SVX日記

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2005-01-01(Sat) あけましておめで工作

  あけましておめでとうございます。今年もSVX日記をよろしくお願いします。

  さて今日は朝から正月らしく近所に初詣したあと、一日中テレビでお笑い番組等を観ながら食べつづけて過ごした。まさに黄金の正月といえよう。そして夕方にカミさんの実家から戻ったコロで例の緊急プロジェクトのための回路図を起こし始めるのであった。次のテーマはRS-232C接続の不揮発性メモリである。いわゆる「USBメモリ」のシリアルポート接続版である。容量は試作機で32Kバイト、最終的には128Kバイトx2を予定。ちなみに単位は清く正しく「K」である。決して「M」の間違いではないので念のため。それでも十分に役立つハズなのである。なぜそんなものが緊急プロジェクトとして持ち上がるかは……どうか触れないでいただきたい。

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  単3x4の電池ボックスをそのままケースにする予定で、駆動電圧は3Vを予定しているため、当然ながら単3電池2本分のスペースに基盤を押し込めなければいけない。なんだか最近は基盤カットする工作ばかりだなぁ。まぁ持ち運ぶガジェットを作るのであればサイズは小さいほどヨイわけで、当然のナリユキなのではあるが。

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  というわけで、とりあえずニッパでバチバチを不要な仕切り版やら電極やらを除去し、基盤を押し込めるスペースを確保する加工を行う。ついでに昨日に引き続いて、I2C通信の実装のためのタイミングチャートなどをノートにまとめる。はてさてスンナリとI2Cプロトコルを実装できるであろうか、不安だ……。


2005-01-02(Sun) SVXオイル交換

  正月は名古屋の実家に帰省しなかったので、1週ズラしてSVXで帰る予定になっているような今日この頃。長距離走行に備えてSVXのオイルを交換するのである。前回の交換から3,000kmチョイ走ってしまっているので妥当な時期でもある。オイル交換2回に1回という定石に則って今回はオイルエレメントも交換だ。

  まぁどこでオイル交換してもよいのだが、近所のスーパーオートバックスに向かってみた。年始の特売ということで、クエーカーステートのパフォーマンスとかいうのが4Lで1,000円だということでソレにする。あまりオイラはオイルの銘柄にコダわらないんだよね。安ければ安いほどイイというワケじゃないが、安いオイルでもソコソコ頻繁に交換してれば壊れることないだろうし。

  まぁ人によって考え方はいろいろなので考えを押し付けるつもりはないが、オイルやらグッズやらでパワーを稼いだり、燃費を稼いだりというのにはオイラはまったく興味がない。そもそもマユツバクサいグッズに金を出して微々たるパワー向上を図るくらいなら、ハナからデカい排気量のクルマに乗りゃイイのである。でもってデカい排気量のクルマに乗ることに決めたのなら、燃費がどうとかブツブツ文句を言わない。仕事量=質量×距離。どんなにガンバったって1割も変わらないのだ。1割以上変わるならとっくにメーカがやってるさ。

  SVXのオイル量は6Lということで、余った2Lを持って帰ろうかとも思ったのだが、次に同じ銘柄のオイルが1,000円とは限らないので処分してもらうことにした。テンプラにでも使えればいいのだが、エンジンオイルじゃどうしようもない。ちなみに作業終了後にオイルの量を確認するのはよいのだが、どこでオイルを交換しても必ず「F」よりも多めに入れている。ありゃなんとかならんものか。例えオイルが「E」より少なくたって大したトラブルにはならないのである。そのためにオイル循環機構があるのだ。足りなかったら足すという手もある。しかしながら「F」より多いのはトラブルの元なのである。しかもオイルをチョビっと抜くということはできないのだからして、どーにもならないのだ。こーゆーのが横行するとメーカ側も多少多めに入れられることを考えてゲージを設定したりするようになるかもしれない。というか、もうなっているのかもしれない。そーゆーワケのわからんことは非常に気持ち悪いので、キッチリ「F」の数ミリ下というのを守ってもらいたいモノである(まぁ最初に釘を刺しておけばイイのだが)。

  そんなこんなでオイルを交換したら、明らかにアイドリングのバタツキが若干減った。ウチはあまり距離を乗らないから3ヶ月イッペン交換するというパターンがよいのかもしれんな。

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スーパーオートバックス
オイル会員入会\1,050
オイル交換工賃\0
オイルエレメント交換工賃\0
クエーカーステート パフォーマンス SJ10W30 4L\10002\2,000
オイルエレメント M-18\1,260
合計\4,310
走行距離55,095km

  家に帰り、例の緊急プロジェクトのためのケースをまた少し加工する。シリアルポートに接続するのであるから、9pinDINのメスを取り付けなければならない。ルータで穴を開けてニッパでつなげてヤスリで台形に整形する。なんかデジャブを感じると思ったら、例の目覚まし時計の時だ。あぁ面倒。ヤスリだとキレいに仕上がるが腕が疲れる。キッチリとハマると気持ちいいんだけどね。で、完成。

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  そんなことをしていたら、ちょうどプレイステーション用のメモリーカードを発見。おろ? これも不揮発性メモリだよね。ネジで止まっているのは分解しろってことだな。分解。

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  ネジをハズした後、スライドするってことに気づかなくってツメを折っちまったが。なんと中にはATMEL社のメモリが鎮座していた。こないだ秋月で買ってきたEEPROM「AT24C1024/AT24C256」と同じメーカではないか。こんな身近にもいたんだねぇ。型番はAT29LV010とな? すかさず先日発見したDataSheetArchive.comで検索するとアッサリ出てきた。ほぅなるほど、こっちはパラレルバス仕様ですか。でも本体との接続は8pinだから、速度的なオイシさは活かせないよなぁ。実際かなり読み書き遅いもんねぇ。採用理由はなんだろ? 価格かな? プロトコルを知られないタメかな?

  そんなこんなで、正月休みは明日を残すのみ。ふぁー。


2005-01-03(Mon) 正月終わる

  さーてね、正月休みも今日までということで、ガンバって行かなアカンのですけども、なにげなくカミさんとゲーセンに行ってしまうのであった。ちょっと遠いが激安のゲーセンにSVXで向かいつつ、2万ソコソコで買ったmp3再生もできるヘッドユニット(2002年8月9日購入)を見ると……。

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  あ、いや、一番左のケタがヘンなのはヨイのだ。かなり前からだから(ヨクはないけど)。しかし、右のレベルメータの点が常時点灯になったのには、初めて気がついたぞ……って、おいッ!! 言ってるまに2個に増えたぞッ!! なんじゃこりゃ!? よくわからんなぁ。

  左のケタの1つが常時点灯するようになったなぁと思ったら、徐々にここまで増殖してしまった。いったいどうなっているのか? ま、こんな時の為に(?)我がSVXには「オーディオのフタ」があるのだッ!! ピシャン。対策終了。しかしながら韓国のサムスンが液晶モニタのドット欠けを不良として扱うと発表した今日この頃、なんとも大胆な常時点灯っぷりである。アッパレ。

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  さてこの劇安ゲーセンだが、30円でプレイできるこんな台がある。その名も「GameHistory」。カプコンとデータイーストのタイトルが目立つなか「チェルノブ」と「U.S.NAVY」をプレイしてみたが、コレはどー考えても中身はエミュの「MAME」である。つーか「U.S.NAVY」程度でフレームレートが低くなるってぇのは、どういう了見だ、べらんめぇ。

  しかしながら面白いアイデアだ。妙にタイトルが偏っているところを見ると、ちゃんと許可を取ってやっているのだろうなぁ。家に欲しいよなぁ。というかソコソコのPC買ってきて、ガラステーブルにジャンクのTFTパネルとジョイスティックを据え付けたら実現できるじゃん。あー、テーブルで「スクランブルエッグ」や「与作」や「ザビガ」や「ジャンプバグ」や「スクランブルフォーメーション」(←なんとなく思いついたタイトル)なんかやれたら最高だろうなぁ。

  詳しいことはわからないが、レトロゲームは人類の誇るべき芸術の一環だ。こういうところから徐々にでも、合法的に個人が遊べるような環境にならないものかと切に願う。

  さて、例の緊急プロジェクトは実際にコードを書き始めてみた。とりあえず、ブレッドボード上で動かしてみるかな。


2005-01-04(Tue) ナビホーク、ホーデン

  愛用の腕時計の電池が切れてきた。液晶のデジタル表示が薄すぎて読みづらい。ふと気になって昔の記録を引っ張り出せば、1999年6月26日に購入とある。軽飛行機の免許を取ろうと、初めてロスに渡米した2週間後だ。ちょうどカミさんと遊びに行き始めた頃でもある。計算すると5年半か。それだけ電池が持てば、まぁ文句は付けられない。

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  この腕時計はシチズンのナビホークという機種なのだが、いわゆるブライトリングのナビタイマーの系列に属すフライト用ウォッチである。基本的にはナンチャッテなのだが、周囲を取り囲む計算尺は実際に使えるレベルだし、盤面上部のUTC(標準時)表示は飛行気象情報のチェックに便利だ。まぁしばらく飛んでいないので、計算尺はちょっとした計算(車の燃費計算や呑み会のワリカン等)に使う程度、UTC表示はお飾りに成り下がってはいるが。

  ちなみにこの時計の針は一般のムーブメントとまったく異なり、ステッピングモータによる制御となっている。見た目はアナログだが、内部的には完全なデジタルウォッチなのだ。長針は20秒ごとにカクッと動くから、角度分解能は2度だな。で、その特性を生かした面白い機能がワールドタイムウォッチ機能だ。デジタル表示部でプリセットされた30都市から任意の都市を選択してボタンを同時押しすると、アナログ表示の時間とデジタル表示の時間がスッと入れ替わる。つまり長針と短針がグィーンと動くのである。この機能は海外旅行のときにかなり便利で、デジタル表示で現地時刻をチェックしつつ、飛行機が着陸寸前にアナログ部に現地時刻を瞬時に持ってくることができるのだ。また日本時刻だけを特別扱いしているわけでないトコロも設計思想の次元が高くて気に入っている。どの時間帯も等しく扱われており、真のワールドタイムウォッチといえよう。

  ちなみにお値段は4万円前後だった記憶がある。しかし10気圧防水でケースやベルトは軽量のチタン製だ。別に重さなんか気にならないと思っていたのだが、ステンモデルを持ち上げた瞬間にチタンモデルに決めたほど歴然とした重量差があった。チタン丸出しのカラーリングも地味ながら雰囲気がよくて気に入っている。逆に気に入らないのは盤面下部のモード表示針と蓄光塗料。針でモードを示すというのはちょっと違うような気がするんだよね。蓄光塗料は単に蓄光力が弱いから。暗いとほとんど読めないので、意味ねぇのだ。

  ま、そんな話はともかく電池交換が必要だ。このままだと近いうちに止まるのは間違いない。当然、自分で交換しようと思ったのだが、この時計は防水時計であるから裏ブタがネジ込んである構造らしく、専用工具がないと開かないらしいのだ。安ければ工具を買おうとも思ったが、オークションで1,500円だ。高くはないが送料込みだとソコソコするし、1度使ったら向こう5年は使わないだろうこともシャクにサワる。φ2mmの小ネジを鉄板に数本打ち込み、即席に工具を自作したろか?

