SVX日記

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2004-08-27(Fri) 環境構築!?

  今日は昨日の「ちょっとばかり気づいた」ことをやってみた。それは「CTSピンのRTSピンへの接続である」(忘れていたことに気づいたのだ)。私はPICでシリアル通信を行う場合、電子工作を始める際に製作した秋月の「シリアル制御液晶表示モジュールキット」のシリアル通信回路を踏襲するのだが、この回路、PC側からのRTS/CTS信号を電源および信号電源としてとして用いるというすんごい工夫がしてあるのだ。

  本来、RTS(Request to Send)は「自分が出力する、送ってくれ信号」だし、CTS(Clear to Send)は「相手から出力される、送っていいぜ信号」なのだが、これをつないでしまうことで「送り放題モードに固定」し、信号としての意味をなくしつつ、そのHigh出力を電源として流用するのである。モトネタは誰だか知らないが、これは目からウロコ、白子、黒子、猪苗代湖レベルのウルトラCといえるだろう。

  昨日の状態は、PIC側からの線をCTSにしか接続してなかったので、PC側はRTSをONにし「送ってくれー」といっているのに関わらず、PIC側がCTSをONにせず「送るんじゃねーよ」のままなので、PC側からの送信がサッパリ行われないというカラクリだったのである。だからPICからPCへの一方通行だけはできていたたのね。理解。理解。というわけで、つないでみたところ、ちゃんと電圧が発生するようになった。PC側でRTSオフ時に-7.4V、RTSオンにすると+8.0V……規格では12Vなのにどう考えても低すぎるような気もするが、ノートPC(しかもジャンク)だし、こんなもんだろう。要は通信できればいいのである。

  さて、安心したところで、ここ数日の疲れが出て眠くなったので、寝ぼけながらでもできるような作業をすることにした。まずは、愛用のテスターのヒューズ交換。といっても、今回は文字通りヒューズを交換するのでなく、ポリスイッチというヒューズの代わりになるパーツをヒューズに装着し、今後ヒューズが切れないようにしてみた。このポリスイッチというアイテムは電流が流れすぎると、内部の抵抗値が急激に上がり、冷えるまでは電気が通らなくなるという摩訶不思議な便利アイテムで、なんでもPCのUSBポートの内部には大抵挟まっているものらしい。

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  テスターの仕様書には、交換すべきヒューズとして200mA/250Vが指定されている。これは250Vまで耐えたれるヒューズで、定格は200mA、実際には400mA流れると溶断するというモノに交換しなさいという意味である。が、私が装着したポリスイッチはちょうど手元にあったコレで、耐圧60V、定格は250mA、実際には500mA流れるとトリップ(抵抗値赤丸急上昇)するというブツであった。耐圧が低すぎるような気もするが、普段12Vそこそこしか使わん私には問題ないだろう。ちゃんと電流が測れるようになった。よしよし。

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  寝る前にもうひとつ。テスト用の配線材の作成である。電子工作メインの私は、買ったばかりのテスターのテスターリードの先をチョン切ってICクリップに付け替えている。その先が傷んできたので、新しいものに付け替えるという作業である。ちなみに現在はテスター←→ICクリップが2本、ワニ口←→ICクリップが2本、ICクリップ←→ICクリップが2本という体制。ところが、テスター←→ICクリップの2本はちょっと先をペンチで直したら、もう少しイケそうな気配。それじゃというわけで、それ用に買っておいた2個のICクリップを、別途手元にあった2個のワニ口につないで2本増やすことにした。ついでに、ICクリップ←→ICクリップの2本は太いコードを使いすぎてとっても使いづらかったので、細いコードに付け替えた。

  これで、テスター←→ICクリップが2本、ワニ口←→ICクリップが4本、ICクリップ←→ICクリップが2本という体制。ただ、いずれテスター←→ICクリップの先は交換しなくてはいけないだろうから、そのうち購入しておこう。なお、このテスターリードの先をICクリップに交換するという行為、作業性を著しく向上し、特に使いづらくなるわけでもないので、とってもお勧めである。

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  最後にもうひとつ、ハンダ吸い取り線を巻き足し(詰め替え?)てみた。このハンダ吸い取り線、店にはケースの異なる2タイプが売っている。簡素なケースの方は1.5mで180円と安いのだが、吸い取り線自体を手で持っていると指に熱が伝わってきて飛び上がるので、やはり2.0mで370円の口金つきケースのほうがよい。が、値段的には簡素なケースの方が有利なので、自分で詰めなおすのである……が、なんだかビンボーくさいな。全然自慢にならないし、こんなことまで書くんじゃなかったよ。ちぇ。

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