SVX日記

　 先日、NDロードスターを中古を買う場合のチェックポイント、とかなんとかいう動画で、幌を開ける時に見えるフェルトのような部分が取り上げられていた。なんでも、これがすり減っている場合は、幌の開閉回数が多いのでダメ、なんだとか。

　 ふーん、と思いつつ自分のクルマを見ると、だいぶすり減っている。そりゃ、幌を開けないでコロがすことのが少ないんだから当然だ。別に売るつもりなんてないからどうでもいいのだが、中古車としてはダメなボロードスターということになるらしい。

　 そういえば、これ、何が当たってすり減っているのだろう、と思って試すと「トップ・ロック」というフック(鈎)の背中の部分が当たる場所らしい。整備書で確認すると「ルーフ・フックの返し部」と呼ばれている。これに当たってフックが寝かされた状態にされるので、閉める時に閉めやすい状態になる、というだけのもの。

　 幌のロックに関与する機構でもないし、チカラのかかる部分でもなんでもないので、すり減っていようが何の問題もないし、気になるなら両面テープで上から適当なフェルトを貼っといてもよさそうだ。

　 まぁ、別にそんなトコ見なくたって幌の痛みは幌自体を見るべきだし、幌自体が消耗品なんだから、中古を買う場合のチェックポイントでもなんでもない。そんなトコより、エンジンやトランスミッションなどの方がよっぽど大事だが、そんなもん目視ではどうもならん。むしろ見るべきは店。買った後もちゃんと面倒を看てもらえそうか。大概はディーラーで買う以上の必勝法なんてないって思うけどね。