた「ハイドライド3」。リア側でテスト信号を出したところで、フロント側で導通テスト。画面も映るし、音も出た!! 導通テストは大成功である(USB他は未確認だが、まぁ大丈夫であろう)。
次はディスプレイの仮設置である。とりあえず、ディスプレイの電源は12V-100Vコンバータからアダプタを通じて給電するものの、設置状態は良好であった。しかしここでは、ふたつの小さな問題が発生。ひとつは、ディスプレイの裏はナベネジの頭が出ているので、このまま走行して振動を与えると、エアコンパネルに当たって傷がつく可能性があるということ。もうひとつは、引き出し内のピンヘッダからディスプレイの電源を取ろうとすると、ピンヘッダの高さのせいで物理的に引き出しが閉まらなくなるということ。これらは誤算だったが、まぁ、なんとかなりそうな範囲の問題であろう。一応、仮設置はOKということで、配線を引き出しに仕舞って、SVXに特有のカーステのフタを閉じてみる。ちゃんと閉じることが確認できた。よしよし。
先の「ピンヘッダの高さのせいで物理的に引き出しが閉まらなくなる」というのはこういうこと。もうひとつの「エアコンパネルに当たって傷がつく可能性がある」という問題とあわせて対策したのが右の写真。パネルの裏に両面テープで張ったのはクッション性も期待できるスベらないシートである。ピンヘッダのほうは、横出しのピンヘッダを加工して極限まで高さを抑える工夫をしてみた。
と、いうわけで、フロント側の取り付け作業は完了である。と、こう書くと非常にスムーズに作業ができたかのようであるが、実際にはユニットが定位置に納まるまでが大変な作業であった。なにしろSVXのDINスペースはコード等が入るスペースが極端に少なく、前から押し込むとユニットと枠の間に配線が入り込んで、ちっとも定位置に納まってくれない。気候の暑さも手伝って発狂しそうな作業状態であった。