  だがまて、防水時計は通常の店では電池交換してくれないという情報もあるぞ。メーカで電池交換の後、防水試験をする必要があるのだそうだ。てことはシチズンに送らなければならないということか。面倒だが、せっかくの防水機能だ。無理に自分で電池を交換して無駄にするのは惜しい。しかし防水テストまでするとなると費用はどれだけかかるのか? 4万の時計に電池交換に2万必要だとしたら、フツー理不尽を感じるよな。だが愛用の時計でもある。せっかくならついでにモードボタンの戻りが悪いのや、金属バンドの歪も直したいのだ。

  しかしながらシチズンのページにはどこをみても「電池交換についてはお問い合わせください」としか書いてない。電池交換は継続して時計を利用するための不可避な作業だと思うのだが、その情報がまったくないというのはどうなのだろう? 使い捨てを奨励しているとまではいわないが、そんなニオイを漂よわせているといっても過言ではないのではないだろうか。むぅ。


2005-01-05(Wed) 「SHAKENS YOU UP」試作品完成

  昨日の日記に書いたとおり、我がナビホークの液晶画面は消える寸前……というか、8の真ん中の棒だけが消えて0に見える症状を発症しており、完全に消えてしまうよりタチが悪い。現在のところ時間は正確に刻んではいるようだが、アナログ針のほうもそろそろ信頼できない状況になりつつある。

  それなのに明日はYRP出張である。あぁ、どうしよう。時計がない……そうだッ!! とりあえずちゃんと動いている「SHAKENS YOU UP」を時計代わりにして持っていけばよいのだ。現在は試作基板のため、PICマイコンがソケットに差し込んである状況なので、フツーのFRISKのケースには厚みの関係で入れられないが、FRISKガムのケースには余裕で入ってしまうのだ。こりゃいいぞ。

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  ちょっとガタガタするが、まだ評価中であるからホットボンドで固めてしまうわけにもいかないので、ガムテープで仮固定する。うわー、マックスダッサッサーである。ま、いいや。とりあえず何度かタイマをセットし、ちゃんと指定の時間後に振動モータが回るコトを確認。時間も正しく刻んでいることを確認。明日の起床時刻付近にセットしてみた。内部的には12カウントで30分を刻む処理を行っており、10時間ちょいまで正しく計時することができるのだ。30分ボタンを20回押して10時間後にセット。

  画像の説明

  電池の切れかけているナビホークより、昨日今日作った「SHAKENS YOU UP」の時計の信頼性のが高いのか、という意見もあろうし、PHSについている時計でいいじゃないかという意見もあろう。でも、オモシロければいーのである。なにより、電車で眠りコケていても振動で起こしてくれるガジェットなんて、なかなかないのだから(イザ振動しなかったらシャレにならないが)。

  それはさておき、例の232メモリの開発であるが、やはりスンナリとは動かない。オシロを取り出すも、うまくデータが取れない。そりゃ、昨日今日オシロを使い出したヤツが、使い方を試行錯誤しながらやっている状況では、バグなのかオシロの使い方に問題があるのか区別がつくわけがなく、不確定要素をひとつ増やしただけに陥ることは必然である。ま、しかしこのヘンは操作に熟達することで解決しなければならない問題なので、使い方の試行錯誤をサボってはならない。うー、動かん。

  寝る前にシチズンに腕時計の電池交換と修理についてメールを出した。ナビホークでググると、最近のモデルより初代のモデルのが人気が高いような記述もチョロチョロ見つかる。多少、高くても修理したいとは思うが、なにとぞエラい値段になりませんように願いつつ、おやすみである。


2005-01-06(Thu) 「SHAKENS YOU UP」β版完成

  本日はYRPでお仕事。昨晩、一応の試作品として仕上げた「SHAKENS YOU UP」を実践投入する。一日使ったが、ソフト的には大きな問題がなかったので、ベータ版としてここに公開することにする。

  しかしながら、調子に乗って振動させまくっていたら、昨日3.3Vあった電池は3.0Vに。うは。そりゃ、ボタン電池でモータをグルグルするのは無理があるよな。こればっかりはどーしよーもない。現在スタティックに点灯させているLEDをダイナミック点灯に変更しようかなぁ。そっちのが、消費電流が下げられそうな気もするし、うまくすれば抵抗も省略できるかもしれん。まぁ、如何にLEDで節電しても、モータが食いすぎるから意味ないかもしれんが。たまにしか振動させない使い方ならそれでも意味はある。

  それから、ときどきモータが回転しないことがある。これも電池のパワーに関連するのだが、回転起動力がホンの少し足りないようだ。特に偏心しているモータの錘が、特定の角度に位置していると回転しにくいようだ。もう少しトランジスタにベース電流を多めに流せば解決するのだが、それだと更に電池を消耗してしまう。こういう状況の場合、バイポーラトランジスタだと無駄が多いので、FETを使うべきかもしれない。先日秋月で安いチップFETをひとまとめ購入したことだし、試作2号ではそっちを使ってみるかな。

  さてシチズンからメールがきた。なんでも、電池交換に加えて、モードボタンの戻りが悪いのを修理するには機械オーバーホールが必要で、総費用は約1.5万円、約2週間の期間が必要だそうだ。まぁオーバーホールに関しては、ちょうどお願いしたかったところではあるのだが、先日書いた「4万の時計に電池交換に2万必要だとしたら、フツー理不尽を感じるよな」という線をギリギリ下回る微妙な値段設定だ。少しでも愛着があるなら出せるであろう値段を提示された感じ。付き合って5年半だしね、出しますよ。正直、新しい時計を買いたい気持ちもあるけど、いろいろ思い出のあるこの時計を捨てるのはちょっとツラい。

  最後に例の232メモリだが、テスターでちゃんと電圧が出ているか確認したところ、バンク設定にミスがあり一生懸命TRISIOをイジって入出力モードを変更していた。あひゃ。ついでにデータシートを眺めていたら、起動後はいくつかダミークロックを出す必要があることにも気づいた。ちゃんと読まなきゃサンデー、マンデー、アカンデー。


2005-01-07(Fri) SVXで帰省

  今日は朝からシチズンに腕時計の電池交換&修理を依頼するため、郵便局から簡易書留としてナビホークを送る。5万円を上限とする保険つきで金550円也。送ってしまうと左腕が妙に空虚だ……サミシィ。久々に駅でカラアゲソバを食うがどーにも左腕が気になってしかたない。一時期あれだけ腕時計がキライだったのに、一般人が携帯の普及により腕時計をしなくなる頃合にアエて腕時計をしだすとはマコトにオレらしい。ほげげ。

  仕事を終えてソソクサと家に戻り、SVXで名古屋に向かう。年の瀬に帰らなかったので、一週間ズラしての帰省である。ガスを満タンにして19時30分に出発。いつもどおり湾岸からレインボーブリッジを抜けて東名へ。今回はミヤゲを買うため海老名SAに寄る。

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  混雑を避けるという意味からすると一週間ズラして夜を選んだのはビンゴで、ほとんど渋滞ナシで70〜90参る巡航。いつもは高速走行時に若干出るバイブレーションが今日はほとんど出ずにかなり快適。あっという間に岡崎を抜け、新しくできたばかりの伊勢湾岸自動車道を経由、豊明で下りて実家についたのは0時15分であった。走行距離400kmチョイであるから平均時速70km/h。ラクラクですな。

高速柏→(常磐)→三郷\500
三郷→(首都高)→用賀\700
用賀→(東名)→豊明\7,000
備考500mile a day. ならぬ 250mile a night.

2005-01-08(Sat) 伊勢ジングー参り

  今日はオヤジがハリキって伊勢神宮に連れて行くというので、カミさんと3人でワゴンでお出かけ。家の近くにインターができ、そこから名古屋を通過せず伊勢湾岸をガンガンと巨大吊橋で渡っていけるから早いの何のって。子供の頃は数時間の遠出であった長島温泉なんて数十分で通過である。なんだか便利だなぁというよりは無茶するなぁ、という印象。ほとんどクルマ走ってないし(時間も時間なんだが)。

  途中、黒いSVXに遭遇。特徴的な窓がスッと追い抜いていったときは思わず叫んでしまいますた。やっぱりレアですな。チェックしてても遭遇確率は果てしなく低い。8年間に1度も出会わなかったソアラエアロキャビンほどではないけども。

  そのまま世にも不思議な名阪国道へ。極限まで高速道路ライクな道なのに高速道路ではないというヘンな道。「ここから一般国道」とワザワザ表記してあるクセに、緑色をした高速仕様の案内板が次々に現れるのだ。当然ながら無料であるためインターチェンジはないが、クルッと一周する減速レーンもない。本線から出たら数10メートルで一般道である。知らないと激突死しそうな構造である。

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  1時間半ほどで伊勢神宮へ到着。なんでも昔なら小旅行の枠を超え、人によっては新婚旅行に選ぶような場所だったらしいが、今ではちょっと行く程度の距離。高速道路のパワー、オソロシやである。

  伊勢神宮は内宮と外宮という2つの本殿がある。内外とはいうものの、文字通り外側と内側というワケでなく、数km離れたまったく別の場所である。外宮を参ってから、内宮へ。本来なら逆順らしいが、両方回らないとイカンというハナシも聞きつつ、外宮に比べて内宮の混雑していることといったらない。ちょっとレトロな賑わう町並みを抜けて内宮を参る。

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  帰りにうどんを食う。なんでも伊勢うどんというのは名物で、ツユでなくタレで食うらしい。ちょっと甘いがコクのあるタレをからめて食うが、うどんはダラダラである。プリプリの讃岐うどんが好きなオイラは「うどん」とは認識せず。なかなかウマかったのでいいんだけども。

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  帰りのクルマではオヤジが溶接について話を咲かせわ、黙っていれば行きも帰りも全部オヤジが運転するわ、親も親なら子も子じゃと思うヒトトキであった。なはははは。

高速名古屋南→亀山\2,250
関→伊勢西\1,900
備考オラもいつかは溶接

2005-01-09(Sun) あいさつ周りII

  今日は前回の8月1日に続いて祖父の家を訪れた。名古屋の中川区に住む母方の祖父は、名古屋で絶大な人気を誇るうな丼「ひつまぶしの蓬莱軒」にちょっとしたコネがあり、今回も食べに連れて行ってもらうのである。昼時はものスゴい混雑で軽く1時間待ちとかを食らってしまう人気店であるため、ここで宣伝する必要はマルでないのだがなにしろウマい。あまりのウマさに撮影を忘れてしまうほどなのである。食い終わってからハッと気づいたので今回は玄関だけ。スマン。

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  父側の祖父の家に向かう途中、再びレトロ調のスバルの看板を発見。なんじゃ? 名古屋はモノモチがいいのか? にしても最近レストアしたようにピカピカの看板である。カタカナのスバルに星座の形のままの6連星。こっちタイプのデザインをSVXにあしらうというのもオモシロいかもしれないぞ。マジでマジで。

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  帰宅して晩飯はすきやき。生麩<書きかけ>


2005-01-10(Mon) SVXで戻る

  今日は朝から千葉に戻るのだが、妹夫婦が浜松にいるのでちょっと寄って昼飯を食う予定である。そしてSVXに乗り込んでハタと気づいた。距離計が55,552kmを指しているではないか。基本的にカウンタでキリ番踏んだからどーのこーのとか、時計が12:34になったくらいで喜んだりするヤツは「ダイッキライ」なのだが、スバルといえば555という数字は特別である(らしい)。思わず走行中に写真を撮ってしまった。ブレちまったケドも。

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  そんなこんなで浜松に到着。しかし妹もダンナもよくシャベる。会ってから別れるまで会話が途切れたのはうどん屋で食い始めてからの数分のみであった。これって名古屋人の特性? ウチの家族や親戚だけ? そんなコトを考えつつ、赤味噌煮込みうどんを平らげる。やっぱり味噌は赤がえーがね。

  浜松インターから高速に乗る前に給油、満タンで47.23L。距離計は出発時が55,145km、給油時が55,654kmであったから、この時点までの走行距離は509km、燃費は10.777kmとなった。おぉ、夢の10kmオーバーだ!! 考えようによっては、出発時はセルフ給油、ココはセルフではなかったから数リッター余計に入れられたと考えると11kmと思っても間違いではないだろう。燃費を稼ぐ走りなんぞSVXには似合わないが、やっぱり高速をズドーンと走るのは効率がいいよな。

