SVX日記

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2024-06-15(Sat) 天生峠、ホワイトロード、新俣峠、温見峠ドライブ

  宿泊を挟んでのロングドライブを何度かしているが、いつも早く目覚めてしまう。今回は4時半に目を覚ましてしまい、2度寝したのにも5時半だ。しゃーない、顔を洗って朝飯にしよう。つうても、昨日の買物の残りのカップヌードルのみだけど。

  7時前に出発。ちょっとイキナリすぎるので躊躇したが、宿のすぐ上の洞谷流路工の上まで行ってみる。ストリートビューがないところに行くのは、少し価値が高い。例によって進入禁止の柵の前まで行き、納得し、戻る。

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  下りて洞谷流路工を横切る橋を渡ると、なかなかに幾何学的な構造物が眼前に。土石流を防ぐいわゆる砂防ダムか。昨日の王滝村も過去に大きな自然災害を経験しているが、ここもらしい。実際に訪れてみなければ知ることはなかっただろう。こういうのも、行く当てのないロングドライブの楽しみだ。

  西に向かい、白川郷を目指すが、41号は何度も通っているので、岐阜県道76号国府見座線を通ることにしたが、これが大当たり。大坂峠の先は、崖を駆け下っていくような楽しいつづら折り。しかも景色も路面も最高。室戸スカイラインを思い出すな。下りた先、41号の手前のコンビニで握り飯とコーヒーを調達。

  しばし41号を北上、471号に逸れて、360号で天生峠(あもうとうげ)を目指す……が、途中「通れます」という表示の多いこと。どんだけ頻繁に通行止めになってんだよw。酷道レベルはそう高くない。気分良くクネクネしていると、急に広めの駐車場が現れた。そこがまさに天生峠でハイキングコースの拠点らしい。ベンチに座り、握り飯とコーヒーで二度目の朝食。

  峠を下りるとそこは白川郷、で、間髪入れずにホワイトロードだ。以前、トヨタ白川郷自然學校へ向かった道だ。今日はその先へ行く。どうも今年の開通は昨日だったらしい。しかし高い。1700円だ。そのせいか、貧乏くさいクルマはいないし、噛みしめるようにゆっくり走っているクルマが多い気がする。

  展望台でしばし散策。固まり気味なカカトをほぐす。しかし、高い金を取るだけあって見どころ満載な道だ。やたら駐車場が多く、そのすべてに見どころが用意されている感じ。が、その都度に駐まっていたら日が暮れるので、残りは全スルー。実は、昨年の11月末頃に開通して間もない冠山道路を通りに向かった時、通行止めのホワイトロードの柵を確認しに来ているのだが、ちゃんとそこを通過し、スキー場を抜け、瀬戸の町に出た。

  そこから157号で南下してもいいのだが、それはその時に通った道なので、少し北上して道の駅一向一揆の里へ。ここもその時に来た場所だ。土産の米と、笹寿司を調達したら、今回は石川県道44号小松鳥越鶴来線で勝山を目指す……が……ん!? 視界の隅に「大日川ダム天端道路は通れません」と映ったような……この先はダムの東を抜けているんだよな……と、念のためナビでダム付近の道をアップにしてみると、西から東に天端道路を抜けるコースになっている。んなぁ!? まぁ、酷道巡りをしていると「通れない」は珍しくないんだが。しかし、少し戻る形で西に抜ける道、石川県道109号阿手尾小屋線で416号に抜けられそうだ。険道レベルはそう高くなかった。

  が、そこから新俣峠(しんまたとうげ)に向けてが意外な展開。416号の酷道レベルが意外にも高い。一定間隔で退避所はあるものの、道は狭く荒れている。そしてナビでは先の道が切れている。またかよ。しかし、実際には繋がっている確信がある。と、すれば、それは極端な酷道か、新設された走りやすい道かのどっちかだ? そして境界の弁天橋へ。後者だ。センターラインはないが、退避所がいらないくらいに広くて路面がよい。これまた、崖を駆け下っていくような楽しいつづら折り。そういえば、最近になって長年の不通区間が整備されたというのはココだったのか。つうても、この交通量で冬には通れない道の片側だけ快走できてもなぁ、などと勝手に思いながら勝山市に到着。

