SVX日記
2005-06-05(Sun) 首をカシげつつ飛ばないトリィ完成
先日のACアダプタから直接9Vを供給改造でワタワタし、元に戻して再び動くようになったのはイイが、やっぱりジャンクのアダプタをどーにか利用したい。結局、電波が飛ばなかったのは別の問題だったのだから、もう一度、9Vの直接供給に戻してもいいのだが、なんかソレも縁起がワルくてイヤだ……つーワケで、せっかくアダプタが+9Vに加えて-9Vを出せるコトを利用し、+18Vのアダプタとして利用してしまうことにするのである。
本来+12Vで十分なトコロに+18Vを流すのだから、一応、発熱も軽く考慮しておくコトにしよう。まずは電流量の測定である。直列にテスターをハサんで計測する……55mA。+5Vのレギュレータと、+9Vのレギュレータのどっちに流れているのかはワカらんが、5V側にはほとんど負荷がないから、全部+9V側と仮定しよう。すると(18V - 9V) x 55mA = 0.495W。んー、3倍の発熱量になるワケね。それくらいなら大丈夫……かな?
アダプタの結線を修正し、確かに18Vが出るコトを確認。VHFトランスミッタに供給し、レギュレータの発熱の様子をみてみる……ちなみに、こーゆー確認をする時、みんなどーやってるのかな? オイラは指で温度をみてもよくワカらないので、ちょっと唇を当てて確認するコトが多いんだけど……コレってヘン!? 別にICにキッスをしてるワケじゃないんだが……。
……お得意の貧乏ヒートシンク作戦の発動である。今回は外部に出さないので見た目にコダわらず、発泡酒の本生をチョイスしてみた。一応、ゴールドであるが……そんなコトはどーでもイイ。とりあえずハサミでジョキジョキ。適当に折り畳んで、取り付け用の穴を2個並べて空ける。
次はアンテナをどーにかする。リード線がヒョロリというのはイカにもタコにもカッコ悪いので、シールド線を使って、基板とPHSのアンテナ基部を接続、アンテナがカッコよく外部に出るようにする。うぉッ!! 思いのほかカッチョエエじゃんッ!!
ハードの工作はココまで、次はPIC上のファームの開発に移る。まー、別にPICなんか載せる必要はないといえばないんだけど、どーしてもトリィの目を1/fゆらぎで点滅させたりしたいので、シコシコと作るのである……よっしゃ、完成。既存のルーチンは宝だなぁ。適当に組み合わせるだけでアッという間に完成だ。ワシは満足じゃ!!
仕上げにトリィのシールを貼る。ちょうど赤いLEDの位置に目の中心が来るように慎重に貼る。ちなみに目の一部には針でポツンと小さな穴を空けてあるので、シール越しにフワッと光りつつも、中心からLED本来の鋭い光も射すようになっている。うむ!! キレイに決まったぜッ!!
なんでトリィのシールを貼るのかって、動作状態を示すLEDを外部に取り付ける際、今回は高価な座金付きのLEDを使わなかったので、そのままだとドリルのバリが目立って見た目が悪いというコト。また、このマシンは電波を飛ばすから「飛ぶ=トリィ」なのである……いーの、そー決めたのッ!! 残念ながらこのトリィは箱型なので首をカシげたりするポーズを取らせるコトはできないが、コイツを完成するまでにフルラン・ザラ(←オレ)が首をカシげた回数は計り知れないので、ソレでもう十分なのである。
トリィの内部と、背面からのショットである。なかなかキレイに仕上がったと思う。オモリが入っているとはいえ、持つとほどよいズッシリ感がある。オイラの今までの作品の中では最大寸法、最大重量、最高周波数回路である。