  しかし今日は天気がよく、適度に雲が混じる好天である。よってコレ以上ないという美しいフジヤマがドドーンと眼前へ。思わず富士重工のクルマの上に富士山を乗っけるように写真を撮ってみたりする。うーむ、どっちも絶景じゃ。

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  で、パーキングエリアの自動販売機コーナで奇妙な機械を見つけた。なんでも「飲み口付き」というのがウリらしい。思えば飛行機の免許を取ろうとロサンゼルスはトーレンス空港にて、朝に教官に連れて行ってもらったスターバックスで買ったコーヒーが初の「飲み口付き」体験だったっけ。ちょうど帰国してからしばらくしたら国内でスターバックスがブレイクしたような記憶がある。最初は「こんなトコにクチつけるなんバッチョい感じやなぁ……あづッ!! ヤケづったやんか、飲みにくいわボケッ!!」という印象だった。まぁ、冷めないしコボレにくいというのは利点ではあるのだが。

  ちょっと脱線したが、この自販機はコーヒーを一杯200円前後で売っている。そら高いッ!! と思ったのだが、ソコで目を引いたのが「抽出シーン生放送」という一文だ。一瞬、意味がわからなかったのだが「購入すると機械内部でコーヒーを用意するプロセスを外部のモニタにライブしてくれる」のである。うっほー、なんともその筋な機能ではないか。

  気づいたらカミさんがコインを投入していた。ナゼか軽妙なスペイン系の音楽が鳴り響かせながら、機械内部で紙コップがせわしく動き回るのがモニタに映る。おっもしれーッ。最後は映像と同期して前面の取り出し口が開く。うーむ、アッパレである。見事にオレ好みで、なんだかどーにもヤラれた感じを受けるのであった。

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  しばらく走ると厚木付近で事故渋滞との情報。しかも15km、18km、25kmとチャクチャクと延びていくではないか。渋滞の中に突撃するのもバカバカしいので、御殿場で下りてプレミアムアウトレットにでも寄って時間を稼ぐコトにする。

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  2時間ほどプラプラしていたら、いつの間にかReebokの店でお気に入りのDMXフカフカシューズを買いだめしていた。前回は5月29日に佐野のアウトレットでRAINWALKER II ASIAN WIDE 27CMを\9,000で二足購入とあるが、今回はRAINWALKER II PLUS 4E 26.5CMを二足購入で\14,000。若干高いがこの靴の履き心地はヤメられない魅力がある。並べてみるとこの通り。三足は新品だ。うほうほ。

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  プレミアムアウトレットを出て帰路につくも、まだ渋滞は解消していなかった。そこで思い切って渋滞の始まる直前の秦野中井ICで下りて横浜を抜けるルートを選択してみた。結果的にはそのまま行ったほうが早いとは思うが、渋滞は気分的によろしくないのだ。1号に出て湘南を抜け、有料道路を活用しながら首都高へ。あとはズガーンと柏まで渋滞ナシ。ハンバーガ屋で晩飯食って帰宅。帰宅時、距離計は55,987kmを指していたので今回の往復距離は842km。トンボ帰りしていたら500miles a day.という距離であった。

  帰宅してオヤジにもらったゴミ類を検品してみる。表示が少しヘンなシャープの液晶ディスプレイ、タマに電源が入らない166MHzの富士通のノートPC、タマにCDを読むナビ、以前VAIOから取り外したSlot1仕様のPentiumII-333MHzと数枚のメモリモジュールである。むぅ。修理できるかどうかはわからないが、とりあえずオモチャがたくさん手に入ったことには間違いないようだ。うっほっほ。

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高速豊明→浜松\2,450
浜松→御殿場\3,650
御殿場→秦野中井\1,050
新湘南バイパス\300
横浜新道\200
首都高(湾岸)\600
首都高\700
三郷→柏\500
買物レインウォーカーIIプラス4E 26.5cm\8,800
二足目は半額\4,400
消費税\660
合計\13,860
備考新品が三足あれば、向こう2年は闘える

2005-01-11(Tue) LCDパネルをスーパーブラッシュアップ

  実は昨日、高速を御殿場ICで下りてアウトレットに向かう際、妙な看板に惑わされて自分の位置をロストしてしまった。しかし、こんな時のための車載PCナビである。自作の不恰好なディスプレイを取り出してコンソールにセット、無事アウトレットに到着することができた。

  しかしながらその後、映りの悪かったディスプレイが沈黙してしまった。以前から調子が悪くダマシダマシ使っていたので、ある程度は予測していたのだが、これから下道を使いつつ渋滞を避けようという時に故障とは、なんともタイミングが悪いではないか。

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  で、さっそく修理するのである。しかしながらこの調子の悪さというのが非常に微妙で、フツーのビデオ信号(よくテストに使うNamco TV Classics - Ms. Pac Manがフツーかどうかは?だが)は問題なく映るくせに、EDENマザーのビデオ信号だとうまく映らないのである。信号の質が違うのであろうか? 垂直同期がうまくとれないような症状なのである。なんにせよ、アナログ的な問題であろうと踏んで、内部で宙ブラリンな配線をできるだけ短距離、配線の位置も固定してやることにした。

  作業性の問題もあり、いったん基板をケースから取り外す。ついでなので基板を固定している6本の鍋ネジを皿ネジに交換してやることにする。いつものように素手で太目のドリルを穴に当てグリグリして皿ネジのネジ穴を加工してやる。これでデッパリがブツブツと気持ち悪かったケースの裏面は、完全にフラットになった。ネジが6本だけにコレがホントのフラット6。ふぅ。

  手間取ったのはRCAジャックの取り外しで、ジャックがクルクル回って抜けないように瞬間接着剤で固めていたものだから、外れないこと外れないこと。結局ナットがどうにも抜けなくなり、ニッパーとラジオペンチで完膚なきまでに破壊することになってしまった。それを踏まえて新しく交換したジャックはホットボンドで固定。もう取り外すことはないとは思うが、ホットボンドならちょっと暖めて引き剥がせば剥がれるしね。

  実際にSVX上で動作確認はしていないが、今度は大丈夫であろうと作業終了。しかし皿ネジ加工やホットボンドなどコレを製作した当時は持っていなかった技術やアイテムであったが、うまく使えばよりよい加工ができるものであると実感した。実はこのLCDパネルキット、例の法則に則ってもうひとつ予備に買ってあるのだが、あと半年くらいしたら今回の加工の反省点を踏まえて完璧に製作したいと思っている。楽しみ、楽しみ、あぁこりゃこりゃ。


2005-01-12(Wed) さよならサブウェイ

  なんだかんだで第二の故郷と化しつつあるYRPだが、今回のミッションは2泊3日である。でもってこんなオイラであるから、例の緊急プロジェクトである232メモリを進捗するため、PICライタ、ブレッドボードとオシロを持参する。なにしにいっとるんじゃ!! というツッコミはなしでヒトツよろしくお願いしたい次第である。

  仕事はあまりに順調で定時に終わってしまった。今日は至近のホテルYRPが取れなかったので、前回も宿泊した汐入駅前のハーバー横須賀に向かう。どーにも「床屋どこ?」という感じを受けるこのハーバー横須賀であるが、それはバーバーどこすか? の空耳である。

  汐入駅前にゲーセンがあったので入る。んが、なんにも面白いものがないのでスグ出る。晩飯でも食おうかとエクスプローリングしていたところ、なんとサブウェイ発見!! オイラはココのサンドイッチがかなりの好物なんだよねぇ。最近、あまり店舗を見ないけど、以前はしばしば御徒町の店に通ったっけ。御徒町店は他の店に比べても特別にムチャな量の具をパンにハサむ店で、フランスパンほどの2倍長タイプをイッキに食べてシアワセになっていたっけなぁ……

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  ……って、なによッ!! メニューから2倍長タイプが姿を消しているではないのッ!! しかも、一番安い「ベジーアンドチープ」……もとい「ベジーアンドチーズ」の姿も見えないではないかッ!! その代わりに「ベジーデライト」とかいうメニューが鎮座しているが「チーズなし」っつぅのはどういう了見だ。クサだけかよ。パンとクサだけなのかよ。パンにクサをハサだだけのモノがオレの晩飯なのかよッ!! オショウじゃねーぞ、オレはッ!!

  いやなにオイラはやっぱり30cmという長さのサンドイッチを端から口の中に押し込んでいくのが好きなのだ。そうなるとクドいサンドイッチは食べられないし、値段的にも安いメニューを選択しなければならないので「ベジーアンドチーズのロング」に落ち着いていたのだ。けれどこのメニュー体系ではどうにも選択のしようがない。どうにも選択のしようがなく、どうにも選択のしようがないわけで、どうにも選択のしようがないのである。結局、数分間に渡って食い入るようにメニューを眺めた挙句に店を後にした。あーぁ、悲しい。しばらく見ないうちにどうしてこんなことになってしまったのだろう。もー、以前にイチモク置いていたアイドルが、しばらく見なううちにヘアヌード写真集を出してしまったくらいのショックである。ダメダメじゃん。

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  傷心のままに、気がつけば夜のドブイタ通りをフラフラと……ナヌ!? ドブイタ通りって、以前にワザワザ観光で訪れたコトのある場所じゃん。夜だとこんなにサミシイ感じなのかぁ。最初は同名の違う場所かと思ったよ。クルっと回るがあまりフツーに食う場所も見つからない。結局、汐入駅前に戻ってコンビニで適当に弁当を買ってホテルに戻ってしまった。ぎゅー。

  ホテルではテレビを観ながらダラダラと時間を過ごしてしまう。例のGlenfiddichをチビチビやりつつ、トリビアの泉を観ていたら途中で寝てしまい、あわてて232メモリの開発作業を開始する……も、さっぱり進まず。どーも、オシロがうまく使えない。んぎゃー。


2005-01-13(Thu) PICマイコン根性の動作

  昨日に引き続いてYRPに出勤。なんと午前中に早くも予定の仕事がコナれてしまった。午後はウニャウニャ気分で来週分の仕事に着手。定時にはウルトラマキシムハイパーグレートビッグストロングターボダッシュスペシャルを発動。瞬時にホテルYRPにチェックインだ。

  あまりに早かったため、晩飯を食おうと予定していた光龍というラーメン屋が開いていない。開店早々に行くのも五時半族(豊田高専語)っぽくてカッコ悪いので、18時頃に行ってミニギョーザセットを食った。まぁうまい。

  昨日はダラダラと過ごしてしまい、232メモリの開発がサッパリ進まなかったので、今日はミッチリと作業を行うべく机の上をセットアップする。ホテルYRPは部屋の照明もシッカリ明るく、デスクには電気スタンドも完備で、コンセントも多く、超高速ネット接続だからして、まことにデスクワークがハカドるコトこの上ない環境である。いえーい。

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  しかしイカに環境が素晴らしくてもハマるときはハマるのがこの世のサダメである。現在はPIC単独で、外部EEPROMに対して正しくI2Cプロトコルを発行する様子をオシロで確認するという目的で作業を行っているのだが、これがサッパリ動作しない。シミュレータではシッカリと動くことを確認しているのに、現実のPICは非常に珍妙な波形を繰り出してくるのである。

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  つーか、ナニよコレ。3.0Vロジックなのに、なぜか1.5Vで安定する期間がある。波形もナマりまくりだ。別にアナログロジックじゃないんだけどなぁ。あまりにも珍妙な動きなので、コード的にはスタートコンディションを発行するダケという単純なレベルにまで落としてオシロを適用しているのだが、クロックだけならチャンと波形が出るのに、データとのコンビネーションにするとLOWにした直後にポョンと1.5Vまでハネ返ってしまうのだ。うがー、ワケわからん。

  原因がわからないので、直接GPIOのビットをSET(bsf),RES(bcf)で操作するのをヤメLD(movwf)でGPIOに書き込むようにしてみたり、NOPで操作間隔を長めに調節してみたり、毎回TRISをセットしてみたりしたのだがサッパリ効果なし。何度もコードを書き換えてはオシロでチェックするのだが、PICライタとosziFOXはシリアルポートも電源アダプタも共用であるため、ケーブルの繋ぎ替えやアプリの上げ下げが超面倒。そのまま6時間ほどベッタリとハマり続けでいい加減イヤになってきた。

  仕方ないので今日はアキらめて寝るかという頃合に、なにげにオシロを電圧計モードにしてPICの電源ラインをチェックしてみた……2.7V……低い……よな。電源には単3電池x2を利用しているのだが、まだ2.9Vは確保されている……っと×◎は△に〆※っ○ッ!!

