SVX日記

2004|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2023|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2024|01|02|03|04|

2004-07-23(Fri) 作業お休み(その2)

  あづーい。あまりに暑くてやってられん。つーことで、今日はストックネタを出すのである。そう、先日レビューした「Namco TV Classic 5 in 1 Games」の続きである。では、どうぞ(やりなげ)。

  ラリーX

これはオリジナルと同じ横画面なのだが、なんとレーダー画面がない。厳密に言うとレーダー画面はあるのだが、メインのコース画面の上にドットがオーバーラップ表示されているのである。そのため、若干レーダー画面が判読しづらいのが残念である。ニューラリーXではないので、車はエラがない形状であり、ラッキーフラッグも存在しないが、なぜかレーダー上でスペシャルフラッグが点滅している。コースに関しては詳しく覚えていないのでオリジナルとの比較はできないが、特に違和感を感じるほどのヘンなコースではない。ニューラリーXではないため、袋小路的が多いのもオリジナルに準じている。レッドカーの動きに関しては若干追いかけがキツい感じだが、代わりといってはなんだが相互にブツかってマゴつくことが多く感じる。このヘンは私の感覚なのでなんともいえないが。チャレンジングステージもちゃんとあり、燃料切れになるとレッドカーが動き出す。スタート直後に下に移動すると、レッドカーをスリ抜けるワザも再現されている軽快なBGM、効果音に関しても十分にオリジナルを再現している。レーダーの件はあるが、移植度は高いといえよう。

  画像の説明

  ディグダグ

先の2機種と同じくTV画面が横長であるため左に寄っている。画面右側はスコアと残機、クリア面数をあらわす数字が表示される。オリジナルでは地表に花が咲くことでクリア面数表示がなされていたが、地表部分が非常に狭くレイアウトされているため、省略されている。オリジナルでは地層が微妙に波打っていたが、本機ではまったくの水平。面が進むと地層の色が変化するのはオリジナル通りだが、変化の仕方は異なるようである。ベジタブルはちゃんと出現する。敵はちゃんとプーカとファイガーの2種類。しばらくすると目変化して地中を追ってくるし、面が進むと一部屋に2匹入っているし、残り1匹になると逃げ出すのもオリジナルどおりである。BGM、効果音に関しても十分にオリジナルを再現している。歩きを止めるとBGMが止まるのもオリジナルどおりである。ハイスコアBGMも存在する。しかしながら、ファイガーの炎は薄い土の壁を通り抜けるのに、ポンプのヤリは届かないという点がオリジナルと異なる。また、自機の当たり判定が微妙にデカい、(連射しにくいボタンではあるが)ポンプ連射により敵を倒すスピードが速い、敵の速度が速いなど、オリジナルとの量的な違いが目立つ。これらの要素が合わさった結果、かなり難易度は高くなってしまっている。表面的な再現度は高いのだが、残念なことに移植度は低いといえよう。

  画像の説明

  ボスコニアン

ラリーXと同じような画面構成を持つ本作だが、レーダー形状も踏襲している。つまり、メイン画面の上にドットがオーバーラップ表示されているのである。バックが明るいラリーXと異なり、レーダーは見やすいが敵弾と混同することがある、レーダーに縁がないためどこでループするのかがわからないのが残念である。そして、あまりに大きなオリジナルとの違いが、本作は8方向スクロールが可能なのにもかかわらず、本機のレバーは4方向レバーということである。恐らく、単なるハードウェア的な問題であって、機器内部で動きを制限しているプレートを外せば、ソフトウェア的には8方向に移動が可能と思われるが、これのせいでかなり遊びにくくなっている。とはいえ、他の4作は4方向レバーのおかげで遊びやすいのも確かなので、微妙な問題なのだが。基地の配置に関してはオリジナルと異なるようであるが、これはさほど問題ではないだろう。基地は中心が開いたときに弾を打ち込む方法と、周囲の6個のモジュール全てを破壊する方法の2種類の破壊方法がとれるのもオリジナルどおり。ステージ開始時にじわっとスクロールが開始したり、面が進むと基地の中心が開くと同時に円錐状の敵ミサイルが発射されたり、リーダー機を伴うフォーメーションアタック、スパイシップを逃すことによるコンディションレッド、敵ミサイルが周囲のアステロイドや機雷に勝手にブツかって破壊するのも再現されている。ただ若干、機雷爆発時の当たり判定持続時間が短いようである。BGMはコンディション変化に伴ってめまぐるしく変化し、効果音に関しても十分にオリジナルを再現している。4方向レバーの件はあるが、移植度は非常に高いといえよう。

  画像の説明

  まとめ

総じて多少の難はあるが、ナムコ公認だけあって非常にレベルの高い製品だと感じた。次は「パックランド」「ギャラガ」「ドラゴンバスター」「マッピー」「ゼビウス」の5本で作って欲しいものである。