SVX日記

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2009-06-23(Tue) 「JS-1V」内蔵ゲーム、修理する

  先日、突如としてウンともスンといわなくなってしまった「Namco TV Classics - Ms. Pac Man」の「内臓」であるが、捨ててしまうにはどうにも惜しい。なんというか、ここまでいろいろ手をかけてきたのに、壊れてもらっては困る。まさに、困る。直ってもらわないと、困る。どうにも「困る」という気持ちでイッパイだ。

  困ると言えば、作ったあげくにイマイチ動作がシブい、パドルコントローラにも、かなり困っている。ロータリーエンコーダへの主軸の取り付け精度が甘いのが原因なのはわかっているが……ちゃんとしたボール盤があればなぁ……つーか、マキタ製でも、一般向けのヤツならソコソコで買えるみたいじゃん。そのうち買おう。でも、今それがないから困っている。

  んが、単に困っていても仕方ない。まずは、もうひとつ、ロータリーエンコーダを出してきて主軸の取り付けをやりなおそう。別に、新たな工夫があるワケじゃない。単に「気合い」を入れてマッツグに穴を穿けるっつうだけことよ。べらんめい。

  それに伴って、ロータリーエンコーダの上側のガワが交換になったので、側面にハナクソボンドでくっつけてあった短いシャフトが取れてしまった。再びハナクソボンドでくっつけなおす。例によって、中年力を発揮し、明日まで放置。

  画像の説明

  そこで、すかさずゲーム機の面倒を看に戻る。まずは、本体の箱の中からゲーム機の内臓部分を取り出す。ついでに、内側に取り付けたパドルコントローラの部品と、ブレッドボードが微妙に干渉するモンで、ブレッドボードも外し……てしまうと、ソコソコ整然とパーツや配線が設置してあった「JS-1V」の中身は、もうグッチャグチャである。ビジュアル的にかなりショックな状態。そもそも「JS-1V」自体、ジャンクパーツの集合物なのだが、ホントにゴミみたいな見た目になってしまった。ここ何日か、入れ込んでいるだけに、かなりの精神的ダメージ。ううぅ。

  しかし、近日の復活を夢見て、前向きに作業しよう。ゲーム機の基板に、5Vのアダプタから電源を供給し、様子を見る。ビデオ端子とオーディオ端子はテレビに接続してあるが、何も映らないし、何も聞こえない。ただし、電源を入れると、画面の右上の「ビデオ4」の文字が微妙に乱れる。まったく信号が行っていないというわけでもないらしい。

  仕方ない。回路を追う。ここからこうきて、と……LEDには直列に330Ωが配置してある……ん? そういえば、いつしか電源LEDの点灯が薄ボンヤリな発光状態になっているような……?

  つーか、そもそもこのゲーム機の動作電圧はいくつなんだ? 使う電池が単三4本なんだから、自然に考えれば5Vだ。LEDに直列に配置してある抵抗が330Ωというのも、供給電圧がその前後であることを裏付けている。

  電源を入れて、デカ目のコンデンサの両足の電圧を測ってみる……1.7V前後……1.7V前後ぉ!? いくらなんでも、そんな電圧が必要な理由がわからない。回路を見直しても、複数のデカ目のコンデンサが太いパターン上に載っており、これが主の電源供給ラインであることに間違いはない。

  画像の説明

  つーことは、5Vのレギュレータチップが死んだのか。いかにもそれらしいチップが電源供給ラインの端の付近に位置している。あやしいのはコイツだ。コイツがイカれて、電源電圧が低くなってりゃ、現在の症状もわからなくはない。

  しかし、こんな表面実装の部品を取り替えるのは難儀だぞ。そもそも、まだ、それが原因と決まったわけでもない……どうしたら確かめられる? ……そっか、とりあえず、デカ目のコンデンサの足が電源ラインなんだから、そこにアダプタから直接5Vを供給してみるか。

  故障しているにせよ、5Vのレギュレータチップに取っては逆電圧になるが、どうせダメモトである。ICクリップで直接5Vを供給してみると……

  「映ったッ!!」

  ……つーわけで、別に電源回路を用意してやれば、ゲーム機として復活できそうな予感。今日は、上向きの予感にワクワクしつつ、おやすみである。