SVX日記
2024-12-08(Sun) 続・自分を見詰め、字を詰める
思い返せば、小学校の5年だ。担任が社会の先生なので、社会の授業内容が一風変わっていた。丸1年かけて「瓦」の製造を行う「自動工場」と「伝統手工業」の両者について、見学、インタビューを通じて、比較していくというものだった。それは、今でも強く覚えているくらいに、自分には楽しい取り組みで、追加のインタビューに行くメンバの募集にも手を挙げ、担任の車で「伝統手工業」の作業場を再訪したりした。
次は、中学校の2年だ。音楽の授業で「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の冒頭を探してきてテープにダビング、印象をまとめて発表すること、というチーム課題が出た。自分は、ちょうどSHARPのX1を買ってもらってしばらくした頃だったので「冒頭部分はオレが作るから」とMMLを書いてPSGで鳴らしてテープに録音し、発表に臨んだ。ところが、PSGの音色はファミコン以下なので、曲が流れ始めるなり授業は爆笑の渦。先生は「面白いね、ちょっと間違ってる音もありましたけど」と苦笑い。しかし、忘れられないのは、その直後に誰かに言われた「お前、音楽5だぜ」だ。
別に「やってみたかったからやった」だけで、そんな狙いは一切なかったので、そう言われても「そんなもんかな」としか思わなかったが、気づけば、上述の小学校の時も似たようなことがあった。いま考えると、そういう「点稼ぎ」にフォーカスして生きている人間は、その頃からいたし、その年齢でそうだということは、おそらく親もそういう人間なのだろう。別に「悪いこと」とまでは言わないけれど。
ここ数年「歌」を続けている。カラオケでの練習の際に「機械採点」機能を使っているが、それにフォーカスして歌うことはない。だって歌の本質は「聴衆へのメッセージ」だろ? 誰かに聴かせることは滅多にないけど、その軸足を動かすことはない。絶対に。
例え話だが、自分はいつものストリートで歌っている。少しずつファンもついてきて、みんな楽しんでくれている。中には、歌い出す前から、帽子の中に千円を入れてくれる人もいる。それに対して、今日も最高の歌を聴かせるぜ、と心に誓うことはあっても、明日も千円を入れてくれますか、と尋ねることはない。た・の・ま・れ・て・も、決してそれはしない。それでストリートの管理者からの評価が下がろうが知ったことか。それは信念だ。それが通せないのであれば、そのストリートを去るまでのことだ。ファンには申し訳ないけれど。
さて、昨日の字詰めの続きだ。実は昨日のコードは「AIの回答内容」を折り返して表示させたい、という用途で書いたものなのだが、よく考えたら「幅xx文字で字詰めして答えて」とAIに指示する方法もあるのではないか、と思いついた。
Q. 野球のルールについて、400文字程度、漢字で幅19文字で字詰めして、説明してください。
A. 以下は、幅19文字で字詰めした野球のルール説明です。
野球は九回まで攻守を交
代し得点を競う競技です。
攻撃側は打者が投手から
投じられる球を打ち、一
塁から三塁を回り本塁へ
戻ることで得点します。
一方守備側は三つのアウ
トを取ると攻守交代とな
ります。打者はストライ
クを三つ取られるか、飛
球やゴロを守備側に捕球
されるとアウトとなりま
す。攻撃側は打者が出塁
し次の塁を狙い、走者と
して得点を目指します。
最終的に得点が多いチー
ムが勝者となります。
おい。全部で200文字にも満たないし、幅も11文字じゃねーか。「19文字になっていませんが。」とやり直させたが、なぜか12文字に変更した挙げ句に「各行が正確に19文字になっています。」と断言してきた。どういう勘定なんだ、それは。ダメだこりゃ。ま、そういうのが不得意ってことはわかったよ。
一方で、ここしばらくは手元で動かすAIにも興味を持っている。先日「3.1-Swallow」ってのがいいよ、と聞いたので試してみることに。ところが、ggufをダウンロードできる場所にたどり着いたものの、似たようなファイル名のサイズ違いが20個以上も並んでいるではないか。どうやら量子化という、いわば圧縮レベルを変えたものが、ズラズラと並んでいるらしい。
あまり詳しくはないが、LLMの基本はベクトルの集合。浮動小数点の組で表現されているそれを整数化することにより、圧縮するのが量子化らしい。それにより、精度は低下するが、サイズが小さくなり、演算も速くなる。そういえば、最近のCPUにはNPUというAI向けの演算器が乗っているらしいが、速度のために精度を犠牲にした演算器だと認識している。それと同じことか。
詳しくはわからんが、なんでも、Q5_K_M, Q5_K_S, Q4_K_Mくらいが、バランスのよい量子化レベルらしい。知らずに最初に試したIQ1_Mには「こんにちは。」を無限に繰り返されたしなw。なるほど。
# docker exec -it ollama-alpha ollama run Swallow-8B-Instruct-v0.1-Q5_K_M
>>> 野球のルールについて、400文字程度、漢字で幅19文字で字詰めして、説明してください。
野球は9人ずつの二チームが交互に攻撃と守備を行う競技です。攻撃側は打者1人と走者3人(一塁、二塁、三塁)を出し、相手の守備側から点を得ることを目指します。守備側は投手1人が投球し、他の8人が守備位置につき、打者の打撃を阻止したり、走者をアウトにすることで攻撃を終わらせます。
試合は9イニングで行われ、各イニングは3アウトになるまで続けられます。3アウトになると攻守が交代します。攻撃側は投手の投球を受けて打撃し、走者が出た場合には次の塁を目指して走ります。
守備側は投手にボールを投げさせて打者の打撃を阻止したり、打球を処理してアウトにすることで攻撃を終わらせます。走者がアウトになると攻撃は終了し、次のイニングに移行します。
野球では、守備側が3つのアウトを取るか、攻撃側が得点を挙げて勝利するかのいずれかで試合が決まります。
>>> Send a message (/? for help)
Q. ひろゆきっぽい感じでお願いします。
A. 以下は「ひろゆき」っぽい論調を意識しつつ、19文字幅に整形した野球ルールの説明です。
野球って九回まで攻守交代
して得点を競う競技なんで
すよね。でも、実際これっ
て守備がアウト三つ取った
ら交代になるんですよ。攻
撃側は球を打って一塁から
三塁回って本塁に戻ると得
点になるんですけど、守備
側が飛球とかゴロ捕ったら
アウトなんですよね。で、
最終的に点数が多い方が勝
ちなんですけど、これって
時間かかりすぎじゃないで
すか?もっと効率的な方法
とか考えないんですかね?
……あ、最後に字詰めについてその後に気づいたことだ。まさにこの行のように、しばしば自分は行頭を「……」から始める表現を用いることがある。って、言いつつ、まさにこのように、しばしば自分は文を「っ」から始める表現を用いることもある……これ、どちらも行頭禁則に抵触する表現だ。が、これはアリって気がする。
〜〜を「……」から始める表現を用いることがある。
って、言いつつ、まさにこのように、しばしば〜〜
一方で、昔から笑いながらの発言を示す表現に(笑)がある(笑)。が、それも最近だと草生える、という表現が一般的だw。新しい表現なので、句点の扱いに困るのだが自分は句点の前に付けている。まぁ、正式な表現ではないからルールなんてなく、好きにさせてもらうwww。が、この場合に限って「w」は行頭禁則がふさわしい気がするのだよな。つまり、これはイヤだ。
〜〜いからルールなんてなく、好きにさせてもらう
www。が、この場合に限って「w」は行頭禁則が〜〜