  電源がつながってねーじゃんッ!!

  恐ろしいことにPICのVddがオープンだったのである。なんでッ!? Vddがオープンでナゼ動くッ!? Vssはグランドに落ちている。すると1kΩプルアップしてあるポートから流れ込んだ電流で動作していたというコト? PICにつながっている正圧はソコしかないのでそうとしか考えられない。そりゃ動作が不安定なワケだ……。

  しかし、もっとドカンと思い切って不安定ならともかく、再現性のある中間電圧を持つ波形っつーのには参った。ヘタにオシロを使い始めて波形が見えてしまうモンだから、他の方面に原因追求するように頭が回らなかったというコトもある。この6時間の作業はいったいなんだったのか……どっはー。くそばかじゃん、おれ。

  頭を抱えつつもチャンとVddを供給するようにブレッドボード上の回路を修正したところ、ビシビシと波形が現れた。あーぁ、こんなタコなことばかりやっているオイラは、ホントはプログラマには向いていないのではないだろうか……実は単なるヘタのヨコ好き? コッチの業界に転職してもう何年にもなるのに、こんなトコロで自分の限界を思い知ってしまうとは……はぁ、心底つかれた。もー、寝ます。


2005-01-14(Fri) すまんなサブウェイ

  起きぬけに、目をコスりながらノートPCを開き、ソースを編集、アセンブル、PICにプログラムを書き込み、オシロを当てて波形を確認。清く正しい日本のエンジニアの朝の光景である。そしてドーン!!

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  昨晩はあまりの心労にフテ寝してしまったが、今朝は一発目から大成功ではないか!! クロック(白)がHIの状態でデータ(緑)がHI→LOWになることで「スタートコンディション」が宣言され、クロックがHIになる前にキッチリとデータビットがセットされている。今回の送信内容は二進で「10100000」であるからチャンと送信されているという状況だ。うほほーい。

  そんなエンジニアの朝を過ごしつつ、YRPで仕事開始……仕事終了ッ!! サクッとYRPを後にする。

  帰りは例によってカミさんと合流。今晩は最近話題の品川のラーメン横丁である「麺達七人衆品達」とかいうトコロでラーメンを食う予定が……バカである……恐るべき行列である。たかがラーメンに1時間も2時間も待つほどオイラは気が長くないのである。カミさんが目当てにしていたラーメン屋が予定数完了で店を閉めているコトもあり、即座に撤収である。撤収ッ!!

  では晩飯はどうするか。実は一昨日のSVX日記を読んだイチ読者から「チーズトッピングすれ」という意見を頂いていたのであった。そんなんメニューになかったやん、と思いつつサブウェイのウェブサイトに行ってみたトコロ、チーズほかのトッピングもロングサイズもメニューとしては生きていたのである。そうだ、サブウェイに行こう。すかさずノートPCを開きH"でネット接続。近傍のサブウェイを探したところ、隣の大崎駅前に発見。即座に出撃である。出撃ッ!!

  むぅ、ひさびさのサブウェイだ。30cmのロング、チーズをWトッピング、ビネガー多め、オニオン多めで注文である。ふわー、ビネガーの風味が懐かしい……。

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  んがしかしッ!! この店特有なのか、しばらくのうちの変化なのかワカラんが、なんだこの具のハサみ方はッ!! 昔のサブウェイは凹形にパンをくりぬき、アフれるホドの具をはさみ、芸術的なまでに元に形状に戻し、包装紙でビシッと包まれて出てくるというスタイルだったのに……こんなんオレでも家でできそうやんけ。しかも「半分に切るな」と注文しているのに「そんなやり方習ってない、量は減りませんから」といいつつ切ろうとするし……そういう問題かッ!! カミさんも「野菜のお好みはございますか」と聞かれ「ピーマン抜き」を宣言したにも係らずピーマンが入っていてご立腹であった。曰く、もしピーマンアレルギーだったら責任問題だ……と、確かに。

  あぁ、全てにおいて高レベルであった御徒町店カムバックッ!! 曲がりなりにもファーストフードなんだから、店によってこんなに質のバラつきがあってはイカンと思う。今度アメリカに行ったときには本場のサブウェイを食ってやる。残念ながら、そんな気分で店を後にしたのであった。ぽっくん。


2005-01-15(Sat) I2C通信の第一歩成功

  さて調子付いてきた232メモリの開発だが、オシロの使い方もなんとなく板に付いてきて、一気に進捗しそうである。とりあえず、今日はEEPROMからのacknowledge(アクノリッジ:確認)信号を受け取るために、GPIOを一時的に入力に切り替える処理を追加する。I2Cはクロックラインは制御する側から制御される側への一方通行なのだが、データラインは入出力の双方向なのである。こちらから出力モードで信号を送信したら、入力モードに切り替えてack信号を受信する。それでいいハズである。たぶん。

  最初はブレッドボードにはEEPROMを取り付けない状態で、PICにシャドーI2C通信ングさせてみる。ピンを出力モードから入力モードに切り替えた瞬間、ピンはハイインピーダンス状態になり、プルアップ抵抗の作用でHIGIになる。インピーダンスとかあんまりよくわかっていないのだが、たぶんそんな感じだろう。

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  でもって次はEEPROMを取り付け、実際にPICと通信をさせてみる。入力モードに切り替えた瞬間、ピンは……LOWのままである。うむ、おそらく一瞬でackが返っているのであろう。クロックを与えると再び相手が入力モードになってHIGHに戻るような挙動を示している。すかさずデータラインをLOWにして、ストップコンディションを出力。うむ。よいのではないだろうか。

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  ちょっとオシロ(osziFOX)とPCとの接続が不安定なので、PICがダミーリードの信号を何度も繰り返すプログラムとなっており、現状無意味な通信内容となっているが、再現性があることからEEPROMもちゃんと応答しているっぽい。次は意味のあるコマンドを送信し、EEPROMへの1バイト書き込みを目指す所存である。ゴゥゴゥ。


2005-01-16(Sun) タマ消たSVX

  今日はちょっとした成り行きから家具屋に向かう。適当に見て回った帰り、あまりにも遅いGTRをスッとパスしたら突然メーターパネルに赤いインジケータが!! ブレーキ!? ブレーキトラブル!? と思いきや、ストップランプのタマ切れである。あー、びっくりした。

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  しかし、スッと抜き去ったGTRを後ろに従えて、ストップランプがタマ切れしているという状況はなんともシマらない。ちょうど16号を走っていることだし、そのままスーパーオートバックスへ向かうコトにした。駐車場にとめて状況を確認。あぁ、確かに切れてるわ。

  店内のランプ売り場に行く。最近はLEDだのなんだのイロイロな種類のタマが並んでいるが、フツーのタマはきわめて安い。2つで\357である。SVXのテールは4灯で、左右の明るさが違うのもカッコわるいので2個入っているのはウレシイ。しかし、せっかくなのでちょっと変わったモノを取り付けてみたい気もする。なんぞないものか。

  しかしながらLEDタイプの高いこと高いこと。白色LEDなんて10個100円で買えるのに、タマにすると1個で2,000円もする。ざっと10倍だ。バカバカしい。フツーのでイイや。\357のモノを購入。

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  周りはすっかり暗くなっていたが、SVXのトランクを開け、裏の生地をちょっとめくったら、簡単にランプにアクセスできた。暗くてよく見えないが、手探りで交換できるほど簡単。縁起物なので両方交換しておく。作業完了。

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  家に帰って切れたタマを観察してみたトコロ、なんだかエラいクモっているし、ガラスにヒビまで入っていた。切れてない側のタマは新品と区別が付かないほどキレイなのに。コッチはまだ使えるので予備としてクルマに積んでおこう。ふふっふーんふーん。

  例の232メモリの作業はお休み。花粉症だかカゼだかワカランが、調子悪い。寝る。ぐぅ。


2005-01-17(Mon) 本を熱っぽく語る

  なんだか昨日からノドの調子が激悪かったのだが、どうもカゼらしい。ちょっと熱っぽくなってきて頭痛もしてきた。ナニかしてないと気がすまない性分なのに、ナニもせずに早く寝るのは非常にシャクに触るのだが、週の後半はまたYRPに出張予定だし、ココで本格的にダウンするワケにもイカン。作業はお預けして早めに寝るコトにしよう。無念。と、そんな中、先日アマゾンで注文した本が届く。「麦撃機の飛ぶ空」と「復讐のように」ほか数冊だ。

  少し脱線するが、先日から神林長平の「敵は海賊・不敵な休暇」を読み返している。もう3度目か。最近どーにも新しい作家に食指が伸びないオイラである。頭が固くなっているのだろうか。あー、もっと神林作品を読みたい。そういえば「敵は海賊」ってビデオアニメ版も出てたっけな。こんなメタ世界を扱う小説をどうやって映像にしたのか知らんが、最近DVD化されたとかも聞く。オークションでもノゾいてみるか。

  あるある。あるけどそんなに安くない。VHS版は割安だがウチにデッキがない。ヤフオク以外ではどうかな? ググる……と、アニマックス? ん!? 放送してたの!? ガーン……!? じゃないッ!! これから放送するんだッ!! やったー!! うちはケーブルテレビに入っていて、気が付くと昔観たアニメをナナメ観するオイラがいるのだが、これだけ観たいと思っていた番組をババーンと放送してくれたのは初めてである。あぁ、ウレシい。ナイトライダーの再放送以来のウレシさだ。

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  ルンルン気分の中、届いた「麦撃機の飛ぶ空」をパラパラとめくってみる。妙に行間の空いた活字組みで、まるで教科書のようだ。うぅむ、頭から3編ほど読むが……あまり神林カラーを感じないなぁ。神林の初期の短編集とのコトだが、ちょっとSF色の濃い星新一のような感じ。全部で13編あるので、全編じっくりと味わってから、また感想を書こう。

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  一方の「復讐のように」であるが、これはマンガである。ふと、以前に好きだった二宮ひかるという作家が、いつの間にかヤングアニマルという雑誌から去っていたことに気づき、久々に読みたくなって購入してみた。んが……しまった……半分くらい読んだことのある作品だ。まぁ、読み返したかった作品もあったのでいいんだけども。この人の作品はなんというか、なんとも不思議な流れを持っていて、さらっとエロくて、内容は限りなく薄いんだけれども、そのクセ内容が頭にシッカリ留まるいうか……薄めすぎたカルピスのようなハナシを描く。決してケナしているワケじゃない。かなり好きだ。

  残念なのはヤングアニマルという雑誌を去る前に連載していた長編がかなりツマらなかったこと。この人は圧倒的に短編がイイ。でもって、この「復讐のように」は短編集。かなりイイ。買ってよかった。最近は他の雑誌で描いているっぽい。また、そのうち読んでみよう。

  と、このあたりで寝ることにしよう。あぁ、熱っぽい。うーんうーん。


2005-01-18(Tue) ワタクシテキ悪夢

  今朝は熱にウナされたのか、妙な夢を観た。先日より電池交換に出しているナビホークが戻ってきたのだが、腕に着けると妙にデザインがスッキリしてしまっているのに気づくのだ。針が長針と短針だけしかないぞ。文字盤がペローンと灰色だ。かろうじて計算尺は残っているが、4つあるはずの周囲のボタンが2つしか見当たらない。なんだよぉ。修理だからってココまで勝手なコトすんなよなぁ。こんなことになるなら防水機能をアキラめても、自分で電池だけ交換したのにぃ。うわわわぁーん!!

