SVX日記
2004-09-18(Sat) 洗うキーボード
先に軽く紹介し、そのうち本格的にレビューしようと思いつつ、放ってある「Namco TV Classics - Ms. Pac Man」だが、ゼビウスは継続的にプレイしていたりする。ゼビウスをプレイすると当然に気になるのがソルだ。やはりできる限りソルを出しつつ進むのが男のロマンである。で、ゼビウスの攻略サイトを探しつつ、ウェブサーフィンしていると、まさにサーフィンだけあって関心はあらぬ方向に進んでいき、いつのまにやら往年の名機X68000の関連のページに。なになに、X68のキーボードをPS/2ポートにつなげることができるとな?
正直いうとつなげることができることは以前から知っていたのだが、なんとなくヤル気になったのが今日なのであった。実はおいらはACE-HD、SUPER-HD、30compactを使ってきていて、手元にSUPERのチタンカラーキーボードと、68030バッジ付きのcompactキーボードが保存してある(もちろん本体も)。んが、どっちもモノすごいホコリを被っているので、とりあえずキレイにしないと触る気にもならない。どっちを掃除するか。実用的に考えるとcompactのキーボードだ。SUPERのキーボードはデカいし、職場で使うには打鍵音がウルさすぎる気がする。今回は場所も取らないcompactのキーボードを掃除することにした。
ちょっと前のおいらなら、かなりオッカナビックリと分解するところだが、最近は各種工作に励んでいるし、先日のSVXのエアコンの分解修理でもう達観してしまっているので、バリバリとバラす。バラしは経験と思い切りだな。以前にキートップを外してネットで洗うとよいと聞いていたので、キートップを外そうと思ったが外れない……というか、バラしているうちにそういう構造じゃないっぽい事に気づく。固い鉄板の上にスイッチシートがあり、その上に半球状のゴムで支えられるキートップがある構造だ。最近のキーボードならキーの反力と接点をビローンと1枚のゴムシートで済ませてしまうところだぜ。こりゃ貴重なキーボードだ。金もかかっている。しかし、そんな感激も冷ましてしまう、ホコリ、髪の毛、ポテチ、虫の死骸、○○、××と内部はスゲェ惨状だ。
しかし、鉄板とキーをつなぐネジの数を見てくれ。これだけの数で剛結するからこそ、しっかりしたキータッチも生まれるというものである。で、スペースバーを支えるパーツとX68k特有のLED付きキーのLEDを取り除いてしまうと、表面のパーツはジャカスカ水洗いできそうな感じになった。
で、実際にジャカスカ水洗いする。風呂用の洗剤をジャブジャブかけて、シェーバー用の掃除ブラシでゴシゴシ、シャワーをハイパーモードにしてズビビビ。恐ろしい工場廃液が出てきたが、そのおかげで電気回路関係以外のパーツは概ねキレイになった。
電気回路関係はキッチンペーパを湿らせて丁寧に拭く。あれ? 先日取り除いて捨ててしまったハズのC9のコンデンサが復活しているぞ……!? って、オイッ!! そりゃSVXのエアコンの話だッ!! なんでSVXのエアコンの中のガン細胞パーツとクリソツの部品がX68のキーボードの中にもあるんだ!? 一瞬デジャヴかと思ったぞ。おかしなこともあるもんだ。
それはさておき、私は作業中に乾くのを待つのが苦手だ。小学生の頃は水彩絵の具が乾くのを待てずにグヂャッと滲ませ、中学生の頃はガンプラの塗装をボテボテにし……なにしろ手持ち無沙汰だと、焦ってロクな結果しない男なのである。さすがに貴重なキーボードであるから、濡れたまま組み上げることは思いとどまったが、気がつくとこんなことをしている。意味不明だ。
と、イライラしてるのもナンなので、ゼビウスしつつ乾くのを待つ。だーっ!! エリア13が超えられんっつ!! バックゾシーの後がツラい……とかゆっているうちにかなり乾いてきた。ふふーん、どうだい、この輝き。結構バチバチと使い込んでいたキーボードだが、ガンガン洗えばこんなモンデュアル。美しい……新品同様といっても過言の滝ではないアガラの滝だ。