SVX日記
2021-12-11(Sat) ウルトラハードにクリーニングする
いわゆる車のコーティングというヤツに非常に懐疑的なオイラである。汚れが付きにくいとか、汚れが落ちやすいとかいうけれど、一部だけコーティングしない、なんてことをしない限り、同一条件で比較することは不可能なのであるから、業者には都合のいい話である。なぜ、誰も検証をしないのだろう。まぁ、この21世紀になっても、オカルトチューンが生き残っている理由がそのへんにあるのだろうが。
というわけなので、新車で乗り始めたロードスターだが、コーティングなんぞはしていない。しかも、ウチは露天駐車である。思った以上には、マメに洗車しているが、ワックスは季節に1度くらい。しかも、耐久性はあまりないらしいシュアラスターのマンハッタンゴールド。
しかし、ガラスコーティングだろうがワックスだろうが、そんなようなモンの何を塗ったくったって、たかだか数ミクロン。保護能力なんてないに等しい。そもそも、塗装の上にはクリアという透明な塗装が厚く塗ってある。であるから、気分良く雨をハジいたり、艶を楽しむために、時々、ワックスをかける程度でいいと思っている。
というような、意識の低いオイラではあるが、新車からもうすぐ丸4年、いわゆる雨染みというのが、ちょっと気になってきた。洗車しても、ワックスをかけても、モヤっとしたマダラ模様が残る。そう気にはなるほどではないが、取り除けるならば、取り除きたい。
いろいろ調べると、ウロコとか、イオンデポジットとか、ウォータスポットとかいうらしいが、普通に洗車しても取れないらしい。細かいコンパウンドでクリアを削るしかないのだろうか……と、思っていたら、なんでもそれを取り除けるケミカルクリーナがあるらしい。その名も「リンレイ ウルトラハードクリーナ 水アカ・ウロコ・ウォータースポット用」。
1500円とそれなりに高価なのに、それを買っておきながら、その効果に非常に懐疑的なオイラである。そんなもんでポロポロと落ちたら世話ないわ。しかも、スプレーしたら、すぐに拭き取れとある。そんなんで、4年も雨ざらしで積み重ねてきた汚れが……
ウソ。ホントに落ちるわ。直接にスプレーして、水に浸しキツく絞ったクロスで塗り伸ばすと、瞬時に水はじきがなくなり、マダラ模様が溶けていく感がある。水に浸しユルく絞ったクロスで2回ほど拭き取り、キツく絞ったクロスで仕上げ。水が蒸発すると、マダラ模様が消えている。トランク部分のチリの上にあるマダラ模様が、チリの下では除去できているのがわかる。
そもそも、最初に塗り伸ばしたクロスの裏に、謎の汚れが手の形に付いている。シャンプー洗車した後でこうなのだから、そりゃ効果があるはずである。使い勝手がわかったので、ボンネットも施工する。3回に分けて作業を繰り返し、襟の部分だけもう一度。いや、これは気分イイわ。スゴいな。
改めて水をかけて拭き取ってからワックスをかける。見事にマダラ模様はなくなった。が、トランク側には見当たらないが、ボンネット側は透かすと細かいクレーター状の凹凸が見える。ウォータースポットというやつか。実際に微妙な凹凸があるのだろう。それが消えないのは残念ではあるが、しっかりとマダラ模様は除去できたので、見栄えは相当に良くなった。今回、トランクとボンネットだけしか施工しなかったが、フェンダーとかドアの上部もそれなりにマダラ模様があるので、そのうち施工することにしよう。