  ハッ……あぁ、よかった……夢か。こんな夢を見るとは、実はあの腕時計が手元にないコトで、かなりの喪失感を味わっているという証明だろうか。ヤメてくれぇ。まだ体調は完全に回復してないんだ。この調子でいくと、今晩はSVXをスバルに預けたら勝手にレガシーに改造されてしまう夢を見るかもしれん。とほほほほ。

  妙な疲労感を背負いながら職場へ。あまりカゼはよくなっておらず、ゲホゲホいいながら仕事する。なんでも仕事で引き継いだプログラムが勝手に落ちるという報告があったので対処する。うぅむ、どうやらサーバ役のPerlスクリプトが、クライアントごとにforkして処理するのだが、子クライアントが終了する時のSIGCHLDをマレに取りこぼすため、一晩で10個くらいのdefunctゾンビプロセスが残り、最後にはfork失敗で落ちるという症状っぽい。プログラムを引き継いだときには子プロセスの終了をwaitで一切待っていなかったので、接続ごとに確実に1匹ずつゾンビが残っていたのだが、オイラが「$SIG{CHLD} = sub { wait };」を追加してからは概ねゾンビが残らないようになっていた。しかし、それでもマレに取りこぼすのだ。なぜ?

  おそらく原因は「UNIXのシグナルはキューイングされない」という点にあると思われる。つまりほぼ同時に子プロセスが処理を完了すると、双方からSIGCHLDが同時に上がるのだが、この時に先発または後発のどちらかのシグナルが捨てられてしまうのだ。そのためPerlが1つのSIGCHLDしか受け取れずwaitの数が1つ足りなくなり、defunctなゾンビプロセスが残る。そういうワケなのである。

  そこで、最終的には「$SIG{CHLD} = sub { waitpid(-1, WNOHANG); waitpid(-1, WNOHANG) };」という対処とした。waitpidはwaitの高機能版でオプションが付けられる関数だ。詳細は省くが、なにしろ子プロセスが2つあれば2つ面倒見るという処理である。なければスルーする。

  サクッとそんな適当な対処をしてpsで様子を見守りつつ、早めに仕事を切り上げる。今日は火曜日でDVDレンタルが安いのでツタヤに寄るのだ。いつのまにか最終話が出ていた「マクロスゼロ」と前から観たかった「地獄甲子園」を借りて帰る。

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  とりあえず「マクロスゼロ」の5話を観る。前に借りた4話には「かなり置き去りにされた」記憶があるのだが今回は大丈夫だろうか……(30分経過)……大丈夫じゃねーや……意味わかんね。いやぁ、マクロスというブランドに脊髄反射してしまうオイラはココイラで考えを改めるべきかも。鳥の人ってナニ? カドゥンってナニ? それよりなによりコノ作品の意図ってナニ?

  別に積極的にファンに迎合しろとはいわないが「ゼロ」っていうからには、最後は「イチ」につなげる義務があると思うんだが違うかなぁ。せめて「実は『鳥の人』はその後のシリーズの××に深い関係が」とか「かくして統合戦争は一応の決着をみました」とかさぁ。よく観てないけど「ガンダム0083」とかそんな感じなんだよね? マクロスファン的には最後に輝とか美沙とかクローディアとかグローバル艦長とかがチョロっと出てくるような話も期待したと思うんだけど……。

  他の人はどんな見方をしてるんだろう、と思って某ちゃんをちょっとノゾいたんだけど、あまりそういうトコロに言及してるヒトはいなくて、現実と比べて飛行機の機動がどうとか、統合軍と反統合軍ではどっちが強いとか、枝葉末節なコメントばかり。

  「星を隔てて壮大に三角関係でドンパチする」という、話にまったく中身のないプラスの方が、各キャラ間の葛藤がハッキリしててオモシロかった気がする。ゼロでは誰がどんな思惑を持って行動しているのかがサッパリ不明。そもそも統合戦争はナゼ始まったの? 主人公のシンは何がしたかったの? 統合軍と反統合軍はどんな世界を目指しているの? 設定資料を読みゃワカるんかなぁ。でも、それってどうなのよ?

  ワタシ的には1話を観た時はかなり盛り上がったのだけど……やっぱりよくある「最後はグダグダパターン」にハマったのだろうか? ちぇっ……。ハッ……雪風の方は大丈夫なんかな……不安だ。


2005-01-19(Wed) バッテリ、バラされる

  本格的に熱っぽくなってきたので、仕事休んで寝てるコトにした。明日はまたもやYRP出張なのだ。今日は休めても、明日は休めない。あちらが立てば、こちらが立たず。あちらが立たねば、こちらが立つ。あーこりゃこりゃ。

  といっても、そう一日中寝っぱなしというワケにもいかない。床の中で地獄甲子園を観たりしてしまう。ウチは自宅サーバに「DVD to mpeg1 to VideoCD機能」を実現してあるので、DVDをリッピングしながら、無線LANを利用して寝床のノートPCでDVDを視聴することができるのだ。イマドキmpeg1かよッ!! というツッコミもあろうが、Pentium1GHzクラスでエンコードができて、2Mbit/secという無線LANの帯域で通せて、Pentium233MHzクラスでデコードができて、ツブシが利くコーデックといえばやっぱりmpeg1なのである。文句あっか。

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  地獄甲子園……なかなかにオイラのツボを突くオモシロさであった。少林サッカーと比べられるとちょっと落ちるが、よりバカバカしい……というか「さらにバカ」とホメておこう。あっちは一応サッカーらしいコトをしていたが、こっちはほとんど野球らしいコトをしないのがスゴい。そもそもボールを投げてバットで打つというシーンがないのだ。野球らしいのはプレイボールの時まで、その後は気がつけば死屍累々なのである。アホだ。アホすぎる。

  しかしこの主人公の「野球十兵衛」はエラいオトコ前である。基本的に長髪の似合うオトコが好み……というと語弊があるが(オイラにそのケはない)、素直にカッコいいと思う。世良正則、江口洋介、そしてこの坂口拓。特に野球十兵衛については役柄だとは思うがシャウトするセリフがまた素晴らしく迫力のあるイイ声である。ちょっとファンになってしまった。

  それはそうとこの作品中で「メガネ」という役を演じている役者、なんと「鉄塔武蔵野線」の主人公を演じていた伊藤淳史だそうだ。うゎ、ゼンゼン気づかなかった。確かに日本有数の鉄塔マニアのオイラではあるが、そう何度も映画を観たわけではないし、あの時は子役だったので気づかなくても当然ではあるが……あんたキャラクタ変わったねぇ。しみじみ。

  そんなこんなでまたヒト眠りし、夜に起き出して晩飯を食い、居間でノートPCを開いたトコロでふと気づいた。ACアダプタを寝床に置いたままである。

  最近、居間でPCするときには、以前にあるルートから\2000で入手したCOMPAQのARMADA M300を活用している。なにしろレジュームが利くのでちょっとメールチェックしたりするのに非常に重宝するのだ。しかしながらバッテリがかなり疲弊しているため、レジューム機能を使うには十分なものの、普通に使うと20分程度しか持たないという問題がある。悪いコトにはバッテリの残容量検知がうまくいっていないらしく、電圧が降下すると予告なく落ちる。先日などはACアダプタがコンセントに刺さっていないコトに気づかず、突然落ちて書きかけのSVX日記の原稿を失ってしまった。ムキーッ!!

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  やっぱり2時間とか3時間は動いてくれたほうが便利だ。んじゃ、新しいバッテリパックを購入するか? COMPAQのサイトで探してみる……ねぇよ……型が古すぎて扱ってないらしい。まぁ、どうせ新品を購入するつもりなんてないんだけどさ。今度は適当にググってみる。ほぅ、なるほど。バッテリセルのみ交換するサービスがたくさんヒットした。対象機種の中にこの機種も見つかった。しかし工賃の中心価格帯は1万円台弱。いかにバッテリセルが高価だとはいっても、ちょっとボリすぎちゃうの? もう少ししつこくググってみると……出たよ、ユーザの交換事例。なんとジャストミートにこの機種の交換事例を発見。単純にケースをバラして中のセルを交換すればいいらしい。

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  さっそくバッテリパックのスキ間にナイフを突っ込んでみる。上記のページには詳しいバラし方が記述してなかったので適当にグリグリする。結局、以下の写真に示すように力を加えたところ、かなり抵抗はあったもののベリベリと分解することができた。基本的にどの機種においてもバッテリパックは分解できるように作られてないようだ。ボンドとかツメ(外すことを前提に作られていない)とかで組んである。

  露出させたバッテリセルの型番を確認。ググると……サックリと通販サイトが引っかかった。なんと!! 1セル\577で販売されている。4セルで\2,308、送料込みでも\2,812である。そうこなくちゃイケネェよな。そのクレェでなきゃ交換する気も起きないっつーもんよ。抜く手も見せずに注文である。

  うまくいったアカツキには、カミさんの愛用しているサブノートLOOXのバッテリも交換してやろうかと思いつつ、バッテリセルの到着を楽しみにオヤスミである。


2005-01-20(Thu) SVX大寒の出撃

  さて今日はYRPへ出張である。やはり体調は万全でない。起きた時間が早く、時間に余裕があるため、急遽SVXで出動してしまうコトにした。やっぱり電車よりはクルマの方が寒くないし、体力も温存できるしな(イイワケ)。

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  にしても今日は寒い。露天に駐められているSVXはかなりハゲしく凍りついていた。そこで愛用のガリガリを取り出し窓の氷をガリガリする。モコモコしたサンタ風味の手袋付きという非常にマヌケなスタイルのこのガリガリ、大のオトコが使うにはちょっと軟弱なイメージではある……が、しかしッ!! この手袋がスッゲェ有効なのである。あたりまえだがゼンゼン冷たくないので、長時間に渡って快適にガリガリ作業や雪かき作業を継続できるのである。今朝のようにかなりガリガリしないと氷が取れやしない状態には持ってこいのアイテムなのだ。はぁ〜ガ〜リガ〜リ。

  とはいえ、いつまでもガリガリしてると時間が無くなるので適当に切り上げ、キャビンに入りデフロスタをオンに。徐々に溶けてきてナントカ走れる視界を確保する間、車載PCのディスプレイをセットアップ。必ずしも必要ないのだが、結構長距離だしPCジュークの中のMP3を聴いて行きたいしね……しかしこの極寒の状態、余裕でPCの動作保証温度を下回っている気がするが……ええぃ、テストじゃ!!

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  お、アッサリと立ち上がるではないの……て、ナンダこの朝焼けのディスプレイは。トマトジュースでもブッカケたかのような不気味な赤カブリをしている。なんか暗いな……と輝度調節ボリュームを回……カッ、カタッ!! 可変抵抗器のオイルがかなり硬くなっている。回らなくはないが……オモシれぇっちゅーの!!

