SVX日記
2026-08-25(Tue) どんなときも、僕が僕らしくあるために
相手が薬品なだけに体調にも多少は影響することもあるのかもね、などと軽く考えていたのだが、ちょっとググってみたら驚いた。それはホルモンバランスの変化により生じる典型的な症状であり、一時的な症状である場合が多いが、性格が変わってしまうほどのこともあるらしい。
そういえば、うつ病なんかは、薬による治療が主のはず。気分は薬で劇的に向上するが、薬で改善する罪悪感から飲むのを勝手にヤメてしまう患者も多いと聞く。完治には、気分のよい状態にシッカリと固定されるまで、薬を飲み続けることが重要らしいが、薬に罪悪感を感じる気持ちもよくわかる。
結局のところ「気分」というのは、心の持ちようの問題と思われがちではあるが、脳内の化学反応によりもたらされる「現象」と考える方が正しいのであろう。以前はうつ病に対してハッパをかけるスパルタな対応も少なくなかった気がするが、最近は正しく病気として認識することが普通になっている。
しょうもない経験ではあるが、若い頃に職場の先輩とクルマで出かけた際、渋滞に巻き込まれて、ふたり揃って膀胱のテンションがマックスになったことがある。ふたりで遊びに行くほどに仲良しで、そうなるまでは楽しく会話も盛り上がっていたのに、次第に言葉数は減り、棘が混じり、終いには喧嘩寸前の険悪な雰囲気になってしまった。そして、その後トイレに到着し、ふたり揃って尿意から開放された直後の雰囲気の回復具合はいまも忘れられない。瞬時に笑い飛ばして何のわだかまりもなくなったのだ。単純にもホドがあるってもんだが、人間そういうもんだと実感した。酒中別人。個人的には眠中別人もあると思っている。溜まりに溜まって性犯罪というのも……相手がいなきゃ、わからんでもないかなぁ……。
そしてここ数日のオイラである。入院前から長らく皮膚のカユみに悩まされていたので、入院中に相談したところ、飲み薬(オロパタジン)と軟膏を処方された。とある箇所はそれで劇的に改善されたのだが、効かない箇所にはまったく効果が感じられない。それまでに飲んでいた薬もあるし、許可を得て問題の切り分けのために飲むのをヤメてみたら、また違う箇所に別の症状が現れた。これがまた結構なカユみなので、再び飲み始めたのだが、まったく効果が感じられない。そればかりか、ひどい眠気で「猛烈な意欲の減退」に襲われてしまう。
その意欲の減退たるや、なんと1行すらコードが書きだせないレベルである。PCの前に座っていても、ダラダラとしょうもないサイトを見続けることしかできない。ドルアーガすら起動できない。それでも何かを進めたいという気持ちが残っているから、布団には入らないものの、気づくと居眠りしていて2時を過ぎている始末。なんだよこれ。なんだよこれ。なんだよこれ。
だいたい、普段から趣味のコードを書いて残った知力/体力で仕事のコードを書いているようなもんだから、当然のように仕事のコードもまったく書けない。つまらん打合せなどは始まった途端に居眠りだ。どうにもこうにもどうにもならない。
調べると「オロパタジンの服用後は、眠気を自覚していなくても作業効率や判断力が低下する『インペアード・パフォーマンス(気づきにくい能力低下)』が起こる」とある。ほぼ飲酒した状態と同じだという情報もある。プログラミングが重頭脳労働であるせいか「なんだよこれ」と不思議に感じつつも、もう状況的にそれが起きていることが間違いないと納得できてしまうのである。

