SVX日記
2004-09-15(Wed) 「英語リスニング入門」
実は私、きまぐれにPICのマニュアルを翻訳したりしているが、以前は実は英語がチョーキライであった。プログラミングは大好きなので、英字はなんともないのだが、英語を見ると激しい頭痛に見舞われたものである。ところが私には、ある日偶然に訪れた成田の航空技術博物館で「自家用軽飛行機の免許を取るには」という講義を聴いてしまい、いてもたってもいられなくなって、翌々週にはロサンゼルスで空を飛ぶことになり、パイロットになるには当然英語が避けて通れないわけで、そうなると頭痛なんぞどこへやら、英語に対する抵抗はウソのようになくなってしまったという、隠れた過去があるのであった。残念なことに免許の方は「初ソロ飛行」をやったあたりでホエホエと職場を移り、ズガガーンと結婚し、マニョマニョと転職してしまったりしたので頓挫してしまっているが、英語に対して積極的に接することができるようになったという意味では、非常に有意義な流れであった(まだ決してあきらめたワケではない)。
話が飛んだが、どうやって英語の勉強をしたか。そんなにお金があるわけでもないので、当然に限りなく無料のラジオ講座である。しかし、飛行機で飛ぼうっつうイキオイなのだから、中学生レベルの「基礎英語」なんて低空飛行をしとる場合ではない。離陸はエンジン全開でガツーンと一気に飛び上がるものであるッ!! と「英会話」に挑戦することにした……が、これはいくらなんでも無謀であった。毎日ラジカセで予約録音し、通勤のクルマで聞いたが箸にも棒にもかからない状態。ということで、あわててひとつレベルを落として「英会話入門」に挑戦することにしたのである。
てなもんである。なにしろ「英会話」がカタかっただけに、そのオモシロさは感動モノであった。結局、飛行機の件がどうにかなった後もその「楽しさ」のおかげで番組は聴き続けることができた。聴く環境をオーディオテープ、テープ→PC→CD-R、PC録音→CD-R、PC録音→MP3→MP3プレイヤと変えつつ、2000年の7月〜2002年の3月まで2年弱も聴き続けた。んじゃ、なんで2002年の4月からヤメたのか。あっさりと番組が終わって講師が代わってしまったからである。番組が終わっても、後番に似たような番組があったので、当然続けるつもりだった。んが、これがツマンネェのなんのって。努力せずに2年も続けていたのに、それから1ヶ月と続けられなかった。イカに「楽しさ」のおかげで聴き続けていたか、再認識した次第である。