  ナビソフトは無事立ち上がって現在地を示すし、ジュークアプリも快調にMP3を奏で始めた。EDENマザーもハードディスクも、意外と低温下でもちゃんと動くものだと感心しつつ。YRPに向かって出撃である。

  数十分の後、柏ICに着く頃にはキャビンの温度もすっかり落ち着き、周囲のガラスの氷も完全に氷解、ディスプレイの朝焼け現象も解消、輝度調節ボリュームの粘度もマトモになった。やはり極低温下ではいろいろオモシロい現象が出るようだ。クルマは快調に流れ、あっという間にYRP。今回はほとんど渋滞らしい渋滞にぶつからなかった。ほっ。

  例によって仕事はサクッと終わる。今晩は一緒に仕事をしているヒトと一緒に、先日の光龍というラーメン屋に再出撃。このラーメン屋、安い割には結構うまい。久々に2度食いたいラーメン屋に遭遇した気がする。YRPという特殊な立地であることを差し引いても、そこそこ流行っているのは納得である。

  夜は例によって232メモリの開発。ちゃんとPICライタとオシロを持ってきてあるのだ……が、再びサッパリ進捗せず。なんでかしらんが、オシロがちゃんと動いてくれないのだ。シリアルケーブルでPCに接続して使っているのだが、外部トリガの掛かりは不安定だわ、PCとの通信は不安定だわ……。うーむ、このosziFOXというオシロは1chしかないので、2回計測して波形を重ね合わせないとクロックとデータとの動きの関連が読めないのだが、ほとんどマトモに計測することができない。ぐぬぬぬぅ。

  せっかくだがオシロ放っといて、トライアンドエラーで開発を継続したほうがよいのだろうか……。というか、このオシロってこんなモンなのか? PCとの相性の問題かなぁ。安かったとはいえ、ちょっとコレじゃ困るんだけどなぁ。オイラの使い方が悪かったというオチになるのならよいのだけれど……。とほほほ。


2005-01-21(Fri) 夕焼けの脱出

  例によって目覚めると、昨日は膠着していた心理状態も少しはほぐれ、すかさずPCを開いてオシロを振り回すオイラなのであった。こんにちはマイコン……じゃなかった、おはようございますPICマイコン。まさにマイコン部の早朝練習である。目指せインターハイ……しかしながら、昨晩に引き続きオシロのご機嫌はナナメのままである……んなことしている間に時間だ。若干あわてぎみに出勤である。

  さて仕事が終わると、ドドーンとした夕焼けが待っていた。よく、夕焼けはカメラでうまく撮れないというヒトがいるが、それは露出をカメラにマカセっきりだからである。オイラのデジカメは露出補正機能があるから、思いっきりアンダー(-2.0)に調整、更にファインダーを空のみにして露出をロック(レリーズ半押押し)、好みのフレーミングをしてシャッターを切る。それでも足りなきゃPhotoshopでイジってしまえばいい。

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  銀塩のリバーサルフィルムを使う場合、仕上がりを予測してガシガシと段階露出するのが基本であった。しかしながら、プロもデジタルの使う今日この頃、後からかける補正は完全にアリの世界となっている。そうなると考えるのが「もっとバカみたいにラチチュードを広く取れないものか」である。最近はCCDもよくなり、画素が小さくても諧調豊かにサンプリングできるそうではないか。それなら200万画素程度に抑えれば、銀塩フィルムの倍くらいのラチチュード(-5.0EV〜+5.0EV)を実現できるのではないか? でもってRGBの各諧調を16bitで記録してしまえばPhotoshopに載せたあとは高画質のままでイカようにもイジり倒せるというものである。

  実はこのSVX日記、バシバシと写真を載せてはいるが、それなりにコダわっている。なにしろ枚数が多いので、全力でやっているわけではないが、すべての写真はPhotoshopでキッチリトリミング、コントラスト等もシッカリと調整してあるのだ。ただ、泣き所がメインが室内でのブツ撮りがメインのため、ブレを防ぐために感度を上げており、画像が荒れ気味になっているトコロ。上記のように解像度よりも諧調を重視したモデルがあればイチもニもサンもなく飛びつくのだが……他とはヒト味違う視点でデジカメを作っているサンヨーさんやリコーさん!! 作ってくだせぇ。お願ぇしますだ。

  そんなコトを考えつつYRPからSVXで帰宅。今日は佐原ICから高速に乗るのでなく横浜横須賀道路を避け、直接に首都高湾岸線に乗るべく下道を走る。横須賀を走る16号は妙にトンネルが多かったり、商店街の中を通るような狭い道が多かったりする。海と山とに挟まれた地形が多いため道路を通す場所が少ないのだろうな、なるほど。走っている分には変化があって面白いのだが、電車と道路が並走している関係上、ド駅前を通るコトもママあり、駐車車両が多めで走りにくい印象を受けた。ま、馴れだろうけど。

  磯子辺りから湾岸線に載り、大した渋滞もなく帰宅。なぜかちょっと疲れ気味のため、早めのオヤスミである。232メモリの件は早めに解決したいのだが……Zzz。


2005-01-22(Sat) ARMADA-M300バッテリセル交換完了!!

  ピンポンの音で目を覚ます。目をこすりながら玄関を開けると届けものだ。おぅ!! これは先日注文したノートPC用のバッテリセル。届いたねぇ。うぴうぴ。

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  早速、中を開けると……おわ!? 横に4本つながっとるぞ? 注文は1本単位だったのに、こうやって送られてくるのもアリなんかい。「未使用ノート用バッテリーからの取り外し品」とは書いてあったが、まさにジャンク扱いである。上の写真ではキレイにしてしまったが、ムリにチョン切ったようなコードがくっ付いていたり、妙な接着剤のカスが付いていたりもした。しかし、この端子の状態はなんだ? 4本並列になっている。これだと3.6Vしか取れないと思うのだが、ホントにノートPCから取り外したのだろうか?

  軽くもう一眠りしてから遅い朝ご飯を終えると、カミさんが以前に使っていた風呂場用ラジオを出してきた。ラジオを聞きながらゆっくり風呂に入りたいと思ったのだが、音が鳴らないとのコト。んなもん、治しちゃる。ラジオなんてどうせ大した構造でもあるまい……。

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  ゲゲゲゲゲッ!! 開けてびっくり。ものすんごいキタナイ。まぁ、1年くらい風呂に置いてあったから当然といえば当然ではあるが、コレぜんぜん防水になってないやん。というか、厳密に言うと防沫だったかもしれんが。にしても、触る気にならないくらいキタナくなっている。あまりにキタナイので右の写真はモザイクをかけてみた。見たくない人はクリックしないコト。

  基本的には「スイッチ付きボリューム」がサビ付いているのが問題なのだろうコトはわかったが、あまりにキタナイので治す気が失せてしまった。一応、基板も外してはみたのだが、裏は白カビに覆われているし……下に敷いていたゴミ袋でグルっと巻いてゴミ箱へ。さようなら。キミのコトは忘れない。

  しばらくグダグダしたあと、今度はさっきのバッテリセルに手を出してみた。まずは4本をつないでいる電極を引き剥がす。スポット溶接というのかな? 電極ごとに線香で焼いたようにポツポツと4点ずつ溶接されている。そんな電極板を巻き取るようにラジオペンチで引き剥がす。結構キレイに取れた。あとは4本をつなげている黒いガム状の接着剤だが、つながっている電池を折るように力を加えたらペロンと剥がれる。あっさり4本はバラバラになった。

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  でもって、今度は先日バラしたPC側のバッテリを再びバラす。こちらはバッテリの制御基板から5本のリード線が出ている。どうやら4本のバッテリの端と間に接続されているようだ。リード線は電極にハンダ付けされ、その電極は電池にスポット溶接されているので、上記のようにラジオペンチで引き剥がす。

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  さぁ、後はバッテリケース内に新しいバッテリセルをセットすれば完了だ。んが、ここで困ったのが「基本的に電池はハンダ付け厳禁」という事実だ。電池を高温にすると「防爆弁」という破裂防止用の弁がムニッと開いて使用不可になるのだ。あくまで防爆弁は安全装置であるから、うまく働かない場合はマジで破裂する可能性さえある。なんでも、電極側にハンダを乗せて溶かした状態にし「そいやっ」とばかりに電池に押し当てることで、極端に電池の温度を上げることなくハンダ付けする方法もあるらしいのだが、それでも完全に安全ではないので最後の手段にしたい。

  で、どうするか。バッテリケース側の引き剥がした電極をラジオペンチでそれなりに整形し、単純にバッテリセルをハメ込んでみた……こんないい加減な方法でいいわけないよなぁ……て、あれ? ちゃんと電圧が出ちまったぞ。バッテリケースがギリギリのサイズであることが幸いし、ハメ込んだだけで各端子が十分に接触してしまったようだ。うひょー、安直この上ないが、ケースの両端をガムテープで巻いて工作完了である。

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  スグさまPCに取り付けて充電を開始。30分ほどでバッテリ本体のLEDインジケータは80%を示した。そこで起動して「電源オプションのプロパティ」を開いて少し待つ……が、70%以上に増えない。なんだか「調整」とかいうボタンが出ているのでそれを押しつつ、COMPAQのページでこの機種のマニュアルを確認すると、新しいバッテリを使う場合は調整ボタンを押して電源を落とさず数時間待てとある。なんでも完全充放電して、バッテリセルの能力を確認するらしい。

  結局、4〜5時間かかっただろうか? 無事にバッテリは充電100%を示し、調整は完了した模様だ……が、もう4時近いっす。寝るっす。


2005-01-23(Sun) ニューバッテリ実戦投入!!

  今日は一日中プレイステーションでゲームしつつグダグダしてしまう。というのも、以前に買ってヒト通り遊んだあと放ってあった「みんなでゴルフ2」を再発掘してしまったのだ。しかし、これが面白いのナンの。カミさんと実力が均衡しているコトもあって、やりだすと止まりゃあしない。軽く5ラウンドとか回ってしまうのだ。あぁ時間の無駄この上ない。

  なんとか気を取り直して、昨日フル充電したARMADA-M300を起動する。昨日のバッテリセル交換作業の結果、どれくらい連続稼動するか確かめるのである。よーいドンッ!! ……結局そのままウェブをみながらグダグダしてしまったが、バッテリの残り容量が3%を割って自動的にスリープモードに入るまで2時間弱であった。うむ。バックライトの輝度も落とし気味だし、プロセッサ速度も半分にしてあるので、もう少し持つかとは思ったが、無線LANカードも挿してあるコトだし、まぁ妥当なところであろうか。しかし、プロセッサ速度を半分にしているにも関わらず、まったく体感しないというのはどうなのだろう。いつもプアなマシンばかりイジっているからであろうか? まぁ、600MhzでPhotoshopして快適とのたまうオイラであるから当然かもしれんが。それって嬉しいような悲しいような。

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  しかし、この2時間弱という時間はデカい。というのも、寝る前に寝床で寝っ転がりコンピューティングしてそのまま就寝、目を覚ましてから朝一番にメールチェックするには十分な時間だからである。寝床にACアダプタを持っていくのはさすがにウザい。かといって、バッテリが30分も持たないとさすがにキビシイ。いやはや予想以上に投資のしがいのあった3,000円弱であった。

  それはさておき、以前からちょっと気になっている問題を解決するコトにする。このSVX日記の「本日のリンク元」に下品なリンクが含まれているという問題だ。いわゆる「コメントスパム」の一種で、自分のサイトへのリンクを強制的に貼るコトで宣伝したり、参照元サイトを増やすコトでGoogleでの検索結果の順位を上げたりする効果がある。当然リンク先を見てもこの日記への関連記事などなく、クダらないコトをするヤツというのはドコにでもいるものである。最初は「リンク元に含めない」というtdiaryの機能を使って排除していたが、次々に違うURLを使ってくるのでキリがない。それよりもオイラ的にはカウンタにミスカウントが増えていくのが我慢ならない。そこでサーバのファイアウォールであるiptables.upに以下の2行を追加してみた。

/sbin/iptables -A INPUT -p tcp -s 193.188.105.16/255.255.255.254 -j DROP
/sbin/iptables -A INPUT -p tcp -s 82.194.62.16/255.255.255.254 -j DROP

  相手はアホなのでドドーンとIPを晒してしまう。この方法はサーバを自分で運用していないヒトには使えない方法だが、この設定ができるならば効果は絶大。なにせ該当するホストからはサーバが存在していることすら確認することができないハズである。ふふふ、楽しみじゃ。


2005-01-24(Mon) 補足事項チョロチョロ

  昨日、特定のホストからのアクセスを排除したと書いたが、どうやら効果はバッチリであった模様である。ココのトコロ毎日のように妙なリンクを貼られていたのだが、tdiaryの「リンク元に含めない」という機能をオフにしているのにも関わらず、昨日からは貼られることがなくなっている。非常に気分がいいぞ。おほほほほ。

  それはそうと一昨日からのバッテリセル交換の話題だが、マネする人はリチウムイオン電池の特性をよく知った上で自己責任において実行するようにしてほしい。この電池のハンダ付けは特別に危険らしいぞ。そもそもリチウムイオン電池は、家電のトップメーカの製品でさえ度々液漏れや異常発熱などの問題を起こしてしまうという、非常にデリケートな電池なのである。よって、この工作は個人的にはまったくオススメしないので、念のため。

  えー、宴もタケナワではありますが、今日もYRPまで往復して疲れてますのでここいらで締めます……よぉ〜ッ!! パンッ!!


