SVX日記
2009-06-17(Wed) ギアボックスを自作?
……で、中年力を鍛えたくって、アテもなくロータリエンコーダを買ったり、ジャンクのパドルコントローラを買ったりしつつ、あーでもない、こーでもないと考えていた。
我ながら、数年に渡って考え続けているコトにも感心する。そりゃ、パドル同梱のDS版アルカノイドが出ているのは知っている。しかし、オイラはオリジナル版(に近いヤツ)をやりたいのだ。そうなると、コントローラは自作するほかない。
ロータリエンコーダをUSBマウスに直結するのは容易だ。しかし、安いロータリエンコーダにそこまでの分解能はない。失礼ながら、私にはこうなってしまうことは想像がついていた。昔のゲーセンのゲームの画面解像度は200〜300ドット。一周で数十カウント(=数十ドットの移動)ではゲームにならない。せめて、10倍くらいに加速しなくては。
つーわけで、安いロータリエンコーダを「単なる軸」として使い、「ギアボックスを組んで」マウスのロータリエンコーダを駆動してしまうことを考えた……んが、これには工作精度が要求される。かつてない難度の工作になりそうな予感だ。
まずは、歯車を入手する。以前に、イッペイに買ったオモチャを引っ張り出してきて、マブチで後輪を駆動している部分の歯車をサルベージする。オモチャとしては、歯車を3つ使った減速機が組まれていたが、3つまでは不要であろうと判断し、2つを逆に使った加速機を組むことを目論む。
ロータリエンコーダをバラし、裏ブタの部分にドリルで穴を穿ける。小規模ながら金属加工になるが、できるだけ丁寧に作業する。一方で、ロータリエンコーダの軸側のプラの中心にもドリルで穴を穿ける。そこにシャフトを通し、歯車を駆動するという寸法だ。
ケースには、缶コーヒーのオマケにアルファロメオのミニカーが入っていたプラスチックのパーツを使う。最近、ケースに流用できそうなゴミは取っておくクセがついたが、これが意外と役に立つことも多いんだよね。
しかし、ケースに収めて軸を回転させてみる……と、軸が微妙にフラついてしまう。うーむ、工作精度が足りないということか……そりゃ、目分量でピンバイス使ってるんだもんなぁ。しかし、根本の方ならフラつき量は許容範囲だろう。とりあえず、作り直さずコレで行こう。
次に、ジャンクボックスにUSBのボールマウスを探しに行っ……たが、そんなものは存在していなかった。最近は光学マウス全盛だし、そもそもオイラはワイヤレスマウス好きだからなぁ。ワイヤレスマウスも悪くはないんだけど、ここは確実にワイヤードを使いたいシチュエーションといえよう。