SVX日記
2024-12-29(Sun) ヴァリアブル・ジョイスティック「JS-2V」を製作
さて、しばらく前にセイミツの業務用アーケードスペックのジョイスティックとボタンを購入したのだが、ガワの手配に悩んでいた。金属ではなく木材がいい。手が冷えるのはイヤだし、加工もラクなので。で、昨日、ホームセンタで材料を買ってきた。
手頃なサイズでフタ付きの木箱が欲しかったのだが、そんなに都合の良いものはなかった。しかたなく、手頃なサイズ、300x200のMDFパネルを天板にすることにし、足として端材をくっつけることにした。端材の幅は45。ジョイスティックのメカ部の格納には40チョイの高さが必要なので45はちょうどいい。178円と58円。仮組み用でも構わない値段だ。
まずは足を付ける。端材の両端を150で落とし3分割。MDFパネルの裏に両面テープで位置決めして、皿タッピングで固定。寿司下駄ができあがった。元の端材の加工精度は高く、ほぼガタ付きはない。これ、普通にイケるなぁ。
自分の指の配置に合わせボタンを取り付ける穴を空ける。ここでもΦ29のホールソーを使うが、必要なのはΦ30。仕方ないのでヤスリとペーパで穴を拡げる。それなりに大変だったが、どうにか取り付けられた。思った以上にいい仕上がりだ。こういう工作も上達したなぁ。
次は乗っ取り工作。ちょうど表面が加水分解を起こして腐りかけていたゲームパッドがあったのでそれを使うことにする。BUFFALOのBSGP1601BKというもの。5年チョイ前に買ったもののようだが、なぜ買ったのか覚えていない。
バラすと基板は2枚。面倒なことに、乗っ取りたい十字とトリガの接点は、メイン基板じゃない方にある。面倒くさいので、適当なタッパーの中に放り込んでUSBの配線をやり直しつつ、グラウンドを探し、十字と3つのトリガ、合わせて8本の線を引き出す。しかし、またもやパターン中には、各接点の途中にハンダを乗せられるパッドがある。乗っ取ってくれといわんばかり。なんなの、これ? 法律で決まっているの?
本体側に戻る。ピンヘッダで接続するために、それを固定する基板が必要なので、だいぶ前に作った基板を流用する。元はFT245AM用だが、もう使うことはないだろう。木材にタップを切ってネジで止める。そこからは空中配線。ヒドい手抜きっちゃー、手抜きだが、実際のアーケードゲームも、パネルを開けたらこんな感じになってるはずなので、気にしない。
さて、テスト、なのだが、Linuxの場合、コントロールパネルにジョイスティックの項目がない。が、dnfで探したら、ソレっぽいのがスグに見つかった。「jstest-gtk」と、そのものズバリだ。もちろん、動作はバッチグー。完成。やっほー。