2005-01-25(Tue) 失意の中、osziFOXを救出開始

  ふと気がつくと、愛用の腕時計ナビホーク修理に出してから2週間強が過ぎていた。いまだに左腕がちょっとサミしいのである。修理期間は約2週間というコトだったし、あんまり遅いようなら催促しないとなぁ……という矢先に届いたッ!! 修理代は実に\13,500。税やらなんやらで総額\14,595だ。ほぼキッカリと1万5千円かかってしまったなぁ。フトコロにちょいとイタイぞ。

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  うんうん、ちゃんと液晶が表示されている。モードボタンの戻りが悪かったのも直っている……が……ちょっと……なにこれ、周囲の計算尺の回転がシブくなっているぞ。げげッ!! 微妙にだけど計算尺が歪んでいるぞ!? 少しだがパネルが浮き上がってしまっている。オマケに最外周にある横長の▲内の中の塗装が新たに4箇所も飛んでしまっているし……おぃおぃ、こんなコトじゃ困るよー。

  一応メールでシチズンにその旨を連絡したが、この状態はオイラにとってかなりの精神的ダメージ……。こんなコトになるくらいなら修理に出さなきゃよかったよ……とほほ。なんだか先日の悪夢がマサ夢になったみたいだ。心底ガックリ……。

  それとは直接関係ないが、もうひとつ気に病んでいるのが例のハンディオシロのosziFOX。PCに接続して波形を観察する際、どーにもこーにも不安定なのである。症状を具体的に言うと、トリガを掛けて測定する際、実際にトリガが掛かりosziFOX本体の液晶画面には波形が表示されるにも関わらず、PC上のPenScope V6.0というアプリの表示部には時々しか表示されないのだ。それ以外にも、普通の連続モードの場合に波形の後半がグチャっと崩れる症状もある。おいおい。どいつもこいつも、どーゆーコトだよ。頼むよ、ちゃんとすれよぉ〜。

  osziFOXの問題に関しては、どうにもRS-232Cによるシリアル通信関係の問題のようなニオイがする。んじゃ、直接データを受け取ってみるべ……と、チョロチョロとコードを書き始めてみる。使用言語はcygwin上のRuby。以前に開発したPC接続の赤外線学習リモコンのシリアル通信ルーチンを流用して、チョイチョイのチョイとくらぁ。あらよっと。通信処理あがったよッ。欲しけりゃ持ってきなッ

  実はこのosziFOXというオシロ、PenScopeというPC用アプリを入れると一緒にインストールされるヘルプファイル内に通信プロトコルが公開されている。「購入したものは購入者のモノ」という基本原則に基づけばアタリマエのコトではあるが、非常に嬉しい配慮である。もヒトツいえばPenScopeというアプリのソースも公開してもらえたらよいのだが、それはクローズドである。ちぇ。

  とはいえ、データをベタに折れ線グラフにするだけのプログラムであるから、シリアル通信さえ安定して行えるようになればあとは時間の問題である。そしてそのシリアル通信は上記のコードでほぼ完璧に行えるようになってしまった。上記のコードを書く前は、osziFOXのシリアル通信端子が2本しかないコトから(つまりTxDとGNDダケ)、送りっぱなしという通信仕様あり、エラー処理が弱くて、水晶の精度も悪くて、きっとバリバリにビット化けしたデータが飛んでくるんだ、イヤだよコワイよ〜……と、勝手に想定していたのだが、ゼンゼンそんなことはなかった。つーか、ほぼ完璧に送受信できている。すると純正アプリであるPenScopeの通信の不安定さはいったいドコからきているんだ!? ポートの通信設定がマズいだけちゃうんか!? まったくもー……今度アプリ起動中に通信設定をブッコ抜いてネタにしちゃるゾ。

  というわけで、早いトコ232メモリをどうにかしたい気持ちはヤマヤマなのだが、どうもosziFOXをマトモに使うためのアプリ開発が先になりそうである。なんだか以前にPC接続のアナログメータを作ろうとしたのに、結局はシリアルポート切り替え機を先に作って環境改善をしたコトを思い出すなぁ。ま、今回は単なるソフトだしな、サクサク作るぜ。


2005-01-26(Wed) 雪の降る日、osziFOXを救出中

  朝から雪が降っていた。ふわふわした綿のような、いわゆる牡丹雪というやつ。風もないので、ほんとうにふわふわと、ゆっくりと舞い落ち、地面に着くとスグに溶け去ってしまう。あまりにほんわかした雰囲気を醸し出す光景なので、雪なのにむしろ暖かく感じるほどだ。思わず、駐車場にSVXを見に行ってしまう。

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  出勤すると先日のfork失敗問題が尾を引いていて、急遽明日から一泊二日でYRP作業に就くことに。いやナニ対象プログラムには既に対処を入れたのだが、諸般の事情から対処の入っていないバージョンでナントカすることになったのだ。よって基本的にYRPでやることは「見てて、落ちたら、上げる」という超絶な知的作業にあいなったのでございます。ベベンベンベン。よって大きな声ではいえませぬが、ここ数日のテーマであるトコロのosziFOXの救出作業や、ビデオサーバに録り溜めましたる番組の消化がとてもハカドるコトでありましょう。ベベベベン。

  帰宅し早速osziFOXの救出作業を再開する。昨日はcygwin上のRubyによりosziFOXとのシリアル通信を行うトコロまでであったが、今日はなんとかオシロスコープらしいビジュアルを出すところまでいきたいトコロである。しかし、ココに実は重大な岐路があるのである。それはビジュアルをどうやって実現するかというコト。Cursesモジュールを用いてテキストベースに仕上げるのか(以前に紹介したcccdctはコッチだ)、それともTkモジュールを用いてグラフィックベースに仕上げるのか、2通りの方法があるのである。

  どっちにするかちょっと迷ったが、osziFOXの一発のサンプリング数は128なので、テキストベースを選ぶとチト横がツラいという問題がある。なにより縦線が表示できないか、例え表示してもキタなくなるし、いくつかの波形を重ね合わせるとワケわかんなくなりそうでもある。うむ、思い切ってグラフィックベースにするコトにしよう。よく考えたら、昨日に引き続いてコレも以前に開発したPC接続の赤外線学習リモコンのRuby/Tkのルーチンが流用できそうだ。思いっきり流用して、チョイチョイのチョイとくらぁ。あらよっと。おろ? なんだか動かねぇな……なに!? unable to remapぅ……なんとかだぁ? あ、以前もそんなのあったな、rebase? rebaseallだっけか? cygwinのインストーラ立ち上げてrebaseモジュールを追加、bashからrebaseallっと……動いた。とりあえずあがったよッ。欲しけりゃ持ってきなッ

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  というわけで、Rubyは強力であり、Tkもまた強力である。RubyとTkが協力するRuby/Tkは、暴力さながらに強力な能力と効力の合力を総力として出力するのである……って早口言葉かよッ!!

  あ、そうそう。昨日のナビホークの件ですがシチズンからはスグに返事のメールを頂けました。イカにも揉めそうなシチュエーションですが、とりあえずキチンと対応してもらえそうな感じ。ちょっと、ホッとして泣けてきますた。うるるるる。


2005-01-27(Thu) SVXコールドスクランブルdestiny

  意味不明なタイトルであるが、昨日、宿泊前夜であるにもかかわらず運良くホテルYRPがとれたので、本日もSVXで出撃なのである。

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  先週の出撃時ほどではないにせよ今日も寒いので、フロントガラスをちょっとガリガリし、やっぱりLCDディスプレイを朝焼けに染めながらいつもの出撃シーケンスをこなす。キャノピ、クリーン。テンプ、ライト。サイト、クリア。ジューク、スタート。ナビ、レディ。テイクオフ、0700。

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  首都高前半で30分ほどの軽い渋滞にハマりつつ、なんかリバーシブルな三つ首のトラックにちょっとウケつつ、首都高湾岸線に入り順調に走行……

  「ダシッ!!」

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  わっ!! なんだ、スゲェ音がしたぞ!? げ。フロントガラスにキズが入っている。どうやら飛び石のようだ。幸いヒビ状態ではないので放っておいて大丈夫だが……まったくツイてない。なんで石が飛んでるんだよ、スペースハリアーのドラゴンランドかよッ!! ……とほほ。

  ツイてないながらも道は順調。首都高湾岸線から見るフジテレビ、羽田空港、横浜ベイブリッジもすっかり見慣れた景色となった。今日は時間が早いので横浜横須賀道路に載らず、首都高湾岸線の終点である幸浦で降りてみる。現在8時半だから1時間で着けば定刻という計算。しかしながら横須賀の道に、先日感じた悪印象再びだ。路肩の狭い2車線道路に駐車車両が多いものだから「右側が走行車線、左側が追越車線」と化してしまっている。非常に名古屋っぽい危険な状態だ。オイラは名古屋人だから別に慣れているけど、ソッチがその気ならコッチも本気を出すぞ。必殺の名古屋走り(車線をマタいで走る)じゃ!! あぁ、イカンイカン。SVXに下品な走りは厳禁であった。

  そうこうするウチ、YRP到着。9時半キッカリじゃ。早速、仕事開始ではあるが、既にセッティングも完了しているため、昨日の日記に書いたとおり「見てて、落ちたら、上げる」という超絶知的作業にイキナリ突入である。よってCPU使用率100%で、個人的プログラミングにハゲむのである。がっはっは。

  といいうわけで、午前中はosziFOXの救出作業を行い、昼休みに昨日用意した「所さんの目がテン」を観て水銀について造詣を深め、午後もosziFOXの救出作業を行うのである。そりゃ、開発もススムってもんである。チョイチョイのチョイとくらぁ。あらよっと。当初の目的どおり、波形をザクザクと重ねられるようになったぞべらんめぇ。持ってきなッ

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  夕方、監視中のプログラムを走らせていた、片側のマシン(ThinkPadだ)の画面が突如として砂嵐となりアセる。担当者に聞くとスクリーンセーバだという回答なのだが……どーみてもビデオボードの暴走にしかみえない。一度サスペンドに入って出ると直る!? イカにRedhatといえどLinuxでサスペンドは危険のような……って、案の定だよッ!! 戻ってこない。アワてて再起動して環境を設定しなおす。ふはぁ〜、何とか復活。復活したトコロで定時になったので、すぽーんとホテルへ。

