SVX日記
2004-09-07(Tue) 一部問題解決
昨日の232C切り替え器を間にはさむと挙動がおかしくなる件だが、あっさり解決してしまった。なんのことはない、いままで盲目的に使ってきた秋月のLCDパネルキットの「232Cレベル変換送信回路」に若干の不備があったのだ。やっぱりなんでも理解してから使わんとイカンということだな。
ここで、A点の電圧を0VにするとHigh出力、5VにするとLow出力になるわけだが、実はこの電圧に問題があったのだ。まず、High/Lowとヒトコトにいうが、実際に何Vが出力されているのか考えてみる。それを計算するためには、受信側の回路を想定する必要があるので、以下のような回路を想定する。
これに気づいてしまえば、あとは簡単である。ウチのPCはRTS-CTSの出力が8Vであるから、出力は+4Vになるのである。+4VであればRS232Cの規格の+3Vをクリアするため、これは清く正しくHighなのである。しかし今回製作した232C切り替え器をはさむと状況は一変する。
こうすればよい。そもそも10KΩというのがデカすぎだったのである。図のようにすれば、最もキビシイ状況でも+3Vを確保することができるのである。2KΩという抵抗は手元にないので、2.2KΩに取り替えてみたところ、ちゃんと送信ができるようになった。やれやれ。