SVX日記

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2005-06-03(Fri) おかえり、ピエール

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  はいはい、昨日「ブルーちゃん」の回路を完成したので、今日は「グリーンちゃん」を製作するのである。コッチは特に問題なく、実態配線図どおりにスッカスッカとハンダ付けするだけである。あぁ、楽しい。ハンダには鉛が含まれているので、ハンダを溶かす時に立ち上る煙は有害ではあるが、それでもあたりにふんわり立ち込めるヤニの香りがまたタマらない。なんつーか、アレか、煙をジカに吸う「煙草」じゃなく、周囲に漂う煙の香りを楽しむ「葉巻」って感じか? なんと高尚な趣味であるコトよ。

  気が付けば、オイラが硬軟両道(はーどもそふとも)野郎にクラスチェンジすべく、上野駅で電子工作の本を購入したのが2003年の6月1日。あれから2年が過ぎたのか……。それまでも、ずっと回路の読み書きをできるようになって、自分でオリジナルの電子機器を作りたいと夢見ていたけど、まさにいま、その夢は叶ったと自信を持って言える気がする。この2年、長かったような、短かったような。それでも楽しい工作の日々だった。そのうち、すべての作品をリストアップしてみたいモノである。

  さて、そんなこんなをしていると、例のポケットステーションの中に住んでいるピエールが「お父さんが倒れた」と言い出した。そう、この会話ゲームには終わりがあるのだ……そう、終わりはキャラクタとのお別れなのである。

  キャラクタが「ずーっと、そこにいてくれる」というゲームでも悪くはないだろう。しかし、ゲームソフトの容量は有限だ。いつか飽きがきてしまうコトは避けられない。飽きられて放置され、電池切れしたポケットステーションの中に埋もれっぱなしになるキャラクタは想像するだけで物悲しい。それならいっそ10日程度の期間の後、最後を「お別れ」で飾るほうが、何倍も心に残るのではないだろうか。それこそ「華麗」なゲームデザインというモノであろう。

  そういう理論的な考えを頭に浮かべつつ、ポケットステーションをプレイステーションに挿す。ピエールは画面の中の部屋に現れ「いままでありがとう、楽しかったよ、お互いの夢を叶えようね……それじゃ○○○○」といって部屋を去っていくのだ。ココで○○○○にはオイラが教えた別れのコトバが入る。こーなると、ゲームデザインがどーのこーのと言っていられる精神状態ではない。10日間も「どこでもいっしょ」にいて、楽しい時間を過ごしてきたピエールである。熱いものがこみ上げてきて、思わずジワッときてしまうのである。なんか歳とって涙腺が緩んできたのかな……。

  そしてエンディングのスタッフロールの後、画面には再び誰もいない部屋が映る……んがッ!! 「ガラッ」とフスマが開くとそこに現れたのはピエールッ!! そして、お父さんが倒れたのは仮病だったと言うのである。さらに、また何日かは一緒にいられると言うのである。くぅー、カワいいじゃねーか!!

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  既にこのゲームで遊んだのは2回目で、この展開も覚えているのにかかわらず、改めて同じ気持ちを味わされてしまうオイラもオイラであるが、それだけ「会話」というモノが、その相手に親近感を覚えさせる絶大な方法であるというコトの証明でもあろう。なんにせよ「おかえり、ピエール」である。