  定時に帰っているから、ホテルの夜長も長い。なので、やっぱり昨日用意したドラマ「スカイハイ」を観たりもしてしまう。別に釈由美子のファンではないが、このドラマはかなりヨイ。原作の漫画は読んだことがないが、新たな物語のスタイルを確立したといっても過言ではないと思う。個人的には刑事コロンボの「先に犯人を教えちゃうもんねスタイル」に匹敵する快挙だと思う。細かい話はオフィシャルサイトで確認して欲しいが、各話ともグイグイと引き込まれる話ばかりだ。今宵に観たのはシーズン1の終盤。怨みの門番であるイズコの正体が明かされつつある辺りである。くぅ〜、おもしれぇ。オヤスミ。


2005-01-28(Fri) マッシブに開発、アグレッシブに帰宅

  例によって、今日もYRPにて「見てて、落ちたら、上げる」という超絶知的作業のため、個人的プログラミングにハゲむ。つーか、自分で言うものナンだが、デキ上がりつつあるインタフェイスが結構に傑作な予感だ。100波形程度まで履歴を記憶し、任意の時点でスナップショットが取れる。スナップショットを取ったら、自由に波形を前後し、7波形まで同時表示できる。くぅー、1チャンネルしかないosziFOXには重ね合わせ表示は必須の機能である。本物のオシロを使ったことないのでなんともいえんが、結構スゴイ使いやすい気がする。

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  どうよ、このガンガンに重ね合わせた状況は。ちょっくら通信の処理に問題があるので、いまのトコロ、モードボタンを押したときのダミーデータラッシュ時に取りこぼしてフリーズする症状があるが(改善の目処あり)、基本機能は実装完了の状態である。つーか、オフィシャルのアプリがコケまくるのも、この要因か!? てなわけで不完全ではあるが、欲しけりゃ持ってきなッ

  何度も書いたが「見てて、落ちたら、上げる」というボケボケ作業であるからして、ガンガンと趣味プログラミングできる快適な環境ではあるのだが、ロングラン試験であるために終了予定時刻が21時過ぎというのはイカンともしがたい。挙句の果てには完了後にケチがついてデータが取得できず……結局、キボチ悪く帰ることに。ゲゲッセン。

  結局、YRPを出たのは22時チョイ前。SVXのオナカがペコペコなので、YRPを出たトコで給油。そのまま下道で例の幸浦ICへ。45分強で首都高湾岸線に載る。後ろも前も車が1台もいないガラガラの状態をカッ飛ばし、四つ木ICで降りたのが23時15分。30分で首都高湾岸線と首都高を通り抜けてしまったコトになる。でもって6号で自宅まで45分弱で到着。結局0時前に着いてしまったから、走行は2時間弱じゃ、ラクラクじゃ。

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  ビールという名のエリクサを胃にインストールしつつ、帰ってぼんやりテレビを見ていたら、テレビ東京の番組に問題があったという報道が。ナンダと思ってよくみると、ヤリ玉に挙がっているのは、以前にこの日記で触れたコトのある「ウルトラ実験隊」という番組ではないか。なんでも花粉症についてなにやら実験したのだが、1ヶ月間に渡り実験を行ったと報じつつ、実際は1週間も実験してなかったらしい……。まったくもって、いわんこっちゃないのである。番組に取り組む態度がナメすぎである。視聴者をバカにするにもホドがある。「所さんの目がテン」のツメの垢でも煎じて呑めっつーの。個人的に理科番組は至高の番組であると思っているのに、それを汚すなブワァカものども。プンスカ、プン。

  あー、一気に疲労が襲ってきた。明日はお出かけだし。珍しくチューハイまで追加インストールし、酔った頭でコレを書き散らして寝る。ガゴー、ガゴー。


2005-01-29(Sat) Hikido-引戸-2005

  今日は「駅からハイキング」で袋田の滝にお出かけの予定だったのだが、疲労と寝不足で朝がツラかったので取りヤメる。ぐぅ。かなり楽しみにしていたのであるが、どうしても起きられなかった。まぁ来週、個人的に訪れればいいや。

  替わりといってはなんだが、近所のホームセンタに居間の模様替えのための家具を2,3購入しに行くコトにした。たいして考えが固まっているワケではないのだが、概ね購入する予定の家具は、テレビ台とソファ、カラーボックスあたりである。

  で、テレビ台とソファ(?)買って帰ってきた。カラーボックスは適当なモノがなかったので保留。早速、テレビ台を組み立て始めるコトにする。

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  このテレビ台、好みよりは若干、色が濃い目だったのだが、最初は組み立て式ではないのではないかと誤解するほどガッチリした外観であった。予想に反して組み立て式であったためにSVXで持ち帰ることができたので、コレは嬉しい誤算であった。ちなみにパーツはかなり多め。というのも、容積は大きく左右に分割されており、右半分は上下2つの引き出しになっているからだ。そしてなんといっても、特徴は……

  「引き戸ッ!!」

  なのであるッ!! これがオイラ的には異様にポイントが高いのであった。実は今回のホームセンタでの買い物の前に家具屋をヒヤかしに行っていたのであるが、オイラはその時に「引き戸なブツはないのかッ!? どこ行ったッ!? 引き戸ッ!!」と探しまくっていたのである。で、今回マサにそんなブツが見つかったのである。嬉しくないワケがないというモノだ。

  なんでそんなに引き戸がいいのか。そりゃ日本人だモノ……というだけの理由ではないッ!! 当然、日本人だから好きだという理由もないことはないが、なんといっても「開閉スペースを要しない」という点が最高なのである。典型的なテレビ台には左右に開くガラス戸が装備されているが、アレは「一旦、押し込んでバネで手前に開かせる」という美しくないインターフェイスを採用しているし、当然ながら開いた分だけデッドスペースが生じる。オマケに少しだけ開いた状態はダラしない感じを与えてしまうのである。

  それに対し、引き戸はどうか? 引き戸の場合は、少し開いているというのも風情を感じさせるし、開いていてもまったくデッドスペースが生じないというのが最高だ。

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  <かきかけ>


2005-01-30(Sun) ライブドアでジャーナリズムを学ぶ

  今日は早朝から六本木ヒルズに登るのである……って、えッ!? 六本木ヒルズって丘じゃないの!? ビル!? そーゆーコトは早く言ってよ、ハイキングの格好してきちゃったよ……と、さすがにそこまでのボケはカマさないものの、危ないところではあった。それくらいオイラに縁のない場所、それが六本木ヒルズである。

  今日の用事は「ライブドア」訪問である。といっても、転職でもなんでもなく「ライブドア パブリック・ジャーナリスト募集」に応募し、ジャーナリスト研修を受講しにきたのである。いやなに、フリージャーナリストになって生計を立てるコトはもちろん、ライブドアに記事を投稿するコトさえも「まったく考えていない」のだが、昔から文章を書くのはキライではないし、こうやってブログを書いているし、なんか得るものがあればいいかな、という程度の動機である。ちなみに受講費は8,000円だ。大して高くはない、むしろ安いだろう。

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  北千住で乗り換えて日比谷線へ。六本木なんかで下りたのは初めてだ。9時前と朝が早いので六本木ヒルズといえどガラーンとしている……と、いきなりマゼラアタック!? 使徒の攻撃!? なんかよくわからん妙なオブジェの横を通り過ぎて本館アッパーロビーへ。

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  六本木ヒルズにはアッパーロビーとラワーロビーという2階に渡るロビーエリアが存在し、訪問目的のフロアが偶数階か奇数階かによって使い分けるようになっているのが変わっている。さて、時間になるとライブドアの方が現れ、厳重なセキュリティゲートを通ってエレベータへ、そして38階のライブドアへ向かう。なんかテレビで見たことあるような映像だが、ライブドアの受付だ。中に入るとイキナリ堀江社長がお出迎え!? しかも弥生会計という自社のソフトを小脇に抱えて宣伝……って、等身大ポップかよッ!! あー、ビックリした。

  研修の内容は大きく「ジャーナリズムの精神論」「記事のまとめ方」「報道写真の撮り方」という3部構成で、18時までかけてミッチリと講義が行われた。印象に残ったのは「ジャーナリズムは記者の意向を交えずに事実だけを書く」「それでも記者の主観は完全に排除できない」「記事は正確に短く簡潔に」という点だ。ある意味「研究論文」に似ているかもしれない。別の言い方をすると「記者の意見を文章に込めず、視点に込める」とでもいえるであろうか。どちらかというとブログは「随筆」であり、まったく私的な文章であるからして、完全に区別する必要がありそうだ。なんにせよ非常にオモシロい研修ではあった。

  しかし、あれだ。考えてみたら「記事を書く」というのはあまりオモシロいコトではないんだな。だって、おいらがよく訪れる業界系の情報サイト「インプレス・ウォッチ」だって、記者の名前が前面に出ている記事なんてホンのわずかだし、それだって誰が書いても同じような記事ばかり。クドいのはスタパ氏くらいだ。よほど地元のオレ的ネタがあれば別だが、原稿料がウン千円では、やっぱり積極的に記事を投稿しようという気にはなりそうもない。オイラには好き放題を書いている割には意外と読んでもらえている、このブログが似合っているかもしれん。金はもらえんが。

  そうそう、今日の研修にノートPCを持っていっていたのであった。バッテリを自分で交換してから持ち歩くのが楽しくてしょうがないのだ。結局、研修室では開かなかったが、昼休みの最後にロビーの喫茶店でブログを書いたりしてみた。で、帰りの電車でも、生まれて始めて常磐線の中でノートPCを開いてみる。ヒザの上でノートPCを使うというスタイルはかなり使いにくいと想像していたので、最初はRuby/Tkのマニュアルをツラツラと眺めていたのだが、ちょっとキーをバチバチと叩いてみたら、これが意外と快適だ。こりゃ電車プログラミングも時間を有効に使えてイイかもしれん。ヤホーッ!!


2005-01-31(Mon) アマチュアUSB工作に光明ッ!!

  思わず「出たッ!!」と叫んでしまったではないか。なんと、秋月でFT232BMの取り扱い開始である。この石はRS-232Cプロトコルの信号をUSBに変換してくれるICで、つまり今までシリアルポートへの接続を想定していた機器をUSBに接続できるようになるというブツである。

  実はこの石、先月のトラ技の特集でメインに据えて紹介されていた石である。先月の日記でオイラは「秋月が石を扱っていない」「石のピン間が0.5mm」「値段が高い」という3重苦について指摘し「秋月でDIPパッケージを300円で扱えば……」と個人的な希望を書いたが、今回は「秋月でQFT32ピンパッケージを600円で扱い始めた」というコトになったワケだ。確かにQFT32ピンパッケージは端子間0.8mm(上記0.5mmは間違い)とかなり厳しいし、値段も600円と安くはないが、十分に手を出せる状況になったことには違いない。いやー、ホント、秋月バンザイである。先月のトラ技も買っといてよかったぁ。

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  だからというワケではないが、今月号のトラ技も買ってしまった。特集はカメラなどののCMOS/CCDセンサの原理について。あまり実用的な特集ではないが、知っておいてソンはあるまい。中には自分でデジカメを作るという恐ろしいコトしている記事もある。確かにスゲェがさすがにそれは意味ウスいような……。ついでに英語リスニング入門の教本も購入するが、最近あまりちゃんと聴いていない……ちょっと程度が高すぎるんだよな。がんばって聴かなアカンのですけども。

  それから例のosziFOX用のアプリ「apenscope」が一応の完成をみたのである。完成といっても手抜きな部分や未実装な部分がタンマリなのであるが、例のosziFOX本体のモードボタンを押した際のダミーデータラッシュ時に取りこぼしてフリーズする症状はクリアし、オイラの環境ではかなり安定して使えている。そうなるとオフィシャルアプリの不安定さは一体ドコからきているのか気になるが……? ま、なんにせよ例の232メモリを進捗したいので、コッチはしばらく放置。使い方は……急ぐ人はソース読むべし(←最悪や……)。そのうち必要に応じてチョコチョコと直すからさ。うぉりゃぁ。