SVX日記
2005-05-25(Wed) デンパ、飛びまーすッ!!
とりあえず、うまく動かなかった付加回路を取り外し、別の場所に違う部品で実装する。さらに、外部と接続するための配線も適当にくっつける。手前に出ている太い線が+12Vを供給する電源ライン、左に出ている線は上から、RFモジュレータからのVHF信号の入力用、RFモジュレータへの+5Vの電源供給用、RFモジュレータのビデオ信号選択用であり、右に出ている茶色の長細い線が増幅したVHF信号の空中への出力、つまりアンテナ、その実テキトーな長さのフツーのリード線である。あ、そうそう、VHF信号の入力に使っているケーブルは、以前の実験のためにチョン切ったS端子ケーブルからの臓器提供である。さすがに高周波を扱うのだから、その辺くらいは「ケチくも抜かりなく」である。
ササッと配線のチェックをしたら、アダプタから+12Vを供給して、両レギュレータの出力電圧を確認する。ちゃんと+5Vと+9Vが出ている。そして、ちょっとドキドキしながら高周波アンプICであるMAR-8Aへの供給電圧を計測する。3.6V。データシートによればTypical値が3.7Vであるから、ちょっと余裕をみつつ、適正値といえよう。いやなに、この石は600円もするからね。さすがにちょっとビビりが入るのよ。
ほんじゃ、ほんじゃ、ほんじゃ、実際に電波さ飛ばしてみるべ。というコトで、仮組みもイイトコではあるが、いつもの試験機器であるゲーム機の電源を入れ、ビデオ信号をRFモジュレータに入力する。電源は完成状態と同様、ACアダプタからの+12V単一供給とし、レギュレータの出力である+5VをRFモジュレータに供給する。アンテナであるリード線は適当に上に伸ばし、受信側であるテレビは2chに合わせるモノの、室内アンテナなんて気の利いたモノはないので、壁から同軸ケーブルをスポンと抜いて床に転がす。まったくもって高周波をナメクサっている。一般に高周波を扱う場合、仮組みはダメというのが常識であろうが、そんなモノやってみなくてはワカらないというのがオイラの常識である。で……
……と、こんなモンである。がっはっは。写真ではあえて若干ノイズ気味の画面を撮影したが、想像以上にキレイに映ってしまったぞ。現在は送信距離が数10cmであるが、壁からスポンと抜いて床に転がしてあるだけの同軸ケーブルでコレだけキレイに映るんだから、このまま製作を進めても大丈夫であろう。よっしゃ、よっしゃ!! まだ21時なのに今日の作業は終了である。ココから先はパッケージングも見据えた作業になるので、ガワを用意しなくては進まないからだ。あぁ、いい気分ッ!! 出でよウィスキー!!
で、それを片手に、今日もまたSeedをドップリと観る。第35話「舞い降りる剣」までの5話を観る。主人公であるキラが親友のアスランの自爆攻撃により行方不明、事実上の戦死と扱われ、登場人物全員が錯乱状態に陥っているトコロから物語は始まる。アイツが死んで、コイツが憎くて、ソイツが切れて、もームチャクチャな状態である。既にオイラは総集編で一度観ているストーリーであるが、本編には総集編で省かれた周囲の登場人物の描写が多く含まれているため、各キャラクタがより身近に感じられて、アッチでもコッチでも泣きが入る場面が満載である。ぐすっ、ぐすぐす……。
でもって、視聴者側の視点で描かれていたアークエンジェルという戦艦が、突如として味方である地球連邦からヒドい扱いを受け、イキナリ誰が敵で誰が味方なのか……というより、どっちもムチャクチャすんなぁ、と思わせる展開になるトコロがオモシロいトコロである。