SVX日記

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2004-09-28(Tue) USB->シリアル変換基板

  さて、電子工作を始めてから私が聖地として崇める「秋月電子」だが、ほぼ毎日、秋月のサイトに参って新製品をチェックするのが私の日課である。まぁ、更新は週に1度か2度程度なのだが、結構面白いものが格安で売りに出されるから思わず期待してしまうのである。

  一方で、自作の友といえば「シリアルポート」である。PICマイコン等からも容易に送受信が可能なインタフェイスで、現在レガシといじめられつつも健在な通信手法である。とはいえ最近は、ノートPCから姿を消しつつあり、代わりにUSBという面妖なポートが跋扈しているありさま。かくいう私も頑固にシリアルポート付きの骨董メビウスノートを使っているものの、USBの便利さは認めるところである。なにしろポンポンと容易にポートを増やすことができ、電源も供給でき、ケーブルも細く取り回しがいいのだ。できることならUSB接続の自作ハードウェアを作りたい気持ちはヤマヤマなのである(USBなら先日のように苦労してRS-232C切り替え器など作る必要すらない)。

  そんな状況の中、登場したのがコレである。USB->シリアル変換ケーブル、つまりUSBをシリアルポートに変換してしまうアイテムである。これさえあれば、USBポートしかないPCでも、シリアルポートが利用できるのである。

  画像の説明

  シッ、カーシッ!! そんなことは今さら語るべきことではないのである。そんな製品はUSBポートの発生と共に出現しているのである。では、なにを語るのか。そう、それはその値段とスタイルである。

  まずは1,200円という値段。この値段は「ノートPCにシリアルポートを加える」という領域でなく「自作ハードウェアにUSBポートを加える」という領域に踏み込みつつある値段であるということだ。つまり1,200円の部品として、自作ハードウェアに組み込んで使うというのも「アリ」の値段であると思うのだ。そしてこのスタイル、DSUB9pinオスコネクタ内にコンパクトに変換基板が内蔵されてしまっている。「このままケースに埋め込んでくれ」といわんばかりではないか。うーむ、うーむ。あと、考えることといえば、いくつ買い溜めておこうかということぐらいだ。とりあえず、すぐにでも評価用に1個は入手したいところなのである。

  しかし、秋月電子の値付けはホントに良心的である。そればかりか、パーツを購入すればデータシートのコピーなどもタダでくれるし、日本全国に電子工作という趣味を広げようと活動しているNPO団体と間違うほどである。しかし、おそらくはその実、ジャンク屋あがりの根性に裏付けられた(秋月のルーツはジャンク屋である)鋭い買い付けルートに支えられているのであろう。というか、そんなコトは客側が気にすることではないのだが。

  というわけで、宣伝のようになってしまったが、おいらにとって秋月電子は師匠のひとりとして勝手に仰いでいるからして、どうぞ宣伝させてくださいテナモンデュアル。秋月に魂を引かれているおいらはシャアに粛清されようとも、もはや関東圏を脱出できんのである。