  勝山では予定どおりに給油。タンクの底まで使えばギリ帰れそうだが、燃料メータがゼロのまま100キロ以上走るのは精神衛生上悪い。185円。ここんとこ高いちゃー高いが、リッター20キロも走るからね。以前乗っていたテンロクのエクサが12キロだったことや、インフレ、そもそも単なる遊びでコロがしていることを考えりゃ、文句をいうのはお門違いだ。

  そして今回のクライマックス。温見峠(ぬくみとうげ)越えだ。以前に「今度は逆方向に走りに来るかな」などと書いたが、個人的に「行きと戻りは別の道」という考えを持っている。必要な運転操作も、見える景色も違ってくるからだ。

  157号で大野市を抜けると、157号は「麻那姫湖(まなひめこ)」方面と表示されている。そこに「岐阜」の文字はない。それは圧倒的に正しいw。あれは一般人が通るべき道ではない。ズンズンと進むが、意外なほど快走路が続く。あれ、もう峠まで10キロしかないぞ……と思った辺りで待望の酷道区間が現れた。やはり逆走だと印象が違う。前回、少し怖かったのは温見峠に近い部分で、山肌に沿って荒れた路面を降りる区間だったのだが、今回は登り。あー、なんか、ヤバくなってきたぞ、と思った矢先……

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  同好(たぶん)発見w。いや、そのクルマでここには来んやろw。つうか、一瞬ロードブラスターの鏡のシーンかと思ったわ。ちょっと広い部分だったので、スムーズに離合できたが、しばらくニヤニヤが止まらなかったではないか。しばらくして温見峠に到着。登山客が下りてきていた。しばし笹寿司を食べて休憩。朝が早すぎると食事の時間がぶっ壊れるな。そしてその先へ向かう。

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  ここからが本当のクライマックス……と構えていたが、そうでもない道が続く。明確ではないが、待避できる場所が頻繁にある。酷道を走る場合、常に直前の待避可能な場所を脳内にホールドしながら走るのだが、更新間隔が短い。やはり逆走だと印象が違うのか。いや、そもそも後半はそれほど酷道レベルは高くなかったような気もするな。

  そういえば157号は長らく不通だった間、猫峠が迂回路だったらしいが、今回はそっちを通ってみるのもアリか。いや「行きと戻りは別の道」だから、157号の全区間の回収を優先すべきか……と考えていたら、今日は猫峠が通行止めだった。なんだ、そんなら迷うことないニャン。そのまま157号を回収するニャ〜ン。

  が、やはり157号は甘くなかった。最後に西に向かう倉見渓谷の区間は記憶以上の激辛だった。以前に来た時は身構えて入って即クライマックスだったが、今回はちょっと油断していたところからのクライマックスなので始末が悪い。やはり逆走だと印象が違う。待避可能の場所を脳内にホールドする時間が長すぎる。対向車が来ないことを祈りつつ、早く抜けてしまいたいけど、飛ばせば崖から「落ちたら死ぬ」というジレンマ……どうにか抜けたが、正直かなり消耗しましたわ。散々に酷道を走ってきたが五指に入る怖さだ。ここはアカン。

  「道の駅ねお」で心底の一息。ふと、休憩所のパンフレットを眺めていたら「温見峠ルート」の紹介があり「倉見渓谷は避けるべき、猫峠経由が望ましいです」との記述が。え!? 迂回路だった猫峠の方がお勧めなの!? 本線よりマシな迂回路なんてアリか……言われてみると距離は1.5倍くらいあるが、確かにマシっぽい感じだ。次があるならそっちを通ろう。

  あとはよく走る道。本巣市役所から長良川堤防道路まで裏を斜めに抜ける道を試しつつ何事もなく帰宅。総走行距離750kmオーバ。いやー、今回もよく走ったな。完全に法定労働時間基準オーバだ。オドメータは6万を超えた。しばらくドライブは夏休みか……いや、高地ならイケるのか!? さて、次はドコ行こうかしらん。

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本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
OKI (2024-06-19(Wed) 13:02)

白い車に乗り換えて、女と正面衝突しないと!(なんてw)

フルタニアン(管理人) (2024-06-20(Thu) 18:13)

マジで愛車を転がしちゃったら泣くなぁ。あんな白いワゴン乗りたくない〜w。<br>今回の倉見渓谷の区間はステージ2も真っ青でした。<br><br>ちなみに、これ、見ました?<br>http://www.itline.jp/~svx/diary/?date=20130317