SVX日記
2004-08-28(Sat) 単調作業嫌い党
まずは訂正から。昨日の日記でシリアルポートの規格は12Vだと書いたが、ある本に5Vから15Vと書いてあることに気づいた。つまり、Highは+5V〜+15v、Lowは-5V〜-15Vを出力するいうことであり、ウチのメビウスは全然許容範囲であった。また、入力は電圧が違い、Highは+3V以上、Lowは-3V以下でよいらしい。ちなみに手元にあるRS232Cのレベル変換ICであるSipexSP3232は5.5V出力、ADM232は9V出力とこちらもバラついている。まぁ、いわゆるレガシーの代表選手なので規格もわりあいアバウツなのかも。以上、失礼した。
で、昨日の環境構築作業も終わったので、今日はアナログメータの開発を再開。基本的にあとはPICのソフトの問題だけなので、秋月のPICプログラマキットでPICにプログラムを書き込んでは動作確認の繰り返しである。……が、ここでひとつ問題が。上記の作業を正確に書くと、以下のとおりなのである。
1) cygwinのviでソース修正
2) makeでアセンブル(似せZ80->PIC->HEX)
3) 秋月のライタをPCのシリアルポートに接続
4) PICをライタにセット、書き込み
5) テスト基板をPCのシリアルポートに接続
6) PICをテスト基板にセット、動作確認
7) 動かず、首をかしげる
8) 1)に戻る
ここで一番ストレスの溜まるのは7)なのは当然なのだが、3)と5)もかなりのストレスの元である。そうなのだ、ウチのPCにはシリアルポートが1個しかないので、シリアルポートを使う装置の開発を行う場合、プログラムの修正を試すたびに、毎度差し替えなければならないのである。ゲゲーリン・ウンザリノコフ。
まぁ、上でも書いたが最近のPCからはレガシー追放の動きがあり、シリアルポートがUSBポートに取って変わられつつある。特にノートPCではシリアルポートが付いているものはほとんどなくなってしまった。USBシリアル変換ケーブルというアイテムも売っているのだが、やはりブラブラするのは使い勝手が悪いしダサい。シリアルポートは自作の友であるから、ここはひとつノートPCでも省かないで頂きたいところだ。ちなみに私がサーバとして使用しているPC(このSVX日記を運用しているPCだ)はCUB-Xというマザーに1GHzのPenIIIを積んだマシンだが、なんとシリアルポートが2個ついているという素晴らしいマザーだ。このマザー、適当に選んだ割には大当たりであった。まるで、バブル期に開発されたSVXのような、お金のかかっている設計のマザーである。IDEなんぞムダに4ポートもあるからHDDが8台もつなげるほどだ。トラブル発生時のためにあと3枚はストックしておきたいほどのお気に入りである。